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【2026年最新】Excelで「このファイルは壊れているため開けません」エラーの修復方法【完全ガイド】

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大切なExcelファイルを開こうとしたら「このファイルは壊れているため開けません」というエラーが出た——そんな経験はありませんか?重要なデータが入ったファイルが突然開けなくなると、本当に焦りますよね。

でも、諦めるのはまだ早いです。Excelには標準の修復機能が搭載されており、適切な手順を踏むことでデータを救出できるケースが多くあります。

この記事では、Excelファイルが壊れる原因から、今すぐ試せる具体的な修復手順、さらにはファイル破損を防ぐための日常的な対策まで、順を追って完全解説します。

この記事でわかること

  • Excelファイルが壊れる7つの主な原因
  • 標準搭載の「開いて修復する」機能の使い方
  • 自動回復ファイルの探し方
  • .xlsxを.zipに変換して修復する方法
  • GoogleスプレッドシートやOffice Onlineを使ったデータ救出法
  • クラウドのバージョン履歴から復元する方法
  • 再発防止のためのバックアップ・保存設定

まずこれを確認!作業前の大前提

必ず元のファイルをコピーしてから修復作業を行ってください。修復に失敗した場合でも、オリジナルが残っていれば別の方法を試すことができます。コピーを作ってから、以下の手順を順番に試しましょう。

Excelファイルが壊れる主な7つの原因

原因1: 保存中の強制終了・電源断

Excelでファイルを保存している最中に、PCの電源が落ちたりExcelが強制終了したりすると、ファイルへの書き込みが中途半端な状態で止まります。.xlsxファイルは内部的にZIPアーカイブ形式になっており、書き込み途中で中断されるとZIPの構造自体が壊れ、次回開こうとした際に「ファイルは壊れています」と判断されます。

原因2: ファイル転送時の破損

メールの添付ファイル、USBメモリへのコピー、ネットワーク共有フォルダ経由の移動などで、転送途中に接続が切れたりネットワークエラーが発生したりすると、ファイルが不完全な状態で保存されます。特にUSBメモリを「安全な取り外し」を行わずに抜いた場合にリスクが高まります。

原因3: クラウド同期の競合

OneDrive・Dropbox・Google Driveなどのクラウドストレージとの同期中にExcelでファイルを編集すると、競合が発生することがあります。特に複数のデバイスで同時に同じファイルを開いて編集した場合、元のファイルが壊れるケースがあります。

原因4: ウイルス・マルウェア感染

ランサムウェアはファイルを暗号化して使えなくします。また、セキュリティソフトがウイルスと誤検知してファイルを改変した結果、開けなくなるケースもあります。

原因5: ディスクの容量不足・ハードウェア障害

保存先ドライブの空き容量が不足していると、ファイルを書き込む途中でディスクがフルになりファイルが壊れます。HDDの物理的な不良セクタやSSDのNANDフラッシュの劣化(書き込み回数制限)によっても同様の問題が起きます。

原因6: Excelバージョン・互換性の問題

Excel 2007以降の.xlsx形式(Open XML形式)と古い.xls形式の間で互換性の問題が生じることがあります。また、LibreOffice CalcやApple NumbersなどExcel以外のソフトで保存されたファイルが、Excelの仕様と微妙に異なるXML構造を持っているため「壊れている」と判断されることもあります。

原因7: ファイル名・パスの問題

ファイルパスや名前に特定の特殊文字(バックスラッシュ、スラッシュ、コロンなど)が含まれていると、Excelが正常に読み込めないことがあります。Windowsの260文字のパス制限に引っかかっている場合も同様です。

修復方法①:Excelの「開いて修復する」機能(最初に試すべき)

Excelに標準搭載されている修復機能です。軽度の破損に対して最も効果的な方法です。

  1. Excelを起動します(新規のブックが開いた状態にする)
  2. 画面左上の「ファイル」タブをクリック
  3. 左側メニューの「開く」をクリック
  4. 「参照」をクリックしてエクスプローラーを開く
  5. 破損したファイルを選択(この時点ではまだ「開く」ボタンをクリックしない
  6. 「開く」ボタンの右側にある小さな「▼(下向き矢印)」をクリック
  7. ドロップダウンメニューから「開いて修復する」を選ぶ
  8. ダイアログが表示されたら「修復」をクリック(まずこちらを試す)
  9. 修復が完了したら、必ず別名で保存(Ctrl+Shift+S)してください

「修復」で開けなかった場合は、同じ手順で「データの抽出」を選択します。数式は失われて値のみになることがありますが、データは救出できます。

修復方法②:自動回復ファイルを探す

Excelには「自動回復」機能があり、定期的にファイルのバックアップを自動保存しています。このファイルから復元できることがあります。

自動回復ファイルの保存場所(Windows)

エクスプローラーで以下のパスを確認してください:

  • C:¥Users¥[ユーザー名]¥AppData¥Roaming¥Microsoft¥Excel¥
  • C:¥Users¥[ユーザー名]¥AppData¥Local¥Microsoft¥Office¥UnsavedFiles¥

「AppData」フォルダは隠しフォルダです。エクスプローラーの「表示」→「隠しファイル」にチェックを入れると表示されます。

Excelの「保存されていないブックの回復」機能を使う

  1. Excelを開き「ファイル」→「情報」を開く
  2. 「ブックの管理」をクリック
  3. 「保存されていないブックの回復」を選択
  4. 一覧から対象ファイルを探して開く

自動回復の保存先を確認する方法

  1. 「ファイル」→「オプション」をクリック
  2. 「保存」タブを開く
  3. 「自動回復用ファイルの場所」に表示されているパスを確認

修復方法③:.xlsxを.zipに変換して修復する

.xlsxファイルは内部的にZIP形式です。拡張子を変更することで内部ファイルを直接確認・修復できます。

  1. 破損した.xlsxファイルを必ずコピーして別フォルダに置く
  2. エクスプローラーで「表示」→「ファイル名拡張子」にチェックを入れる
  3. コピーしたファイルの拡張子を「.xlsx」から「.zip」に変更
  4. 変更したZIPファイルをダブルクリックで開く

正常なファイルであれば以下のフォルダ構造が確認できます:

  • xl/ フォルダ(ワークシートのデータが含まれる)
  • xl/worksheets/(sheet1.xml, sheet2.xmlなど)
  • xl/workbook.xml(ブック全体の設定)
  • [Content_Types].xml

ZIPとして展開できた場合は、各シートのXMLファイル(sheet1.xmlなど)をテキストエディタで開いてデータを確認できます。VS Codeで開くとXMLのエラー箇所がハイライト表示されます。

修復後の手順:

  1. 修正したXMLファイルを元の展開フォルダに上書き保存
  2. 展開フォルダの中身(xl/, _rels/, [Content_Types].xmlなど)を全選択してZIP圧縮
  3. ZIPファイルの拡張子を「.xlsx」に変更
  4. Excelで開いて確認

注意:フォルダをそのままZIPにするのではなく、中身のファイル・フォルダを選択してZIPにすることが重要です。フォルダごとZIPにするとパスが一段深くなり正しく開けません。

修復方法④:Googleスプレッドシートで開く

GoogleスプレッドシートはExcel形式を独自のエンジンで読み込むため、Excelが開けないファイルでも開けることがあります。

  1. ブラウザでGoogleドライブ(drive.google.com)にアクセス
  2. 「新規」→「ファイルのアップロード」で破損した.xlsxファイルを選択
  3. アップロード完了後、ファイルを右クリック→「アプリで開く」→「Googleスプレッドシート」
  4. データが表示されれば成功
  5. 「ファイル」→「ダウンロード」→「Microsoft Excel (.xlsx)」で再保存

一部の書式やマクロは失われる可能性がありますが、データの救出には非常に有効な方法です。

修復方法⑤:Microsoft Office Onlineで開く

Office OnlineはWebブラウザで動作するExcelで、インストール版とは異なるエンジンを使っているため、壊れたファイルを開けることがあります。

  1. ブラウザでOneDrive(onedrive.live.com)またはOffice.comにアクセス
  2. Microsoftアカウントでログイン
  3. 「アップロード」→「ファイル」で破損ファイルをアップロード
  4. アップロードしたファイルをクリックして開く
  5. 開けた場合は「ダウンロード」でローカルに保存

修復方法⑥:クラウドのバージョン履歴から復元する

OneDrive・SharePoint・GoogleドライブなどのクラウドストレージにはバージョN履歴機能があります。過去の正常なバージョンに戻すことができます。

OneDriveのバージョン履歴を使う方法

  1. OneDriveのWebサイト(onedrive.live.com)にアクセス
  2. 対象ファイルを右クリック→「バージョン履歴」を選択
  3. 過去のバージョンが一覧表示される(無料プランは30日間保存)
  4. 復元したいバージョンの「復元」をクリック

Excelアプリからバージョン履歴を確認する方法

  1. 「ファイル」→「情報」を開く
  2. 「バージョン履歴」をクリック
  3. 過去のバージョン一覧が表示される
  4. 復元したいバージョンをクリックして「復元」ボタンを押す

Googleドライブのバージョン履歴

  1. Googleドライブでファイルを右クリック
  2. 「バージョンを管理」を選択
  3. 過去30日分または100バージョンまで履歴が保存されている
  4. 復元したいバージョンを選択

修復方法⑦:ディスクエラーの修復(CHKDSK)

ファイルそのものではなくディスクのエラーが原因の場合に有効です。

  1. スタートメニューで「cmd」と検索→右クリック→「管理者として実行」
  2. 以下のコマンドを入力(Cドライブの場合):
    chkdsk C: /f /r
  3. 再起動が必要と言われたら「Y」を入力し再起動
  4. チェック・修復完了後、再度ファイルを開いてみる

修復方法の成功率比較まとめ

優先順位 方法 難易度 特に有効なケース
1 「開いて修復する」機能 ★☆☆ 軽度の破損
2 自動回復ファイルを探す ★☆☆ 未保存データの救出
3 クラウドのバージョン履歴 ★☆☆ クラウド保存していた場合
4 Googleスプレッドシートで開く ★☆☆ Excelが開けないファイル
5 Office Onlineで開く ★☆☆ 別エンジンで開く
6 .xlsxを.zipに変換して修復 ★★☆ ZIP構造が残っている場合
7 XMLの直接編集 ★★★ エラー箇所が特定できる場合
8 CHKDSK ★★☆ ディスクエラーが原因の場合

ファイル破損を防ぐための日常的な対策

対策1: 自動回復の設定を最適化する

  1. 「ファイル」→「オプション」→「保存」タブを開く
  2. 「次の間隔で自動回復用データを保存する」:チェックON、間隔を5分に設定(デフォルトは10分)
  3. 「保存しないで終了した場合、最後に自動回復されたバージョンを保存する」:チェックON

対策2: OneDriveの自動保存(AutoSave)を活用する

OneDriveフォルダ内にExcelファイルを保存すると、画面左上に「自動保存」スイッチが表示されます。これをONにすると変更のたびにリアルタイムでOneDriveに保存され、バージョン履歴も自動で保持されます。

対策3: USBメモリの正しい使い方

USBメモリからExcelを直接開いて編集するのは避け、一度PCのローカルドライブにコピーしてから開きましょう。作業後にUSBにコピーし直し、取り外す際は「ハードウェアを安全に取り外す」を使うことが重要です。

対策4: こまめな手動保存とバージョン管理

作業中は定期的にCtrl+Sで保存する習慣をつけましょう。重要な編集前には「ファイル名_20260225.xlsx」のように日付を付けた別名で保存しておくと、万が一の際に前の版に戻せます。

対策5: Windowsのファイル履歴を設定する

  1. 「設定」→「システム」→「記憶域」→「バックアップオプション」を開く
  2. 「ドライブの追加」で外付けHDDやUSBメモリを選択
  3. 「自動的にファイルをバックアップする」をONにする
  4. バックアップ間隔(1時間ごとなど)を設定

対策6: ディスクの健康状態を定期チェック

無料ツール「CrystalDiskInfo」でドライブの健康状態を確認できます。「注意」や「異常」と表示されたら速やかにバックアップを取り、ドライブの交換を検討してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 「修復」で開いたがデータの一部が消えていた

A. 修復時に一部のデータや書式が失われることがあります。修復レポートで失われた内容を確認し、バージョン履歴や自動回復ファイルから補完を試みてください。

Q2. ファイルを開くと「修復されました」と表示されるが問題ない?

A. 修復された内容に問題がなければ、そのファイルを別名で保存してください。元のファイルは念のため保管しておくことをおすすめします。

Q3. ネットワークドライブ上のファイルが突然開けなくなった

A. VPN接続の切断・再接続を試してください。次に、ネットワークドライブのマッピングを一度切断して再接続します。それでも開けない場合は、ファイルをローカルにコピーしてから開いてみてください。「~$」で始まるロックファイルが残っている可能性もあるので、サーバー管理者に確認を依頼しましょう。

Q4. 拡張子を.zipに変えても展開できない場合は?

A. ファイルのZIP構造自体が完全に壊れている場合は展開できません。Googleスプレッドシートやサードパーティ製修復ツール(Stellar Repair for ExcelやDataNumen Excel Repairなど)を試してみてください。

Q5. ランサムウェアに暗号化されたファイルは修復できる?

A. ランサムウェアによる暗号化の場合、上記の方法では修復できません。クラウドのバージョン履歴(暗号化前のバージョン)を探すか、セキュリティ専門家に相談することをおすすめします。身代金の支払いは推奨できません。

Q6. Excelファイルのサイズが0バイトになっていた

A. 0バイトのファイルはデータが何も書き込まれていない状態です。この場合、修復は難しいですが、自動回復ファイルやバージョン履歴から以前の版を探すことが有効です。

Q7. MacのExcelでも同じ方法で修復できる?

A. 「開いて修復する」機能はMac版Excelでも同様に利用できます(「開く」ダイアログで同様の操作)。自動回復ファイルの保存先はMacの場合「~/Library/Containers/com.microsoft.Excel/Data/Library/Preferences/AutoRecovery/」になります。

Q8. 修復ツールを使う際の注意点は?

A. まず無料体験版でプレビューしてから、有料版の購入を検討してください。個人・機密情報を含むファイルをオンラインサービスに送るのは避け、ローカルで動作するツールを選ぶことをおすすめします。

Q9. マクロ(.xlsmファイル)が壊れた場合も同じ方法で修復できる?

A. 基本的な修復方法は同じです。ただしマクロ(VBAコード)は修復過程で失われることが多いです。マクロのコードを別途バックアップしておくことを推奨します。

Q10. 修復後に同じエラーが再発する場合は?

A. ディスクの問題(不良セクタ)が原因で再発している可能性があります。CrystalDiskInfoでディスクの健康状態を確認し、CHKDSKを実行してディスクエラーを修復してください。症状が続く場合はディスク交換を検討してください。

まとめ

Excelで「このファイルは壊れているため開けません」というエラーが出た場合の対処手順は以下の通りです:

  1. 必ず元ファイルをコピーしてから作業開始
  2. Excelの「開いて修復する」機能を最初に試す
  3. 修復できなければ自動回復ファイルを探す
  4. クラウドのバージョン履歴から旧バージョンを復元する
  5. GoogleスプレッドシートまたはOffice Onlineで開いてみる
  6. それでもダメなら.xlsxを.zipに変換して内部を確認・修復

最も重要なのは、日頃からOneDriveの自動保存やWindowsのファイル履歴を活用してバックアップを取っておくことです。この記事の手順を参考に、大切なExcelデータを守ってください。

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