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Wordで作成した長文ドキュメントに相互参照を設定したのに、いざ確認してみると「エラー!ブックマークが定義されていません」と表示されていたり、クリックしてもリンク先に飛ばなかったりという経験はありませんか?
相互参照は図表番号・見出し・ページ番号などを自動的に参照してくれる便利な機能ですが、ドキュメントを編集するうちにリンクが切れたり、番号がズレたりするトラブルが起きやすい機能でもあります。
この記事では、Wordの相互参照が機能しない・リンクが切れる原因と対処法を初心者にもわかりやすく解説します。手順通りに試していただければ、ほとんどのケースで解決できます。

📋 この記事でわかること
- Wordの相互参照が機能しなくなる主な原因
- 「エラー!ブックマークが定義されていません」の直し方
- フィールドの更新で番号のズレを解消する方法
- 相互参照を正しく再挿入する手順
- 相互参照の種類と使い分けの一覧
Wordの相互参照とは?基本のおさらい
相互参照とは、同じ文書内の別の場所にある要素(見出し・図表番号・ページ番号・脚注など)を参照するための機能です。論文・報告書・マニュアルなど長文ドキュメントでよく使われます。
たとえば本文中に「詳細は図3を参照してください」と書いたとき、相互参照を使えば図番号が自動的に更新されるため、図の追加・削除をしても手動で番号を修正する必要がありません。
相互参照の挿入方法(基本手順)
- 参照を挿入したい場所にカーソルを置く
- リボンの「参照」タブをクリック
- 「相互参照」ボタンをクリック
- 参照の種類(見出し・図・表など)を選択
- 参照先の項目を選んで「挿入」をクリック
相互参照は内部的にはWordの「フィールドコード」という仕組みで動いています。フィールドが正しく更新されない場合や、参照先のブックマークが壊れた場合に、エラーが発生します。

相互参照が機能しない・リンクが切れる主な原因
相互参照のトラブルは大きく5つの原因に分類できます。まず自分のケースがどれに当てはまるかを確認しましょう。
原因1:フィールドが更新されていない
相互参照はフィールドコードを使って値を表示しています。文書を編集してもフィールドが自動更新されないと、古い番号やページ番号が表示され続けます。特に図表の追加・削除後によく発生します。
原因2:参照先の見出しスタイルが変更・削除された
見出しへの相互参照は、Wordの「見出し1」「見出し2」などのスタイルを基準にしています。そのスタイルが削除されたり、通常の段落スタイルに変更されたりすると、参照先が見つからなくなります。
原因3:ブックマークが壊れている・削除された
相互参照は内部でブックマークを使って参照先を特定します。コピー・貼り付け操作や外部アプリとの連携でブックマークが消えると「ブックマークが定義されていません」というエラーが表示されます。
原因4:Wordのバージョン・互換性の問題
古いバージョンのWordで作成したファイルを新しいWordで開くと、フィールドコードの解釈が変わる場合があります。また、.docx形式と.doc形式の間での変換時にも崩れることがあります。
原因5:文書の破損・キャッシュの問題
ファイル自体が部分的に破損していたり、Wordの一時ファイル・設定キャッシュが原因で相互参照が正しく機能しないケースもあります。
- 「エラー!ブックマークが定義されていません」と表示される
- 図番号・表番号がズレている
- 相互参照のリンクをクリックしても移動しない
- 印刷プレビューで「エラー」の文字が見える
- ファイルを保存・再度開いたら参照がおかしくなった
対処法1:見出しスタイルを確認・修正する
相互参照が「見出し」を対象にしている場合、参照先の段落が正しい見出しスタイル(見出し1・見出し2など)になっているか確認します。
手順
- 参照先のテキスト(例:「第3章 設定方法」)をクリック
- リボン「ホーム」タブの「スタイル」グループを確認
- 「見出し1」や「見出し2」が選択されているかチェック
- 「標準」や「本文」になっていたら → 適切な見出しスタイルをクリックして適用
- 全文書で同様に確認(Ctrl+Hの「書式検索」も活用可)
スタイルを変更した後は必ずフィールドを更新(対処法2)してください。スタイルを直しただけではエラー表示が残ります。
スタイルの一括確認方法
「ナビゲーションウィンドウ」を使うと文書内の見出し一覧が確認できます。表示タブ → ナビゲーションウィンドウにチェックを入れると、左側に見出し構造が表示されます。ここで見出しとして認識されていない項目が参照先になっている場合は修正が必要です。
対処法2:フィールドを更新して番号のズレを解消する
最もよく起きるトラブルで、かつ最も簡単に解決できるのがフィールドの更新不足です。図表を追加・削除した後は必ずフィールドを更新しましょう。
全フィールドを一括更新する手順
- 文書全体を選択:Ctrl+A
- フィールド更新:F9キーを押す
- ダイアログが表示された場合は「フィールド全体を更新する」を選択
- 目次がある場合は「目次全体を更新する」を選択して番号も更新
印刷時に自動更新する設定(推奨)
毎回手動更新するのが手間な場合は、印刷前に自動更新される設定にしておくと便利です。
- 「ファイル」→「オプション」をクリック
- 「表示」をクリック
- 「印刷オプション」の「印刷前にフィールドを更新する」にチェック
- 「OK」をクリック
- 特定のフィールドのみ更新:そのフィールドを選択してF9
- 文書全体を更新:Ctrl+A → F9
- 目次のみ更新:目次を右クリック → 「フィールドの更新」

対処法3:ブックマークを確認・修復する
「エラー!ブックマークが定義されていません」というメッセージが出る場合、相互参照が参照しているブックマークが文書から消えています。
ブックマークの一覧を確認する手順
- 「挿入」タブをクリック
- 「リンク」グループの「ブックマーク」をクリック
- 文書内のブックマーク一覧が表示される
- 「隠しブックマークを表示する」にチェックを入れると相互参照用ブックマークも表示される
一覧に表示されないブックマークに向けて相互参照が作られている場合、そのブックマークは既に削除されています。
エラー表示の相互参照を削除して再挿入する
- エラーが表示されている相互参照をクリックして選択
- Deleteキーで削除
- 再度「参照」タブ → 「相互参照」から正しい参照先を選んで挿入
ブックマーク名に使えるのは半角英数字とアンダースコアのみです。日本語や空白・記号は使用できません。自動生成されるブックマーク名が壊れている場合、手動で修正が必要になります。
ブックマークを表示して確認する方法
ブックマークを画面上に表示させることで、意図せず削除してしまうのを防げます。
- 「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」
- 「文書のコンテンツを表示する」の「ブックマークを表示する」にチェック
- 「OK」をクリック
設定後、ブックマークがある箇所に灰色の括弧(「[ ]」)が表示されるようになります。これにより、うっかり選択・削除するリスクが減ります。
対処法4:Wordをアップデート・修復する
Wordのバグやファイルの互換性問題が原因の場合、アップデートまたはOfficeの修復インストールで解決することがあります。
Microsoft 365 / Wordのアップデート手順
- Wordを開き、「ファイル」をクリック
- 「アカウント」をクリック
- 「Office更新プログラム」の「今すぐ更新」をクリック
- 更新が完了したらWordを再起動
Officeの修復インストール
アップデートで直らない場合はOfficeを修復インストールします。
- Windowsの設定を開く(Windowsキー+I)
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」をクリック
- 「Microsoft 365」または「Microsoft Office」を探してクリック
- 「変更」をクリック
- 「クイック修復」を選択して「修復」をクリック
- 完了後も改善しない場合は「オンライン修復」を試す
タイトルバーに「[互換モード]」と表示されている場合、古い形式(.doc)でファイルが開かれています。「ファイル」→「変換」をクリックして.docx形式に変換することで、相互参照の動作が安定することがあります。
対処法5:相互参照を削除して再挿入する
上記の方法で解決しない場合は、エラーになっている相互参照を一度削除してゼロから挿入し直すのが確実です。
相互参照を再挿入する手順(完全版)
- 参照先の見出し・図表・ブックマークが正しく設定されているか確認する
- エラーの相互参照をドラッグで選択
- Deleteキーで削除する
- カーソルを挿入したい位置に置く
- リボン「参照」タブ →「相互参照」をクリック
- 「参照する項目」から種類を選択(見出し・図・表・ブックマークなど)
- 「参照する内容」を選択(ページ番号・見出し番号・テキストのみなど)
- 一覧から参照先の項目をクリック
- 「ハイパーリンクとして挿入する」にチェックを入れる(クリックで移動できるように)
- 「挿入」→「閉じる」をクリック
複数の相互参照を一括チェックする方法
文書全体のエラーを一括で見つけるには、Ctrl+Hの「検索と置換」を使います。
- Ctrl+Hで「検索と置換」ダイアログを開く
- 「検索する文字列」に「エラー!」と入力
- 「すべて検索」をクリックするとエラー箇所が一覧表示される
- 各エラーを確認して手動で修正する
図表番号を正しく設定し直す手順
図表番号への相互参照がエラーになる場合は、図表番号自体が壊れている可能性があります。
- 図表を選択し、既存のキャプション(番号)を削除する
- 「参照」タブ → 「図表番号の挿入」をクリック
- ラベル(図・表・式など)と番号書式を設定して「OK」
- Ctrl+A → F9でフィールドを全更新
- 相互参照を再挿入する
相互参照の種類と「参照する内容」の一覧
相互参照ダイアログの設定項目を正しく理解することで、意図通りの参照が作れます。
| 参照する項目 | 参照できる内容 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| 見出し | 見出しテキスト・ページ番号・見出し番号 | 「詳細は第3章(p.12)を参照」のような参照 |
| 図 | ラベルと番号・キャプション全体・ページ番号 | 「図3のように」「下図参照」 |
| 表 | ラベルと番号・キャプション全体・ページ番号 | 「表1に示すとおり」 |
| ブックマーク | ブックマークテキスト・ページ番号・段落番号 | 特定の段落・テキストへのリンク |
| 脚注・文末脚注 | 脚注番号・脚注テキスト | 論文・報告書での注釈参照 |
| 数式 | ラベルと番号・キャプション全体・ページ番号 | 「式(2)より」などの数式参照 |
「参照する内容」の選び方
| 選択肢 | 表示される内容 | 例 |
|---|---|---|
| ページ番号 | 参照先のページ数字のみ | 12 |
| テキストのみ | 見出し・キャプションのテキスト | 設定方法について |
| ラベルと番号 | 「図3」「表2」など | 図3 |
| 段落番号 | アウトライン番号 | 3.1 |
| 上 / 下 | 参照先が現在位置より上か下かを自動判定 | 上記・下記 |
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まとめ
Wordの相互参照が機能しない・リンクが切れるトラブルの原因と対処法をまとめると以下の通りです。
| 症状 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| エラー!ブックマークが定義されていません | ブックマーク・参照先の削除 | 相互参照を再挿入(対処法3・5) |
| 図表番号・ページ番号がズレている | フィールドの更新不足 | Ctrl+A → F9(対処法2) |
| クリックしても飛ばない | Ctrl+クリック設定・リンク切れ | Ctrl+クリックを試す→再挿入 |
| 見出しが参照一覧に出ない | 見出しスタイルが適用されていない | 見出しスタイルを適用(対処法1) |
| 変換後に相互参照が壊れた | 互換モード・バージョン差異 | .docxに変換→F9→再挿入(対処法4・5) |
相互参照のトラブルの大半は、①フィールドの更新不足(F9で解決)か、②参照先のスタイル・ブックマークが壊れた(再挿入で解決)のどちらかです。まずCtrl+A → F9を試し、それでも直らない場合は参照先のスタイルを確認してから相互参照を再挿入してみてください。
長文ドキュメントを扱う場合は、ファイルを保存する前にF9で定期的にフィールドを更新する習慣をつけると、相互参照のトラブルをほぼ防ぐことができます。この記事が皆さんのWord作業の一助になれば幸いです。
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