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MacでCommand+Spaceキーを押してもSpotlightが開かない、あるいは検索しても結果が何も出てこない、という状況に遭遇したことはありませんか?普段から頻繁に使う機能だからこそ、突然使えなくなると非常に困りますよね。
この問題はインデックスの破損・未完了、プライバシー設定での除外、ショートカットの競合など、複数の原因によって起こります。本記事では、原因の特定方法から確実な修復手順まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
この記事でわかること
- MacのSpotlight検索が表示されない・動かない主な原因
- インデックスを再構築して検索を復活させる手順
- プライバシー設定で除外されているフォルダの確認と解除方法
- ターミナルコマンドを使った確実な修復方法
- ショートカットキーが効かない場合の対処法
- macOSアップデート後に発生しやすい問題への対応策
MacのSpotlightとは?基本的な役割と仕組み
Spotlightは、macOS標準搭載の高速検索エンジンです。アプリ・ファイル・フォルダ・メール・連絡先・カレンダー・Webサイトなど、Mac上のあらゆる情報を瞬時に検索できる機能で、多くのMacユーザーが日常的に活用しています。
呼び出し方法は主に2つあります。
- キーボードショートカット:Command(⌘)+ Space
- メニューバーの虫眼鏡アイコン:画面右上の虫眼鏡をクリック
Spotlightの裏側では、mds(Metadata Server)というプロセスが常時稼働し、ディスク上のすべてのファイル情報をインデックス(索引)として保存しています。検索時はこのインデックスを参照することで高速な検索を実現しています。
インデックスが壊れたり、構築中だったり、あるいは誤った設定でフォルダが除外されていたりすると、検索結果が正しく表示されなくなります。
Spotlight検索が表示されない・動かない主な原因
原因1:インデックスの破損・未完了
Spotlightのインデックスデータベース(.Spotlight-V100)が何らかの理由で壊れると、検索結果が表示されなくなります。
特に以下のタイミングで発生しやすいです。
- macOSのアップデート直後
- Macを強制終了した後
- ディスク容量が極端に少ない状態が続いた後
- サードパーティ製クリーナーアプリ(CleanMyMac等)がキャッシュを削除した後
また、macOSのアップデート直後はインデックスが自動的に再構築されますが、この再構築が完了するまで(場合によっては数時間)検索結果が出ない・少ない状態になります。これは正常な動作ですが、ユーザーからはトラブルに見えます。
原因2:プライバシー設定でフォルダ・ドライブが除外されている
Spotlightには「検索対象から除外するフォルダ・ドライブ」を設定できる「プライバシー」機能があります。誤ってホームフォルダや起動ドライブ全体をここに追加してしまうと、対象のファイルが一切検索にヒットしなくなります。
意図せず除外に追加されるケースとしては:
- 外付けドライブを接続したときに自動追加される
- 以前の設定がそのまま残っている
- 他のユーザーが設定を変更した
原因3:Spotlightのショートカットが無効・競合している
「Command+Space」が効かない場合、ショートカット設定が原因のことがあります。
- キーボード設定でSpotlightのショートカットキーが削除・変更されている
- Alfredなど、同じショートカットを使うランチャーアプリをインストールしている
- 他のアプリがCommand+Spaceを優先的に取得している
原因4:mds(Metadata Server)プロセスの停止・クラッシュ
Spotlightの中核プロセスであるmdsが何らかの原因でクラッシュしていると、インデックスの参照ができず検索が動作しません。通常は自動再起動されますが、稀に手動での対処が必要になります。
原因5:macOSアップデート後の不具合
macOS Ventura、Sonoma、Sequoiaなどへのアップデート後に、Spotlightが正常に動作しなくなる不具合が一時的に報告されることがあります。
- アップデート後にインデックスが自動再構築されるが途中で止まる
- Command+Spaceが全く反応しなくなる
- 特定のカテゴリ(アプリ、書類など)だけ検索できなくなる
原因6:ディスク容量の不足
Macの内蔵ストレージの空き容量が極端に少ない(10GB以下など)場合、Spotlightがインデックスファイルを保存できず、正常に機能しなくなることがあります。
【手順1】まず試すべき基本的な対処法
Macを再起動する
一時的なソフトウェアの不具合であれば、Macを再起動するだけで解決することが多いです。特にmdsプロセスのクラッシュが原因の場合、再起動で自動的に復旧します。
- 画面左上のAppleメニュー()をクリック
- 「再起動…」を選択
- 再起動後、Spotlightが動作するか確認
しばらく待ってみる(アップデート直後)
macOSアップデート直後はインデックスを再構築中のため、検索結果が出ない・少ない状態が続くことがあります。数時間〜半日ほど待ってから再度試してみてください。
インデックス構築中かどうかは、アクティビティモニタで「mds_stores」または「mdworker」プロセスのCPU使用率が高いことで確認できます。
【手順2】ショートカットキーの確認と再設定
Spotlightのウィンドウ自体が開かない場合(Command+Spaceが効かない場合)は、まずショートカット設定を確認しましょう。
設定確認の手順
- Appleメニュー → 「システム設定」を開く
- 左サイドバーから「キーボード」をクリック
- 右側の「キーボードショートカット…」ボタンをクリック
- 左のリストから「Spotlight」を選択
- 「Spotlight検索を表示」の行を確認する
チェックが外れている場合は再度チェックを入れ、ショートカットキーが正しく設定されているか確認します(デフォルトはCommand+Space)。
他のアプリとの競合を確認する
Alfredなどのランチャーアプリが同じCommand+Spaceを使っている場合、どちらかのショートカットを変更する必要があります。
- Spotlightを優先したい場合:Alfredの設定でショートカットキーを「Command+Option+Space」などに変更する
- Alfredを優先したい場合:Spotlightのショートカットを変更または無効化する
【手順3】プライバシー設定でフォルダが除外されていないか確認する
これはSpotlightの検索結果が「出ない」または「特定のファイルが見つからない」ときに真っ先に確認すべき設定です。
確認・解除の手順
- Appleメニュー → 「システム設定」を開く
- 左サイドバーの「Siriとspotlight」(または「Spotlight」)をクリック
- 下部の「Spotlightのプライバシー…」をクリック
- 表示されたリストを確認する
このリストに「Macintosh HD」(起動ドライブ)やホームフォルダが入っている場合、そのドライブやフォルダ全体が検索対象外になっています。
除外を解除する手順:
- 解除したい項目をクリックして選択
- リスト左下の「−(マイナス)」ボタンをクリックして削除
- 削除後、自動的にその範囲のインデックス再構築が開始される
【手順4】GUIでSpotlightインデックスを再構築する(最も確実な方法)
インデックスの破損が原因の場合、インデックスを一度削除して再構築することで問題が解決します。GUIから操作できる最も安全な方法をご紹介します。
起動ドライブをプライバシーリストに追加してから削除する方法
- Appleメニュー → 「システム設定」→「Siriとspotlight」→「Spotlightのプライバシー…」を開く
- 左下の「+(プラス)」ボタンをクリック
- Finder画面が開くので、左サイドバーから「Macintosh HD」(起動ドライブ)を選択して「選択」をクリック
- 確認ダイアログが表示されたら「OK」をクリック(リストに追加される)
- 追加されたMacintosh HDを選択した状態で、「−(マイナス)」ボタンをクリックして削除
- 「Spotlightはこのドライブのインデックスを再作成します」というメッセージが表示されればOK
この操作により、Spotlightが起動ドライブ全体のインデックスを一から再構築します。ディスク容量やデータ量によっては数時間かかる場合があります。インデックス再構築中は、検索結果が不完全な状態になりますが、完了すれば正常に戻ります。
【手順5】ターミナルコマンドで強制的にインデックスを再構築する
GUIの方法でうまくいかない場合や、より確実に再構築したい場合はターミナルを使います。少し専門的に見えますが、手順通りに操作すれば難しくありません。
基本コマンドでの再構築
- Finderで「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く(またはSpotlightで「ターミナル」と検索)
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押す
インデックスを完全削除して再構築:
sudo mdutil -E /
管理者パスワードを求められたら入力します(入力中は画面に何も表示されませんが、正常です)。
実行後に以下のメッセージが表示されれば成功です:
/:
Indexing enabled.
インデックスの状態を確認するコマンド
mdutil -s /
このコマンドで現在のSpotlightインデックスの状態を確認できます。
- 「Indexing enabled.」→ 正常に有効
- 「Indexing disabled.」→ インデックスが無効化されている
- 「Scan base time:」という表示 → インデックス構築中
mdsプロセスを手動で再起動する
sudo killall mds
mdsプロセスを強制終了すると、自動的に再起動されます。インデックス自体の再構築は行わず、プロセスのみ再起動する方法です。軽度の不具合に有効です。
Spotlightの有効化・無効化コマンド
# Spotlightを一時的に無効化
sudo mdutil -d /
# 再度有効化する
sudo mdutil -i on /
一度無効化してから有効化することで、インデックスのリセットに近い効果が得られる場合があります。
【手順6】Spotlightの検索カテゴリ設定を確認する
「Spotlight自体は起動するが、特定のカテゴリ(アプリ、書類、メールなど)が検索結果に出てこない」という場合は、検索カテゴリの設定を確認しましょう。
- Appleメニュー → 「システム設定」→「Siriとspotlight」を開く
- 「Spotlightの検索結果」セクションを確認する
- 表示させたいカテゴリ(「アプリケーション」「書類」「フォルダ」「メール」など)にチェックが入っているか確認する
- チェックが外れていれば再度チェックを入れる
意図せずカテゴリのチェックが外れていることで、そのカテゴリのアイテムが検索結果に出てこなくなります。特に「アプリケーション」にチェックがないとアプリが全く検索できません。
【手順7】セーフモードで起動してテストする
サードパーティアプリとの競合が疑われる場合(CleanMyMac、Alfred等をインストール後から問題が発生した場合)、セーフモードで起動することで問題の切り分けができます。
セーフモードの起動方法
Apple Siliconの場合(M1/M2/M3/M4 Mac):
- Macをシャットダウンする
- 電源ボタンを長押しして「起動オプションを読み込んでいます」が表示されるまで待つ
- 起動ボリュームを選択してShiftキーを押しながら「続ける」をクリック
Intel Macの場合:
- Macを再起動する
- 起動音が聞こえたら(または起動直後から)Shiftキーを押し続ける
- ログイン画面に「セーフブート」と表示されたら手を離す
セーフモードでSpotlightが正常に動作する場合、特定のサードパーティアプリが原因です。該当するアプリを一時的に無効化または削除して確認してください。
症状別チェックリスト
| 症状 | 疑われる原因 | まず試すべき対処法 |
|---|---|---|
| Command+Spaceで何も起動しない | ショートカット設定の問題・競合アプリ | システム設定でショートカット確認 |
| Spotlightは開くが検索結果が全く出ない | インデックス破損・プライバシー除外 | プライバシー設定確認 → インデックス再構築 |
| 一部のファイルだけ見つからない | 特定フォルダがプライバシーリストに入っている | プライバシー設定でリストを確認・削除 |
| アプリが検索結果に出ない | 検索カテゴリの設定 | 「アプリケーション」カテゴリのチェックを確認 |
| アップデート直後から検索が遅い・少ない | インデックス再構築中 | 数時間待つ |
| 外付けドライブ内のファイルが出ない | 外付けドライブがプライバシーリストに入っている | プライバシー設定から外付けドライブを削除 |
| iCloud上のファイルが検索できない | iCloud DriveがSpotlightの対象外 | プライバシー設定を確認・iCloudの同期状態確認 |
macOSバージョン別の注意点
macOS Ventura (13) / Sonoma (14) / Sequoia (15)
- システム設定のUIが変更され、「Spotlight」の設定場所が「Siriとspotlight」の中に統合されています
- 「Spotlightのプライバシー…」ボタンは「Siriとspotlight」設定ページの下部にあります
- macOS Sequoia(15系)では、Command+Spaceが効かなくなる不具合が報告されています。上記のインデックス再構築で多くの場合解決します
macOS Monterey (12) 以前
- 設定は「システム環境設定」→「Spotlight」からアクセスします
- 設定の場所以外は上記手順と同様に対処できます
Spotlight検索が遅い・重い場合の改善方法
Spotlightは動作するが、検索に時間がかかる場合の改善策も紹介します。
- 不要なカテゴリをオフにする:「開発者ドキュメント」「Siriの候補」など使わないカテゴリのチェックを外す
- 大きなフォルダを検索対象から除外する:仮想マシンのイメージファイルなど、大容量でSpotlightに必要のないフォルダをプライバシーリストに追加する(逆利用)
- ストレージの空き容量を確保する:Macのストレージが少ない場合は不要なファイルを削除してインデックスのパフォーマンスを改善する
- mdsインデックスが再構築されるのを待つ:重い原因がインデックス再構築中であれば、完了するまで待つしかない
よくある質問(FAQ)
Q1. インデックスの再構築中にMacを使っても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。インデックス再構築中もMacは通常通り使えます。ただし、再構築中はCPUやストレージへの負荷が高くなるため、Macが多少重く感じることがあります。再構築が完了するまでは、検索結果が不完全な場合があります。
Q2. sudo mdutil -E / を実行したら何時間もかかっています。これは正常ですか?
はい、正常です。ディスクの容量やデータ量によっては、インデックスの完全再構築に数時間かかることがあります。大量のファイルがある場合(特に開発関連のファイルやiCloud Driveの大量データ)は特に時間がかかります。Macは使ったまま放置して問題ありません。
Q3. CleanMyMacなどのクリーナーアプリを使ったらSpotlightが壊れました。対処法は?
クリーナーアプリがSpotlightのキャッシュやインデックスを削除したことが原因と考えられます。手順4または手順5の「インデックス再構築」を実施してください。今後は、クリーナーアプリでSpotlight関連のキャッシュを削除しないよう設定することをお勧めします。
Q4. Spotlightでウェブ検索結果や計算結果が出なくなりました。
「Siriとspotlight」の設定で「Siriの提案」や「インターネット」などのカテゴリが無効になっている可能性があります。また、インターネット接続が不安定な場合もウェブ関連の結果は出なくなります。ネットワーク接続を確認し、設定のカテゴリも確認してみてください。
Q5. 外付けHDD・SSDのファイルをSpotlightで検索できません。
外付けストレージはデフォルトでSpotlightの検索対象になりますが、以下の理由で対象外になることがあります。(1) プライバシーリストに外付けドライブが追加されている、(2) 外付けドライブのインデックス構築が完了していない(新しく接続した直後など)。プライバシー設定を確認し、リストに入っていれば削除してください。
Q6. macOSを再インストールしたらSpotlightが直りますか?
ほとんどのケースでは、本記事の手順(インデックス再構築、ショートカット設定確認、プライバシー設定の見直し)で解決します。macOSの再インストールは最終手段です。まずは上記の手順を試してから判断してください。
Q7. Spotlightを完全に無効化することはできますか?
はい、ターミナルでsudo mdutil -d /を実行することでSpotlightを無効化できます。ただし、システムの検索機能が大幅に制限されるため、通常のユーザーには推奨しません。無効化後に再度有効にするにはsudo mdutil -i on /を実行してください。
Q8. Spotlightの代替アプリはありますか?
はい、AlfredやRaycastなどのランチャーアプリがSpotlightの代替として人気です。特にRaycastは無料で高機能として知られています。ただし、これらのアプリもSpotlightと同様のインデックス機能を持つため、根本的な問題(ファイルが見つからないなど)はmacOS側の設定を確認する必要があります。
まとめ:Spotlight不具合の解決フロー
MacでSpotlight検索が表示されない・動かない問題は、ほとんどの場合以下のフローで解決できます。
- まず再起動してみる → 一時的な不具合はこれで解決
- アップデート直後なら待つ → インデックス再構築中の可能性
- ショートカット設定を確認 → 「キーボード」→「Spotlight」のチェックとキー設定
- プライバシー設定を確認 → 不要な除外フォルダ・ドライブを削除
- 検索カテゴリの設定を確認 → 必要なカテゴリにチェックが入っているか
- インデックスを再構築 → GUI(プライバシーリストへの追加・削除)またはターミナル(sudo mdutil -E /)
- セーフモードでテスト → サードパーティアプリとの競合を確認
Spotlightはmacosの中核的な機能であり、一度直せばその後も安定して使えます。本記事の手順を参考に、ぜひ快適なMacライフを取り戻してください。
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