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Outlookでメールを送信しようとしたとき、「送信済みトレイにメールが残ったまま」「エラーメッセージが表示される」「送信ボタンを押しても反応がない」といったトラブルに遭遇したことはありませんか?
Outlookの送信エラーは、SMTP設定のミス・認証の問題・添付ファイルのサイズ超過・オフラインモードなど、さまざまな原因によって引き起こされます。この記事では、初心者の方でも迷わず対処できるよう、原因別に手順を丁寧に解説します。
この記事でわかること
- Outlookでメールが送信できないときの主な原因パターン
- よく表示されるエラーメッセージの意味と対処法
- SMTP設定・認証設定の正しい確認方法
- 添付ファイルのサイズ制限と回避方法
- オフラインモードの解除手順
- Outlookプロファイルの修復・再作成方法
- 設定確認チェックリストとFAQ
よくあるエラーメッセージ一覧
Outlookで送信エラーが起きた場合、以下のようなメッセージが表示されることがあります。メッセージの内容から原因を特定しましょう。
| エラーコード / メッセージ | 主な原因 | 対処の方向性 |
|---|---|---|
| 0x800CCC0F | 接続が途中で切断・タイムアウト | ネット接続確認・ポート番号修正 |
| 0x800CCC0E | SMTPサーバーへの接続失敗 | SMTPサーバー名・ポート番号を確認 |
| 0x800CCC78 | 送信者アドレスが拒否された | 認証設定・差出人アドレスを確認 |
| 0x80042109 | SMTPサーバーへ接続できない | サーバー設定・ファイアウォール確認 |
| 送信済みアイテムに残る/送信トレイから動かない | オフラインモード・送信制限 | オフライン解除・送信トレイを確認 |
| 「パスワードを入力してください」が繰り返し表示される | パスワード認証失敗・資格情報の問題 | 資格情報マネージャーでパスワード更新 |
| 添付ファイルが大きすぎます | 添付ファイルのサイズ超過 | ファイルを圧縮またはクラウド共有に切替 |
| Delivery Status Notification (Failure) | 宛先アドレスが存在しない・拒否された | 宛先メールアドレスを再確認 |
原因別の対処法(STEP形式)
STEP 1:オフラインモードになっていないか確認する
Outlookが「オフライン作業」モードになっていると、メールを送信しようとしても送信トレイに溜まったままになります。意外と見落としがちなポイントです。
確認・解除の手順
- Outlookを開き、上部メニューの 「送受信」 タブをクリックする
- 「オフライン作業」ボタンを確認する
- ボタンが 押された状態(ハイライトされている) → オフラインモードになっている
- ボタンが通常の状態 → オフラインではない(次のSTEPへ進む)
- オフラインモードの場合は 「オフライン作業」ボタンをクリック して解除する
- 解除後、「すべてのフォルダーを送受信する」をクリックして送信を試みる
STEP 2:インターネット接続を確認する
Outlookはインターネットに接続されていなければメールを送信できません。まずネット接続の状態を確認しましょう。
- ブラウザ(Chrome・Edgeなど)を開いて適当なWebサイトにアクセスする
- サイトが正常に表示される → インターネット接続は問題なし
- サイトが表示されない → インターネット接続の問題(Wi-Fiルーターの再起動や回線確認が必要)
- 接続が不安定な場合は、Wi-Fiルーターを一度電源オフにして、30秒後に再起動する
STEP 3:SMTP送信サーバーの設定を確認・修正する
「0x800CCC0E」「0x80042109」などのエラーが表示される場合は、SMTPサーバーの設定に誤りがある可能性が高いです。
アカウント設定の確認手順(Outlook for Windows)
- Outlookを開き、上部メニュー 「ファイル」→「アカウントの設定」→「アカウントの設定」 をクリックする
- 「電子メール」タブで使用しているアカウントを選び、「変更」 をクリックする
- 「詳細設定」または「その他の設定」をクリックして送信サーバーの設定を開く
- 以下の設定値を確認する(プロバイダーやサービスによって異なる)
| メールサービス | SMTPサーバー名 | ポート番号 | 暗号化 |
|---|---|---|---|
| Outlook.com / Hotmail | smtp.office365.com | 587 | STARTTLS |
| Gmail(Outlookで使用) | smtp.gmail.com | 587 または 465 | TLS / SSL |
| Yahoo!メール | smtp.mail.yahoo.co.jp | 465 | SSL |
| OCN | smtp.ocn.ne.jp | 465 | SSL |
| So-net | mail.so-net.ne.jp | 465 | SSL |
| 会社メール(Exchange) | 社内サーバー名(IT部門に確認) | 587 または 25 | STARTTLS |
STEP 4:送信サーバーの認証設定を有効にする
「0x800CCC78」エラーや「送信者アドレスが拒否されました」というメッセージが出る場合、SMTPサーバーの認証が有効になっていない可能性があります。
- 「ファイル」→「アカウントの設定」→「アカウントの設定」を開く
- 対象アカウントを選択して「変更」をクリック
- 「その他の設定」をクリックして「送信サーバー」タブを選択する
- 「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」のチェックボックスをON にする
- 「受信メール サーバーと同じ設定を使用する」を選択する
- 「OK」→「次へ」→「完了」の順にクリックして設定を保存する
STEP 5:パスワードを更新する(認証エラー対応)
「パスワードを入力してください」ダイアログが何度も表示される場合、保存されているパスワードが古くなっているか、アカウントのパスワードを変更した後にOutlookへ反映されていない可能性があります。
資格情報マネージャーでパスワードを更新する手順
- Windowsの「スタート」ボタンを右クリックして「設定」を開く(またはWindowsキー + I)
- 検索欄に「資格情報マネージャー」と入力して開く
- 「Windows資格情報」タブをクリックする
- 一覧の中から「Outlook」「MicrosoftOffice」「outlook.com」などのOutlook関連項目を探す
- 該当項目の右側にある 「▼」または「編集」 をクリックして展開する
- 「パスワード」の欄に最新のパスワードを入力し、「保存」をクリックする
- Outlookを再起動して送信を試みる
STEP 6:添付ファイルのサイズを確認・削減する
「添付ファイルが大きすぎます」「ファイルサイズ超過」というメッセージが表示された場合、添付ファイルのサイズがメールサーバーの制限を超えています。
| メールサービス | 添付ファイルの上限サイズ |
|---|---|
| Outlook.com / Microsoft 365 | 20MB(送信)/ 25MB(受信) |
| Gmail | 25MB |
| Yahoo!メール | 25MB |
| 一般的なプロバイダーメール | 3〜10MB(プロバイダーによって異なる) |
| 社内メール(Exchange) | 10〜50MB(管理者設定による) |
ファイルサイズを削減する方法
- ZIPで圧縮する:ファイルを右クリック →「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」で圧縮する
- OneDriveで共有する:ファイルをOneDriveにアップロードし、「リンクの共有」でURLをメール本文に貼り付ける(Microsoft 365利用者に特に便利)
- Google Driveで共有する:同様にGoogleドライブにアップロードして共有リンクを送る
- 複数回に分けて送る:複数ファイルの場合は数回に分けて送信する
STEP 7:Outlookを「オンライン修復」する
設定に問題がない場合や、Outlook自体の動作がおかしい場合は、Officeのオンライン修復を試してみましょう。
- 「スタート」→「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 一覧の中から 「Microsoft 365」または「Microsoft Office」 を探す
- 右側の「…」(3点メニュー)をクリックして「変更」を選択する
- 「Microsoft Officeのセットアップ」が起動したら 「オンライン修復」 を選択する
- ※「クイック修復」でも改善しない場合はオンライン修復を選ぶ
- 「修復」をクリックして処理が完了するまで待つ(数分〜10分程度)
- 完了後にOutlookを再起動して送信を試みる
STEP 8:Outlookプロファイルを修復・新規作成する
Outlookの設定ファイル(プロファイル)が壊れている場合、新しいプロファイルを作成することで問題が解決することがあります。
- Outlookをすべて終了する
- 「スタート」メニューで 「コントロールパネル」 を検索して開く
- 「ユーザーアカウント」→「Mail(Microsoft Outlook)」をクリックする
- 「プロファイルの表示」をクリックする
- 「追加」ボタンをクリックして新しいプロファイル名を入力する(例:「Outlook新規」)
- アカウント設定ウィザードに従い、メールアドレスとパスワードを入力してアカウントを追加する
- 「プロファイルの管理」画面で「このプロファイルを使う」に新しいプロファイルを選択して「OK」をクリックする
- Outlookを起動して送信を試みる
STEP 9:セキュリティソフトやファイアウォールの設定を確認する
セキュリティソフトがOutlookの通信をブロックしているケースもあります。
- セキュリティソフト(ウイルスバスター・マカフィー・Norton等)を一時的に無効にしてOutlookの送信を試みる
- 送信できた場合 → セキュリティソフトがブロックしていたことが原因
- セキュリティソフトの設定で「Outlookを信頼するアプリに追加」する
- Windowsファイアウォールの確認:「スタート」→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」→「ファイアウォールによるアプリの許可」でOutlookが許可されているか確認する
STEP 10:送信トレイに溜まったメールを削除して再送する
送信に失敗したメールが送信トレイに溜まったまま残っていると、その後の送信処理にも影響することがあります。
- 「送信トレイ」フォルダを開く(左側のフォルダ一覧から)
- 送信に失敗したメールを右クリックして「削除」を選択する
- メールの内容を「下書き」に保存して再度送信する場合は、右クリック→「移動」→「下書き」を選択する
- 送信トレイが空になったことを確認してから新しいメールを送信する
STEP 11:Outlookを最新バージョンに更新する
古いバージョンのOutlookではバグや互換性の問題が発生することがあります。最新バージョンに更新することで解決するケースもあります。
- Outlookを開き、「ファイル」→「Officeアカウント」をクリックする
- 「更新オプション」→「今すぐ更新」をクリックする
- 更新がある場合は自動的にダウンロードとインストールが行われる
- 更新完了後にOutlookを再起動する
設定確認チェックリスト
送信できない場合は以下のチェックリストで順番に確認してみてください。
| 確認項目 | 確認方法 | 状態 |
|---|---|---|
| インターネット接続は正常か | ブラウザでWebサイトを開く | □ 確認済み |
| オフライン作業モードになっていないか | 「送受信」タブの「オフライン作業」ボタンを確認 | □ 確認済み |
| SMTPサーバー名は正しいか | アカウント設定でSMTPサーバー名を確認 | □ 確認済み |
| SMTPポート番号は正しいか | 587または465(プロバイダーによって異なる) | □ 確認済み |
| 送信サーバーの認証は有効になっているか | 「その他の設定」→「送信サーバー」タブで確認 | □ 確認済み |
| パスワードは最新のものになっているか | 資格情報マネージャーで確認・更新 | □ 確認済み |
| 添付ファイルのサイズは制限以内か | 25MB以下(サービスによって異なる)か確認 | □ 確認済み |
| 宛先メールアドレスは正しいか | スペル・ドメイン名(@以降)を再確認 | □ 確認済み |
| セキュリティソフトがブロックしていないか | 一時的に無効化して送信テスト | □ 確認済み |
| Outlookは最新バージョンか | 「ファイル」→「Officeアカウント」→「今すぐ更新」 | □ 確認済み |
| 送信トレイに古いメールが溜まっていないか | 「送信トレイ」フォルダを開いて確認 | □ 確認済み |
| Officeの修復を試したか | 「アプリ」→「Microsoft 365」→「変更」→「修復」 | □ 確認済み |
Outlook / Microsoft 365 関連のおすすめ製品
Outlookを快適に使うためには、Microsoft 365の最新サブスクリプションがおすすめです。最新のOutlookが使えるほか、1TBのOneDriveクラウドストレージも含まれているため、添付ファイルのサイズ問題もOneDriveリンク共有で解決しやすくなります。
Microsoft 365 Personal(個人用)
1人で使う場合に最適なプランです。Word・Excel・PowerPoint・Outlookがすべて使えて、AI機能(Copilot)にも対応。インストール台数無制限(同時使用5台まで)で、Windows・Mac・スマートフォンで利用できます。
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Microsoft 365 Family(家族・複数人用)
最大6人まで利用できるファミリープランです。家族や職場の複数人でコストを分け合う場合におすすめです。各ユーザーに1TBのOneDriveが付与されます。
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よくある質問(FAQ)
Q1. Outlookのメールが「送信トレイ」に残ったまま送信されない。どうすれば良いですか?
まずSTEP 1で説明した「オフライン作業モード」になっていないか確認してください。「送受信」タブの「オフライン作業」ボタンが押された状態になっていれば、クリックして解除してください。それでも解決しない場合は、インターネット接続の確認、SMTPサーバーの設定確認へと進みます。また、送信トレイに溜まっているメールを一度削除して下書きに移動させ、再送信を試みる方法も有効です。
Q2. 「パスワードを入力してください」が何度も表示されます。
Outlookが保存しているパスワードが古くなっている、またはMicrosoftアカウントのパスワードを変更した後にOutlookへ反映されていない場合に起こります。Windowsの「資格情報マネージャー」でOutlook関連のパスワードを最新のものに更新してください。また、Microsoftアカウントで二段階認証を有効にしている場合は、通常のパスワードではなく「アプリパスワード」を使用する必要があります。
Q3. エラーコード「0x800CCC0F」が表示されて送信できません。
このエラーはメールサーバーとの接続が途中で切断されたことを示しています。主な原因は (1) インターネット接続の不安定さ、(2) SMTPサーバーのポート番号の設定ミス、(3) セキュリティソフトによるブロック、です。SMTPのポート番号が正しいか(587または465が一般的)、また接続の暗号化方式(TLS/SSL)が正しいかを確認してください。
Q4. 添付ファイルをつけるとエラーになります。
添付ファイルのサイズがメールサーバーの制限を超えている可能性があります。Outlook.comやMicrosoft 365の場合は送信側で20MB、受信側で25MBが上限です。ファイルをZIP圧縮して小さくするか、OneDriveにアップロードして共有リンクをメール本文に貼り付ける方法をお試しください。
Q5. 受信はできるのに送信だけできません。何が原因ですか?
受信できて送信だけできない場合は、SMTPの設定(送信メールサーバー)に問題があることが多いです。特に確認すべきは、(1) 送信サーバーのポート番号(587または465)、(2) 「送信サーバーは認証が必要」にチェックが入っているか、(3) プロバイダーがOP25B(25番ポートブロッキング)を実施していないかです。ISPによっては25番ポートをブロックしているため、465や587番ポートへの切り替えが必要です。
Q6. 会社のメール(Exchange)がOutlookで送信できなくなりました。
会社のメールでOutlookが送信できない場合、社内ネットワーク(VPN)に接続されているかどうかを確認してください。リモートワーク中にVPN未接続だと社内メールサーバーにアクセスできないケースがあります。また、Exchangeサーバーのメンテナンスや障害が発生している可能性もあるため、IT担当部門へ問い合わせることをおすすめします。
Q7. Outlookを再インストールすれば直りますか?
再インストールは最終手段ですが、その前に「オンライン修復」を試すことをおすすめします。「スタート」→「設定」→「アプリ」→「Microsoft 365」→「変更」→「オンライン修復」の手順で修復できます。それでも改善しない場合は、Outlookのプロファイルを新規作成する方法も効果的です(STEP 8を参照)。再インストールは修復でも解決しない場合の最終手段です。
Q8. スマートフォンのOutlookアプリでも送信できない場合はどうすればいいですか?
スマートフォン版(iOS/Android)のOutlookアプリで送信できない場合は、(1) モバイルデータ通信またはWi-Fiに接続されているか確認する、(2) Outlookアプリを最新バージョンにアップデートする、(3) アプリを一度ログアウトして再ログインする、(4) アプリを削除して再インストールする、の順に試してみてください。アカウント設定に問題がある場合は、再ログイン時に正しいパスワードを入力することで解決するケースが多いです。
まとめ
Outlookでメールが送信できない・エラーになる問題の主な原因と対処法をまとめます。
| 原因 | 対処法 | 難易度 |
|---|---|---|
| オフライン作業モードになっている | 「送受信」タブでオフラインモードを解除 | ★☆☆(簡単) |
| インターネット接続の問題 | ルーター再起動・接続確認 | ★☆☆(簡単) |
| SMTPサーバー設定の誤り | サーバー名・ポート番号を正しく設定 | ★★☆(普通) |
| 送信サーバー認証が無効 | 「その他の設定」で認証を有効化 | ★★☆(普通) |
| パスワードが古くなっている | 資格情報マネージャーでパスワードを更新 | ★★☆(普通) |
| 添付ファイルのサイズ超過 | ZIP圧縮またはOneDriveリンク共有に切替 | ★☆☆(簡単) |
| セキュリティソフトがブロック | Outlookを許可アプリに追加 | ★★☆(普通) |
| Outlookプロファイルの破損 | Officeのオンライン修復またはプロファイル再作成 | ★★★(やや難) |
Outlookのメール送信エラーは、まず「オフラインモードの解除」と「インターネット接続の確認」という基本的なところから順番に確認していくのが解決への近道です。エラーコードが表示されている場合は、この記事のエラーメッセージ一覧と照らし合わせて原因を特定し、対応する対処法を試してみてください。
SMTP設定やポート番号の変更などの設定作業が不安な場合は、プロバイダーのサポートや会社のIT担当部門に相談することも一つの方法です。ほとんどの場合、この記事で紹介した手順を順番に試していただければ問題は解決できます。
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