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有機ELを用いた自発光ディスプレイ。ピクセル単位で光を制御して完全な黒と無限のコントラストを実現し、応答速度も極めて速い。
詳しい解説
OLED(Organic Light Emitting Diode、有機EL)は、電流を流すと有機材料が自ら発光する現象を利用したディスプレイ技術です。従来の液晶(LCD)がバックライトの光をカラーフィルターで遮ってピクセルを表示するのに対し、OLEDは各ピクセルが自発光するため、バックライトが不要となりパネルを極めて薄く・軽く作れます。
最大の強みはピクセルレベルの輝度制御です。黒を表示したいピクセルは完全に消灯できるため『完全な黒』を表現でき、理論上のコントラスト比は無限大(∞:1)です。液晶テレビのコントラスト比5,000:1や20,000:1とは桁違いの表現力で、暗いシーンの階調表現・星空・宇宙シーンの黒の深さなどで圧倒的な優位性を持ちます。応答速度も0.1ms以下と超高速で、残像感がほぼなくゲーミング用途にも適します。
採用製品は多岐に渡ります。テレビではLG OLED evo(WOLED技術)、SONY BRAVIA XR OLED(QD-OLED技術)、SHARP AQUOS OLEDなど高級ライン。スマートフォンではiPhone X以降の全モデル、Samsung Galaxy、Google Pixel 6以降。ノートPCではASUS ZenBook・Dell XPSなどの高級モデル。Nintendo Switch OLED、PS Portal、VRヘッドセット(Meta Quest 3S以外)など用途は広がる一方です。
弱点は3つ。①『焼き付き』(長時間同じ画面を表示すると、その絵がうっすら残る残像)は最新の対策技術で大幅改善したが、完全解決には至らない。②『ピーク輝度』は液晶のハイエンド(mini-LEDで2,000〜4,000nits)よりやや低い(1,500〜2,500nits程度)ため、直射日光下の視認性で劣る。③『価格』は液晶より3〜5割高い傾向。暗室での映画鑑賞・ゲーミングなど『黒の沈み込み』を重視する場面では最適解となる一方、明るい部屋での通常視聴では液晶のmini-LED機もコストパフォーマンスで強力な選択肢です。
リビングのテレビをLG OLED evo C4(65インチ)に変えると、映画『ダンケルク』の深夜の海上シーンで、画面の9割を占める黒い海が本当の闇として沈み、遠くに浮かぶ船の明かりだけが鮮明に光ります。液晶テレビではどうしても黒が灰色に浮いていたのが、OLEDでは漆黒のなかに一点の光が浮かぶ映画館の臨場感を自宅で再現できます。
別の呼び方
有機ELディスプレイ
Organic LED
QD-OLED
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