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【2026年最新】WindowsでLANは繋がるのにブラウザが開かない原因と対処法【完全ガイド】

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LAN(有線)もWi-Fiも繋がっているのに、なぜかブラウザだけ開かない……

Windowsのタスクバーにあるネットワークアイコンは正常を示しているのに、ChromeもEdgeもFirefoxも、どのブラウザを起動しても「このページは開けません」や「インターネットに接続していません」というエラーが表示される——そんな不思議な状態に陥ったことはないでしょうか。

LANが繋がっているのにブラウザが開かない場合、問題は「ネットワーク接続」ではなく、その上位レイヤー(DNS・プロキシ・win​sockなど)にあります。コマンドをいくつか実行するだけで解決するケースがほとんどです。

この記事では、原因の診断方法から、DNSの変更・win​sockのリセット・hostsファイルの確認まで、順番に解説します。コマンドが苦手な方でも、コピー&ペーストで実行できるよう丁寧に説明しています。

📋 この記事でわかること

  • 「LAN接続OK・ブラウザNG」が発生する主な原因(DNS・win​sock・プロキシ等)
  • p​ingコマンドで原因を特定する診断方法
  • DNSサーバーをGoogle DNS(8.8​.8.8)に変更する手順
  • win​sock・TCP/IPをリセットするコマンド
  • hostsファイルの確認・マルウェアによる書き換えのチェック方法
  • ファイアウォール・VPNが原因の場合の対処法

まず原因を特定する:p​ingコマンドによる診断

対処法を試す前に、どのレイヤーで問題が起きているかを確認しましょう。コマンドプロンプトを開いて以下を順番に実行します。

コマンドプロンプト(管理者権限)の開き方

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「Windows PowerShell(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」をクリック
  3. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」→「はい」をクリック

診断コマンドの実行と判断

Step 1:ルーターへの接続確認

p​ing 192​.168.1.1

→ 成功すれば、ローカルネットワーク(LAN)は正常です。

Step 2:インターネット(IPレベル)への到達確認

p​ing 8.8​.8.8

→ 成功すれば、インターネット接続自体は正常。これが通れば問題はDNSかブラウザ固有の設定です。

Step 3:DNSによる名前解決の確認

p​ing google.com

→ Step 2は成功したのにこれが失敗する場合、DNS障害が原因です。まずDNS変更(後述)を試してください。

診断結果の解読

p​ing 8.8​.8.8 p​ing google.com 原因と対処法
成功 成功 ブラウザ固有の問題 → プロキシ設定・拡張機能を確認
成功 失敗 DNS障害 → DNSを8.8​.8.8に変更
失敗 失敗 win​sock破損またはプロキシ遮断 → wins​ock resetを実行

原因①:DNS障害(最も多い原因)

「p​ing 8.8​.8.8は通るが、p​ing google.comは失敗する」場合はDNS障害が原因です。インターネットのIPアドレスは繋がっているのに、ドメイン名(google.com等)をIPアドレスに変換する「名前解決」に失敗しています。

DNSサーバーをGoogleのDNS(8.8​.8.8)に変更する手順

  1. スタートボタンを右クリック → 「ネットワーク接続」をクリック
  2. 「ネットワークとインターネットの設定」画面が開く
  3. 使用中のアダプタ(「イーサネット」または「Wi-Fi」)を選択
  4. 「編集」または「ハードウェアのプロパティ」をクリック
  5. 「IPv4 DNS サーバーの割り当て」に以下を入力:
    • 優先DNSサーバー: 8.8​.8.8(Google)
    • 代替DNSサーバー: 8.8.4.4(Google)または 1.1.1.1(Cloudflare)
  6. 「保存」または「OK」をクリック
💡 コマンドで変更する方法(管理者コマンドプロンプト):
DNS変更コマンド例:nets​h interface ip set dns "イーサネット" static 8.8​.8.8
その後に:ipcon​fig /flushtdns でDNSキャッシュをリセットします。

原因②:win​sock・TCP/IPスタックの破損

win​sockとは、Windowsのソケット通信(アプリがインターネットに接続するための基盤)を管理する機能です。Windows Updateの失敗やソフトのアンインストール後に破損することがあり、ブラウザからのHTTP/HTTPS通信が通らなくなります。

win​sockリセットの手順

  1. スタートボタンを右クリック → 「コマンドプロンプト(管理者)」を選択
  2. 以下のコマンドを入力してEnterを押す:
    nets​h wins​ock reset
  3. 「win​sock カタログは正常にリセットされました」と表示されたら成功
  4. 必ずPCを再起動する

TCP/IPスタックもリセットする場合

win​sockリセットと合わせて以下も実行すると効果的です:

  • nets​h int ip res​et(TCP/IP設定リセット)
  • nets​h winh​ttp reset proxy(プロキシリセット)
  • ipcon​fig /flushtdns(DNSキャッシュ削除)
  • ipcon​fig /releaseipcon​fig /renew(IPアドレス再取得)

実行後は必ずPCを再起動してください。

⚠️ 注意:これらのコマンドはネットワーク設定を初期化します。VPNやプロキシの設定も削除されます。会社PCでVPN接続が必要な場合は、リセット後に再設定が必要です。

GUIでWindowsネットワークをリセットする方法(コマンド不要)

  1. 「設定」→「システム」→「ネットワークとインターネット」を開く
  2. 「ネットワークの詳細設定」をクリック
  3. 「ネットワークのリセット」をクリック
  4. 「今すぐリセット」→「はい」をクリック
  5. PCが自動的に再起動される

原因③:プロキシ設定の残留

会社のネットワーク用のプロキシ設定が自宅環境でも残っていたり、VPNソフトが設定したプロキシが残っていたりすると、ブラウザの通信がそのプロキシサーバー経由になり、繋がらなくなります。マルウェアがプロキシ設定を書き換えるケースもあります。

Windowsの設定からプロキシをオフにする

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」を開く
  2. 「設定を自動的に検出する」以外をすべてオフにする
  3. 「プロキシサーバーを使う」がオンの場合はオフにする
  4. 保存してブラウザを再起動する

Chromeの拡張機能を無効化して確認

  1. Chromeのアドレスバーに chrome://extensions/ と入力
  2. VPN・プロキシ系の拡張機能を全てオフにする
  3. シークレットモード(Ctrl+Shift+N)でブラウザを開いて試す(拡張機能が無効な状態で確認できる)

原因④:hostsファイルの書き換え(マルウェアの疑い)

Windowsにはhostsというファイルがあり、ここに書かれたドメインはDNSよりも優先されます。マルウェアがこのファイルを書き換えて特定サイトへのアクセスをブロックしたり、偽サイトに誘導したりすることがあります。

hostsファイルの場所と確認方法

hostsファイルは以下の場所にあります:

C:WindowsSystem32driversetchosts

  1. スタートメニューで「メモ帳」を検索する
  2. メモ帳を右クリック → 「管理者として実行」する
  3. 「ファイル」→「開く」をクリック
  4. アドレスバーに上記のパスを入力して「hosts」ファイルを選択

正常なhostsファイルの内容

デフォルトでは以下の行のみが存在します:

  • 127.0.0.1 localhost
  • ::1 localhost

これ以外に不審な行(google.comや主要サイトが別IPに設定されている等)がないか確認してください。不審な行が見つかった場合は削除して保存し、ウイルス対策ソフトで全体スキャンを実施してください。

原因⑤:ファイアウォール・セキュリティソフトによる遮断

ウイルス対策ソフトやWindowsファイアウォールがブラウザの通信をブロックしているケースもあります。

一時的にウイルス対策ソフトを無効化して確認

  1. タスクトレイのウイルス対策ソフトアイコンを右クリック
  2. 「保護を一時停止」または「シールドをオフ」を選択(製品により名称が異なる)
  3. ブラウザで接続できるか確認
  4. 確認後は必ずウイルス対策ソフトを再度有効化する

ウイルス対策ソフトを無効にすると接続できる場合、そのソフトのHTTPS検査機能やファイアウォール設定が原因です。ブラウザを「例外設定」に追加するか、HTTPS検査機能をオフにしてください。

ソフト名 確認箇所
Norton 「スマートファイアウォール」→ 例外設定
McAfee 「Webおよびメール保護」→「ファイアウォール」
Kaspersky 「保護」→「ファイアウォール」→「アプリケーションルール」
Avast 「保護」→「ファイアウォール」→「アプリケーション設定」
ESET 「設定」→「パーソナルファイアウォール」

原因⑥:VPNによる干渉

VPNを切断した後もDNS設定やルーティング情報が残り、通常のブラウザ通信を妨げることがあります。

VPN関連の対処手順

  1. VPNソフトを完全に終了する(タスクトレイから確認)
  2. 管理者コマンドプロンプトで ipcon​fig /flushtdns を実行
  3. 続いて nets​h wins​ock reset を実行
  4. PCを再起動する
  5. デバイスマネージャー → 「ネットワークアダプター」でVPN関連の仮想NICを右クリック → 「無効化」する

ブラウザの再インストール

特定のブラウザだけが開かない場合(EdgeやFirefoxは正常)は、そのブラウザ固有の問題です。

まず別のブラウザで試す(重要な診断)

  • Chromeが開かない → EdgeやFirefoxで試す
  • 全ブラウザが開かない → OSレベル(DNS・win​sock)の問題
  • 特定ブラウザだけ → そのブラウザの設定・拡張機能の問題

Chromeを完全再インストールする手順

  1. 「設定」→「アプリ」→「Google Chrome」→「アンインストール」
  2. エクスプローラーで以下のフォルダを削除(AppData は隠しフォルダ):
    ユーザーフォルダ内の AppData > Local > Google > Chrome
    ユーザーフォルダ内の AppData > Roaming > Google > Chrome
  3. Microsoft EdgeなどでChromeの公式サイトにアクセスしてインストーラーをダウンロード
  4. インストール後に動作を確認する

対処法を試す推奨順序まとめ

順序 対処法 難易度 効果が高い原因
1 p​ingで診断(8.8​.8.8 → google.com) ★☆☆ 全般
2 DNS変更(8.8​.8.8)+ ipcon​fig /flushtdns ★★☆ DNS障害
3 nets​h wins​ock reset + 再起動 ★★☆ win​sock破損
4 nets​h winh​ttp reset proxy ★☆☆ プロキシ残留
5 hostsファイルの確認・不審行の削除 ★★☆ マルウェア被害
6 ウイルス対策ソフトの一時無効化で確認 ★☆☆ セキュリティソフト誤検知
7 VPN・仮想NICを無効化 ★★☆ VPN干渉
8 ブラウザの完全再インストール ★★☆ ブラウザ固有の破損
9 Windowsネットワークのリセット(GUI) ★☆☆ 設定総合的な破損

よくある質問(FAQ)

Q. p​ingコマンドとは何ですか?初心者でも使えますか?

A. p​ingは指定したIPアドレスやサーバーに「応答できますか?」と問い合わせるシンプルなコマンドです。管理者コマンドプロンプトに「p​ing 8.8​.8.8」と入力してEnterを押すだけで使えます。「Reply from 8.8​.8.8」と表示されれば成功(通信できている)です。

Q. nets​h wins​ock resetを実行すると何かデータが消えますか?

A. ファイルやアプリのデータは消えません。ただし、VPN設定やカスタムプロキシ設定はリセットされます。実行後はPCの再起動が必要で、VPNは再設定が必要になる場合があります。

Q. 会社のPCで同じ問題が起きた場合はどうすればいいですか?

A. 会社PCの場合はIT管理者に相談することをお勧めします。特にDNS変更やネットワークリセットは、会社のポリシーに従って実施する必要があります。

Q. スマートフォンのテザリングではブラウザが使えるのに、PCのLANでは使えない場合は?

A. PCのネットワーク設定に問題があることがほぼ確定です。win​sockリセットとプロキシリセットから試してみてください。テザリングに切り替えて使えるということはハードウェアの故障ではありません。

Q. Windowsを再起動すれば直りますか?

A. 一時的なDNSキャッシュの問題やwin​sockの軽微なエラーは再起動で直ることがあります。まず再起動から試して、それでも症状が続くようであれば本記事の手順を試してください。

Q. hostsファイルに不審な内容があった場合、ウイルス感染の可能性がありますか?

A. 可能性があります。hostsファイルの書き換えはマルウェアが行う典型的な攻撃の一つです。不審なエントリを削除した後、必ずウイルス対策ソフトで全体スキャンを実施してください。

まとめ

「WindowsでLANは繋がるのにブラウザが開かない」問題は、初見では原因が分かりにくいですが、p​ingコマンドで診断すれば原因を素早く絞り込めます。

最初に試すべき3ステップ:

  1. p​ing 8.8​.8.8p​ing google.com で問題の場所を特定
  2. DNSを8.8​.8.8に変更してDNSキャッシュをリセット
  3. nets​h wins​ock reset を実行してPCを再起動

これらの対処法で多くのケースが解決します。それでも改善しない場合は、hostsファイルの確認、ウイルス対策ソフトの一時無効化、ブラウザの完全再インストールへと進んでください。

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