Home / デザイン家電 / テレビ / テレビの異音の原因と対処|ブーン・ジー・コイル鳴き別【2026年】

テレビの異音の原因と対処|ブーン・ジー・コイル鳴き別【2026年】

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

「テレビから急にパキッと音がした」「ブーンという低い唸りが止まらない」「ジーという高い音(コイル鳴き)が気になる」。テレビの異音は、火災や故障を連想して不安になりますよね。

結論を先にお伝えします。テレビの異音は大きく分けて、(1)対処不要の「正常音」(パキッ・カチッ)、(2)経過観察でよい「コイル鳴き・トランス鳴き」(ブーン・ジー・キーン)、(3)すぐ電源を切るべき「危険音」(ボン・パン・焦げ臭い)の3グループです。まず音の種類を聞き分ければ、慌てる必要があるかどうかが一瞬で判断できます。

この記事では、テレビの異音を音の種類別(パキッ/ブーン/ジー/カチッ/キーン/ボン/ガリガリ)に分類し、それぞれの原因・危険度・直し方を解説します。さらに、検索の多い「コイル鳴き」の対策、REGZA・BRAVIA・VIERAなどメーカー別の相談先、修理か買い替えかの判断基準まで網羅しました。お使いのテレビの音がどれに当てはまるか、確認しながら読み進めてください。

この記事でわかること

  • テレビの異音7種類の「音」と原因・危険度の早見表
  • 正常な音と故障の音を3秒で見分ける方法
  • 検索の多い「コイル鳴き(ジー・キーン)」の具体的な対策
  • ブーン(電源・トランス鳴き)を小さくする5つの手順
  • REGZA・BRAVIA・VIERA・AQUOSなどメーカー別の相談先と費用目安
  • すぐ電源を切るべき「危険な異音」の見分け方
  • 修理に出すか買い替えるかの判断基準と寿命の目安
  • 本体以外(配線・アンテナ・周辺機器)が原因の音の見分け方
  • 「いつ鳴るか」で原因を絞り込むタイミング別の早見表
  • 異音を未然に防ぐ予防策と、よくある質問10問

まず確認:テレビの異音 音別・危険度の早見表

テレビの異音は、聞こえる「音」によって原因も危険度もまったく異なります。まずは下の早見表で、お使いのテレビから聞こえる音がどれに近いかをチェックしてください。各行のリンク先(本文の見出し)で、原因と直し方を詳しく解説しています。

テレビ異音の種類と原因一覧の図解
パキッ、ブーン、ジーなど、音の種類ごとに原因を切り分けます。
聞こえる音 主な原因 危険度 最初にやること
パキッ・ピシッ・ミシッ 筐体の熱膨張・収縮(きしみ) ★☆☆☆☆(安全) 対処不要・そのまま使用OK
カチッ(単発) リレー(電磁スイッチ)の正常動作 ★☆☆☆☆(安全) 対処不要・電源ON/OFFの音
ブーン・ウーン(低音) トランス鳴き・電源部のコイル鳴き ★★☆☆☆(やや注意) 電源リセット・明るさを下げる
ジー・ジジジ(高音) 高周波コイル鳴き・バックライト駆動 ★★☆☆☆(やや注意) 明るさ調整・省エネ設定の見直し
キーン(かん高い) 高周波ノイズ・コイル鳴きの一種 ★★☆☆☆(やや注意) 明るさ固定・接続機器を外す
カタカタ(継続) 冷却ファンのホコリ・軸ずれ ★★☆☆☆(やや注意) 通気口を清掃する
ガリガリ・ザザッ(音声に混入) 内蔵スピーカーの故障・接触不良 ★★★☆☆(要注意) 外部スピーカーで切り分け
ボン・パン(破裂音) 電解コンデンサの破裂・回路異常 ★★★★★(危険!) 即電源OFF・コンセントを抜く

このうち、検索でとくに多いのが「ブーン(低い唸り)」と「ジー・キーン(高い音)」です。どちらも電源回路の部品が振動する「コイル鳴き」が原因のことが多く、いきなり故障とは限りません。それぞれの直し方を順番に見ていきましょう。

正常な音と故障の音を3秒で見分ける

異音を聞いたとき、まず知りたいのは「これは放っておいて大丈夫なのか」という点です。難しい知識がなくても、次の3つのチェックで「正常」か「要注意」かをおおまかに判断できます。

チェック 正常の可能性が高い 要注意・故障の可能性
音のタイミング 電源ON/OFFの直後だけ単発(パキッ・カチッ) 映している間ずっと鳴り続ける
音の変化 大きさが変わらず、ずっと同じ程度 日に日に大きくなっている
他の症状 画面・におい・発熱に異常なし 画面のちらつき・焦げ臭い・異常な熱

つまり、「単発・変化なし・他に異常なし」なら正常の可能性が高く、「鳴り続ける・大きくなる・他の症状がある」なら点検が必要と覚えておけば十分です。とくに焦げ臭いにおいや煙、ボン・パンという破裂音があれば、迷わずすぐ電源を切ってください。これだけは別格の危険信号です。

覚えておきたい大原則:「いつもと違う音」が出ても、いきなり故障とは限りません。多くは熱膨張やコイル鳴きといった無害な現象です。ただし、においや煙・破裂音だけは例外で、即対応が必要です。

「いつ鳴るか」で原因を絞り込む(タイミング別早見表)

同じテレビでも、異音は「鳴るタイミング」によって原因が大きく変わります。音の名前(オノマトペ)だけでは判断しづらいときは、どんな場面で鳴るかを観察すると原因にぐっと近づけます。下の表で、お使いのテレビの鳴り方が当てはまる行を探してみてください。

鳴るタイミング・状況 考えられる原因 見るべきポイント
電源を入れた直後・切った直後だけ 筐体の熱膨張(パキッ)、リレー(カチッ) 単発なら正常。対処不要
電源が入っている間ずっと トランス鳴き・コイル鳴き、ファン 背面に耳を近づけ、低音か高音か確認
暗いシーン・特定の映像のときだけ バックライト駆動回路のコイル鳴き 明るさを変えて音が変わるか確認
音量を上げたときだけ大きくなる 内蔵スピーカーの故障・接触不良 ミュートで止まるか確認
特定の機器を接続したときだけ HDMI機器の電気的ノイズ・電源ノイズ 機器を1つずつ外して切り分け
画面が消える・においや煙を伴う コンデンサ破裂・回路の重大故障 確認は不要。即電源OFF

このように、「電源の前後だけ」なら正常、「映している間ずっと」ならコイル鳴きかファン、「音量に連動」ならスピーカー、と大まかに分けられます。ここで原因のあたりをつけてから、次の「音別の原因と直し方」で該当する見出しを読むと、ムダなく対処できます。

メーカーや家族に症状を伝えるときのコピペ用テンプレート

サポートに電話する前や、家族に状況を共有するときは、次の項目を埋めて伝えると一発で状況が伝わります。下のテキストをそのままコピーしてお使いください。

・メーカー/型番:(例)REGZA 〇〇
・購入時期:(例)約4年前
・聞こえる音:パキッ/ブーン/ジー/キーン/カチッ/カタカタ/ガリガリ/ボン
・鳴るタイミング:電源ON直後/映している間ずっと/暗い場面だけ/音量を上げたとき
・他の症状:画面のちらつき/におい/発熱/画面が消える(あり・なし)
・試したこと:電源リセット/明るさを下げた/省エネ設定オフ/接続機器を外した

※ とくに「鳴るタイミング」と「他の症状の有無」は、原因の特定にもっとも役立つ情報です。

音別の原因と直し方

パキッ・ピシッ音(熱膨張・冷却によるきしみ)

どんな音か

テレビの電源を入れた直後、または電源を切ってしばらく経ったときに「パキッ」「ピシッ」「ミシッ」と聞こえるケースです。1回だけのこともあれば、数分間に何度か鳴ることもあります。映している最中はほとんど鳴らないのが特徴です。

異音の種類別チェックの図解
音の出方、発生タイミング、設置環境を分けて確認します。

原因

これはテレビの筐体(外枠やフレーム)が温度変化で膨張・収縮するときに生じる音です。電源を入れると内部の基板やバックライトが発熱し、本体の温度が上がります。このときプラスチックや金属のパーツが熱でわずかに膨張し、きしみ音が出ます。逆に電源を切った後は本体が冷えて収縮するため、同じ音が出ます。木造家屋が夜中に「パキッ」と音を立てる「家鳴り」とまったく同じ原理です。

危険度:★☆☆☆☆(安全)

まったく問題ありません。どのメーカーのテレビでも起こる正常な現象で、故障ではありません。ソニー・パナソニック・シャープなど各社の公式サポートでも「正常な動作音」として説明されています。

対処法

  • 基本は対処不要です。故障ではないので修理に出す必要はありません
  • 気になる場合は、直射日光が当たらない場所へ移すと、温度変化が緩やかになり音が減ることがあります
  • 背面と壁の間に10cm以上のスペースを確保すると、放熱効率が上がり温度差が小さくなります
ポイント:パキッ・ピシッ音は温度変化による自然現象です。冬の暖房使用時や夏のエアコン使用時など、室温と本体温度の差が大きいときほど発生しやすくなります。

カチッ音(リレーの動作音)

どんな音か

電源を入れたり切ったりするとき、入力(HDMI)を切り替えるときに「カチッ」と単発で鳴るケースです。リモコン操作と連動して鳴ることが多いのが特徴です。

原因

これはテレビ内部のリレー(電磁スイッチ)が切り替わる音です。電源回路の正常な動作音で、多くのテレビで聞こえます。電源ON/OFF時や入力切替時、番組によって音声方式が切り替わるタイミングで発生します。

危険度:★☆☆☆☆(安全)

単発の「カチッ」は正常です。ただし、カチカチと短い間隔で繰り返す場合や、その直後に画面が消える場合は、電源が正常に立ち上がれず再起動を繰り返している可能性があります。後述のセルフチェックを試してください。

対処法

  • 単発のカチッは対処不要です
  • カチカチと連続し電源が入らない場合は、コンセントを抜いて2分待ち、再接続(電源リセット)を試す
  • それでも繰り返す場合は電源基板の不具合が疑われるため、メーカーに相談してください

ブーン・ウーン音(トランス鳴き・電源部のコイル鳴き)

どんな音か

電源が入っている間ずっと「ブーン」「ウーン」という低い振動音が持続するケースです。テレビの背面や底面に耳を近づけると、はっきり聞こえることが多いです。「regza 異音 ブーン」のように、機種を問わず相談の多い症状です。

原因

主な原因は電源基板内のトランス(変圧器)やコイルが振動する「トランス鳴き」「コイル鳴き」です。テレビの電源基板は、コンセントの交流(AC100V)を直流に変換します。このとき内部の鉄心やコイルが電磁力で細かく振動し、「ブーン」という低音を出します。

新品でもわずかに鳴ることはあり、その程度なら正常範囲です。ただし音が日に日に大きくなる場合は、経年劣化で部品の固定やコーティングが緩んでいる可能性があります。テレビ台との共振で音が増幅されているケースも多く、設置の工夫で改善することがあります。

危険度:★★☆☆☆(やや注意)

すぐに危険な状態ではありませんが、音が増大するなら内部部品の劣化が進んでいる可能性があります。完全に無視せず経過観察をおすすめします。

対処法(上から順に試す)

  1. 電源プラグを抜き、2分待ってから再接続する(内部回路のリセット)
  2. 画面の明るさ(バックライト)を少し下げる。消費電力が減り、トランスへの負荷が軽くなって音が小さくなることがあります
  3. テレビの下に防振パッドやインシュレーターを敷く。テレビ台との共振が原因のときに効果的です
  4. 壁掛けの場合は、取り付け金具に防振シートを挟み、壁との共振を抑える
  5. 明らかに音が大きくなってきたら、メーカーのサポート窓口に相談する

ジー・ジジジ/キーン音(高周波コイル鳴き)

どんな音か

画面が映っている間に「ジー」「ジジジ」という細かいノイズ、または「キーン」というかん高い金属音が聞こえるケースです。「テレビ コイル鳴き 対策」「テレビから 異音 ジー」「tvから異音」といった検索でもっとも多い症状で、静かな部屋ほど気になります。高周波は加齢で聞こえにくくなるため、若い人や子どもだけが気づくこともあります。

原因

これは電源基板やバックライト駆動回路のコイル・コンデンサが高い周波数で振動する「コイル鳴き」です。ブーン音より高い周波数の振動で、液晶を照らすバックライトの明るさを制御する回路で起きやすいのが特徴です。次のような状況で出やすくなります。

  • 暗いシーンを表示しているとき(バックライト出力が不安定になりやすい)
  • 省エネモードで明るさが自動調整されているとき(出力が小刻みに変動する)
  • 特定のHDMI機器(ゲーム機・レコーダー等)を接続しているとき

とくに明るさを変えると音の大きさも変わる場合は、バックライト関連のコイル鳴きである可能性が高いです。旧型の液晶(CCFLバックライト搭載機)で起きやすいものの、最新のLEDモデルでも駆動回路の状態によって発生します。

危険度:★★☆☆☆(やや注意)

機器に致命的なダメージを与えるものではありません。多くは設定変更で軽減できますが、不快な音が続くようなら点検を検討しましょう。

コイル鳴きの対策(効果が出やすい順)

  1. 画面の明るさ(バックライト)を手動で固定し、少し下げる。自動調整による出力変動が止まり、ジー・キーン音が小さくなることが多いです
  2. 省エネモード・自動明るさ調整(エコセンサー)をオフにする。明るさが小刻みに変わるのを防ぎます
  3. 「シネマ」「映画」など映像モードを切り替える。モードによってバックライト制御が変わり、音が消えることがあります
  4. 接続機器(ゲーム機・Fire TV Stick・レコーダー等)をすべて外し、テレビ単体で鳴るか確認する。外したときに止まれば、その機器や信号が原因です
  5. テレビのファームウェアを最新に更新する。明るさ制御の改善で解消する事例があります
  6. 上記で改善せず音が大きい場合は、メーカー修理(駆動基板の交換)を検討する
豆知識:コイル鳴きは「特定の明るさ・特定の映像」で起きやすい性質があります。普段の番組では鳴らないのに、ゲームや暗い映画のときだけジーと鳴る、という場合は故障ではなくコイル鳴きの可能性が高く、設定で十分に抑えられます。

コイル鳴きは「故障」なのか?知っておきたい3つの事実

コイル鳴きは相談がとても多いものの、誤解されがちな現象です。次の3点を知っておくと、修理に出すべきか落ち着いて判断できます。

  • 個体差が大きい:同じ型番でも、鳴る個体とまったく鳴らない個体があります。これは部品のごくわずかな製造ばらつきによるもので、必ずしも不良品とは限りません。
  • 多くは設定で軽減できる:前述のとおり、明るさの自動調整を止めるだけで止まることが少なくありません。「故障かも」と慌てる前に、まず設定を見直すのが近道です。
  • 新品でも保証対応の可否は分かれる:音の大きさには個人差があり、メーカーが「規定値内」と判断すると保証修理の対象外になることもあります。逆に、明らかに大きい・日に日に悪化するといった場合は無償対応になるケースもあります。購入直後で気になるなら、早めに販売店やメーカーへ相談しましょう。

つまり、コイル鳴き(ジー・キーン・ブーン)は「すぐ壊れる前兆」ではないことが多く、まずは設定と設置の工夫で付き合えるかどうかを試すのが現実的です。それでも生活に支障が出るほど大きい場合に、初めて修理・交換を検討する、という順番がおすすめです。

カタカタ音(冷却ファンの異音)

どんな音か

動作中に「カタカタ」「カラカラ」という断続的な音が続くケースです。大画面テレビや高性能モデルに多く、背面付近から聞こえます。

原因

大画面・高性能テレビには、内部の熱を逃がす小型の冷却ファンが搭載されていることがあります。このファンにホコリが溜まったり、軸がずれたりすると、回転のたびに異音が出ます。リレー音(カチッ)と違い、電源が入っている間ずっと続くのが見分けるポイントです。

危険度:★★☆☆☆(やや注意)

放置すると冷却性能が落ち、内部の温度上昇でテレビの寿命を縮める恐れがあります。早めに対処しましょう。

対処法

  • 背面の通気口をエアダスターで清掃する。ホコリ詰まりが原因ならこれで改善することが多いです
  • 壁や家具で通気口がふさがれていないか、設置の通気性を確認する
  • 清掃しても直らない場合は、ファン自体の劣化が考えられます。分解はせず、メーカーに相談してください

ガリガリ・ザザッ音(内蔵スピーカーの故障)

どんな音か

音声を出したときに「ガリガリ」「ザザッ」「ビリビリ」というノイズが混ざるケースです。特定の音量や特定の場面で強く出ることがあります。

原因

もっとも多いのは内蔵スピーカーの物理的な損傷です。スピーカーのコーン(振動板)が破れたり、ボイスコイルが変形したりすると、正常に振動できずノイズが混ざります。スピーカーとケーブルの接触不良や、外部オーディオ機器のケーブル劣化が原因のこともあります。

見分け方として、音量を上げると雑音も大きくなるならスピーカーの物理的故障の可能性が高く、音量に関係なく一定の雑音がするなら電気的ノイズ(基板側)の可能性があります。

危険度:★★★☆☆(要注意)

スピーカー故障自体に火災の危険はありませんが、放置で改善することはなく、むしろ悪化します。

対処法

  • まず外部スピーカー(サウンドバー等)を接続し、外部出力では正常に聞こえるか確認する。正常なら内蔵スピーカーの故障と判断できます
  • HDMI・光デジタル・AUXなどの接続ケーブルを別のものに交換してみる
  • テレビの設定で音声出力を「外部スピーカー」に切り替えれば、内蔵スピーカーの問題を回避して使い続けられます
  • 内蔵スピーカーの修理はメーカー依頼が基本です(個人での交換は推奨されません)

ボン・パン音(コンデンサ破裂)【危険!すぐ電源を切る】

警告:「ボン」「パン」という破裂音がしたら、内部で重大な故障が起きている可能性があります。ただちに電源を切り、コンセントを抜いてください。

どんな音か

突然「ボン!」「パン!」という破裂音がするケースです。音と同時に画面が消える、焦げ臭いにおいがする、煙が出るといった症状を伴うことがあります。

原因

これはテレビ内部の電解コンデンサが破裂・膨張した可能性を示します。電解コンデンサは電気を蓄える部品ですが、経年劣化・過電圧・過熱により内部のガスが膨張し、破裂することがあります。破裂が起きると、基板のショート、他部品への損傷拡大、最悪の場合は発煙・発火という二次被害のリスクがあります。

危険度:★★★★★(危険!)

もっとも危険な異音です。そのまま使い続けると火災の原因になりかねません。

対処法

  1. ただちに本体の電源を切る(リモコンではなく本体のボタンで)
  2. 電源プラグをコンセントから抜く
  3. 焦げ臭いにおいや煙があれば、テレビから離れて換気する
  4. 絶対に自分で内部を開けない(感電・けがの危険があります)
  5. メーカーのサポート窓口に連絡し、修理を依頼する
  6. 購入から5年以上経っている場合は、修理より買い替えのほうがコスト面で有利なことが多いです
絶対にやってはいけないこと:「もう一度電源を入れてみよう」と再起動するのは非常に危険です。内部でショートが起きた状態で通電すると、発煙・発火につながる恐れがあります。

テレビの異音 セルフチェック5ステップ

異音がしたら、修理に出す前に自分でできるチェックを行いましょう。次の5ステップで、原因が「スピーカー」「電源基板」「外部機器」「設置環境」のどれにあるかを安全に絞り込めます。危険音(ボン・パン・焦げ臭い)の場合は、このチェックより先に電源を切ってください。

異音セルフチェック手順の図解
電源、音量、外部機器、設置、再現性を安全な順番で確認します。

ステップ1:電源を入れ直す(放電リセット)

多くの不具合は再起動で解決します。リモコンの電源オフだけでは内部に電気が残るため、コンセントから抜いて放電させるのがポイントです。

  1. リモコンでテレビの電源をオフにする
  2. テレビ本体の電源プラグをコンセントから抜く
  3. そのまま2分間待つ(内部コンデンサの電気を完全に放電させる)
  4. 電源プラグを差し直す
  5. 電源を入れ、異音が消えたか確認する
なぜ2分待つのか:テレビ内部には電気を一時的にためるコンデンサが多数あります。コンセントを抜いた直後はまだ電気が残っているため、完全にリセットするには2分ほどの放電時間が必要です。

ステップ2:ミュートにして異音が続くか確認する

リモコンでミュート(消音)にして、異音が止まるか確認します。これでスピーカー由来か本体由来かを切り分けられます。

  • ミュートでも異音が続く:スピーカーではなく、電源基板・バックライト・ファンなど本体側の問題です
  • ミュートで異音が消える:スピーカー関連の問題です。音声出力設定や接続を確認しましょう

ステップ3:外部接続機器をすべて外す

接続している機器をすべて外して確認します。

  • HDMIケーブル(ゲーム機・ブルーレイレコーダー・Fire TV Stickなど)
  • USBメモリ・外付けHDD
  • アンテナケーブル
  • 光デジタル・AUXケーブル

すべて外して異音が消えた場合は、外部機器の電気的ノイズが伝わっていた可能性があります。機器を1つずつ接続し直し、どれで再発するか特定しましょう。

ステップ4:設置環境を確認する

設置のしかたが異音(とくに共振やファン異音)の原因になることがあります。次の項目をチェックしてください。

チェック項目 理想的な状態 避けたい状態
壁との距離 背面から10cm以上のスペース 壁にぴったり密着
通気口の状態 ホコリがなく空気が通る ホコリで塞がっている
室温 おおむね5〜35℃の範囲内 直射日光で40℃超え
テレビ台の安定性 平らでガタつきなし 傾いている・がたつく
電源の取り方 壁コンセントから直接接続 タコ足配線で電圧が不安定

ステップ5:ファームウェア(ソフトウェア)を更新する

テレビのソフトウェアが古いと、電力制御やファン制御に不具合が残っていることがあります。メーカーが更新で改善している場合があるので確認しましょう。

  1. リモコンで「設定」メニューを開く
  2. 「サポート」「端末情報」「システム」などを選ぶ(名称はメーカーで異なります)
  3. 「ソフトウェアアップデート」「ファームウェア更新」を選ぶ
  4. 「自動更新」がオフなら、オンにする
  5. 「今すぐ確認」を実行し、新しいバージョンがあれば適用する

※ 更新にはテレビがインターネットに接続されている必要があります。有線LANがない場合はWi-Fi設定を確認してください。

メーカー別の相談先と修理費用の目安(REGZA・BRAVIAほか)

セルフチェックでも解決しない場合は、メーカーのサポート窓口に相談しましょう。連絡前に型番・購入時期・保証書・どんな音がいつ出るかのメモを用意しておくと、状況が伝わりやすくスムーズです。

サポート連絡前の準備の図解
型番、保証書、症状メモを準備してから相談すると状況を伝えやすくなります。
注意:修理費用はテレビのサイズ・故障箇所・保証の有無で大きく変わります。下記はあくまで目安です。電話番号や受付時間は変更されることがあるため、正確な情報と見積もりは各メーカー公式サイトで必ずご確認ください。

東芝・TVS REGZA(REGZA)

「regza 異音 ブーン」のように、REGZAは異音の相談が多い人気ブランドです。多くのブーン・ジー音はコイル鳴きで設定対処が効きますが、改善しない場合は下記へ相談します。

  • サポート窓口:TVS REGZA お客様サポートセンター 0120-97-9674(フリーダイヤル)
  • 受付時間の目安:月〜土 9:00〜18:00、日祝 9:00〜17:00
  • Web修理受付REGZA修理受付ページ
  • 費用の目安:基板交換 15,000〜40,000円、スピーカー交換 8,000〜18,000円、出張費 3,300円前後
  • 保証:購入後1年間のメーカー保証(販売店の延長保証があればそちらも確認)

ソニー(BRAVIA)

  • サポート窓口:ソニーお客様相談窓口 0120-333-020(フリーダイヤル)
  • 受付時間の目安:月〜金 9:00〜18:00、土日祝 9:00〜17:00
  • Web修理受付ソニー修理のご相談ページ
  • 費用の目安:基板交換 20,000〜50,000円、スピーカー交換 10,000〜25,000円、出張費 3,500円前後
  • 保証:購入後1年間のメーカー保証。延長保証加入の有無を確認

パナソニック(VIERA)

  • サポート窓口:パナソニック修理ご相談窓口 0120-878-554(フリーダイヤル)
  • 受付時間の目安:9:00〜18:00(365日受付)
  • Web修理受付パナソニック修理サービスページ
  • 費用の目安:基板交換 18,000〜45,000円、スピーカー交換 8,000〜20,000円、出張費 3,850円前後
  • 保証:購入後1年間のメーカー保証

シャープ(AQUOS)

  • サポート窓口:シャープお客様相談室 0120-078-178(フリーダイヤル)
  • 受付時間の目安:月〜土 9:00〜18:00、日祝 9:00〜17:00
  • Web修理受付シャープ修理相談ページ
  • 費用の目安:基板交換 15,000〜40,000円、スピーカー交換 8,000〜18,000円、出張費 3,500円前後
  • 保証:購入後1年間のメーカー保証

LG

  • サポート窓口:LGカスタマーセンター 0120-813-023(フリーダイヤル)
  • 受付時間の目安:9:00〜18:00(年中無休)
  • Web修理受付LGサポートページ
  • 費用の目安:基板交換 15,000〜35,000円、スピーカー交換 8,000〜15,000円、出張費 3,300円前後
  • 保証:購入後1年間のメーカー保証

ハイセンス

  • サポート窓口:ハイセンスジャパン カスタマーサポート 0120-835-111(フリーダイヤル)
  • 受付時間の目安:9:00〜18:00(年末年始を除く)
  • Web修理受付ハイセンスサポートページ
  • 費用の目安:基板交換 12,000〜30,000円、スピーカー交換 6,000〜15,000円、出張費 3,300円前後
  • 保証:購入後3年間のメーカー保証(液晶パネルは別途規定あり)
メーカーを問わず共通:ブーンやジーなどの「コイル鳴き」は、個体差が大きく、必ずしも故障ではありません。サポートに相談する前に、本記事の「明るさを下げる」「省エネ設定をオフ」「電源リセット」を試すと、それだけで気にならなくなるケースが多くあります。

修理に出す vs 買い替えの判断基準

テレビの修理費用は安くありません。場合によっては新品を買ったほうがコスト・性能の両面で得なこともあります。下の判断基準を参考にしてください。

修理か買い替えの判断の図解
使用年数、保証、症状、見積もりをもとに修理か買い替えを検討します。
判断ポイント 修理がおすすめ 買い替えがおすすめ
購入からの年数 3年以内 7年以上
修理費用 新品価格の30%以下 新品価格の50%以上
保証の有無 メーカー保証・延長保証内 保証期間切れ
故障箇所 スピーカー・ファンなど周辺部品 メイン基板・液晶パネル
テレビの元の価格 10万円以上の高級機 5万円以下のエントリーモデル
画質・機能の満足度 いまのテレビに満足している 4K・スマートTV機能が欲しい
目安として:テレビの平均寿命は約7〜10年です。購入から7年以上経ったテレビは、修理しても他の部品が順次故障する可能性が高いため、買い替えがおすすめです。最近のテレビは省エネ性能が大きく向上しているので、電気代の節約にもつながります。

「テレビ本体の音」と「配線・環境由来の音」を見分ける

異音の原因はテレビ本体だけとは限りません。実は配線や周辺機器、設置環境が原因で「テレビから音がしている」ように聞こえるケースも少なくありません。本体を疑う前に、次の3つの「本体以外の原因」も確認しておくと、不要な修理を避けられます。

1. アンテナ・分配器まわりのノイズ

アンテナケーブルの接続が緩んでいたり、分配器やブースターの状態が悪かったりすると、回り込んだノイズが「ジー」「ザザッ」という音として聞こえることがあります。とくに音声に混じる雑音は、アンテナ系のノイズが原因のこともあります。

  • アンテナケーブルの両端(テレビ側・壁側)がしっかり奥まで差さっているか確認する
  • F型コネクター(ネジ式)の場合は、緩んでいないか手で軽く締め直す
  • ブースターの電源アダプターが、テレビと別のコンセントから取れているか確認する

2. ACアダプター・電源タップ側の唸り

「ブーン」という低音が、よく聞くとテレビ本体ではなく足元の電源タップやACアダプターから出ていることもあります。タコ足配線で複数の機器が同じタップに集まっていると、タップ自体が唸ることがあります。

  • 耳を近づけて、音源がテレビ背面なのか足元の配線まわりなのかを確認する
  • テレビを壁コンセントから直接給電し、改善するか試す
  • 劣化した古い電源タップは、雷サージ対応の新しいものへの交換も検討する

3. 周辺機器(レコーダー・ゲーム機)のファン音

テレビ台の中に置いたブルーレイレコーダーやゲーム機、Wi-Fiルーターなどのファン音や動作音が、テレビから出ているように聞こえることがあります。テレビをミュートにしても音が続くなら、まわりの機器も一つずつ電源を切って確認してみましょう。原因が周辺機器なら、テレビの修理は不要です。

確認のコツ:「音源を特定する」ことが何より大切です。スマートフォンの録音機能で異音を録り、テレビの各面・足元の配線・周辺機器に近づけながら録音すると、どこがいちばん大きく入るかで音源を絞り込めます。

テレビの異音を予防する5つの方法

異音トラブルを未然に防ぐため、日頃から次の予防策を心がけましょう。とくにコイル鳴きやファン異音は、熱と電源環境の管理で発生リスクを下げられます。テレビの異音の多くは「熱のこもり」と「振動・共振」「不安定な電源」が引き金になります。逆に言えば、この3つを抑える習慣をつけるだけで、異音の発生も部品の寿命も大きく改善できるということです。難しい作業は不要で、月1回の掃除と設置の見直しだけで十分効果があります。

テレビ異音を予防する方法の図解
放熱、掃除、配線固定、休ませる、湿気対策で異音リスクを下げます。

1. 通気口のホコリを定期的に掃除する

背面や底面の通気口にホコリが溜まると、内部温度が上がり部品の劣化が早まります。月1回程度を目安に清掃しましょう。

  • ハンディ掃除機のブラシノズルで通気口のホコリを吸い取る
  • エアダスター(圧縮空気スプレー)で詰まったホコリを吹き飛ばす
  • 画面は専用クロスで拭く(ティッシュや雑巾は傷の原因になります)

2. テレビの周囲にスペースを確保する

テレビは背面や上部の通気口から熱を逃がしています。次のスペースを確保してください。

  • 背面:壁から10cm以上
  • 左右:5cm以上
  • 上部:10cm以上(上に物を置かない)

密閉されたテレビボードの中に押し込むと熱がこもりやすいので避けましょう。

3. 電源環境を安定させる

不安定な電源は内部回路に負荷をかけ、トランス鳴きやコンデンサの劣化を早めます。

  • テレビはできるだけ壁のコンセントから直接接続する
  • タコ足配線を避ける(大型家電と同じ電源タップにつながない)
  • 雷サージ対応の電源タップを使うと、落雷時の過電圧から保護できます

4. 直射日光やエアコンの風を直接当てない

テレビは急な温度変化に弱い電子機器です。次の場所への設置は避けましょう。

  • 直射日光が長時間当たる窓際
  • エアコンの風が直接当たる位置
  • 加湿器の蒸気が当たる場所
  • キッチンの近く(油煙が通気口を詰まらせます)

5. 長期間使わないときは主電源を切る

リモコンでオフにした状態は「スタンバイ」で、完全には電源が切れておらず微弱な電流が流れ続けています。

  • 数日以上使わない場合は、主電源スイッチをオフにするかコンセントを抜く
  • スタンバイでも電力を消費するため、省エネの面でもおすすめです
  • ただし録画予約がある場合はスタンバイのままにしておく必要があります

異音の種類×危険度 まとめ比較表

最後に、テレビの異音を危険度と最初の対処の観点で一覧にまとめます。迷ったときの判断材料にしてください。

異音の危険度比較の図解
音の種類ごとに危険度と初動を整理し、迷った時の判断材料にします。
異音 危険度 推定原因 緊急度 最初の対処
パキッ・ピシッ ★☆☆☆☆ 熱膨張・冷却 なし そのまま使用OK
カチッ(単発) ★☆☆☆☆ リレーの正常動作 なし そのまま使用OK
ブーン・ウーン ★★☆☆☆ トランス鳴き・コイル鳴き 電源リセット・明るさを下げる
ジー・キーン ★★☆☆☆ 高周波コイル鳴き 明るさ固定・省エネ設定オフ
カタカタ(継続) ★★☆☆☆ 冷却ファンの異音 低〜中 通気口を清掃する
ガリガリ・ザザッ ★★★☆☆ スピーカー故障 外部スピーカーで切り分け
ボン・パン ★★★★★ コンデンサ破裂 最高(即対応) 即電源OFF → 修理必須

🛒 おすすめ関連商品

Anker Soundcore 3 スピーカー

約4,990円

内蔵スピーカーが故障したテレビの外部スピーカーに

Amazonで見る

テレビ用 防振インシュレーター

約1,500円〜

ブーンという共振音の軽減に

Amazonで見る

エアダスター(ホコリ除去スプレー)

約800円〜

ファン異音・通気口の清掃に

Amazonで見る

※ 価格は記事執筆時点の参考価格です

よくある質問(FAQ)

Q1. テレビの電源を切ったあとに「パキッ」と音がするのは故障ですか?

いいえ、故障ではありません。電源を切ると内部の温度が下がり、筐体(外枠)のプラスチックや金属パーツが収縮する際に「パキッ」「ピシッ」と音が出ます。これは正常な現象で、どのメーカーのテレビでも起こります。修理の必要はありませんので、安心してお使いください。

Q2. テレビからブーンという低い音がします。そのまま使い続けて大丈夫ですか?

ブーンという低音は、電源基板内のトランスやコイルが振動する「トランス鳴き」が原因のことが多いです。購入直後から小さく聞こえる程度なら正常範囲です。まずは電源プラグを抜いて2分待ち、再接続してください。それでも気になる場合は、画面の明るさを少し下げる、テレビの下に防振パッドを敷くと改善することがあります。音が日に日に大きくなる場合はメーカーへの相談を検討しましょう。

Q3. テレビからジーという音(コイル鳴き)がします。対策はありますか?

ジーやキーンという高い音は、電源・バックライト駆動回路のコイル鳴きであることが多く、設定で軽減できる場合が多いです。順番に、(1)画面の明るさを手動で固定して少し下げる、(2)省エネモード・自動明るさ調整をオフにする、(3)映像モードを切り替える、(4)接続機器を外して単体で確認する、(5)ファームウェアを更新する、を試してください。とくに「暗いシーンやゲームのときだけ鳴る」場合は故障ではなくコイル鳴きの可能性が高く、設定だけで止まることがよくあります。

Q4. ジーという音と一緒に画面がちらつきます。何が原因ですか?

ジー音と画面のちらつきが同時に起きる場合は、バックライトに電力を供給するインバーター(駆動回路)の不具合が疑われます。とくに旧型の液晶テレビ(CCFLバックライト搭載モデル)で起きやすい症状です。明るさを下げたり省エネモードにしたりすると一時的に軽減することがありますが、ちらつきを伴う場合は劣化が進んでいるサインなので、根本的にはメーカー修理が必要です。

Q5. テレビから「ボン」という大きな音がして電源が切れました。どうすればいいですか?

「ボン」「パン」という破裂音は、内部のコンデンサが破損した可能性を示す危険な信号です。絶対に再度電源を入れないでください。コンセントを抜いた状態でメーカーのサポート窓口に連絡してください。焦げ臭いにおいがする場合は部屋を換気しましょう。修理費用が高額になる場合は買い替えも検討してください。

Q6. テレビの異音は自分で修理できますか?

テレビの内部修理を個人で行うことは強くおすすめしません。内部には高圧回路があり感電の危険があるうえ、開けるとメーカー保証の対象外になることがほとんどです。原因を絞り込むセルフチェック(電源リセット・ミュートテスト・外部機器の切り離し)は安全に行えますが、分解を伴う修理は必ずメーカーや認定修理業者に依頼してください。

Q7. 外付けスピーカー(サウンドバー)を使えば異音は気にならなくなりますか?

スピーカーの故障(ガリガリ音・ザザッ音)が原因なら、外付けスピーカーに音声出力を切り替えることで問題を回避できます。ただし、電源基板のトランス鳴き(ブーン音)やバックライトのコイル鳴き(ジー音)など、スピーカー以外が原因の異音には効果がありません。外付けスピーカーはあくまで「スピーカー起因の異音」への対処法です。

Q8. テレビの寿命は何年くらいですか?異音は寿命が近いサインですか?

テレビの平均寿命は約7〜10年です。使用頻度や設置環境でも変わりますが、購入から7年以上経ったテレビで異音が増えてきた場合は、内部部品の経年劣化が進んでいるサインと考えられます。とくにブーン音やジー音が以前より大きくなった場合は、買い替えを視野に入れることをおすすめします。

Q9. 夜中だけテレビの異音が気になります。電源を切っているのになぜ音がするのですか?

リモコンでオフにしただけの「スタンバイ」状態では、内部に微弱な電流が流れ続けています。この電流によるわずかな発熱と冷却の繰り返しで「パキッ」「カチッ」と音が出ることがあります。これは正常な現象で危険はありません。また、夜は周囲が静かになるぶん、昼間は気づかないコイル鳴きが目立って聞こえることもあります。どうしても気になる場合は、就寝前に主電源を切るかコンセントを抜くと音は止まります(録画予約がある場合はスタンバイのままにしてください)。

Q10. 賃貸やマンションで、テレビの異音(ブーン)が隣室に響かないか心配です。

テレビ単体のコイル鳴きやトランス鳴きは音量が小さく、壁を越えて隣室に届くことはほとんどありません。ただし、テレビ台や床との共振で振動が増幅されると、低音が伝わりやすくなることがあります。心配な場合は、テレビの下に防振パッドやインシュレーターを敷き、ガタつきのない安定した台に設置してください。壁掛けの場合は、取り付け金具に防振シートを挟むと振動の伝わりを抑えられます。

まとめ

テレビの異音には、まったく心配のいらない「正常な音」から、すぐに使用をやめるべき「危険な音」まで、さまざまな種類があります。最後に、この記事のポイントを振り返りましょう。

区分 異音の種類 対応方針
安全 パキッ・ピシッ(熱膨張)、カチッ(リレー) 対処不要。正常な動作
注意 ブーン、ジー、キーン、カタカタ 設定変更・電源リセット → 経過観察
要対処 ガリガリ・ザザッ(スピーカー) 切り分け → メーカーへ修理相談
危険 ボン・パン(破裂音) 即電源OFF → 修理必須

もっとも大切なのは、音の種類を正しく聞き分けることです。「パキッ」と「ボン」は似ているようで正反対の現象で、対処も真逆です。検索の多いブーン・ジー(コイル鳴き)は、まず明るさを下げる・省エネ設定をオフにする・電源リセットを試すだけで、気にならなくなることが多くあります。

異音が気になったら、まず本記事の「セルフチェック5ステップ」を試してください。それでも解決しない場合は、REGZA・BRAVIA・VIERAなどメーカーのサポート窓口に相談しましょう。保証期間内なら無償修理が受けられる可能性もあります。そして、焦げ臭いにおいや破裂音だけは別格の危険信号です。迷わず電源を切ってコンセントを抜いてください。日頃から通気口の清掃や設置環境の見直しを心がけ、テレビを長く安全に使いましょう。

Check Also

LGテレビ(webOS)のアプリがクラッシュする・落ちる原因と解決法完全ガイド

【2026年最新版】LGテレビ(webOS)のアプリがクラッシュする・落ちる原因と解決法完全ガイド

LGのテレビでくつろぎながら動 …