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Amazon S3

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クラウド・アカウント

読みエーダブリューエスエススリー
英語Amazon Simple Storage Service

💡 ひとことで言うと

AWSの定番オブジェクトストレージ。写真・動画・バックアップ・ログなど大量データを安価に保存でき、世界中のアプリで使われる業界標準。

詳しい解説

Amazon S3(Simple Storage Service、略称S3)は、AWS(Amazon Web Services)が2006年に公開した、クラウドオブジェクトストレージサービスです。AWSの最初期サービスの一つで、現在はクラウドオブジェクトストレージの事実上の業界標準として、Netflix・Dropbox・Airbnbなどを含む世界中の無数のアプリケーションで利用されています。

中核概念は『バケット(Bucket)』と『オブジェクト(Object)』。バケットはファイル置き場の単位(Google Driveでいうフォルダに近い)で、1アカウント最大100個まで作成可能(申請で拡張可)。オブジェクトはそこに保存されるファイルで、1ファイルあたり最大5TBまで、バケット全体の合計サイズや個数は実質無制限です。

ストレージクラス(料金/性能の階層)は次の通り。①S3 Standard(最も一般的、¥約$0.023/GB/月、ミリ秒アクセス、99.999999999%=11ナインの耐久性)、②S3 Intelligent-Tiering(アクセスパターンに応じて自動階層移動)、③S3 Standard-IA(低頻度アクセス用、約$0.0125/GB/月、取り出し時に追加料金)、④S3 Glacier Instant Retrieval(アーカイブだが即時取り出し)、⑤S3 Glacier Flexible Retrieval(分〜時間単位の取り出し、超安価)、⑥S3 Glacier Deep Archive(7〜12時間の取り出し、$0.00099/GB/月)。用途に応じて使い分けで劇的にコスト最適化が可能です。

主な用途は次の通り。①Webサイト静的ホスティング(S3+CloudFrontでCDN配信)、②ユーザーアップロードファイル(SNS投稿画像、動画、PDF)、③バックアップ&アーカイブ(DBスナップショット、業務データ長期保管)、④データレイク(機械学習・分析のソース)、⑤動画ストリーミング(配信プラットフォームのエンコード済みファイル置き場)、⑥ログ集約(CloudTrail/VPC Flow Logs/ALBアクセスログ)、⑦CDN/ゲーム資産配信。

機能面では、①バージョニング(ファイル削除・上書きを履歴保持)、②ライフサイクルポリシー(古いファイルを自動でGlacier移動/削除)、③クロスリージョンレプリケーション(別リージョンに自動コピー、災害対策)、④オブジェクトロック(法的保持要件、WORM対応)、⑤サーバーサイド暗号化(SSE-S3、SSE-KMS、SSE-C)、⑥プレサインURL(一時的な公開URL発行)、⑦イベント通知(アップロード時にLambdaトリガー)、⑧強整合性(2020年から強い読み取り整合性を実現)。

APIはHTTPSベースのRESTで、AWS公式SDK(Python/Node.js/Java等)や`aws s3 cp`CLI、GUIソフト(Cyberduck、S3 Browser)から操作可能。また多数の互換ストレージ(MinIO、Wasabi、Backblaze B2、Cloudflare R2、DigitalOcean Spaces)が『S3互換API』を謳っており、業界の共通言語となっています。

料金最適化の鉄則として、①Intelligent-Tieringで自動最適化、②アクセスしないファイルはGlacier Deep Archiveへ、③egress(データ取り出し)コストを警戒(特にCloudFrontやCloudflare R2で対策)、④意図せず公開されない設定(バケットポリシー・ブロックパブリックアクセス)を必須化。

📘 具体的な場面

SaaS企業がユーザーアップロード画像(PDFや写真)を保存する標準構成: フロントエンドからプレサインURLを発行 → ユーザーブラウザから直接S3へアップロード(サーバー経由なし)→ S3イベントでLambda起動 → 画像リサイズ(サムネイル生成)→ CloudFrontで配信。この構成で数百万ユーザーでもサーバー負荷ほぼゼロで運用可能。月1TB保存でも約$23(約¥3,500)という驚異的コスト。

別の呼び方

S3
AWS S3
Simple Storage

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