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MacBookを使っていると突然「ブーン」という大きなファンの音が鳴り始め、本体が熱くなってくることがあります。ファンがうるさいと集中力も下がり、「壊れたのでは?」と不安になる方も多いでしょう。
この記事では、Macのファンが常に高速回転する原因と今すぐできる対処法を、M1・M2・M3チップ搭載MacからIntel Macまで対応した形で解説します。
- Macのファンが高速回転する主な原因(7つ)
- アクティビティモニタでCPU使用率を確認する方法
- SMCリセット・NVRAMリセットの手順(Intel/Apple Silicon対応)
- ファンが常に回るときの設定最適化
- Apple Siliconでファンが回らない仕組み
- よくある質問(FAQ)
まず知っておきたい:Macのファンが回るのは正常?
Macのファンは、CPU・GPU・バッテリーなどの温度が上がると自動的に回転数を上げてパーツを冷却します。ある程度ファンが回るのは正常な動作です。
ただし、以下の状況が続く場合は対処が必要なサインです。
- 軽い作業中(ブラウジング、文書作成)でもファンが全力で回り続ける
- MacBook本体が異常に熱くなっている
- バッテリーの減りが急に早くなった
- 動作が重くなった(CPUが熱で制限される「サーマルスロットリング」)
M1・M2・M3チップを搭載したMacBookAir(2020年以降の一部モデル)はファンレス設計です。MacBook Airではファン音がしないのが正常で、ファンが搭載されているのはMacBook Proと一部のMacBook Airのみです。
原因①:特定のアプリ・プロセスがCPUを酷使している
最も多い原因です。バックグラウンドで動いているアプリやプロセスが、気づかないうちにCPUを大量消費していることがあります。
確認方法:アクティビティモニタを使う
Step 1:Finder → アプリケーション → ユーティリティ → アクティビティモニタを開きます。
Step 2:「CPU」タブをクリックし、「%CPU」列で降順に並び替えます。
Step 3:CPU使用率が高いプロセスを確認します。30%以上のプロセスが継続している場合は原因候補です。
Step 4:不要なプロセスを選択して「×」ボタンをクリックして終了させます。
CPUを酷使しやすい代表的なプロセス
| プロセス名 | 原因・対処法 |
|---|---|
| kernel_task | Mac本体の温度管理。他のプロセスのCPU使用を制限しているサイン。冷却が最優先 |
| mds / mds_stores | Spotlight検索のインデックス作成。しばらく待てば終わることが多い |
| Google Chrome / Safari | タブの多さ・重いページ。不要なタブを閉じる、拡張機能を無効化 |
| WindowServer | 画面描画。外部モニター接続や高解像度デスクトップが負荷になる |
| trustd / nsurlsessiond | macOSの証明書確認・通信。しばらく待てば治まることが多い |
| Photos Library | 写真ライブラリの整理・解析。バックグラウンドで数時間動くことがある |
原因②:macOSのアップデート直後の処理
macOSのアップデートをインストールした直後は、Spotlightの再インデックス・写真ライブラリの最適化・iCloudの同期など、バックグラウンドで多数の処理が動きます。これによって数時間〜半日ほどファンが高速回転することがあります。
対処法
- 電源に接続したまま、1〜2時間待つ(処理が終われば自然に収まる)
- アクティビティモニタで処理が終わったか確認する
- 深夜に充電しながら放置するのが最もスムーズ
原因③:ブラウザのタブが多すぎる・重い拡張機能
ChromeやFirefoxは特にメモリとCPUを消費します。動画自動再生・広告・JavaScriptが多いページを複数タブで開いていると、それだけでCPU使用率が50%を超えることがあります。
対処法
Step 1:不要なタブをすべて閉じます。
Step 2:Chrome拡張機能を一時無効化して確認します(設定 → 拡張機能)。
Step 3:ChromeよりCPU効率のよいSafariを主なブラウザに切り替えることを検討します。
Step 4:Chromeの「メモリセーバー」機能(設定 → パフォーマンス)をオンにします。
原因④:熱がこもる環境・排熱口のふさがり
MacBook本体の冷却効率が下がると、同じ処理量でも温度が上がりやすくなり、ファンが強く回ります。
よくある原因
- 柔らかいソファや布団の上でMacBookを使っている(底面の排気口がふさがれる)
- MacBookスタンドなしで机に直置きしている(底面と机の隙間が少ない)
- ケースが排熱を妨げている
- 長年使用でファンにほこりが溜まっている
対処法
- MacBookスタンドを使って底面を浮かせる
- 硬い平らな面(机・テーブル)の上で使う
- ケースを外した状態で試す
- 圧縮空気スプレーで排熱口のほこりを除去する(ただし保証対象外になる場合あり)
原因⑤:SMC(システム管理コントローラー)の不具合【Intel Mac】
Intel搭載のMacでは、電源・温度・ファンの制御を担うSMC(System Management Controller)が乱れると、ファンが常に最大回転で動き続けることがあります。
SMCリセットの手順(MacBook / Intel搭載モデル)
Step 1:Macをシャットダウンします。
Step 2:電源アダプターを接続します。
Step 3:Shift + Control + Option を押しながら電源ボタンを10秒間押し続けます。
Step 4:すべてのキーを離し、電源ボタンを押してMacを起動します。
SMCリセットの手順(Mac mini・iMac・Mac Pro / Intel搭載モデル)
Step 1:Macをシャットダウンします。
Step 2:電源コードを抜いて15秒待ちます。
Step 3:電源コードを再接続して5秒待ちます。
Step 4:電源ボタンを押して起動します。
M1・M2・M3チップ搭載Macにはシステム管理機能がチップに統合されており、従来のSMCリセット操作は不要です。再起動で自動リセットされます。
原因⑥:NVRAM(PRAM)の不具合
NVRAMにはディスプレイ解像度・音量・タイムゾーンなどの設定が保存されており、ここが乱れると動作に影響することがあります。
NVRAMリセットの手順(Intel搭載Mac)
Step 1:Macをシャットダウンします。
Step 2:電源を入れ、起動音が聞こえたらすぐに Option + Command + P + R を同時に押し続けます。
Step 3:約20秒後、2回目の起動音(または2回目のAppleロゴ表示)が確認できたらキーを離します。
Apple Silicon MacのNVRAMリセット
Apple Silicon MacはNVRAMリセットが自動化されており、上記の手順は不要です。通常の再起動でリセットが行われます。
原因⑦:マルウェア・不正なバックグラウンド処理
まれにマルウェアやアドウェアがCPUを消費し、ファンが高速回転することがあります。
確認・対処方法
Step 1:アクティビティモニタで見慣れないプロセス名を確認します。
Step 2:無料のMalwarebytes for Macでスキャンを実行します(https://www.malwarebytes.com/mac)。
Step 3:怪しいアプリを発見したら削除し、再起動します。
Step 4:ブラウザの拡張機能に怪しいものがないか確認します。
macOS Sequoia(2026年対応)最新の注意点
2024〜2025年にリリースされたmacOS Sequoiaでは、以下の点でファン動作に影響することが報告されています。
- iPhoneミラーリング機能がバックグラウンドで動作し続けることがある
- Apple Intelligenceの処理がCPUを消費するケースがある(特に初回設定後)
- Safari 18のWebkit処理が一部のサイトで重くなることがある
対処法:macOS Sequoiaの最新アップデートを適用することで改善することが多いです。システム設定 → 一般 → ソフトウェアアップデートで確認してください。
ファンコントロールアプリの活用
上記を試してもファンが気になる場合は、ファン回転数を手動管理できるアプリも存在します。ただし、過度にファンを下げるとMacが熱によって損傷する可能性があるため、慎重に使いましょう。
- Macs Fan Control(無料・Intel Mac向け):各ファンの回転数を細かく設定可能
- TG Pro(有料):温度モニタリングとファン制御の両方が可能
ファンコントロールアプリでファン回転数を意図的に下げることは、熱によるパーツ損傷のリスクがあります。特にApple Silicon Macには不要です。温度が高い状態でファンを制限することは避けてください。
よくある質問(FAQ)
Q1:ファンが回り始めるのは何度から?
A:Macの適正動作温度は0〜35℃(使用環境)で、CPUの内部温度が70〜80℃を超えてくるとファンが本格的に高速回転し始めます。アクティビティモニタの「CPU温度」または「iStatMenus」などのアプリで確認できます。
Q2:MacBook Airなのにファン音がする気がする。
A:2020年以降のM1/M2搭載MacBook AirはファンレスでCPUファンの音はしません。聞こえる場合は、内部ストレージ(SSD)の動作音や振動音である可能性があります。実際にファンがある場合はMacBook Proか古いIntel版MacBook Airです。
Q3:充電中だけファンがうるさい。
A:充電中はバッテリーへの電流で熱が発生するため、ファンが強くなることがあります。急速充電中や高温環境での充電時に特に顕著です。充電しながら重い作業をするのを避けるか、電源アダプターの出力を下げることも有効です。
Q4:アクティビティモニタで「kernel_task」が高い。何もしていないのに。
A:kernel_taskが高くなるのは、MacがCPU温度を下げるために意図的にCPU使用量を制限しているサインです。kernel_task自体を終了させることはできません。まず冷却環境を改善し(スタンドを使う、涼しい部屋に移動など)、温度が下がれば自然に減ります。
Q5:外部モニターに接続するとファンが回り始める。
A:外部モニター接続はGPUへの負荷が増えるため、ファンが増加するのは正常です。4Kや高リフレッシュレートのモニターほど負荷が高くなります。接続するモニターの解像度を下げるか、Display Linkアダプターの使用を見直すことで改善することがあります。
Q6:Macの修理が必要なレベルはどんな状態?
A:以下の症状が出たら修理(Apple Store/Apple正規サービスプロバイダ)への相談を推奨します。
・電源を入れた瞬間からファンが最大回転
・アクティビティモニタで何も動いていないのに温度が90℃以上
・本体が特定の場所だけ異常に熱い
・ファンから異音(カタカタ、キーキー)がする
Q7:SMCリセット後もファンがうるさい。次は何をすべき?
A:① macOSを最新版に更新 → ② Malwarebytesでマルウェアチェック → ③ NVRAM/PROMリセット → ④ macOSをクリーンインストール → ⑤ Apple Storeで診断、の順で試してください。
まとめ:Macファン高速回転の対処手順
- アクティビティモニタでCPUを大量消費しているプロセスを確認・終了
- ブラウザのタブを閉じ、不要な拡張機能を無効化
- macOSアップデート直後なら1〜2時間待つ
- 排熱環境を改善(スタンドを使う、布団の上で使わない)
- SMCリセット(Intel Macのみ)
- NVRAMリセット(Intel Macのみ)
- Malwarebytesでマルウェアスキャン
- 改善しなければApple Storeで診断
Macのファンが高速回転する原因のほとんどは、特定アプリのCPU過負荷か排熱環境の問題です。まずアクティビティモニタで原因プロセスを特定することが最短解決への近道です。
Apple Silicon(M1/M2/M3)搭載MacBook Airをお使いの方は、そもそもCPUファンが搭載されていないため、ファン音がしないのが正常です。聞こえる音が気になる場合は、Apple Storeで点検してもらうことをおすすめします。
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