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明暗差を広く表現する映像規格。白飛び・黒つぶれを抑え、色域もBT.2020まで広げて肉眼に近い立体感と鮮やかさのある映像を再現する。
詳しい解説
HDR(High Dynamic Range、ハイダイナミックレンジ)は、映像や画像において明るい部分と暗い部分の表現幅を従来規格より大幅に拡張した表示技術です。従来のSDR(Standard Dynamic Range)が最大輝度100nitsを基準としていたのに対し、HDRは1,000nits以上、最新規格では10,000nitsまでの明るさを扱えます。
HDRの効果が最も分かりやすいのは、夕日・逆光・夜景のシーンです。SDRでは太陽が白く飛んだり、影が黒く潰れたりしていた部分でも、HDRでは輝きと細部を両立して表現できます。色域もsRGBからBT.2020まで拡張され、より鮮やかで自然な色再現が可能になります。
HDR規格には複数の方式が存在します。『HDR10』は最も普及した基本規格で、静的メタデータを使用し最大1,000nits程度に対応。『HDR10+』は静的HDRの上位互換でシーン別の動的メタデータに対応します。『Dolby Vision』はシーン別の動的メタデータで最大10,000nitsまで対応する高品位規格です。『HLG(Hybrid Log-Gamma)』は放送向けでBS4K・8K放送などで採用されています。
視聴には、コンテンツ・再生機器・ケーブル・ディスプレイの4点すべてがHDR対応である必要があります。テレビやモニター側はHDR対応パネル(ピーク輝度400nits以上が目安、DisplayHDR 600/1000などの認証が参考になる)、PS5などの再生機、HDMI 2.0b以上のケーブル、HDR対応コンテンツ(Netflix・Disney+・Apple TVなど)がそろうと本来の画質を体験できます。
Netflix『ストレンジャー・シングス』の終盤、夜のシーンで遠くに小さな光が光るシーンがあります。SDR画面では周囲の闇と光が団子状に潰れて見えますが、HDR10対応の4Kテレビで視聴すると、周囲の細部は深い黒で沈み、光源だけが鮮やかに光って空間の奥行きが感じられます。映画のような表現力の差は一度体験すると戻れないほど大きいものです。
別の呼び方
ハイダイナミックレンジ
High Dynamic Range
HDR映像
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