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クレジットカードが不正利用された…気づいた瞬間から何をすべきか
「知らない請求がカード明細に載っている」「身に覚えのない海外決済がある」「カード会社からセキュリティアラートのメールが来た」――クレジットカードの不正利用に気づいた瞬間は非常に焦りますが、落ち着いて正しい順番で対応することが大切です。
初動対応を素早く行えば、被害額の拡大を防ぎ、補償を受けやすくなります。この記事では、不正利用が発覚した瞬間からすべきことを時系列で詳しく解説します。
- カード裏面の番号か公式サイトに記載のカスタマーセンターに電話してカードを一時停止(利用停止)を依頼
- 不正利用の明細を記録・スクリーンショットに保存
- パスワードを変更
- 不正利用が発覚した瞬間にすべきこと(緊急手順)
- カード会社への申告方法と補償の仕組み
- 警察への相談・被害届の出し方
- 不正利用の原因調査と再発防止策
- 補償が受けられないケースと注意点
不正利用が発覚した直後にすべきこと(緊急手順)
ステップ1:カードを即座に利用停止する
不正利用に気づいたら、まず最初にカードを利用停止にしてください。利用停止することで、さらなる被害拡大を防げます。
- カード裏面に記載されているカスタマーセンターに電話する
- 多くのカード会社はアプリから即座に一時停止できる(三井住友カード、楽天カード、JCBなど)
- 「紛失・盗難デスク」または「不正利用専用窓口」を選ぶ
- 24時間365日対応しているカード会社がほとんど
主要カード会社の緊急連絡先
| カード会社 | 緊急連絡先 | 受付時間 |
|---|---|---|
| 三井住友カード | 0120-919-456 | 24時間365日 |
| 楽天カード | 0570-66-6910 | 24時間365日 |
| JCBカード | 0120-794-082 | 24時間365日 |
| イオンカード | 0570-071-090 | 24時間365日 |
| UFJカード(三菱UFJ) | 0120-543-111 | 24時間365日 |
| アメックス | 0120-020-120 | 24時間365日 |
※電話番号は変更される可能性があります。必ず手元のカード裏面か公式サイトで確認してください。
ステップ2:不正利用の明細を記録する
補償申請のために証拠を残しておきます。
- カード明細の該当請求をスクリーンショットまたは印刷して保存
- 「いつ」「どこで(店舗名・会社名)」「いくら」が引き落とされているかを記録
- 自分の利用履歴と照合して、身に覚えのない請求をリストアップ
ステップ3:関連アカウントのパスワードを変更する
カード情報が漏えいした可能性がある場合、関連するアカウントのパスワードも変更します。
- カード会社のオンラインアカウント(Webサービス)のパスワード
- カード情報を登録しているECサイト(Amazon、楽天など)のパスワード
- メールアカウントのパスワード(フィッシング対策)
- 二段階認証を設定していない場合は設定する
カード会社への正式な補償申告手順
申告内容の準備
カード会社に補償を申告する際には、以下の情報を用意しておくとスムーズです。
- 不正利用の日時・金額・加盟店名
- その時間帯に自分がカードを利用していなかったことの説明
- カードを紛失していないこと、または紛失・盗難があった場合はその経緯
- 本人確認書類(電話での申告では不要な場合も多い)
補償の仕組みと申告期限
多くのクレジットカードには「不正利用補償制度」が設けられています。
- 補償対象期間:不正利用発覚から60日前(さかのぼって補償)が一般的。カード会社によって異なる
- 補償額:認められた不正利用額を全額補償するケースが多い
- 申告期限:カード会社によって異なるが、気づいたらできるだけ早く申告すること
注意:申告が遅れると補償対象外になる可能性があります。不正利用に気づいたらすぐに申告することが重要です。
調査の流れ
- カード会社が申告内容を受理
- 不正利用の調査開始(数日〜数週間)
- 調査結果に基づき、補償可否を判定
- 補償が認められた場合、返金または請求取り消し
警察への相談・被害届の提出
クレジットカードの不正利用は刑事事件(詐欺罪・不正アクセス禁止法違反など)にあたるため、警察への届け出も検討しましょう。カード会社から被害届の提出を求められることもあります。
警察への相談手順
- 最寄りの警察署(または生活安全課)に行く
- 「クレジットカードが不正利用された」と伝える
- 不正利用の明細・記録を持参する
- 被害届を提出する(任意だが、カード会社の調査に役立つことがある)
また、警察庁が運営する「警察相談専用電話」(#9110)でも相談を受け付けています。
不正利用の原因を調査する
再発防止のために、どこからカード情報が漏れたかを調査します。
考えられる漏えい経路
- フィッシングメール・SMS:偽のメールやSMSに誘導されてカード情報を入力してしまったケース
- 不正なECサイト:悪質なオンラインショップでカード情報を入力したケース
- データ漏えい:利用しているサービスがサイバー攻撃を受けてカード情報が流出したケース
- スキミング:ATMや店頭の決済端末でカード情報を盗まれたケース
- フリーWi-Fi経由の盗聴:公共のWi-Fiでカード情報を入力したケース
調査・確認すること
- 最近フィッシングメールのリンクをクリックしていないか確認
- カードを登録しているサービスから「情報漏えい」の通知がきていないか確認
- PCやスマートフォンにマルウェアがないかセキュリティスキャンを実行
- Have I Been Pwned(https://haveibeenpwned.com/)でメールアドレスが漏えいリストに含まれていないか確認
不正利用の再発防止策
カード利用通知(アラート)を設定する
カードが利用されるたびにスマートフォンに通知が来るよう設定することで、不正利用をすぐに検知できます。多くのカード会社のアプリや会員サービスで設定可能です。
利用可能額・オンライン決済の上限を設定する
一部のカードでは、オンライン決済の利用可能額を別に設定できます。上限を下げておくことで、被害を最小限に抑えられます。
ワンタイムパスワード(3Dセキュア)を活用する
オンライン決済時に「3Dセキュア」(本人認証)が設定されていると、カード番号が盗まれても不正利用されにくくなります。主要なカード会社では3Dセキュア2.0に対応しており、スマートフォンへの認証通知で安全性が高まります。
フィッシング対策
- メールやSMSのリンクからカード情報を入力しない
- カード会社から来たメールのリンクは踏まず、直接公式サイトにアクセスする習慣をつける
- ブラウザにフィッシング対策機能(Chrome・Edgeの標準機能)を有効にする
バーチャルカードを使う
オンラインショッピングでは、実際のカード番号とは別の使い捨て番号(バーチャルカード番号)を使えるサービスがあります。カード番号が漏えいしてもバーチャル番号を無効にするだけで被害を防げます。
- 三井住友カード:「バーチャルカード番号」機能あり
- PayPayカード:バーチャルカード対応
- Apple Pay / Google Pay:トークン化により実番号が加盟店に伝わらない
よくある質問(FAQ)
Q1:補償は必ず受けられますか?
A:カード会員規約に基づき、本人が利用していないことが認められれば補償を受けられるケースがほとんどです。ただし、家族など同居人が利用した場合や、パスワードや暗証番号を第三者に教えてしまった場合は補償対象外になることがあります。
Q2:不正利用に気づいたのが数ヶ月後でも補償してもらえますか?
A:カード会社によって補償期間は異なりますが、多くは不正利用から60日前後さかのぼって補償します。数ヶ月前のものは対象外になる可能性があります。定期的に明細を確認する習慣が大切です。
Q3:カードを物理的に持っていて紛失もしていないのに不正利用されました。なぜ?
A:カード番号・有効期限・セキュリティコードがあればオンラインで不正利用できます。フィッシングサイトへの入力・データ漏えい・スキミング(磁気情報の盗取)などが考えられます。
Q4:カードを停止したら定期購読サービスなどへの決済はどうなりますか?
A:カードを停止すると、そのカードへの請求はすべて止まります。新しいカードが発行された後に、各サービスのカード情報を更新する必要があります。
Q5:不正利用の被害額は戻ってきますか?戻ってくるまでどのくらいかかりますか?
A:補償が認められた場合、通常は請求取り消しの形で処理されます(返金ではなく請求が消える)。調査期間は数日〜数週間かかることがあります。請求日をまたぐ場合は一時的に引き落としされた後に返金されることもあります。
Q6:海外で不正利用された場合も補償されますか?
A:海外での不正利用も、国内と同様に補償対象となる場合がほとんどです。ただし旅行中に実際に海外で本人が利用しているケースは補償の判断が難しくなることがあります。早めにカード会社に連絡してください。
まとめ:不正利用発覚時の行動チェックリスト
| 優先度 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| ★★★(緊急) | カードを即時利用停止 | 被害の拡大防止 |
| ★★★(緊急) | 不正明細を記録・保存 | 補償申告の証拠 |
| ★★☆ | カード会社に補償申告 | 被害額の回収 |
| ★★☆ | 関連アカウントのPW変更 | 二次被害の防止 |
| ★☆☆ | 警察への相談・被害届 | 刑事手続き |
| ★☆☆ | 漏えい原因の調査 | 再発防止 |
| ★☆☆ | 利用通知・3Dセキュア設定 | 今後の予防 |
クレジットカードの不正利用は誰にでも起きうるリスクです。日頃から明細を定期的に確認し、利用通知やバーチャルカードを活用することで、被害を未然に防ぐことができます。万が一被害に遭っても、この記事の手順を参考にして迅速に対応してください。
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