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【2026年最新版】Windows 11 WinPEイメージのサービシング修復対処法【完全ガイド】

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【2026年最新版】Windows 11 WinPEイメージのサービシング修復対処法【完全ガイド】

「WinPEイメージにドライバーやパッケージを追加しようとしたらDISMコマンドがエラーで失敗する」「ブート構成(BCD)を修正したWinPE起動メディアが正常に起動しない」「WinPEのサービシング作業中にイメージが破損してしまった」――Windows展開担当者やITプロフェッショナルからこうした報告が後を絶ちません。本記事では、Windows 11環境でのWinPE(Windows Preinstallation Environment)イメージのサービシング・修復・ブート構成の問題を完全解説します。

WinPE作成とDISMツール

この記事でわかること

  • WinPEのサービシング作業の基本とよくある失敗パターン
  • DISMエラーコード別の具体的な対処法
  • ブート構成(BCD)が壊れた場合の修復手順
  • 正しいWinPEイメージのマウント・アンマウント・コミット手順
  • Windows 11(ADK 11)固有の注意点

WinPEとサービシングの基礎知識

WinPE(Windows Preinstallation Environment)は、Windowsのインストール・修復・診断のために使われる軽量なOSです。USBメモリやDVDから起動し、Windowsが起動できない状態でも各種作業が行えます。ITプロフェッショナルやシステム管理者にとって不可欠なツールです。

WinPEサービシングとは

WinPEをカスタマイズする作業を「サービシング(Servicing)」と呼びます。以下のような作業が含まれます。

サービシング作業 内容 主なコマンド
ドライバー追加 NIC/ストレージドライバーを組み込む DISM /Add-Driver
パッケージ追加 PowerShell・HTA・スクリプティングを有効化 DISM /Add-Package
フォント追加 日本語フォントなどを組み込む DISM /Add-Package
スクリプト配置 起動時に実行するスクリプトを追加 ファイルコピー
BCD編集 ブートオプションの設定 bcdedit

Windows 11 ADK(Assessment a​nd Deployment Kit)

WinPEの作成・サービシングには、MicrosoftのADKとWinPEアドオンが必要です。Windows 11向けのADK(バージョン10.1.26100以降)では、WinPEのベースWIMファイルの構造が一部変更されています。古いADKで作成したWinPEイメージを新しい環境でサービシングしようとすると、互換性エラーが発生することがあります。

よくあるエラーと原因の分類

WinPEサービシング作業で発生するエラーは、主に以下のカテゴリに分類されます。

ブート構成(BCD)修復

DISMエラーコード別の詳細

エラー 0x800f0906 / 0x800f081e

これはイメージファイルの整合性チェックに失敗したことを示します。主な原因はWIMファイルの破損、または互換性のないADKバージョンの使用です。

エラー 0x800f0954

マウントされたイメージへのアクセス権限が不足していることを示します。管理者権限なしでDISMを実行した場合に発生します。

エラー 87(パラメーター不正)

コマンドの構文エラーです。スラッシュとバックスラッシュの混在、パスのスペース処理の誤りが原因であることが多いです。

エラー 1726(リモートプロシージャコール失敗)

DISMホストプロセスが異常終了したことを示します。大規模なパッケージ追加中のシステムリソース不足、またはウイルス対策ソフトの干渉が原因です。

対処法:段階的な修復手順

Step 1: 環境の確認と準備

サービシング作業を始める前に、以下を確認します。

  1. コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開く(これが最重要)
  2. ADKのバージョン確認:C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment a​nd Deployment Kit\フォルダのバージョンを確認
  3. 作業用フォルダを用意(例: C:\WinPE_work\
  4. 十分なディスク空き容量を確保(最低5GB以上推奨)

Step 2: WinPEの環境ファイルをコピーして初期化

ADKに含まれるcopype.cmdを使って作業環境を作成します。

:: ADKのDeployment Tools環境を開く
"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment a​nd Deployment Kit\Deployment Tools\DandISetEnv.bat"

:: WinPE環境を作成(x64の場合)
copype amd64 C:\WinPE_work

Step 3: WIMファイルのマウント(正しい手順)

イメージのマウントでよくあるミスを避けるため、以下の手順を厳守してください。

:: マウント先フォルダを作成
mkdir C:\WinPE_work\mount

:: WIMをマウント(インデックス1を指定)
Dism /Mount-Image /ImageFile:"C:\WinPE_work\media\sources\boot.wim" /Index:1 /MountDir:"C:\WinPE_work\mount"

重要: マウント中はウイルス対策ソフトの除外設定にマウントフォルダを追加してください。スキャンがマウントファイルにアクセスするとイメージ破損の原因になります。

Step 4: ドライバーまたはパッケージの追加

:: ドライバーを追加する場合(.infファイルを指定)
Dism /Image:"C:\WinPE_work\mount" /Add-Driver /Driver:"C:\Drivers\NetworkDriver.inf"

:: フォルダ内の全ドライバーを一括追加(サブフォルダも含む)
Dism /Image:"C:\WinPE_work\mount" /Add-Driver /Driver:"C:\Drivers\" /Recurse

:: PowerShellサポートパッケージを追加
Dism /Image:"C:\WinPE_work\mount" /Add-Package /PackagePath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment a​nd Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\WinPE-WMI.cab"

Step 5: 正しいアンマウントとコミット

アンマウント時にコミット(変更を保存)することを必ず行います。

:: 変更をコミットしてアンマウント
Dism /Unmount-Image /MountDir:"C:\WinPE_work\mount" /Commit

:: もし変更を破棄する場合(エラーが発生した場合)
Dism /Unmount-Image /MountDir:"C:\WinPE_work\mount" /Discard

Step 6: 破損したマウントのクリーンアップ

サービシング中にエラーが発生してマウントが中途半端な状態になった場合の対処です。

:: マウント状態の確認
Dism /Get-MountedImageInfo

:: 破損したマウントのクリーンアップ
Dism /Cleanup-Mountpoints

:: イメージファイル自体の整合性確認
Dism /Check-ImageHealth /ImageFile:"C:\WinPE_work\media\sources\boot.wim" /Index:1

Step 7: ブート構成(BCD)の修復

WinPE起動メディアのブート構成が破損した場合の修復手順です。

:: MakeWinPEMediaで起動メディアを作成(BCDも自動設定される)
MakeWinPEMedia /UFD C:\WinPE_work E:

手動でBCDを修正する場合は、以下のようにbcdeditを使います。

:: BCDストアを新規作成(USBドライブがE:の場合)
bcdedit /createstore E:\boot\bcd
bcdedit /store E:\boot\bcd /create {bootmgr} /d "Windows Boot Manager"

ただし、BCDの手動編集は複雑なため、MakeWinPEMediaコマンドでの再作成が最も確実です。

エラーコード別 対処法一覧

エラーコード 主な原因 推奨対処法
0x800f0906 WIMファイル破損 ADKから新規WIMをコピーしてやり直す
0x800f081e パッケージ非対応 ADKバージョンをイメージに合わせる
0x800f0954 権限不足 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
87 コマンド構文エラー パスをダブルクォートで囲み再試行
1726 AV干渉またはリソース不足 AV除外設定追加・メモリ増設
マウント解除不可 プロセスがファイルを掴んでいる Dism /Cleanup-Mountpoints実行後に再試行
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よくある質問(FAQ)

Q: DISMのCleanup-Mountpointsを実行しても「マウントポイントが見つかりません」と表示されます。

A: Windowsのサービシングデータベースに残骸が残っている場合があります。レジストリのHKLM\SOFTWARE\Microsoft\WIMMount\Mounted Imagesキーを確認し、対応するエントリを削除してから再試行してください。ただしレジストリ編集は慎重に行い、必ずバックアップを取ってから作業してください。

Q: Windows 11 24H2のADKでWindows 11 22H2用のWinPEは作れますか?

A: ADKはWinPEの対象OSバージョンと一致させることが推奨されます。異なるバージョンのADKでのサービシングは、一部のパッケージで非互換エラーが発生する可能性があります。ただし、ドライバーの追加程度であれば異なるバージョン間でも動作することが多いです。

Q: WinPEからPowerShellを使いたいのですが、起動しても「PowerShellは見つかりません」と言われます。

A: WinPEにはデフォルトでPowerShellが含まれていません。サービシング作業でWinPE-WMI、WinPE-NetFX、WinPE-Scripting、WinPE-PowerShellの4つのオプションパッケージを追加する必要があります。追加する順番も重要で、WinPE-WMI → WinPE-NetFX → WinPE-Scripting → WinPE-PowerShellの順に追加してください。

Q: UEFI対応のWinPE起動メディアを作るにはどうすればいいですか?

A: MakeWinPEMedia /UFD C:\WinPE_work E:コマンドで作成したUSBメモリは、UEFI(GPT)でもレガシーBIOS(MBR)でも起動可能なハイブリッド形式になります。ただし、USBメモリはFAT32フォーマットである必要があり、容量は最大32GBまでの制限があります(FAT32の制限)。32GB超のUSBメモリを使う場合は別途パーティション設定が必要です。

Q: サービシング後のWinPEで日本語が文字化けします。

A: 日本語フォントとIMEパッケージが追加されていない可能性があります。WinPE-FontSupport-JA-JP.cab(日本語フォント)とWinPE-HTA.cab(スクリプティング)をサービシングで追加し、winpeshl.iniまたはstartnet.cmdで日本語ロケール(dism /set-localpath)を設定してください。

Q: 複数のPCで同じWinPE作業環境を共有したいのですが、WIMファイルをネットワーク共有から直接マウントできますか?

A: DISMによるイメージのマウントはローカルドライブのみサポートされています。ネットワーク共有上のWIMは、まずローカルにコピーしてからマウントする必要があります。コピーせずにネットワーク上でマウントしようとすると、エラーになる場合があります。

まとめ

Windows 11環境でのWinPEサービシング・修復作業は、正しい手順と注意点を守れば確実に実施できます。最も重要なポイントをまとめます。

  • 大前提: 必ず管理者権限のコマンドプロンプトで作業する
  • マウント管理: アンマウント時は必ず/Commitを指定し、失敗した場合は/Discardでクリーンアップ
  • AV対策: ウイルス対策ソフトのリアルタイム保護からマウントフォルダを除外する
  • バージョン管理: ADKとWinPEアドオンは常に同じバージョンのものを使用する
  • BCD修復: ブート構成の問題は手動編集よりMakeWinPEMediaによる再作成が確実

Windows 11の継続的なアップデートに伴い、ADKも定期的に更新されます。Microsoftの公式ドキュメント「Windows PE (WinPE)」(docs.microsoft.com)で最新情報を確認しながら作業することをお勧めします。WinPEは一度正しい手順をマスターすれば、システム管理の強力な武器になります。

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