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【2026年最新】Wordで図・画像・図形が勝手に動く原因と完全固定する方法【文字列の折り返し・アンカー設定】

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「Wordに図を挿入したのに、文字を打つたびに画像が勝手に移動する」「図形が気づいたらページの別の場所に飛んでいた」——Wordで資料を作る多くの方が経験するトラブルです。

実はこれは「文字列の折り返し」と「アンカー」の設定を理解すれば、すぐに解決できる問題です。この記事では、図・画像・図形が勝手に動く原因を体系的に解説し、ページに完全固定する具体的な手順を紹介します。

この記事でわかること

  • Wordで図・画像が勝手に動く6つの原因
  • 「文字列の折り返し」の種類と設定変更方法
  • アンカーを固定してページに貼り付ける手順
  • 表の中の画像がずれる問題の解決方法
  • Word 2016〜Microsoft 365バージョン別の確認ポイント

Wordで図・画像・図形が勝手に動く6つの原因

原因1:「文字列の折り返し」が「行内」以外になっている(最多原因)

Wordに挿入した画像・図形には「テキストの折り返し(レイアウトオプション)」という設定があります。「行内」以外の設定(「前面」「背面」「四角形」「外周」「上下」など)になっていると、画像が「浮動オブジェクト」として扱われ、文字入力・削除・改行に追従して自由に移動します。

  • 「行内」:画像が文字の一部として扱われる。最も安定
  • 「四角形」「外周」「上下」「前面」「背面」:すべて「浮動オブジェクト」扱い。アンカーに依存して配置される

原因2:アンカー(基準段落)が固定されていない

浮動オブジェクトはすべて「アンカー」と呼ばれる段落に紐付けられています。アンカーが設定されている段落が削除・移動されると、画像もそれに追従して動きます。

原因3:「段落と共に移動する」設定がオンになっている

Word 2013以降の「レイアウトの詳細設定」には「段落と共に移動する」オプションがあります。これがオンのとき、アンカー段落が移動すると画像も一緒に動きます。

原因4:表の中に画像を挿入した際の問題

表のセル内に画像を貼り付けると、セルのサイズ・行の高さが自動調整された際に画像がずれることがあります。

原因5:複数の図形がグループ化されていない

複数の図形やテキストボックスをグループ化せずに使用していると、一方を動かしたときに他方もずれたように見えることがあります。

原因6:スタイル変更・余白変更による再フロー

ヘッダー・フッター・ページ余白の変更、スタイル(フォントサイズ・行間)の一括変更でテキストが再レイアウトされた際、浮動オブジェクトのアンカー位置が変わり、画像が移動します。

「文字列の折り返し」を変更する3つの方法

方法A:レイアウトオプションボタンから設定する(最速)

  1. 画像・図形をクリックして選択する
  2. 右上に表示される「レイアウトオプション」ボタン(船のアイコン)をクリックする
  3. 折り返しの種類を選択する

方法B:「図の形式」タブから設定する

  1. 画像・図形をクリックして選択する
  2. リボン上部に「図の形式」タブ(または「書式」タブ)が表示される
  3. 「配置」グループ内の「文字列の折り返し」をクリックする
  4. 一覧から折り返し方法を選択する

方法C:右クリックメニューから設定する

  1. 画像・図形を右クリックする
  2. 「文字列の折り返し」を選択する
  3. サブメニューから折り返しの種類を選ぶ

折り返しの種類と使い分け

折り返しの種類 特徴 使いどき
行内 文字の一部として扱われる。最も安定 画像を段落内に固定したい時
四角形 テキストが画像の周りを四角く囲む 雑誌レイアウト風
上下 画像の上下にテキスト。左右には回り込まない 幅いっぱいの画像
前面 画像がテキストの上に重なる ウォーターマーク以外
背面 画像がテキストの下に隠れる 背景画像

図をページに完全固定する手順

方法1:「ページ上の位置を固定する」に変更する(最もシンプル)

  1. 画像をクリックして選択する
  2. 「レイアウトオプション」ボタン → 「その他のレイアウトオプション」を選ぶ
  3. 「位置」タブを開く
  4. 段落と共に移動する」のチェックを外す
  5. ページ上の位置を固定する」にチェックを入れる
  6. OKをクリックする

これにより、周囲のテキストが増減しても画像はそのページの指定座標に固定されます。

方法2:アンカーを特定の段落に固定する

  1. 画像をクリックして選択すると、左側の段落にアンカー記号(錨マーク ⚓)が表示される
  2. ※アンカーが見えない場合:「表示」→「段落記号を表示する」(Ctrl+Shift+8)をオンにする
  3. アンカーをドラッグして、画像を配置したい段落に移動させる
  4. 「その他のレイアウトオプション」→「アンカーを段落に固定する」にチェックを入れる

方法3:絶対位置を数値で指定する(最も精密)

  1. 「その他のレイアウトオプション」→「位置」タブを開く
  2. 水平方向の配置:「絶対位置」を選択して「ページ」基準で数値を指定する
  3. 垂直方向の配置:同様に「絶対位置」を選択して「ページ」基準で数値を指定する
  4. OKをクリックする

方法4:「行内」に戻す(最もシンプルな固定法)

自由配置が不要な場合は「文字列の折り返し」を「行内」に変更するだけで、テキストの流れに沿った安定した配置が実現します。ドキュメントの可搬性も高まります。

表の中の画像がずれる問題の解決方法

問題1:表内の画像が浮動オブジェクト設定になっている

解決策:表内の画像はすべて「文字列の折り返し:行内」に設定してください。「前面」「背面」などの浮動設定にすると、表の外に飛び出すことがあります。

問題2:行の高さが画像に引っ張られて変わる

  1. 表全体を選択する
  2. 「表のプロパティ」→「行」タブを開く
  3. 「高さを指定する」にチェックを入れる
  4. 固定値」を選択して高さを数値で指定する

問題3:コピー&ペーストで書式が引き継がれる

別の文書からコピーした表・画像は元の折り返し設定が引き継がれることがあります。貼り付け後に必ず折り返し設定を確認・修正してください。

Word 2016〜Microsoft 365バージョン別の確認ポイント

バージョン 主な確認ポイント
Word 2016 レイアウトオプションボタンが右上に表示。「図の形式」タブが登場
Word 2019 UIはほぼ2016と同じ。差し込み印刷時の画像ずれが改善
Word 2021 「図の形式」タブが標準化
Microsoft 365(最新) AI機能(Copilot)統合だが、画像レイアウト設定のUIは変わらない

よくある質問(FAQ)

Q1. 画像を挿入したら文字の後ろや前に隠れてしまいました。どうすれば前面に出せますか?

画像を右クリック →「文字列の折り返し」→「前面」を選択すると、テキストの上に画像が表示されます。

Q2. 「行内」に設定したのに画像が動きます。なぜですか?

「行内」の場合、画像はテキストの一部として扱われるため、改行・文字の追加削除に伴い上下に動きます。これは正常な動作です。ページの固定座標に置きたい場合は「前面」+「ページ上の位置を固定する」の組み合わせを使ってください。

Q3. アンカーマーク(錨)が表示されません。どうすれば見えますか?

「表示」タブ →「段落記号を表示する」(Ctrl+Shift+8)をオンにするとアンカー記号が表示されます。

Q4. 複数の図形をまとめて固定したいのですが、一括でできますか?

すべての図形をCtrl+クリックで選択した状態で右クリック →「グループ化」→「グループ化」してから、1つのオブジェクトとして固定します。

Q5. 図形を表の中に入れたら表の外に飛び出しました。なぜですか?

図形・画像が「前面」「背面」などの浮動オブジェクト設定になっているためです。表内に画像を配置する場合は「文字列の折り返し:行内」に変更してください。

Q6. 印刷すると画像の位置が画面と違う場所に印刷されます。

プリンターの余白設定が原因のことが多いです。「ページレイアウト」タブで用紙サイズと余白を確認し、プリンターの設定と合わせてください。また、画像の位置を「ページ上の絶対位置」で数値固定しておくと印刷ずれを防げます。

Q7. テキストボックスも同じ方法で固定できますか?

はい。テキストボックスはデフォルトで浮動オブジェクトですが、クリックして選択後、「図形の書式」タブ →「文字列の折り返し」→「その他のレイアウトオプション」から画像と同じ手順で固定できます。

Q8. 文書をPDF保存したら画像の位置がずれました。

「ファイル」→「エクスポート」→「PDF/XPSの作成」を使用するとより忠実に変換されます。「印刷」→「Microsoft Print to PDF」はレイアウトがずれやすいため非推奨です。

Q9. 「アンカーを固定する」オプションが見当たりません。

折り返しが「行内」のときはアンカー設定が不要なので表示されません。まず「前面」「背面」「四角形」など浮動設定に変更してから「その他のレイアウトオプション」を開くとオプションが表示されます。

Q10. 共有した文書を相手が開いたら画像がずれていました。原因は何ですか?

送り先のWordバージョン・OS・プリンター設定(デフォルトプリンターが異なると余白が変わる)が原因です。対策として(1)フォントを埋め込む、(2)「ページ上の絶対位置」で画像を固定する、(3)PDFで共有する、の3つが有効です。

まとめ

Wordで図・画像・図形が勝手に動く問題は、「文字列の折り返し」の設定とアンカーの理解で解決できます。

  • 最初に試すこと:画像を右クリック →「文字列の折り返し」→「行内」に変更する
  • ページに完全固定したい場合:「その他のレイアウトオプション」→「ページ上の位置を固定する」にチェック
  • 精密な位置指定をしたい場合:「位置」タブで水平・垂直の絶対位置を数値指定する
  • 表の中の画像がずれる場合:折り返しを「行内」に変更し、行の高さを「固定値」にする

設定を一度正しく行えば、その後テキストを編集しても画像が動かなくなります。ぜひ本記事の手順を参考に設定を見直してみてください。

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