Home / 用語 / 配列数式

配列数式

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

Office・Microsoft

読みはいれつすうしき
英語Array Formula

💡 ひとことで言うと

Excelで、複数セルをまとめて計算する数式。1つの式で複数の結果を返せ、Microsoft 365では自動的にスピルして展開表示される。

詳しい解説

配列数式は、Excelで複数のセルの値を一度に処理し、複数の結果を返す数式のことです。従来は `Ctrl+Shift+Enter` で確定する必要があり『CSE数式』とも呼ばれてきましたが、Microsoft 365・Excel 2021以降では『動的配列』として進化し、通常のEnter確定で自動的に結果が展開(スピル)される仕組みに変わりました。

旧来の配列数式の代表例は、複数条件でのカウントや合計、範囲全体への一括処理です。例えば `{=SUM((A1:A10="東京")*(B1:B10>100)*C1:C10)}` のように書くと、東京かつB列が100超のC列値を合計できます。波括弧 `{}` は手入力ではなく、Ctrl+Shift+Enter確定時にExcelが自動で付けるものです。

動的配列時代には、新しい関数群が登場しました。FILTER(条件抽出)、SORT(並び替え)、UNIQUE(重複排除)、SEQUENCE(連番生成)、SORTBY(別キーで並び替え)などで、これらは1セルに式を書くだけで結果が必要な範囲に自動展開されます。例えば `=FILTER(A:C,B:B="東京")` と書けば、東京の行だけを別の場所に丸ごと抽出できます。

動的配列には便利な『@(アット)演算子』もあります。旧ブックとの互換性維持や、意図的に1値だけ取り出したい場合に `=@VLOOKUP(…)` のように書き、結果を単一値として扱えます。

注意点は互換性です。動的配列関数は旧Excelでは使えず、共有時に `_xlfn._xlws.FILTER` のようにエラー表示されます。社外配布ファイルには動的配列を避けるか、ファイル互換性チェックを実行しておくのが無難です。

📘 具体的な場面

従業員マスタから『部署が営業部で、かつ在籍5年以上』の人だけを別表に抽出したいとします。旧来なら複雑な配列数式かVBAが必要でしたが、Microsoft 365なら `=FILTER(A:D,(B:B="営業部")*(D:D>=5))` を1セルに入力するだけで該当者が下に自動展開されます。新しい人が追加されれば表も自動で伸び、保守不要のダイナミックな抽出リストが完成します。

別の呼び方

動的配列
スピル
CSE数式
Array Formula

関連する用語

この用語に関する関連記事

Check Also

Klipsch Reference Premiereのポートプラグ対処法

【2026年最新版】Klipsch Reference Premiereのポートプラグ対処法【完全ガイド】

Klipsch Referen …