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MTU

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Wi-Fi・ネットワーク

読みエムティーユー
英語Maximum Transmission Unit

💡 ひとことで言うと

1回の通信で送れるデータの最大サイズ。値が合わないと一部サイトが表示できないなどのトラブルが起きる。

詳しい解説

MTUは『Maximum Transmission Unit(最大転送単位)』の略で、1回のネットワーク通信で送ることができるパケットの最大サイズ(バイト数)を示す値です。イーサネット通信の標準値は1500バイトで、家庭内LANの有線接続なら通常この値で動作します。

仕組みとしては、データは細かくパケットに分割されて送られ、受信側で元のデータに戻されます。MTUを超えるサイズのパケットを送ろうとすると、ルーターが『分割』する必要があり、処理が遅くなったり、設定次第ではパケットが破棄されたりします。逆にMTUを小さくしすぎると、1回に送れるデータが減ってオーバーヘッドで速度が落ちます。

設定面では、家庭用ルーターの管理画面やパソコンのネットワーク設定で調整できます。通常は『自動』または『1500』のままで問題ありませんが、PPPoE接続では1454、フレッツ光のv6プラスでは1460など、環境ごとに最適値が変わります。メーカー推奨値に合わせるのが失敗しにくい選択です。

トラブルで多いのは『特定のWebサイトが表示されない』『大きなメール添付の送受信ができない』『VPNで通信が止まる』の3パターンです。これらは多くの場合、経路途中でMTUの不一致が起きていることが原因です。コマンドプロンプトで『ping -f -l 1472 www.google.com』を実行すると、パケット分断の有無をテストできます。

診断方法として、pingで徐々にサイズを変えていき、エラーが出ないギリギリの値に28(ヘッダ分)を足すと最適MTUがわかります。Windowsでは『netsh interface ipv4 show subinterfaces』で現在のMTU値を確認できます。設定変更には管理者権限が必要で、誤った値を入れると一時的に通信できなくなるため、デフォルト値を控えてから変更するのが安全です。

📘 具体的な場面

特定のECサイトだけ画像が一部欠けて表示される家を想像してください。ブラウザや回線を変えても同じ症状で困っていたところ、ルーターのMTU値を『1492』に変更すると、画像がきれいに表示されるようになります。これはプロバイダ経路上のMTUが1492に制限されていて、1500バイトのパケットがどこかで捨てられていたことが原因でした。MTUは目に見えにくい設定ですが、通信トラブルの意外な犯人としてよく登場します。

別の呼び方

エムティーユー
最大転送単位
Maximum Transmission Unit
パケット最大サイズ

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