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PCやスマホのIPアドレスを固定(静的IP)に設定したら、突然インターネットに繋がらなくなった…という経験はありませんか?固定IPの設定ミスは非常によくあるトラブルです。この記事では、固定IPに設定してネットに繋がらなくなった原因と、正しい設定方法を徹底解説します。
- 固定IPでネット接続できなくなる4つの主な原因
- 正しい固定IP設定に必要な4つの情報
- Windows・Mac・スマホ別の正しい設定手順
- DHCPと固定IPの使い分け方
固定IPにしたらネットが繋がらなくなる主な原因
IPアドレスを手動(固定)に設定する場合は、4つの情報を正確に入力する必要があります。どれか1つでも間違えると、インターネットや他の端末と通信できなくなります。
必要な4つの設定項目
| 設定項目 | 例 | 間違えると |
|---|---|---|
| IPアドレス | 192.168.1.100 | アドレス重複・範囲外でネット不通 |
| サブネットマスク | 255.255.255.0 | ルーターと通信できない |
| デフォルトゲートウェイ | 192.168.1.1 | インターネットに出られない |
| DNSサーバー | 8.8.8.8 | URLが解決できずサイトを開けない |
原因①:IPアドレスがルーターのDHCP範囲外または重複
最も多いミスが、設定したIPアドレスがルーターの管理する範囲(DHCP割り当て範囲)と被っているケースです。ルーターが他の端末に同じIPを割り当てると「IPアドレスの競合」が発生し、どちらの端末もネットに繋がらなくなります。
解決方法
- ルーター管理画面(例:192.168.1.1)にアクセス
- 「DHCPサーバー設定」でDHCPの割り当て範囲を確認(例:192.168.1.2〜192.168.1.100)
- その範囲外のIPアドレスを固定IPとして使用する(例:192.168.1.200)
推奨:固定IPは 192.168.1.200〜254 の範囲から選ぶと、DHCP範囲と被りにくく安全です。
原因②:デフォルトゲートウェイの設定ミス
デフォルトゲートウェイはルーターのIPアドレスです。ここが間違っていると、端末はローカルネットワーク内にアクセスできても、インターネットには出られません。「接続済み」だがウェブサイトを開けない症状の主な原因です。
ルーターのIPアドレスを確認する方法
Windowsの場合:
- スタートメニューで「cmd」と検索してコマンドプロンプトを開く
ipconfigと入力してEnter(※i-p-c-o-n-f-i-gと入力)- 「デフォルトゲートウェイ」の値がルーターのIPアドレス
Macの場合:
- システム設定 → ネットワーク → 使用中のWi-Fi/有線LAN
- 「詳細」→「TCP/IP」タブで「ルーター」の値を確認
原因③:サブネットマスクの誤り
サブネットマスクはネットワークの範囲を定義します。一般的な家庭用ネットワークでは 255.255.255.0 が標準ですが、ルーターの設定と異なる値を入力するとルーターと通信できなくなります。
よくある家庭用ネットワークのサブネットマスク
| ネットワーク | サブネットマスク | 使用可能IP数 |
|---|---|---|
| 192.168.1.0/24 | 255.255.255.0 | 254台 |
| 192.168.0.0/24 | 255.255.255.0 | 254台 |
| 10.0.0.0/24 | 255.255.255.0 | 254台 |
ほとんどの家庭環境では 255.255.255.0 を使えば問題ありません。
原因④:DNSサーバーが未設定または誤り
固定IPを設定するとDHCPから自動的に渡されていたDNS情報も無効になります。DNSサーバーを設定しないか間違えると、IPアドレスは正常でもURLが解決できず、「このサイトにアクセスできません」と表示されます。
おすすめのDNSサーバー設定
| DNSサービス | プライマリ | セカンダリ |
|---|---|---|
| Google DNS | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 |
| Cloudflare DNS | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
| ルーターDNS | 192.168.1.1(例) | 省略可 |
固定IPの正しい設定手順
Windowsでの設定方法
- スタート → 設定 → ネットワークとインターネット
- Wi-Fiまたはイーサネット → 使用中のネットワークをクリック
- 「IPの割り当て」の「編集」ボタンをクリック
- 「手動」を選択してIPv4をオンにする
- 以下を入力:
- IPアドレス:例
192.168.1.200 - サブネットマスク:
255.255.255.0(プレフィックス長:24) - ゲートウェイ:ルーターのIP(例:
192.168.1.1) - 優先DNSサーバー:
8.8.8.8 - 代替DNSサーバー:
8.8.4.4
- IPアドレス:例
- 「保存」をクリック
Macでの設定方法
- システム設定 → ネットワーク
- 使用中のネットワークを選択 → 「詳細」
- 「TCP/IP」タブ → 「IPv4の設定」を「手動」に変更
- IPアドレス・サブネットマスク・ルーターを入力
- 「DNS」タブでDNSサーバーを追加(8.8.8.8など)
- 「OK」→「適用」
iPhone/iPadでの設定方法
- 設定 → Wi-Fi → 接続中のネットワーク名の「i」アイコン
- 「IPv4アドレスを設定」→「手動」
- IPアドレス・サブネットマスク・ルーターを入力
- 「DNSを設定」→「手動」→ DNSサーバーを入力(8.8.8.8)
設定後にネットが繋がらない場合のチェックリスト
- ✅ IPアドレスがルーターのDHCP範囲外か確認
- ✅ 同一IPアドレスを使っている端末が他にないか確認
- ✅ デフォルトゲートウェイがルーターのIPと一致しているか確認
- ✅ サブネットマスクが
255.255.255.0になっているか確認 - ✅ DNSサーバーに有効なアドレスが入力されているか確認
- ✅ 設定後にネットワークアダプターを無効→有効にしたか確認
DHCPに戻す方法(元の自動取得に戻す)
固定IP設定を元の自動取得(DHCP)に戻したい場合は、IPアドレスの設定を「自動」または「DHCP」に変更するだけです。
Windows:IPの割り当てを「自動(DHCP)」に変更 → 保存
Mac:IPv4の設定を「DHCPを使用」に変更 → 適用
iPhone:IPv4アドレスを設定を「自動」に変更
よくある質問(FAQ)
Q. 固定IPにする必要があるのはどんな時ですか?
A. NASやプリンター、防犯カメラなどLAN内で常に同じIPアドレスでアクセスしたいデバイスに使います。一般的なPCやスマホは自動取得(DHCP)で十分です。
Q. ルーター側で固定IPを設定する方法(DHCPバインド)もありますか?
A. はい。多くのルーターには「DHCPバインド」「MACアドレス固定割り当て」という機能があり、端末のMACアドレスに対して常に同じIPを割り当てることができます。端末側の設定は自動のままで使えるため、こちらの方が簡単でトラブルも少ないです。
Q. グローバルIPアドレスとローカルIPアドレスの違いは?
A. ここで設定する固定IPはローカルIP(192.168.x.x など、LAN内だけで使うアドレス)です。インターネット上でのグローバルIPはプロバイダーが割り当てるもので、別の話です。
Q. 同じIPアドレスを複数の端末に設定してしまった場合はどうなりますか?
A. 「IPアドレスの競合」が発生し、どちらの端末もネットに繋がらなくなります。どちらかの端末のIPアドレスを変更すれば解消します。
Q. IPv6の場合も同じ方法で設定できますか?
A. IPv6は仕組みが異なり、一般家庭ではIPv6アドレスを手動設定する機会は少ないです。基本的にはIPv4の設定で対応できます。
まとめ
固定IPにしてネットに繋がらなくなる原因は、①IPアドレスの重複・範囲外設定、②デフォルトゲートウェイの誤り、③サブネットマスクのミス、④DNSサーバーの未設定・誤り、の4つがほとんどです。
設定時は必ず「ルーターのIP(ゲートウェイ)」「サブネットマスク」「DHCP割り当て範囲外のIP」「DNSサーバー(8.8.8.8など)」の4点を正確に入力してください。設定後に接続できない場合は、一度DHCPに戻して各値を確認してから再設定するのが確実です。
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