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企業や学校がスマホ・タブレットを集中管理する仕組み。アプリ配布・設定強制・リモートワイプなどを遠隔から行える。
詳しい解説
MDM(Mobile Device Management、モバイルデバイス管理)は、企業や学校が従業員・生徒のスマートフォン・タブレットを一括管理するためのシステムです。Apple、Google、Microsoftなど各社の標準規格に準拠し、管理サーバー(MDMサーバー)から遠隔でデバイスを設定・制御できます。
典型的な機能は、①アプリの一斉配布・更新・削除、②Wi-Fi・VPN・メール・証明書の自動設定、③パスコード・暗号化・カメラ禁止などのポリシー強制、④紛失時のリモートロック・リモートワイプ(データ消去)、⑤使用状況・位置情報・インベントリの監視、⑥Apple DEP/ABM経由で新品iPhoneを箱から出した瞬間に企業設定が自動適用、などです。
代表的なMDM製品には、Microsoft Intune、Jamf Pro(Apple専門)、VMware Workspace ONE、Kandji、Mosyle、IBM MaaS360、Cisco Meraki Systems Manager、などがあります。日本ではキヤノンITソリューションズのMaLion、NTT Com Optimal Biz、ソフトバンクのiPhone運用管理なども広く使われています。
導入のメリットは、①情報セキュリティの確保、②端末初期設定の自動化による運用負荷低減、③ライセンス管理・アプリ購買の集中化、④紛失・退職時の迅速なデータ保護、などです。逆にデメリットは、①個人利用(BYOD)ではプライバシーとの両立が難しい、②ライセンス費用がかかる(1台あたり月数百円程度)、③設定ミスで業務が止まるリスク、などが挙げられます。
ユーザー側から見た特徴として、『設定 → 一般 → VPNとデバイス管理』でMDMプロファイルが見えれば、そのiPhoneは会社や学校の管理下にあります。管理者の許可なしにプロファイルを削除しようとしても、DEP経由で登録された端末ではそもそも削除できない仕組みです。私物iPhoneに会社がMDMを入れる場合は、『個人領域は触らない』というルール設計がプライバシー上重要になります。
新入社員100名にiPhoneを配布する場面を想像してください。MDMを導入していなければ1台ずつ手動でメール・Wi-Fi・セキュリティアプリ・社用アプリを設定する必要があり、1台30分×100台で50時間かかります。MDMがあれば、新品iPhoneをユーザーが箱から出して電源を入れるだけで、Apple Business Manager経由でMDMサーバーから設定が自動流し込み、10分後には業務に使える状態になります。
別の呼び方
デバイス管理
企業向け端末管理
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