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通信の優先順位を制御してビデオ会議やゲームを優先する仕組み。限られた帯域幅を有効活用するためのルーター機能。
詳しい解説
QoSは『Quality of Service(サービス品質)』の略で、ネットワーク内の通信に優先順位を付けて重要な通信を遅延なく届ける仕組みです。家庭用ルーターでは、ビデオ会議やオンラインゲームなどの遅延に敏感な通信を優先し、バックグラウンドのクラウドバックアップやOSアップデートなどの大容量ダウンロードを後回しにする使い方が一般的です。
仕組みとしては、ルーターが通信の種類をパケットの中身やポート番号から判別し、優先度の高いパケットを先に送信キューから取り出します。具体的には『WMM(Wi-Fi Multimedia)』という規格でWi-Fi内の音声・動画優先制御が、『SQM(Smart Queue Management)』や各社独自のQoSエンジンで有線/無線全体の帯域制御が行われます。
設定面では、ルーター管理画面に『QoS設定』『帯域制御』『ゲーム優先モード』などの項目があり、端末ごと(スマホA優先、ゲーム機優先)やアプリごと(YouTube優先、Zoom優先)に優先順位を付けられます。最近のメッシュWi-Fiでは、スマホアプリから『今はゲーム優先』『今は動画優先』と切り替えられる機種も増えています。
トラブルの典型例は『家族が動画を見始めるとビデオ会議が途切れる』『ゲーム中にラグが発生する』です。これらは多くの場合、上り帯域が飽和することで発生します。QoSで会議用PCやゲーム機の優先度を上げると、他の端末の通信を自動的に絞ってくれるため改善します。
注意点として、QoSは『限られた帯域を賢く分ける』機能なので、元の回線速度が遅い場合は劇的な改善は望めません。また、設定を間違えて特定端末だけ最優先にすると、他の端末が極端に遅くなる副作用もあります。デフォルトの『自動QoS』『ゲームアクセラレーター』などプリセットを使うのが失敗しにくい選択です。
平日夜にZoom会議をしながら、子供が別室で4Kゲーム配信を始めると画面がカクつく家を想像してください。ルーターのQoS設定で会議用PCのIPアドレスを『最優先』に、ゲーム機を『通常』に設定すると、帯域不足でも会議が遮られなくなり、配信側だけ若干画質が落ちる形でバランスが取れるようになります。帯域の賢い分配がQoSの本質的な価値です。
別の呼び方
通信品質制御
帯域優先制御
Quality of Service
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