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もし事故や急病で意識を失ったとき、救急隊員があなたの血液型やアレルギー情報をすぐに確認できたら、命を救う助けになるかもしれません。iPhoneの「医療ID」はロック画面からでも参照できる緊急情報カードです。この記事では、医療IDの設定方法・活用方法・緊急SOS連携まで完全解説します。
この記事でわかること
- iPhoneの医療IDとは何か・どんな情報を登録すべきか
- 医療IDを設定・編集する手順(iOS 17/18対応)
- ロック画面から医療IDを表示する方法
- 緊急連絡先を登録する方法
- 緊急SOSとの連携機能
- 医療IDを家族に共有する方法
iPhoneの医療IDとは
医療ID(Medical ID)は、iPhoneのヘルスケアアプリ内にある緊急医療情報カードです。血液型・アレルギー・服用中の薬・既往症・緊急連絡先などを登録でき、iPhoneがロックされた状態でも救急隊員や医療スタッフが参照できます。2013年にiOS 8で導入され、iOS 17/18では緊急SOS・衝突事故検出との連携が強化されました。
医療IDに登録できる情報一覧
| 項目 | 内容 | 優先度 |
|---|---|---|
| 氏名 | フルネーム(自動入力) | 必須 |
| 生年月日 | 年齢確認・投薬量の参考に | 必須 |
| 血液型 | 輸血時に重要 | 必須 |
| アレルギーと反応 | 薬・食品アレルギーなど | 必須 |
| 服用中の薬 | 薬の名前・用量 | 強く推奨 |
| 既往症・持病 | 心臓病・糖尿病など | 強く推奨 |
| 緊急連絡先 | 家族・知人の連絡先 | 必須 |
| 臓器提供意思 | 提供の意思を表示 | 任意 |
| 体重・身長 | 投薬量計算の参考に | 推奨 |
| メモ | その他の補足情報 | 任意 |

医療IDを設定する手順(iOS 17/18)
ステップ1: ヘルスケアアプリを開く
iPhoneのホーム画面またはAppライブラリから「ヘルスケア」アプリ(白背景にピンクのハートのアイコン)を開きます。初回起動時は健康プロフィールの設定画面が表示されます。
ステップ2: 右下の「概要」タブを開く
ヘルスケアアプリ下部のタブバーから「概要」(iOS 17以前は「ヘルスケア」)をタップします。
ステップ3: 右上のプロフィールアイコンをタップ
画面右上にある自分のプロフィールアイコン(人型のシルエット)をタップします。「プロフィールとデバイス」画面が開きます。
ステップ4: 「医療ID」をタップ
プロフィール画面の一番上に「医療ID」が表示されます。タップして医療ID画面を開きます。初回は「医療IDを作成」ボタンが表示されます。
ステップ5: 「編集」をタップして各項目を入力
右上の「編集」をタップし、各項目を入力します。
- 氏名・生年月日:Apple IDの情報が自動入力されることがあります。正確に確認・修正してください
- 血液型:A・B・O・AB型と、Rh+/-を選択します
- アレルギーと反応:「追加」をタップし、アレルギーの名称と反応(アナフィラキシー・じんましんなど)を入力
- 服用中の薬:薬の名前と用量を入力。「ヘルスケアアプリで入力された薬」から自動インポートも可能
- 既往症・持病:心疾患・糖尿病・てんかんなど重要な情報を入力
ステップ6: 「ロック中に表示」をオンにする
医療ID設定画面の下部にある「ロック中に表示」トグルをオンにします。これにより、iPhoneがロックされた状態でも緊急時に医療情報を参照できるようになります。この設定が最も重要なポイントです。
ステップ7: 「完了」をタップして保存
すべての入力が完了したら右上の「完了」をタップして保存します。
緊急連絡先を追加する方法
医療ID設定画面の「緊急連絡先」セクションで「緊急連絡先を追加」をタップします。連絡先アプリから家族・友人を選択し、続柄(配偶者・親・子供など)を設定します。緊急SOSを発動したとき、登録した緊急連絡先に自動でテキストメッセージと現在地が送信されます。

ロック画面から医療IDを表示する方法
「ロック中に表示」をオンにした状態で、以下の手順で医療IDを参照できます。
Face ID搭載iPhone(iPhone X以降)の場合
- ロック画面でサイドボタンを押してスリープ解除
- 「緊急」をタップ
- 「医療ID」をタップ
- 医療情報が表示される(パスコード不要)
Touch ID搭載iPhone(iPhone SE等)の場合
- ロック画面でホームボタンを押す
- 「緊急」をタップ
- 「医療ID」をタップ
- 医療情報が表示される
緊急SOS・衝突事故検出との連携
iPhoneの緊急SOSは、医療IDと緊密に連携しています。緊急SOSを発動(サイドボタンを5回押す、またはサイドボタンと音量ボタンを長押し)すると、以下が自動で実行されます。
- 110/119/118などの緊急通報番号に発信
- 医療IDに登録した緊急連絡先にテキストと現在地を通知
- 通話終了後に現在地の共有を一定時間継続
iPhone 14以降では「衝突事故検出」機能も搭載されており、深刻な衝突事故を検知した場合に自動で緊急通報と緊急連絡先への通知が行われます。医療IDが設定されていると、この自動通知と医療情報の提供が同時に機能します。
家族のiPhoneに医療IDを設定する方法
子供や高齢の親など、自分で設定が難しい家族のiPhoneに医療IDを設定してあげることができます。手順は自分のiPhoneと同じです。特に子供のiPhoneには、保護者の連絡先・かかりつけ医の情報・アレルギー情報を必ず登録しておきましょう。
| 対象 | 特に重要な登録項目 |
|---|---|
| 子供 | アレルギー、保護者の連絡先2名以上、かかりつけ病院 |
| 高齢者 | 服用中の薬すべて、血液型、既往症、子供・家族の連絡先 |
| 持病持ちの方 | 病名、主治医の連絡先、緊急時の処置(例:インスリン注射) |

よくある質問(FAQ)
Q1. 「ロック中に表示」をオンにするとプライバシーが心配です
A. 医療IDはロック画面から表示できますが、個人情報の一部(名前・血液型・アレルギーなど)が表示されます。プライバシーが気になる方は、氏名をイニシャルにしたり、必要最低限の情報(血液型・アレルギー・緊急連絡先)だけ登録したりする方法もあります。緊急時の安全と、プライバシーのバランスを考えて設定してください。
Q2. 医療IDを更新するタイミングはいつですか?
A. 以下のタイミングで内容を見直すことをおすすめします:新しい薬を処方された時、アレルギーが判明した時、緊急連絡先の電話番号が変わった時、持病の診断を受けた時、年に1回の定期確認。
Q3. 血液型がわからない場合はどうすればよいですか?
A. 「不明」を選択するか空欄のままにしてください。根拠のない情報を入力することは危険です。健康診断や献血で血液型を確認してから登録することをおすすめします。
Q4. 緊急連絡先は何人まで登録できますか?
A. 上限はありません。複数の緊急連絡先を登録できます。連絡が取りやすい順番に登録しておくと、緊急時に役立ちます。
Q5. Apple Watchとも医療IDは共有されますか?
A. はい。iPhoneで設定した医療IDはペアリングしたApple Watchにも反映されます。Apple Watchのデジタルクラウンとサイドボタンを同時長押しするか、SOS画面から医療IDを表示できます。
Q6. 医療IDの情報はiCloudに同期されますか?
A. ヘルスケアデータはiCloudに暗号化されて同期されます(iCloudバックアップが有効な場合)。ただし、医療IDのデータは端末間で自動共有はされないため、新しいiPhoneに機種変更した場合はiCloudバックアップから復元するか、再設定が必要です。
Q7. 救急隊員は実際に医療IDを確認しますか?
A. 日本でも救急隊員・医療従事者の間でiPhoneの医療ID機能の認知度が高まっています。しかし、確認するかどうかは現場の状況によります。医療IDに加え、診察券・お薬手帳なども携行することをあわせておすすめします。
まとめ
iPhoneの医療IDは、設定に5分もかからない小さな手間で、緊急時に命を守る大きな助けになります。
- ヘルスケアアプリ → プロフィール → 医療ID から設定できる
- 血液型・アレルギー・服用中の薬・緊急連絡先は必ず登録する
- 「ロック中に表示」を必ずオンにする(これが最重要)
- 緊急SOSと連携し、衝突事故検出時にも自動活用される
- 家族・子供・高齢者のiPhoneにも設定してあげると安心
今すぐヘルスケアアプリを開いて、医療IDを設定しましょう。
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