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【2026年最新版】Wordで特殊記号(※〒℃№♪€)を入力する方法|記号一覧コピペ付き【完全ガイド】

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Wordで特殊記号(※〒℃№♪€など)を入力する方法【まず結論】

Wordで「※」「〒」「℃」「♪」といった特殊な記号を入力する一番速い方法は、その記号の「読み」をひらがなで打ってスペースキーで変換することです。たとえば「こめ」と打って変換すれば「※」が、「ゆうびん」と打てば「〒」が、「おんぷ」で「♪」が変換候補に出てきます。読みさえ覚えてしまえば、わざわざメニューを開かなくても本文を打つ流れのまま記号を入れられます。

読みがわからない記号や、変換候補に出てこない記号は、「挿入」タブ→「記号と特殊文字」→「その他の記号」のダイアログから探して選びます。一覧から目で見て選べるので、読み方を知らなくても確実に入力できます。さらに、文字コード(Unicode)がわかっている場合は、コードを打ってから「Alt」+「X」キーを押すだけで該当の記号に変換できます。

この記事では、IME変換で出せる記号と正しい読みの早見表、「記号と特殊文字」ダイアログの使い方、文字コードからの入力、よく使う記号のショートカット登録、相手の環境で文字化けする「環境依存文字」の注意点、そしてそのまま選んでコピーできる記号一覧まで、Wordの記号入力にまつわる疑問をまとめて解決します。

この記事でわかること

  • 「こめ」→※のように、読みを打って記号を変換で出す方法と正しい読みの一覧
  • 「記号と特殊文字」ダイアログを開いて記号を選んで入れる手順
  • 文字コードを打って「Alt」+「X」で記号に変換する方法
  • よく使う記号をショートカットや単語登録で一発入力にする方法
  • ①や㈱などの「環境依存文字」が相手の画面で化ける理由と回避策
  • 記号が変換候補に出ない・入力できないときに確認すべきポイント
  • そのまま選んでコピーできる特殊記号の一覧(読みと記号の対応つき)

Word Reading Input Kome Asterisk Yubin Postal Convert Select

この記事は2026年6月時点のMicrosoft 365版Word(Windows版)とMicrosoft IMEの画面名称をもとに解説しています。買い切り版のWord 2021/2024でも手順はほぼ共通です。Mac版での操作の違いは記事後半でまとめて紹介します。

はじめに:特殊記号は「3つの入れ方」を使い分けると速い

具体的な手順に入る前に、1つだけ知っておくと迷わなくなる前提を共有します。ここを押さえると、記事後半の「文字化け」や「変換に出ない」といったトラブルの理由もすっきり理解できます。

Wordで特殊記号を入れる方法は、大きく分けて次の3通りです。どれか1つだけ覚えるのではなく、場面で使い分けるのが効率的です。

  • ①読みを打って変換する(IME変換):「こめ」→「※」のように、記号の読みをひらがなで打ってスペースキーで変換します。よく使う記号は読みさえ覚えれば一番速い方法です。
  • ②一覧から目で選ぶ(記号と特殊文字ダイアログ):「挿入」タブのメニューから記号の一覧を開き、目的の記号をクリックして入れます。読みを知らない記号でも確実に入力できます。
  • ③文字コードから出す(コード+Alt+X):記号に割り当てられた番号(Unicode)を打って「Alt」+「X」を押すと、その記号に変わります。同じ記号を厳密に指定したいときに便利です。

この3つに加えて、頻繁に使う記号は「単語登録」や「クイックパーツ」で自分専用のショートカットを作っておくと、入力がさらに速くなります。

もう1つ大切なのが「環境依存文字」という考え方です。記号の中には、自分のパソコンではきれいに表示されても、相手のパソコンやスマートフォン、別のソフトに移すと別の文字や四角い記号(いわゆる「豆腐」)に化けてしまうものがあります。代表例が「①」や「㈱」「℡」などです。この記事では、どの記号が安全でどれが要注意なのかも整理します。

それでは、まず一番よく使う「読みを打って変換する」方法から見ていきましょう。

記号別の早見表:この読みを打てば変換で出る

まずは、ひらがなで読みを打ってスペースキーで変換するだけで出せる、代表的な記号の早見表です。下の表の「読み」をWordに打ち込み、変換キー(スペース)を何回か押すと、変換候補の中に目的の記号が表示されます。表示されないときは候補一覧を下までスクロールしてみてください。

読みは、その記号の名前や意味をそのまま打つのが基本です。たとえば「※」は「こめじるし(米印)」なので「こめ」、「♪」は音符なので「おんぷ」、というように直感的に対応しています。

記号 名前・意味 打つ読み
米印(注釈マーク) こめ
郵便記号 ゆうびん
摂氏(セ氏温度) ど / せっし
音符(8分音符) おんぷ
ユーロ記号 ゆーろ
波ダッシュ(範囲) から
± プラスマイナス ぷらすまいなす
ノットイコール のっといこーる
÷ 割り算(除算) わる
× 掛け算(乗算) かける / ばつ
ルート(平方根) るーと
☆ ★ 星(白星・黒星) ほし
● ○ ◎ 丸(黒丸・白丸・二重丸) まる
▲ △ 三角(黒三角・白三角) さんかく
§ 節記号(セクション) せくしょん
° 度(角度・温度の度)
≦ ≧ 以下・以上 いか / いじょう
無限大 むげんだい

表の読みはあくまで代表的な一例です。お使いのIMEや変換辞書の状態によっては、別の読みでも候補に出たり、逆に出にくかったりします。たとえば「ど」と打つと「℃」と「°」の両方が候補に並ぶことが多いので、目的に合うほうを選びましょう。読みで出ない記号は、次に紹介する「記号と特殊文字」ダイアログを使えば確実です。

変換のちょっとしたコツ

変換で記号を出すとき、知っておくと便利な小ワザがあります。

  • スペースキーを2回以上押す:1回目は読みの漢字変換、2回目以降で記号やカタカナの候補一覧が開きます。記号は候補の下のほうに並ぶことが多いです。
  • 候補ウィンドウの「環境依存」表示に注目:Microsoft IMEでは、変換候補の右側に「環境依存」と書かれた記号があります。これは後述する文字化けの可能性がある記号なので、メールなどに使うときは注意します。
  • 同じ読みで複数の記号が出る:「ほし」なら「☆」「★」、「まる」なら「●」「○」「◎」など、関連する記号がまとめて候補に出ます。一覧を見て選べるので、形を覚えていなくても大丈夫です。

方法1:IME変換で記号を出す(一番速い)

もっとも手早く記号を入れられるのが、読みを打って変換する方法です。本文を打っている途中でも、手を止めずにそのまま記号を差し込めます。具体的な手順を「※」を例に見てみましょう。

手順1:日本語入力(IME)をオンにする

まず、日本語が打てる状態(ローマ字や、ひらがなが入力できる状態)になっているか確認します。画面右下のIMEのアイコンが「あ」になっていれば日本語入力オンです。「A」になっている場合は「半角/全角」キーを押して切り替えます。半角英数のままだと記号の読み変換はできません。

手順2:記号の読みをひらがなで打つ

「※」を出したいときは、「こめ」とひらがなで打ちます。この時点ではまだ「こめ」という文字のままで構いません。

手順3:スペースキーで変換する

スペースキーを押すと変換が始まります。1回目で「米」などの漢字に変換されたら、もう一度スペースキーを押して候補一覧を開きます。一覧の中に「※」が表示されるので、矢印キーやマウスで選んでEnterキーを押せば入力完了です。

同じ要領で、「ゆうびん」→「〒」、「おんぷ」→「♪」、「ど」→「℃」または「°」のように、読みを変えるだけでさまざまな記号を出せます。前の早見表を手元に置いて、よく使う読みから覚えていくと効率的です。

うまく変換できないときは

読みを打っても候補に記号が出ないときは、次を確認します。

  • 候補一覧を最後までスクロールしたか(記号は下のほうに出やすい)
  • 読みが正しいか(例:「※」は「こめじるし」でも出ますが「ほしじるし」では出ません)
  • IMEの学習や辞書が乱れていないか(後述の対処法を参照)

それでも出ない記号は、無理に読みを探すより「記号と特殊文字」ダイアログを使ったほうが早くて確実です。

Word Symbol Special Character Category Filter Character Code Shortcut Register

4つの方法はどう使い分ける?(場面別の早わかり)

ここまでで「IME変換」「ダイアログ」「文字コード」「登録」という4つの入れ方の概要を見ました。実際の作業では、どれか1つだけで済ませようとせず、場面ごとに向いている方法を選ぶと一番ラクです。目安を表にまとめます。

こんなとき 向いている方法 理由
読みを知っている記号を文章中にサッと入れたい 方法1:IME変換 手を止めずに入力でき、いちばん速い
読み方がわからない・珍しい記号を探したい 方法2:ダイアログ 一覧から目で選べて確実
どの記号か厳密に指定したい・コードがわかる 方法3:文字コード よく似た記号を取り違えずに入れられる
同じ記号を何度も繰り返し使う 方法4:登録 毎回探す手間がなくなる

たとえば、報告書を1本書くだけなら「方法1の変換」と「方法2のダイアログ」の2つで十分です。一方、毎日のように同じ記号を使う定型業務なら、最初に「方法4の登録」をしておくと、その後ずっと時短になります。自分の使い方に合わせて選んでください。

方法2:「記号と特殊文字」ダイアログから選ぶ

読み方がわからない記号や、変換候補に出てこない記号は、Wordのメニューから一覧を開いて目で選びます。これがもっとも確実で、Wordに用意されているほぼすべての記号にアクセスできます。

手順1:カーソルを記号を入れたい位置に置く

まず、記号を挿入したい場所をクリックして、文字入力のカーソル(点滅する縦棒)を合わせます。ダイアログから選んだ記号は、このカーソル位置に入ります。

手順2:「挿入」タブ→「記号と特殊文字」を開く

画面上部のリボンから「挿入」タブをクリックします。右端のほうにある「記号と特殊文字」(Ω のようなアイコン)をクリックすると、小さなメニューが開きます。最近使った記号がいくつか表示されることもあります。

手順3:「その他の記号」をクリックする

メニューの一番下にある「その他の記号(M)」をクリックします。すると「記号と特殊文字」という大きなダイアログボックスが開き、記号がずらりと並んだ一覧が表示されます。

手順4:「フォント」と「種類」で目的の記号を絞り込む

記号は数が多いので、上部の絞り込み機能を使うと探しやすくなります。

  • 「フォント」欄:記号を表示するフォントを選びます。一般的な記号を探すときは「(現在選択されているフォント)」や「MS 明朝」「游明朝」などのままで問題ありません。Wingdings系を選ぶと絵記号(チェックマークやハサミなど)が出ます。
  • 「種類(subset)」欄:このメニューで「ラテン-1補助」「数学演算子」「囲み英数字」「CJK記号および句読点」などのカテゴリーを選ぶと、その仲間の記号だけに絞られます。たとえば「±」「÷」を探すなら「ラテン-1補助」、「≠」「≦」なら「数学演算子」を選ぶと一気に見つかります。

手順5:記号をダブルクリック(または選んで「挿入」)

目的の記号が見つかったら、それをダブルクリックするか、1回クリックして選んでから右下の「挿入(I)」ボタンを押します。すると、本文のカーソル位置にその記号が入ります。ダイアログは開いたままなので、続けて別の記号も挿入できます。終わったら「閉じる」をクリックします。

このダイアログには、選んだ記号の「文字コード」も表示されます。下のほうに「文字コード:203B コード体系:Unicode(16進)」のように出るので、次に紹介する文字コード入力の参考にもなります。

方法3:文字コードから入力する(コード+Alt+X)

記号には、それぞれ固有の番号(文字コード)が割り当てられています。Wordには、この番号を打ってから「Alt」+「X」キーを押すと該当の記号に変換してくれる便利な機能があります。逆に、記号の上で「Alt」+「X」を押すと、その記号の番号を確認することもできます。これはWord独自の機能で、メモ帳やブラウザでは使えません。

手順1:記号の文字コード(Unicode)を打つ

たとえば「※」の文字コードは「203B」です。Wordの本文に半角で「203B」と打ちます。コードは半角英数で入力してください。アルファベットを含むコード(たとえば「20AC」=€)もありますが、これも半角で打ちます。

手順2:打ったコードの直後で「Alt」+「X」を押す

「203B」と打ったすぐ後ろにカーソルがある状態で、「Alt」キーを押しながら「X」キーを押します。すると「203B」が「※」に変わります。これでコードからの入力は完了です。

逆に記号からコードを調べる

すでに入力されている記号の番号を知りたいときは、その記号のすぐ後ろにカーソルを置いて「Alt」+「X」を押します。すると記号が番号に置き換わるので、コードを確認できます。確認したらもう一度「Alt」+「X」を押せば、記号に戻ります。

主な記号の文字コード(Unicode・16進)は次のとおりです。コードを打って「Alt」+「X」で出せます。

記号 名前 文字コード
米印 203B
郵便記号 3012
摂氏 2103
ナンバー記号 2116
音符 266A
ユーロ 20AC
± プラスマイナス 00B1
ノットイコール 2260
× 乗算記号 00D7
÷ 除算記号 00F7
平方根 221A
白星 2606
§ 節記号 00A7

文字コードは、前述の「記号と特殊文字」ダイアログに表示されるものと同じです。よく使う記号のコードを1つ2つ覚えておくと、ダイアログを開かずにサッと入れられて便利です。

方法4:よく使う記号をショートカット登録する

同じ記号を何度も使う場合は、自分専用の入力方法を登録しておくと毎回探す手間が省けます。やり方は主に2つあります。

方法A:IMEの「単語登録」を使う

もっとも手軽なのが、Windowsの日本語入力(Microsoft IME)に記号を「単語登録」する方法です。これはWordだけでなく、メールやブラウザなどあらゆるアプリで使えるようになります。

  1. 登録したい記号(たとえば「※」)をどこかからコピーしておきます。
  2. 画面右下のIMEアイコン(「あ」または「A」)を右クリックし、「単語の追加」を選びます。
  3. 「単語」欄に記号「※」を貼り付け、「よみ」欄に自分が打ちやすい読み(例:「こめ」や「ちゅう」)を入れます。
  4. 「登録」をクリックすれば完了です。次からはその読みを打って変換すると、すぐに「※」が出ます。

自分にとって覚えやすい読みを付けられるのが利点です。たとえば注釈でよく使う「※」を「ちゅう」で登録しておけば、文章を打つ流れのまま一発で出せます。

方法B:Wordの「記号と特殊文字」からショートカットキーを割り当てる

Word内だけで使うなら、記号にキーボードショートカットを直接割り当てることもできます。

  1. 「挿入」タブ→「記号と特殊文字」→「その他の記号」でダイアログを開きます。
  2. 登録したい記号を選び、左下の「ショートカット キー(K)」ボタンをクリックします。
  3. 「割り当てるキーを押してください」の欄をクリックし、好きなキーの組み合わせ(他の機能と重ならないもの)を実際に押します。
  4. 「割り当て(A)」をクリックし、「閉じる」で確定します。

これで、設定したキーを押すだけでその記号が入力できます。ただしこの設定はWord側に保存されるため、メールや他のソフトでは使えません。複数のアプリで同じ記号を使うなら、単語登録のほうが汎用的です。

方法C:「オートコレクト」に登録する

Wordのオートコレクト機能を使うと、「決まった文字を打つと自動で記号に置き換わる」設定も作れます。記号を選んだ状態で「記号と特殊文字」ダイアログの「オートコレクト(A)」ボタンを押し、「修正文字列」に好きな短い文字列を入れて登録します。たとえば「kome」と打つと「※」に自動変換、といった使い方ができます。意図しない置き換えが起きないよう、ふだん打たない文字列にしておくのがコツです。

数学・理科でよく使う記号(±・≠・≦・≧・√など)の入れ方

報告書やレポート、テスト問題などでは、数学・理科の記号を使う場面が多くあります。これらの記号は読みでも出せますが、読みが思い出しにくいものは「記号と特殊文字」ダイアログの「種類」で「数学演算子」や「ラテン-1補助」を選ぶと一覧で見つかります。代表的なものを整理します。

  • ± (プラスマイナス):誤差や許容範囲を表すときに使います。「ぷらすまいなす」で変換、または文字コード「00B1」+「Alt」+「X」。例:「100±5mm」。
  • ≠ (ノットイコール):「等しくない」を表します。「のっといこーる」で変換、またはコード「2260」。「数学演算子」の種類に入っています。
  • ≦ ≧ (以下・以上):不等号です。「いか」「いじょう」で変換できます。なお半角の「<=」とは別の、1文字の不等号記号です。
  • × ÷ (掛ける・割る):アルファベットの「x」やスラッシュ「/」で代用せず、専用の記号を使うと見栄えがそろいます。「かける」「わる」で変換できます。
  • √ (ルート):平方根の記号です。「るーと」で変換できます。ただし「√2」のように根号の中身に線をかぶせた本格的な数式を書きたいときは、「挿入」タブの「数式」機能を使うほうがきれいに仕上がります。
  • ∞ (無限大):「むげんだい」で変換、またはコード「221E」。

記号だけで足りる簡単な式なら、ここで紹介した方法で十分です。分数や上付き・下付き、複雑な数式を整えて書きたい場合は、Wordの「数式」エディター(挿入タブ→数式)を使うと、専用のレイアウトでまとめて入力できます。

実例:こんな場面でこう入れる

記号入力は、実際の文章にあてはめてみるとイメージがつかみやすくなります。よくある3つの場面で、どう入れるかを見てみましょう。

例1:注意書きに「※」を付ける

「※価格は税込です」のように注釈を入れたいときは、行頭で「こめ」と打って変換し「※」を出してから、続けて文章を打ちます。「※」をよく使うなら、IMEに「ちゅう」などの読みで単語登録しておくと、毎回スムーズに入れられます。

例2:住所に郵便記号「〒」を付ける

宛名や住所欄では「〒100-0001」のように郵便記号を頭に付けます。「ゆうびん」と打って変換すれば「〒」が出ます。ハイフンは半角の「-」を使うと数字とのバランスがそろいます。

例3:温度や数値の範囲を書く

「保存温度は5℃〜25℃」「重量は500g±10g」のように、単位記号と範囲記号を組み合わせる場面です。「℃」は「ど」、波ダッシュ「〜」は「から」、「±」は「ぷらすまいなす」で変換できます。これらを覚えておくと、数値を扱う文書がぐっと書きやすくなります。

記号が出ない・文字化けするときの対処法

ここでは、記号入力でつまずきやすい代表的なトラブルと、その対処法を整理します。

変換候補に記号が出てこない

読みを打っても記号が候補に出ないときは、次を順に確認します。

  • 候補一覧を下までスクロールする:記号は候補の後ろのほうに並ぶため、見落としていることがあります。スペースキーを数回押して一覧を開き、最後まで確認します。
  • 読みが合っているか見直す:早見表の読みは代表例です。別の読みでも出る場合があるので、記号の名前や意味から読みを推測してみます。それでもダメなら「記号と特殊文字」ダイアログを使えば確実です。
  • IMEの変換モードを確認する:変換モードが「無変換」や英数になっていると記号変換ができません。日本語入力がオンで、一般的な変換モードになっているか確認します。

IMEの学習が乱れて変換がおかしい

以前は出ていた記号が急に出にくくなった、別の候補が先に出るようになった、という場合は、IMEの学習履歴が原因のことがあります。Microsoft IMEの設定から「学習と辞書」を開き、学習履歴の消去を試すと改善することがあります。設定の変更前後で挙動を比べてみてください。

記号が□(豆腐)や別の文字に化ける

記号が四角(□)や「・」、まったく別の文字に表示されてしまうのは、その記号が今のフォントに含まれていないか、環境依存文字を別の環境に移したためのどちらかが原因です。

  • フォントを変えてみる:記号を選択して、游明朝・MS明朝・メイリオなど、別の標準的なフォントに変えると正しく表示されることがあります。特殊な装飾フォントは記号が入っていないことがあります。
  • 環境依存文字を避ける:「①」「㈱」「℡」などは環境依存文字で、相手の環境では化けやすい記号です。次の見出しで詳しく説明します。

コピペした記号が貼り付け先で変わる

Wordで作った記号を、メールや別のソフトに貼り付けたら見た目が変わった、というのもよくある現象です。これも貼り付け先のフォントや文字の対応状況によるものです。貼り付け先で「テキストのみ保持」で貼ると書式が外れて素の文字になるので、フォント由来の崩れを切り分けやすくなります。

チェックマークや矢印など「絵記号」を入れたいとき

「※」や「℃」のような文字記号だけでなく、チェックマーク(レ点)やハサミ、電話、矢印といった「絵記号(アイコン風の記号)」を入れたい場面もあります。これらは2通りの入れ方があります。

読みで出せる絵記号

矢印などは読みで変換できます。代表的なものを挙げます。

  • 矢印:「やじるし」または「みぎ」「ひだり」「うえ」「した」と打って変換すると、→ ← ↑ ↓ などが候補に出ます。
  • チェック:「ちぇっく」と打つと、レ点やチェックマークが候補に出ることがあります。出ないときは次のフォントを使う方法が確実です。

記号用フォント(Wingdings)から出す

レ点・電話・ハサミ・封筒などのアイコン風記号は、「Wingdings」「Wingdings 2」「Webdings」といった記号専用フォントに入っています。「挿入」タブ→「記号と特殊文字」→「その他の記号」でダイアログを開き、左上の「フォント」欄でWingdingsなどを選ぶと、絵記号の一覧が表示されます。目的の記号を選んで挿入してください。

ただし、記号用フォントで入れた絵記号はそのフォントに依存します。フォントを別のものに変えると、まったく違う文字に見えてしまうことがあります。また、相手の環境にそのフォントがないと正しく表示されません。チェックマークなどを確実に伝えたい文書では、画像にする、PDFに書き出す、あるいは「レ」「○」など標準的な文字で代用する、といった配慮があると安心です。

覚えておくと便利な「読み」の考え方

記号の読みは丸暗記しなくても、ちょっとしたコツで思い出しやすくなります。基本は「その記号の名前か、意味をそのまま打つ」です。

  • 名前で打つ:「※」は米印なので「こめ」、「〒」は郵便記号なので「ゆうびん」、「♪」は音符なので「おんぷ」。記号の正式名称を知っていれば、その名前のひらがなで大体出せます。
  • 意味・用途で打つ:「÷」は割り算なので「わる」、「×」は掛け算なので「かける」、「±」はプラスとマイナスなので「ぷらすまいなす」。記号が表す動作や概念を打つ方法です。
  • 形で打つ:「☆」は星なので「ほし」、「●」は丸なので「まる」、「▲」は三角なので「さんかく」。見た目の形をそのまま打つと、関連する記号がまとめて候補に出ます。

この「名前・意味・形」の3つの切り口で読みを探せば、早見表を見なくても多くの記号にたどり着けます。どうしても出ないときだけ「記号と特殊文字」ダイアログに頼る、という流れにすると効率的です。

注意:環境依存文字は相手の画面で化けることがある

特殊記号を使うときに必ず知っておきたいのが「環境依存文字(機種依存文字)」です。これは、特定のOSや環境では正しく表示されるものの、別の環境に移すと別の文字や□に化けてしまう可能性のある文字のことです。

Microsoft IMEで変換すると、候補の横に「環境依存」と表示される文字がそれにあたります。社内文書やWordファイルを自分の中だけで使う分には問題になりにくいのですが、メールで送る、相手にファイルを渡す、Webに掲載するといった場面では、相手の画面で意図どおりに見えない恐れがあります。

特に注意したい環境依存文字の例

記号の例 内容 おすすめの代替
① ② ③ 丸数字 (1) (2) (3) など括弧書き
㈱ ㈲ 株式会社・有限会社の略号 (株) (有) や正式名称
電話記号 TEL や 電話
㍿ ㍻ 合成文字(株式会社・元号など) 文字を分けて書く
ⅠⅡⅢ ローマ数字(1文字のもの) 半角英字の I, II, III

一方で、「※」「〒」「℃」「♪」「±」「×」「÷」「☆」「●」などの基本的な記号は、現在の一般的な環境(Windows・Mac・スマートフォン)であれば、ほとんどの場合そのまま表示されます。とはいえ「絶対に化けない」とは言い切れないため、相手に確実に伝えたい重要な書類では、丸数字や合成文字のような派手な環境依存文字は避け、シンプルな表記に置き換えるのが安全です。

化けるかどうかを事前に確かめるコツ

相手の環境が分からない場合は、次のような工夫でリスクを下げられます。

  • 重要な情報(会社名・電話番号など)は記号に頼らず、文字で書く(例:「株式会社みんと」「TEL 00-0000-0000」)
  • メールはWordの装飾をそのまま貼らず、プレーンテキストで送ると崩れの原因が減る
  • WordファイルをPDFに書き出して渡すと、フォントごと固定されるため見た目が崩れにくい

Word Environment Dependent Caution Font Check Paste Destination Copy List

コピペ用:特殊記号の一覧(そのまま選んでコピー)

ここでは、実在するUnicode文字の記号をまとめました。下のボックス内の記号を選択してコピーすれば、Wordやメールにそのまま貼り付けられます。読み方や入力が思い出せないときの「お守り」として活用してください。なお、丸数字や㈱などは前述のとおり環境依存文字なので、相手に渡すときは注意してください。

注釈・記号系

※ 〒 № ℡ § ¶ † ‡ ° ‰

単位・数学系

℃ ± × ÷ ≠ ≦ ≧ √ ∞ €

図形・星・丸・三角

☆ ★ ● ○ ◎ ■ □ ◆ ◇ ▲ △ ▼ ▽

音楽系

♪ ♭ ♯

環境依存文字(相手環境で化ける可能性あり・取り扱い注意)

① ② ③ ㈱ ㈲ ㍿

読みと記号の対応も、コピペとあわせて確認できるよう一覧にしておきます。読みを打って変換する方法(方法1)とあわせて使ってください。

記号 読み 記号 読み
こめ ± ぷらすまいなす
ゆうびん × かける
ど / せっし ÷ わる
おんぷ のっといこーる
ゆーろ るーと
から ☆ ★ ほし
§ せくしょん ● ○ ◎ まる
° ▲ △ さんかく

Mac版Wordでの記号入力

Mac版のWordでも基本的な考え方は同じですが、操作キーや画面が少し異なります。

  • 読み変換:日本語入力(かな入力)で「こめ」→「※」のように変換する方法は、Windowsと同じく使えます。日本語入力に切り替えてから読みを打ち、スペースキーで変換します。
  • 記号と特殊文字:Macでは「挿入」メニューの「記号と特殊文字」や、メニューバーの「編集」→「絵文字と記号」(または「fn」キーで開く文字ビューア)から記号を探せます。文字ビューアはカテゴリー別に記号が並んでいて探しやすいです。
  • 文字コード入力:Word(Mac版)でも、コードを打って「option」+「X」で記号に変換できる場合があります。お使いのバージョンで挙動を確認してください。

環境依存文字が化けやすい点は、WindowsでもMacでも共通です。相手の環境が違う場合は、シンプルな表記に置き換える配慮が大切です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 「※」が変換で出ません。どうすればいいですか?

まず「こめ」と打ってスペースキーを2回以上押し、候補一覧を最後までスクロールしてみてください。それでも出ない場合は、「こめじるし」と打って変換する、または「挿入」タブ→「記号と特殊文字」→「その他の記号」から「※」を選んで入れる方法が確実です。文字コードから出すなら「203B」と打って「Alt」+「X」でも入力できます。

Q2. 「〒」の出し方を教えてください。

日本語入力をオンにして「ゆうびん」と打ち、スペースキーで変換すると候補に「〒」が出ます。住所の前に付ける郵便記号です。出ないときは「記号と特殊文字」ダイアログから探すか、文字コード「3012」を打って「Alt」+「X」でも入力できます。

Q3. 「℃」と「°」の違いと出し方は?

「℃」は摂氏温度を表す1文字の記号で、「ど」または「せっし」と打って変換すると出ます。「°」は角度や温度の「度」を表す記号で、こちらも「ど」と打つと候補に並びます。「ど」で変換すると両方が候補に出ることが多いので、目的に合うほうを選んでください。「25℃」のように使うのが一般的です。

Q4. 「№」(ナンバー記号)はどう入力しますか?

「№」は「ばんごう」や「なんばー」と打って変換すると候補に出ることがあります。出ないときは「記号と特殊文字」ダイアログから探すか、文字コード「2116」を打って「Alt」+「X」で入力できます。ただし「№」は環境によって見え方が変わることがあるため、相手に渡す文書では「No.」と書くほうが無難な場合もあります。

Q5. ユーロ記号「€」が出ません。

「ゆーろ」と打って変換すると「€」が候補に出ます。出ない場合は文字コード「20AC」を打って「Alt」+「X」で入力できます。英語キーボードでは別のキー操作で出せることもありますが、日本語環境では読み変換か文字コード入力が確実です。

Q6. 入力した記号が相手のパソコンで□に化けてしまいました。

これは環境依存文字を別の環境に渡したか、相手のフォントにその記号がないことが原因です。①や㈱、℡などの環境依存文字は特に化けやすいので、(1)や(株)、TELといったシンプルな表記に置き換えるのが安全です。どうしても見た目を保ちたい場合は、WordファイルをPDFに書き出して渡すと、フォントごと固定されるため崩れにくくなります。

Q7. 同じ記号を何度も使います。一発で入力できますか?

はい。IMEの「単語登録」で記号に好きな読みを付けておくと、その読みを打つだけで変換候補に出るようになります。たとえば「※」を「ちゅう」で登録しておけば一発です。Word内だけでよければ、「記号と特殊文字」ダイアログから記号にショートカットキーを割り当てる方法もあります。

Q8. 「Alt」+「X」を押しても記号に変わりません。

「Alt」+「X」はWord独自の機能なので、メモ帳やブラウザでは使えません。Wordであることを確認してください。また、文字コードを半角で打ち、そのコードのすぐ後ろにカーソルがある状態で押す必要があります。コードの後ろに余計な文字やスペースが入っていると正しく変換されません。コードと操作位置を見直してみてください。

まとめ:読みと一覧の合わせ技で記号入力は怖くない

Wordで特殊記号を入力する方法を、4つの角度から解説しました。最後に要点を整理します。

  • 一番速いのはIME変換:「こめ」→※、「ゆうびん」→〒、「おんぷ」→♪のように、読みを打ってスペースキーで変換します。よく使う記号の読みを覚えるのが近道です。
  • 確実なのは「記号と特殊文字」ダイアログ:「挿入」タブ→「記号と特殊文字」→「その他の記号」で一覧を開き、「種類」で絞り込んで選びます。読みを知らなくても入れられます。
  • 厳密に指定するなら文字コード:コードを打って「Alt」+「X」で記号に変換。Word独自の便利機能です。
  • よく使うなら登録:IMEの単語登録やWordのショートカットキー割り当てで、一発入力にできます。
  • 環境依存文字は要注意:①や㈱、℡などは相手の環境で化けることがあるため、人に渡す書類では(1)や(株)、TELなどシンプルな表記に置き換えるのが安全です。

記号が思い出せないときは、この記事のコピペ用一覧から選んで貼り付ければ大丈夫です。読み変換・ダイアログ・文字コード・登録の4つを場面で使い分ければ、Wordでの記号入力はもう迷いません。ぜひ手元のWordで一つずつ試して、自分のよく使う記号を見つけてみてください。

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