※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
古くからあるアナログ映像端子。青い台形コネクタで、プロジェクター・古いモニターに今も残る。
詳しい解説
VGAは『Video Graphics Array』の略で、1987年にIBMが策定したアナログ映像伝送規格です。当初はグラフィックス解像度(640×480)の規格名でしたが、現在では主に『D-Sub 15ピンの青いコネクタ』を指す用語として使われています。登場から30年以上経つ今でも、学校・会議室のプロジェクター・古いモニターなどで現役で使われています。
最大の特徴はアナログ信号で映像を伝送する点です。デジタル規格であるHDMIやDisplayPortと異なり、コンピューターからの映像信号をDAC(デジタル→アナログ変換)で変換してから送り、モニター側でADC(アナログ→デジタル変換)で再び読み取ります。この2回の変換でノイズ・画質劣化が発生しやすく、長いケーブルや低品質ケーブルでは画面が滲む・ちらつくなどの現象が起きます。
対応解像度は規格上最大2048×1536(QXGA)ですが、実用的にはフルHD(1920×1080)が上限として扱われます。それ以上の4K出力はできず、デジタル接続が必須となるため、新しいモニターでVGAを選ぶメリットはほぼありません。ただし古いPC・古いプロジェクターを接続するための互換ポートとしては依然重要で、会議室に行くと『唯一繋げるのがVGAだった』という場面は今も珍しくありません。
VGAにはDVI-IやHDMI・DisplayPortと異なり、音声信号は伝送できません。映像と別にステレオミニプラグで音声を繋ぐ必要があります。『プロジェクター映像は映ったけど音が出ない』というトラブルの定番原因で、VGA接続時は音声ケーブルを別途用意する前提で考えるのが基本です。
変換アダプターも多数流通しています。『HDMI→VGA』『USB-C→VGA』『DisplayPort→VGA』といった変換器でデジタル信号をアナログに変換して使えます。ただし変換器は電源を必要とするものが多く、アダプターに内蔵のDAC(アクティブ変換器)と、ただピンを繋げ替えるだけの安価なパッシブ変換器は別物です。パッシブでは映らない組み合わせもあるため、購入時は『アクティブ対応』を選ぶと失敗が少なく済みます。
社外の会議室でパソコンを持ち込んでプレゼンをする場面を想像してください。用意されていたプロジェクターが古く、接続できる端子がVGAのみ、という状況は今もよくあります。最新のMacBookやWindows PCはVGA非搭載のため、USB-C→VGAのアクティブ変換アダプターを常備しておけば、現場で接続できずに慌てずに済みます。古い端子ながら『念のため持っていく』価値がある、典型的なレガシー規格です。
別の呼び方
D-Sub 15
アナログRGB
minto.tech スマホ(Android/iPhone)・PC(Mac/Windows)の便利情報をお届け! 月間アクセス160万PV!スマートフォン、タブレット、パソコン、地デジに関する素朴な疑問や、困ったこと、ノウハウ、コツなどが満載のお助け記事サイトはこちら!