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Wi-Fi 6対応ルーターに変えたのに速度が出ない…その理由を徹底解説
「Wi-Fi 6対応ルーターに買い替えたのに速度が上がらない」「理論値9.6Gbpsなのに100Mbpsも出ない」「Wi-Fi 6と聞いて期待したけど体感が変わらない」――Wi-Fi 6(802.11ax)に関する誤解が原因で、期待した速度を得られないケースは非常に多いです。
この記事では、Wi-Fi 6対応でも速度が出ない理由を正直に解説し、速度改善のための具体的な方法を紹介します。
- Wi-Fi 6の「理論値」と実測値の差がなぜ大きいか
- Wi-Fi 6の速度を引き出すための条件
- Wi-Fi 6で速度が出ない主な原因と対処法
- 端末側がWi-Fi 6対応かどうか確認する方法
- 速度が出ない場合の根本的な改善策
まず知っておくべき:Wi-Fi 6の理論値と実態
Wi-Fi 6の理論最大速度9.6Gbpsは、複数のアンテナ・複数の帯域・複数のストリームを理想的な環境で同時使用した場合の計算値です。家庭環境ではこの理論値に近い速度が出ることはほぼありません。
実際の家庭環境での速度目安:
- Wi-Fi 5(802.11ac):100〜300Mbps(実測)
- Wi-Fi 6(802.11ax):200〜600Mbps(実測、条件次第)
- Wi-Fi 6E(6GHz帯):500Mbps〜1Gbps以上(近距離、対応端末必要)
それでも期待より遅い場合は、以下の原因を確認してください。
Wi-Fi 6で速度が出ない主な原因
原因1:接続している端末がWi-Fi 6非対応
最も多い原因です。Wi-Fi 6ルーターに接続しても、端末(スマートフォン・PC)がWi-Fi 5や4以前の規格にしか対応していない場合、Wi-Fi 5やWi-Fi 4の速度しか出ません。
Wi-Fi 6対応を確認する方法:
- Windows 11/10:スタートメニュー→設定→ネットワークとインターネット→Wi-Fi→ハードウェアのプロパティ→「プロトコル」に「Wi-Fi 6(802.11ax)」と表示されているか確認
- iPhone:設定→Wi-Fi→接続中のネットワーク名の横の「i」マーク→「Wi-Fi規格」が802.11axかどうか確認
- Android:設定→Wi-Fi→詳細情報でネットワーク規格を確認(機種により異なる)
原因2:5GHz帯ではなく2.4GHz帯に接続している
Wi-Fi 6は5GHz帯と2.4GHz帯の両方で使えますが、高速通信に必要なのは主に5GHz帯です。SSIDが同じ名前で自動接続する設定では、端末が2.4GHz帯(遅い・遠くまで届く)を選んでいることがあります。
対処:SSIDを5GHz専用(例:「ルーター名_5G」)と2.4GHz用(「ルーター名_2.4G」)に分けるか、5GHz帯のSSIDに手動で接続する。
原因3:ルーターとの距離・壁などの障害物
5GHz帯は2.4GHz帯に比べて壁や障害物に弱く、距離が離れると急激に速度が低下します。部屋が離れている・コンクリート壁を挟んでいる・複数階にまたがって使用しているなどの場合、Wi-Fi 6の性能を発揮できません。
原因4:インターネット回線自体の速度が遅い
Wi-Fi 6ルーターを使っても、インターネット回線が遅ければWi-Fiで高速化しても意味がありません。ISP(プロバイダ)のPPPoE混雑・回線の帯域制限が原因で、速度が出ないケースがあります。有線でPCを接続して速度を計測し、回線自体の速度を確認してください。
原因5:MU-MIMO・OFDMA機能が活かされていない
Wi-Fi 6の特長であるMU-MIMO(複数端末への同時通信)やOFDMA(効率的な周波数利用)は、多数のWi-Fi 6対応端末が同時に接続している場合に効果を発揮します。端末が1〜2台しかない場合、これらの機能によるスループット向上は体感しにくいです。
原因6:ルーターの設置場所・電波の干渉
ルーターが棚の中や壁際に設置されている、電子レンジ・コードレス電話・Bluetoothデバイスが近くにある(2.4GHz干渉)などの場合、速度が低下します。
原因7:接続台数が多くて帯域を分け合っている
Wi-Fi 6は複数端末への効率的な配分が得意ですが、多数の端末が一斉に大量のデータを送受信すれば当然1台あたりの速度は下がります。スマートTV・防犯カメラ・スマートホーム機器が多い家庭では特に顕著です。
Wi-Fi 6の速度を最大限引き出すための対策
対策1:Wi-Fi 6対応端末に更新する
スマートフォンは2020年以降の機種(iPhone 11以降、Galaxy S10以降など)からWi-Fi 6対応が増えています。PCのWi-Fiカードは単体でアップグレードできる機種もあります。
対策2:5GHz専用SSIDに接続する
ルーターの管理画面で5GHz帯と2.4GHz帯のSSIDを別々に設定し、高速通信が必要な端末は5GHz SSIDに接続する。
対策3:ルーターを適切な位置に設置する
- 家の中心に設置する
- 棚や箱の中に入れない
- 電子レンジから2m以上離す
- 床ではなく台の上に置く(電波の拡散をよくする)
対策4:回線をIPoE(IPv6)に切り替える
Wi-Fiが速くてもインターネット接続がPPPoEの場合、夜間の混雑で遅くなります。IPoE切り替えで回線側の速度も改善しましょう。
対策5:Wi-Fi 6Eへのアップグレードを検討する
Wi-Fi 6E(802.11axの6GHz帯拡張版)は6GHz帯を使うため干渉が極めて少なく、近距離では1Gbps以上の実測が出ます。対応ルーターと対応端末(iPhone 15 Pro以降、最新Android端末など)があれば検討する価値があります。
よくある質問(FAQ)
Q1:Wi-Fi 6ルーターに変えたら絶対に速くなりますか?
A:端末がWi-Fi 6対応でないと速度向上は限定的です。また回線自体(ISPの速度)がボトルネックの場合はルーターを変えても改善しません。
Q2:Wi-Fi 6とWi-Fi 6Eの違いは何ですか?
A:Wi-Fi 6は2.4GHz帯と5GHz帯を使います。Wi-Fi 6Eはそれに加えて6GHz帯も使えます。6GHz帯は混雑が少なく高速ですが、対応端末が限られています。
Q3:Wi-Fi 6Eのルーターを買ったのに6GHzで繋がりません。
A:6GHz帯で接続するには端末もWi-Fi 6E対応である必要があります。非対応端末は5GHzまたは2.4GHzで接続します。
Q4:有線接続では速いのにWi-Fiが遅いです。ルーターの問題ですか?
A:有線で速くWi-Fiが遅い場合は、Wi-Fiのチャンネル干渉・電波の届き具合・端末のWi-Fi規格の問題が考えられます。5GHzに手動接続して改善するか確認してください。
まとめ
Wi-Fi 6対応でも速度が出ない場合は以下を確認してください:
- 端末がWi-Fi 6対応かどうか確認する(非対応端末はWi-Fi 5以下の速度)
- 5GHz帯SSIDに接続する(2.4GHzは遅い)
- ルーターを家の中心・障害物のない場所に設置する
- インターネット回線自体の速度を有線で確認する(IPoE切り替えも検討)
- 同時接続台数を減らして速度を確認する
Wi-Fi 6は多端末・高密度環境で真価を発揮します。端末や環境が整っていない段階では、劇的な速度向上は期待しにくいというのが実態です。
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