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作業をしようとしたら、キーボードが動かない、キーを押しても何も入力されなかったり、押したキーと異なる文字が入力されたりすることが、長く使っていると起きたりします。
今回はWindowsのキーボード入力がおかしい場合の対処方法についてご紹介します。問題が起きた時に適切に対処できるよう、ご覧ください。
Windowsでキーボード入力がおかしい場合の対処方法
キーボードのキーを押しても何も入力されない、押したキーと別の文字が入力されるなど、何らかの理由でキーボードが正常に入力できなくなることがあります。
対処方法に関しては、原因により異なります。
一部のキーでしか入力することができない場合の対処方法
一部のキーだけでしか入力することができなかったり、一部のキーで意図しない文字が入力されたりする場合は、キーボードの設定や、パソコンやアプリケーションの状態などを確認します。
次の項目を実施・確認していきます。
①【テンキーの設定を確認する】
テンキーから文字入力することができない場合は、テンキー入力がオフになっていたり、テンキーに別の操作が割り振られている可能性があります。
②【放電】を行う
パソコン本体に不要な電気が帯電していると、正常に動作しないことがあります。
この場合、帯電している電気を放出するために、放電を行う必要があります。
③【NXパッドのズーム機能を無効にする】
一部の機種では、NXパッドのズーム機能を設定している場合、指がNXパッドに触れてしまうと、Ctrlキーを押している状態として認識されてしまうことがあります。
ズーム機能の項目を無効にすることで改善されるか確認します。
④【他のアプリケーションで入力することができるかを確認する】
使用しているアプリケーションが原因で文字入力が正しく行われていない可能性もあります。
使用するアプリケーションを変更し、他のアプリケーションでは正しく入力することができるか確認します。
特定のアプリケーションのみで文字が正しく入力できない場合は、そのアプリケーションに問題がある可能性が高いですので、アプリケーションを再インストールするか、アプリケーションの提供元へ問い合わせてください。
⑤【追加アプリケーションを確認する】
文字が正しく入力できない問題が起きた頃に、パソコンに追加したアプリケーションなどがあれば、一度削除することにより、問題が改善される場合があります。
⑥【BIOSを初期化する】
BIOS設定を初期化してみて、問題が改善されるかどうかを確認します。
キーを押し続けないと入力することができない場合の対処方法
誤入力を防ぐためのフィルターキー機能が設定されている場合、通常の文字入力の際に、キーを長く押し続けないと文字入力できなかったり、続けての入力ができなかったりする場合があります。
何も入力することができない場合の対処方法
キーボードが反応せず何も入力することができない場合は、キーボードの状態や文字入力の設定など、様々な原因が考えられます。次の項目を実施・確認していきます。
①【キーボードの状態を確認】
パソコン側がキーボードを認識できてない可能性がありますので、ケーブルを差し直してみます。
差し直しても改善されない場合は、パソコンに接続されている全ての機器を外し、パソコンを再起動して正常に動くか確認します。
ワイヤレスキーボードの場合は、電源が入っているか、電池が残っているかを確認してください。
②【アプリケーションの問題かを確認】
アプリケーションで文字入力をすることができない場合は、アプリケーションの画面がアクティブウインドウになっているかを確認します。
それでも文字入力をすることができない場合は、特定のアプリケーションでのみ起こっているかを確認するために文字入力をできるアプリケーションを別途起動し、同じように入力することができないかを確認します。
もし、特定のアプリケーションでのみ文字入力をすることができない場合は、そのアプリケーションに何らかの問題があります。
③【フィルターキー機能を無効】
フィルターキー機能が有効になっていると、キーを長く押さないと文字入力をすることができなかったり、続けて入力することができなかったりしまいます。
フィルターキー機能が有効になっている場合は、無効にしてみて正常に動作するかを確認してみます。
④【ドライバーを再インストール】
キーボードのドライバーのバージョンが古かったり、破損していると、キーボードが正常に動作しなくなることがあります。
ドライバーを再インストールして、改善されるかを確認します。
⑤【放電】
パソコン本体に不要な電気が帯電していると、正常に動作しないことがあります。
この場合、帯電している電気を放出するために、放電を行う必要があります。
⑥【BIOSを初期化】
BIOS設定を初期化してみて、問題が改善されるかどうかを確認します。
⑦【システムの復元】
システムの復元を行ってみて、キーボードが正常に使えていた時のじょうたいに戻すことで、改善される可能性があります。
キーボードの配列通りに入力することができない時の操作手順
キーボードの配列通りに入力することができない場合は、ドライバーが英語など、日本語キーボード以外になっている可能性があります。
「操作手順」
- ①Windowsキーを押しながら【X】キーを押し、表示一覧から【デバイスマネージャー】をクリックします。
- ②デバイスマネージャーが表示されますので、キーボードをダブルクリックし、表示されたキーボードをダブルクリックします。
- ③【プロパティ】が表示されますので【ドライバー】タブをクリックし、【ドライバーの更新】をクリックします。
- ④【ドライバーソフトウェアの更新】が表示されますので、【コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します】をクリックします。
- ⑤【コンピューター上のドライバーソフトウェアを参照します】が表示されますので、【コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します】をクリックします。
- ⑥【このハードウェアのためにインストールするデバイスドライバーを選択してください】が表示されますので【互換性のあるハードウェアを表示】のチェックを外します。
- ⑦【製造元】ボックスが表示されますので、【製造元】ボックスから標準キーボードをクリックし、【モデル】ボックスから【日本語キーボード】をクリックします。
- ⑧【ドライバーの更新警告】が表示されたら、【はい】をクリックします。
- ⑨【ドライバーソフトウェアが正常に更新されました】が表示されたら、【閉じる】をクリックします。
- ⑩【プロパティ】画面に戻ったら、【閉じる】をクリックし、【システム設定の変更】が表示されたら【はい】をクリックします。自動で再起動されて、完了です。
テンキーから数字を入力することができない
テンキーから数字を入力することができない場合は、テンキー入力がオフになっていたり、別の操作が割り当てられていることが考えられます。
アルファベットのキーを押しても数字が入力される
ノートパソコンで、アルファベットキーを押しても数字が入力される場合、NumLockが有効になっている可能性があります。NumLockを有効にした状態でノートパソコンを使用すると、一部のアルファベットキーがテンキーとして利用されます。NumLockを無効に設定し、改善されるかを確認します。
日本語を入力することができない
入力モードや入力言語の設定などが原因で、日本語が入力されずにアルファベットで入力されてしまうことがあります。入力モードや入力言語を日本語に設定変更することで改善されるかを確認します。
ワイヤレスキーボードが正常に動作しない
ワイヤレスキーボードは、電池の消耗やパソコンの設定などが影響して、キーボードからの操作が正常に認識されないことがあります。電池の残量の確認や、電源スイッチの確認、機内モードのオン/オフなどを確認し、改善されるかを確認します。
キーボードの故障でないかも確認しよう
別のキーボードがあれば試してみる
入力がおかしくなってしまったキーボード以外にも、手元に利用可能なキーボードがあれば、それを接続して利用できるかを確かめてみてください。
別のキーボードでも入力がおかしい状況が続く場合には、これまで説明してきたソフトウェア関連の問題が原因である可能性が高いので、原因を特定して対処しましょう。
もし、別のキーボードでは問題なく入力できるという場合には、キーボード自体に問題が発生しているということになります。
有線/無線の接続に問題ないかを確かめる
入力がおかしいキーボードが有線の場合には、ケーブルが断線していないかや、古くなっていないかを確かめてみてください。
筆者は一度ケーブルの不調でキーボード入力ができなくなったことがあり、案外老朽化で使えなくなることも身におきますので、確認するようにしましょう。
Bluetooth接続など無線で入力がおかしい場合には、有線で接続した時も入力状況がおかしいままかを確かめましょう。
有線にすれば問題なく入力できるという場合には、キーボード内の無線通信をしている箇所の破損が考えられます。
新しいキーボードを購入するか、メーカーのサポートを受けて修理してもらうのが良いでしょう。
Bluetoothの問題を識別する
Bluetooth接続が正常に働いていない場合、パソコン側の問題か、キーボードの問題かを判断することが必要です。
パソコン側の問題であれば、マウスなど他のBluetoothで接続しているデバイスも使用できなくなっている可能性があります。この場合は、キーボードの問題ではありませんのでパソコン側の対応をする必要があります。
再起動や初期化なども試して改善がなければハードウェアの問題ということとなりますので、修理をするかどうかを検討するようにしましょう。
キーボードの充電に問題がないかを確かめる
また、Bluetooth接続のキーボードの場合には、独立端末であるため、充電がきちんとされているかも確認してください。
電池残量が残り僅かになってくると、端末が正常に作動できずにキーボード入力が反応しなくなる場合があります。
キーボード内や接続箇所に汚れがないかを確かめる
長年使っているキーボードの場合には、キーの隙間や内部に埃などが溜まってしまい、操作が正常に作動しなくなってしまう場合があります。
よく使う特定のキーだけ、どれだけ押しても反応しないなどといった場合は、そのキーの裏側に埃が溜まっていたり、電子信号に変える場所が破損していたりします。
キーボードを長く使い続けるためにも、定期的にお掃除するなどメンテナンスを心がけてください。
Windowsのキーボードトラブルの最新トピック: アップデート後の不具合とその解決方法
近年、Windowsのアップデートによってキーボードの動作が不安定になる事例がいくつか報告されています。特に、2024年以降のWindows 11のアップデートで、特定のデバイスにおいて入力に遅延が発生したり、いくつかのキーが無効化される問題が指摘されています。ここでは、これらの問題に対処するための具体的な手順について解説します。
Windowsアップデート後のキーボード不具合の原因
Windowsのアップデート後にキーボードに問題が発生する主な原因は、以下の点にあると考えられます。
- 新しいドライバとの互換性:アップデートに伴って、キーボードドライバやチップセットドライバが更新されることがありますが、これが既存のハードウェアと適合しない場合、入力が正しく動作しないことがあります。
- システム設定の変更:Windowsアップデート後に特定の設定(例: フィルターキーやテンキーの動作設定)がデフォルトにリセットされることがあります。
- ファームウェアの問題:特定の機種では、最新のWindowsアップデートが適用された後にファームウェアの不具合が発生し、ハードウェアとの通信が不安定になることがあります。
対処方法1: Windowsアップデートのロールバック
- 設定を開く:
スタートメニュー > 設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update
に進みます。 - 更新の履歴を見る:
更新履歴の表示
をクリックし、直近の更新内容を確認します。 - 更新をアンインストール:特定の更新プログラムに問題がある場合、
更新プログラムをアンインストールする
オプションを選択し、問題のあるアップデートを削除します。
この方法で、更新前の状態に戻し、正常なキーボード動作を取り戻せることがあります。ただし、セキュリティ面でのリスクを伴うため、後に安定版の更新プログラムが公開された際には再インストールを検討してください。
対処方法2: ドライバの再インストール
ドライバの互換性が問題の場合、以下の手順でキーボードドライバの再インストールが有効です。
- デバイスマネージャーを開く:
スタートメニュー > デバイスマネージャー
を検索し、開きます。 - キーボードのセクションを展開:リストから
キーボード
セクションをクリックして展開し、使用しているキーボードドライバを右クリックします。 - ドライバをアンインストール:
デバイスのアンインストール
を選択し、ドライバを削除します。 - 再起動してドライバを自動再インストール:PCを再起動すると、Windowsが自動でキーボードドライバを再インストールします。
対処方法3: システム設定のリセット
フィルターキーや他の設定が更新でリセットされた場合、手動でこれらの設定を確認して戻すことが必要です。
- フィルターキーを確認:
スタートメニュー > 設定 > 簡単操作 > キーボード
に進み、フィルターキー
が有効になっていないかを確認します。有効になっている場合はオフに切り替えてください。 - テンキー設定を確認:テンキーが動作しない場合、NumLockキーが無効化されているかどうかを確認し、必要に応じて有効化します。
対処方法4: ファームウェアの更新
一部のメーカーでは、Windowsアップデート後に発生するハードウェアの不具合を解決するために、ファームウェアの更新を提供することがあります。
- メーカーの公式サイトにアクセス:デバイスのメーカーの公式サイトにアクセスし、キーボードやパソコン本体の最新ファームウェアが提供されているか確認します。
- ファームウェアをダウンロードし、適用:更新プログラムがある場合、それをダウンロードして適用します。
問題が解決しない場合
これらの対処法を試してもキーボードの問題が解決しない場合、ハードウェアの故障や、より深刻なシステムエラーの可能性があります。以下の追加手順を試してみてください:
- 別のキーボードを試す:外付けのUSBキーボードや無線キーボードを使って動作を確認し、問題がキーボード自体にあるかシステムにあるかを判断します。
- 専門業者に相談する:ハードウェアの故障の可能性がある場合、専門業者やメーカーのサポートに相談して修理を検討してください。
よくある質問とその回答
Q1: キーボードの一部のキーが反応しない場合、どうすればよいですか?
A1: 一部のキーが反応しない場合、まずテンキーの設定やフィルターキー機能を確認してください。また、パソコンに帯電している場合も影響があるので、放電を試してみると良いでしょう。
Q2: キーボードから入力できない場合、アプリが原因の可能性はありますか?
A2: はい、特定のアプリケーションが原因で入力できない場合があります。他のアプリケーションで正しく入力できるかを確認し、問題があるアプリを再インストールするか提供元に問い合わせてください。
Q3: Bluetoothキーボードが接続できない場合の対処方法は?
A3: Bluetoothキーボードが接続できない場合は、まず電池の残量を確認し、パソコン側のBluetooth機能が正常に動作しているか確認してください。また、他のデバイスとの接続状況もチェックし、問題がパソコン側かキーボード側かを判断します。
まとめ
今回、Windowsのキーボード入力がおかしい場合の対処方法についてご紹介しました。このキーボードの問題は、いきなり起きることが多いので、予備知識として知っておくことで、変に焦ることなく、適切に対処できるようになります。今までは問題に遭遇していいない方も、1つのケースとして把握をしておきましょう。