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Amazon eeroのプレミアムセキュリティサービス「eero Plus」にはMalwarebytesとの統合機能が含まれており、ネットワーク上の脅威をリアルタイムで検知・ブロックします。しかし「eero Plus のDashboardを見たら、自分の閲覧履歴が詳細に記録されていた」「Malwarebyteとの統合でどの程度のブラウジング履歴がログに残るか不安」という声が多く寄せられています。
本記事では、eero PlusおよびMalwarebyteとの統合で記録されるデータの種類と範囲を明確にしたうえで、プライバシーを保護するための設定変更・ログ削除・最適な構成の選択方法を詳しく解説します。

この記事でわかること
- eero PlusのMalwarebytes統合が記録するデータの内容と範囲
- eeroのプライバシーダッシュボードで見える情報の種類
- ブラウジング履歴ログを最小化・無効化するための設定手順
- DNS over HTTPS(DoH)設定でのプライバシー保護
- eero Plus継続 vs. 解約の判断基準
eero PlusとMalwarebytes統合の基礎知識
eero Plusとは
eero Plusは、Amazon傘下のeeroが提供する月額サブスクリプションのセキュリティサービスです。標準のeeroルーターにセキュリティ機能を追加するサービスで、以下の機能を提供します。
- 広告ブロック
- フィッシング・マルウェアサイトのブロック(Malwarebytes提供)
- ペアレンタルコントロール(コンテンツフィルタリング)
- 1Passwordのパスワードマネージャー
- VPNサービス
Malwarebytes統合の仕組み
eero PlusのMalwarebytes統合は、ルーターのDNSフィルタリングレベルで動作します。具体的には、ネットワーク上のデバイスが名前解決(DNS クエリ)を送信するたびに、そのドメインをMalwarebytesの脅威データベースと照合します。悪意のあるサイトのドメインへのアクセスをDNSレベルでブロックする仕組みです。
この仕組みの性質上、どのデバイスがいつどのドメインにアクセスしたかというDNSクエリの記録がeeroのシステムに残ります。これが「閲覧履歴がログに残る」という感覚につながっています。
記録されるデータの実際の範囲
eeroのプライバシーポリシーおよびMalwarebytes統合の仕様によると、記録されるデータは主にDNSクエリ(アクセスしたドメイン名)です。URLのフルパス(ページの具体的なURL)や、ページの内容・入力フォームの情報は記録されません。また、記録されたデータはeeroのダッシュボードで確認できるアクティビティログとして表示されます。
記録されるデータの種類一覧
| データの種類 | 記録される | 詳細 |
|---|---|---|
| DNSクエリ(ドメイン名) | ○ 記録あり | どのドメインにアクセスしたかが記録される |
| URLフルパス | × 記録なし | ページのURLの詳細は記録されない |
| ページ内容・テキスト | × 記録なし | 閲覧したページの内容は記録されない |
| アクセス日時 | ○ 記録あり | DNSクエリのタイムスタンプが記録される |
| デバイス情報(IPアドレス・MACアドレス) | ○ 記録あり | どのデバイスからのアクセスかが特定される |
| ブロックされたアクセスの詳細 | ○ 記録あり | セキュリティブロック発生時に詳細ログが残る |
| フォーム入力・パスワード | × 記録なし | 暗号化通信(HTTPS)の内容は不可視 |

対処法
対処法1:eeroアプリのアクティビティログを確認・削除する
まずeeroアプリで実際に記録されているログの内容を確認しましょう。
- スマートフォンでeeroアプリを開く
- 右下の「詳細」または「ホーム」タブをタップ
- 「アクティビティ」をタップ
- 表示されているログの内容(ドメイン・デバイス・時刻)を確認する
アクティビティログを削除するには:
- eeroアプリの「設定」を開く
- 「プライバシー」または「詳細設定」を選択
- 「アクティビティデータの削除」を選択してクリア
なお、ログの削除はeeroのサーバー上のデータも含めて処理されます。削除後は新しいアクセスのみが記録され始めます。
対処法2:Secure DNS(DoH)をデバイス側で設定してeeroのDNSをバイパスする
デバイス側でDNS over HTTPS(DoH)を設定すると、DNSクエリがeeroのDNSサーバーを経由せず暗号化されて直接DoHプロバイダーに送信されます。これによりeeroのDNSログにドメイン情報が記録されなくなります。
Windows 11でのDoH設定手順:
- 「設定」>「ネットワークとインターネット」を開く
- 接続中のWi-FiまたはEthernetをクリック
- 「DNSサーバーの割り当て」の「編集」をクリック
- 「手動」を選択し、DNS設定を「DNS over HTTPS(自動テンプレート)」に変更
- 優先DNSに「1.1.1.1」、代替DNSに「1.0.0.1」を入力(Cloudflare DoH)
- 「保存」をクリック
Android 16でのPrivate DNS設定:
- 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「プライベートDNS」を開く
- 「プロバイダのホスト名」を選択
- 「cloudflare-dns.com」を入力して保存
ただし、DoHを使用するとeero PlusのMalwarebytes統合による脅威ブロック機能が一部または完全に無効になります。セキュリティとプライバシーのトレードオフをご理解のうえ設定してください。
対処法3:特定デバイスのアクティビティログを無効にする
eeroアプリでは、デバイス単位でアクティビティの記録を制限できる場合があります。
- eeroアプリを開く
- 「デバイス」タブから対象のデバイスを選択
- 「アクティビティ」または「プロファイル設定」を開く
- 「アクティビティの記録」をオフにする
この設定は、特定の家族メンバーや自分のデバイスだけログを残さない設定として有用です。ペアレンタルコントロール目的のデバイスはオン、大人のデバイスはオフという使い分けができます。
対処法4:eero PlusのMalwarebytes統合をオフにする
セキュリティ機能よりプライバシーを優先する場合、eero Plusの各機能を個別にオフにすることができます。
- eeroアプリの「設定」を開く
- 「eero Plus」をタップ
- 「脅威からの保護」または「Malwarebytes連携」の項目を選択
- トグルをオフにする
Malwarebytes統合をオフにしても、eero Plus自体の他の機能(広告ブロック・VPN・パスワードマネージャー)は引き続き利用できます。
対処法5:eero Plusを解約してサードパーティのDNSフィルタリングに移行する
プライバシーをより厳格に管理したい場合は、eero Plusを解約してNextDNSやAdGuard HomeなどのDNSフィルタリングサービスに移行することを検討できます。これらのサービスはログ保持の設定が詳細にカスタマイズでき、ローカル処理オプションもあります。

プライバシー設定の比較表
| 構成 | DNSログ記録 | 脅威ブロック | プライバシーレベル |
|---|---|---|---|
| eero Plus デフォルト(Malwarebytes オン) | あり(ドメイン・日時) | あり | 低 |
| eero Plus + デバイス側DoH | なし(eero側) | 部分的(ブラウザのみ) | 中〜高 |
| eero Plus + Malwarebytes オフ | 最小限 | なし(eero標準のみ) | 中 |
| eero Plus 解約 + NextDNS | カスタム設定可 | あり | 高(設定次第) |
| eero Plus 解約 + ローカルAdGuard Home | ローカルのみ | あり | 最高 |
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よくある質問(FAQ)
Q. eero PlusのDNSログはどこに保存されていますか?
DNSクエリのログはeeroのクラウドサーバー(Amazon Web Services)上に保存されます。ユーザーはeeroアプリのアクティビティ画面から確認・削除できますが、Amazonのサーバー側での保持期間についてはeeroのプライバシーポリシーで定められています。詳細は公式のプライバシーポリシーページをご確認ください。
Q. eero PlusのMalwarebytes統合はHTTPS通信の内容も見ていますか?
いいえ。DNSフィルタリングはあくまでドメイン名の照合のみで動作します。HTTPS通信の内容(ページの本文・フォーム入力など)は暗号化されているため、eeroはその内容を見ることができません。記録されるのはアクセスしたドメイン名(例:google.com)のみです。
Q. 家族のデバイスのログを自分のデバイスから見えないようにできますか?
eeroのプロファイル機能では、デバイスをグループ(家族メンバー単位)に分けて管理できます。ただし、ルーターの管理者(eeroアカウントのオーナー)は全デバイスのアクティビティを閲覧できます。eeroアカウントのオーナー権限は1人が持つ設計であるため、家族間で完全に隔離することは難しいです。
Q. DoHを設定するとeero Plusの脅威ブロックが無効になりますか?
はい、デバイス側でDoHを設定するとDNSクエリがeeroを経由しなくなるため、eero PlusのDNSベースの脅威ブロック(Malwarebytes統合)は機能しなくなります。脅威ブロック機能を維持しながらプライバシーを高めたい場合は、eero Plusを解約してNextDNSのようなプライバシー重視のDNSフィルタリングサービスに移行する方法が最も現実的です。
Q. eeroのアクティビティデータを削除してもAmazonのサーバーに残りますか?
eeroアプリからアクティビティを削除すると、ユーザーの閲覧可能なデータは削除されます。ただし、eeroのプライバシーポリシーに基づく保持期間やバックアップデータの扱いについては、公式ドキュメントで確認することをおすすめします。より厳格なデータ削除を求める場合は、eeroサポートへの問い合わせまたはアカウント削除リクエストが必要になることがあります。
Q. eero Plusを解約するとMalwarebyteの保護がなくなりますか?
eero Plus解約後は、Malwarebytes統合による脅威ブロックは利用できなくなります。ただし、eeroルーター自体の基本的なセキュリティ機能(ファイアウォール・ポートスキャン検知など)は引き続き動作します。マルウェア対策は各デバイスにインストールしたウイルス対策ソフトウェアで補う必要があります。
Q. NextDNSはeero Plusの代替になりますか?
NextDNSはDNSフィルタリングに特化したサービスで、広告ブロック・マルウェアドメインブロック・ログ管理を詳細にカスタマイズできます。ログの保持期間を設定でき、ローカルのみに制限するオプションもあります。月額約200円〜と比較的安価で、eero Plusのセキュリティ機能の代替として十分機能します。ただし1PasswordやVPNはeero Plusの方がパッケージとして充実しています。
まとめ
eero PlusとMalwarebytes統合で記録されるブラウジング履歴ログへの対処法を整理します。
- eeroアプリのアクティビティログで記録内容を確認し、不要なログを削除する
- プライバシーを優先するデバイスにDNS over HTTPSを設定してeeroのDNSをバイパスする
- デバイス単位でアクティビティ記録をオフにする設定を活用する
- Malwarebytes統合のみをオフにしてeero Plusの他機能は継続利用する
- より高いプライバシーが必要な場合はNextDNSまたはローカルのAdGuard Homeへの移行を検討する
eero PlusのMalwarebytes統合はDNSレベルのフィルタリングであり、HTTPS通信の内容は記録されません。記録されるのはアクセスしたドメイン名・日時・デバイス情報のみです。プライバシーとセキュリティのバランスを自分のニーズに合わせて設定してください。
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