※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
【2026年最新版】Windowsターミナルの使い方と設定完全ガイド
「コマンドプロンプトとPowerShellを別々のウィンドウで開くのが面倒」「WSLの操作環境をもっと使いやすくしたい」——そんな悩みを一気に解決するのが、Microsoftが提供するWindowsターミナルです。
Windowsターミナルは、PowerShell・コマンドプロンプト・WSL(Windows Subsystem for Linux)を1つのウィンドウで統合管理できる、次世代のターミナルアプリです。タブ機能、ペイン分割、豊富なカスタマイズ性を備えており、2026年現在はWindows 11の標準ターミナルとして採用されています。
このガイドでは、Windowsターミナルのインストールから基本操作、外観カスタマイズ、WSL連携まで、初心者からパワーユーザーまで役立つ情報を網羅的に解説します。
このガイドでわかること
- Windowsターミナルのインストール方法(Microsoft Store・winget両対応)
- タブ・ペイン分割・プロファイル切替などの基本操作
- よく使うキーボードショートカット一覧
- 外観カスタマイズ(カラースキーム・フォント・透明度・背景画像)
- デフォルトプロファイルの設定方法
- WSL(Windows Subsystem for Linux)との連携方法
- コマンドパレットの使い方
- Windows 11でのデフォルトターミナル設定
Windowsターミナルとは
Windowsターミナル(Windows Terminal)は、Microsoftが開発したオープンソースのターミナルアプリケーションです。2019年にMicrosoft BuildカンファレンスでGPU高速レンダリング、Unicode対応、絵文字表示などを特徴として発表され、2020年に正式リリースされました。
従来のコマンドプロンプトやPowerShellウィンドウと異なり、以下の特徴を持ちます。
- 複数シェルの統合管理:PowerShell・コマンドプロンプト・WSLをタブで切り替えながら操作できる
- 高いカスタマイズ性:JSON形式の設定ファイルで外観・動作をきめ細かく制御可能
- GPU高速レンダリング:テキスト描画にGPUを活用し、スクロールや表示が滑らか
- Unicode・UTF-8完全対応:日本語・絵文字・特殊文字が正しく表示される
- ペイン分割:1つのウィンドウ内で画面を分割し、複数のシェルを同時に操作できる
Windows 11では2021年のバージョン22H2以降、Windowsターミナルがデフォルトのターミナルアプリとして設定されています。Windows 10でも利用でき、現在も継続的にアップデートが行われています。
インストール方法
方法1:Microsoft Storeからインストール
最も簡単な方法はMicrosoft Storeを利用することです。
- スタートメニューから「Microsoft Store」を開く
- 検索バーに「Windows Terminal」と入力
- 「Windows ターミナル」を選択し「入手」ボタンをクリック
- インストール完了後、スタートメニューから起動できる
方法2:wingetコマンドでインストール
Windowsパッケージマネージャー(winget)を使うと、コマンドラインから直接インストールできます。PowerShellやコマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
winget install Microsoft.WindowsTerminal
wingetはWindows 10 バージョン1809以降に標準搭載されています。コマンド実行後、確認プロンプトに「Y」と入力するとインストールが始まります。
方法3:GitHubからリリース版をダウンロード
Microsoftの公式GitHubリポジトリ(github.com/microsoft/terminal)からMSIXBundleファイルをダウンロードしてインストールすることもできます。Storeが使えない環境向けの方法です。
基本操作:タブ・ペイン分割・プロファイル切替

新しいタブを開く
タブバー左側の「+」ボタンをクリックするか、キーボードショートカット Ctrl+Shift+T で新しいタブが開きます。デフォルトプロファイル(通常はPowerShell)で起動します。
特定のプロファイル(コマンドプロンプト、WSLなど)で開く場合は、「+」ボタン横の「∨」をクリックしてプロファイルを選択します。
ペイン分割
1つのタブ内で画面を縦・横に分割して複数のシェルを同時表示できます。
| 操作 | ショートカット | 説明 |
|---|---|---|
| 縦に分割 | Alt+Shift+D | 画面を左右に分割 |
| 横に分割 | Alt+Shift+– | 画面を上下に分割 |
| ペイン間移動 | Alt+矢印キー | 隣のペインにフォーカス移動 |
| ペインを閉じる | Ctrl+Shift+W | 現在のペインを閉じる |
| ペインサイズ変更 | Alt+Shift+矢印キー | ペインの境界を移動 |
プロファイルの切替
Windowsターミナルでは、PowerShell・コマンドプロンプト・WSLディストリビューション(Ubuntu、Debianなど)を「プロファイル」として管理します。タブバーの「∨」ボタンから任意のプロファイルを選択して起動できます。
設定画面を開く
Ctrl+,(カンマ)を押すか、タブバーの「∨」→「設定」から設定UIを開けます。2021年以降のバージョンではGUI設定画面が充実しており、基本的な設定はJSONファイルを直接編集せずに行えます。
よく使うキーボードショートカット一覧
| ショートカット | 機能 |
|---|---|
| Ctrl+Shift+T | 新しいタブを開く(デフォルトプロファイル) |
| Ctrl+Shift+1〜9 | 特定プロファイルでタブを開く(番号対応) |
| Ctrl+Tab | 次のタブに切り替え |
| Ctrl+Shift+Tab | 前のタブに切り替え |
| Ctrl+Shift+W | 現在のタブ(またはペイン)を閉じる |
| Ctrl+Shift+F | テキスト検索パネルを開く |
| Ctrl+Shift+P | コマンドパレットを開く |
| Alt+Shift+D | ペインを縦分割 |
| Alt+矢印キー | ペイン間のフォーカス移動 |
| Ctrl+Shift+C | 選択テキストをコピー |
| Ctrl+Shift+V | ペースト |
| Ctrl++ | フォントサイズを大きく |
| Ctrl+– | フォントサイズを小さく |
| Ctrl+0 | フォントサイズをデフォルトに戻す |
| F11 | フルスクリーン切替 |
ショートカットはすべて設定ファイル(settings.json)でカスタマイズできます。既存のショートカットを変更したり、新しいキーバインドを追加することも可能です。
外観カスタマイズ
Windowsターミナルの外観は非常に柔軟にカスタマイズできます。設定画面(Ctrl+,)の「外観」セクションや、各プロファイルの「外観」タブから設定します。
カラースキーム(テーマ)の変更
Windowsターミナルには「Campbell」「One Half Dark」「Solarized Dark」「Tango Dark」など複数のカラースキームが標準搭載されています。プロファイルごとに異なるスキームを設定できます。
カスタムカラースキームを作成する場合は、設定画面の「カラースキーム」から「+スキームの追加」をクリックして、16色(背景・前景含む)を個別に指定します。
フォントの変更
デフォルトのフォントは「Cascadia Mono」(Windowsターミナル専用設計のモノスペースフォント)です。プログラミング向けフォントとして人気の「Fira Code」「JetBrains Mono」「Hack」なども利用できます。設定画面→プロファイル→外観→「フォントフェイス」で変更します。
リガチャ(合字)に対応したフォントを使うと、「=>」「!=」などのプログラミング記号が見やすい合成文字で表示されます。
透明度の設定
設定画面→プロファイル→外観→「背景の不透明度」でターミナルの透明度を設定できます。0〜100%で調整でき、デスクトップやバックグラウンドのウィンドウが透けて見えるようになります。
さらに「アクリルを使う」オプションをオンにすると、Windows 11のアクリル素材(背景がぼかされた透明感のある外観)が適用されます。
背景画像の設定
プロファイルごとに背景画像を設定することができます。設定画面→プロファイル→外観→「背景画像のパス」に画像ファイルのパスを入力します。「背景画像の配置」で引き伸ばし・中央揃え・タイル表示などを選べます。「背景画像の不透明度」を低めに設定すると、テキストの視認性を保ちながら画像を表示できます。
タブのカスタマイズ
タブに表示される名前・色・アイコンもカスタマイズできます。タブを右クリック→「タブの名前を変更」で任意の名前に変更可能です。また、設定ファイルでプロファイルに色(tabColor)を設定しておくと、タブバーでひと目で種類を識別できます。
デフォルトプロファイルの設定方法
新しいタブを開くときに起動するシェルは「デフォルトプロファイル」で決まります。変更手順は以下のとおりです。
- Ctrl+, で設定画面を開く
- 左サイドバーの「スタートアップ」をクリック
- 「デフォルトプロファイル」のドロップダウンを開く
- 使用したいプロファイル(PowerShell・コマンドプロンプト・Ubuntuなど)を選択
- 「保存」ボタンをクリック
また、起動時にウィンドウを最大化する、特定のディレクトリで起動する、といった詳細設定もここで行えます。
各プロファイルの起動コマンド・作業ディレクトリ・環境変数なども個別に設定可能です。たとえば特定のプロジェクトディレクトリで自動的に起動するプロファイルを作成しておくと、作業効率が上がります。
WSL(Windows Subsystem for Linux)との連携

WSLがインストールされている場合、Windowsターミナルは自動的にWSLディストリビューション(Ubuntu、Debian、Kali Linuxなど)をプロファイルとして検出・追加します。
WSLプロファイルの確認
タブバーの「∨」ボタンをクリックすると、インストール済みのWSLディストリビューションがリストに表示されます。クリックするだけで対応するLinux環境が起動します。
WSL2 + Windowsターミナルの組み合わせが最強な理由
WSL2とWindowsターミナルを組み合わせると、Windowsマシン上でLinuxの開発環境を快適に使えます。特に以下の点が優れています。
- Gitコマンド・npm・Pythonなどの開発ツールをLinux環境で動かせる
- Windowsファイルシステム(Cドライブなど)に
/mnt/c/でアクセスできる - VS CodeのRemote WSL拡張機能と組み合わせてシームレスな開発が可能
- 複数のLinuxディストリビューションをタブで切り替えながら使える
WSLのデフォルトディレクトリ設定
WSLプロファイルを設定画面で開き、「起動ディレクトリ」に //wsl$/Ubuntu/home/ユーザー名 のように入力すると、LinuxのHOMEディレクトリから起動できます。デフォルトではWindowsのホームディレクトリから起動するため、この設定を推奨します。
Windows 11でのターミナルデフォルト設定
Windows 11(バージョン22H2以降)では、Windowsターミナルがデフォルトのターミナルアプリとして採用されています。「Win+X」メニューやタスクバーの右クリックから「ターミナル(管理者)」を開くと、Windowsターミナルが起動します。
デフォルト設定を確認・変更するには、「設定」→「システム」→「開発者向け設定」→「ターミナル」で「Windows ターミナル」が選択されていることを確認します。
Windows 10の場合は「設定」→「スタートアップ」→「既定のターミナルアプリケーション」からWindowsターミナルを選択できます(Windowsターミナルのインストール後に表示されます)。
コマンドパレットの使い方
コマンドパレットは Ctrl+Shift+P で開ける強力な機能検索UIです。Windowsターミナルで利用できる操作をキーワード検索して実行できます。
主な使い方
- 「split」と入力してペイン分割コマンドを見つける
- 「color」と入力してカラースキーム変更コマンドを探す
- プロファイル名を入力して特定のプロファイルで起動
- 「settings」と入力して設定ファイルを直接開く
コマンドパレットでは「>」を入力するとシェルコマンドを直接実行するモードに切り替わります(VS Codeのコマンドパレットに似た操作感です)。
Windowsターミナルの比較:各シェルの特徴
| シェル | 特徴 | 主な用途 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| PowerShell 7 | クロスプラットフォーム・オブジェクトパイプライン | Windowsシステム管理・自動化スクリプト | ★★★★★ |
| Windows PowerShell 5.1 | Windows組み込み・.NET Framework連携 | レガシーシステム管理 | ★★★☆☆ |
| コマンドプロンプト | 伝統的なWindowsシェル・バッチファイル | 古いスクリプト実行・基本操作 | ★★★☆☆ |
| WSL(Ubuntu等) | LinuxシェルをWindowsで実行 | Linux開発環境・Dockerとの連携 | ★★★★★ |
| Git Bash | Git付属のbash環境 | Gitコマンド操作・Unix系コマンド | ★★★★☆ |
設定ファイル(settings.json)の直接編集
Windowsターミナルの設定はすべてJSON形式のファイル(settings.json)に保存されています。GUI設定画面では対応していない細かい設定もJSONを直接編集することで実現できます。
設定ファイルを開くには、コマンドパレット(Ctrl+Shift+P)で「Open settings file (JSON)」を検索して実行するか、設定画面左下の「JSONファイルを開く」をクリックします。
設定ファイルの場所は通常 %LOCALAPPDATA%\Packages\Microsoft.WindowsTerminal_8wekyb3d8bbwe\LocalState\settings.json です。
🛒 関連商品をAmazonでチェック
よくある質問(FAQ)
Q1. Windowsターミナルは無料で使えますか?
はい、完全無料です。MicrosoftがMITライセンスでオープンソース公開しており、Microsoft Storeからも無料でインストールできます。Windows 11には標準搭載されています。
Q2. 古いコマンドプロンプトと何が違うのですか?
主な違いは、タブ機能・ペイン分割・GPU高速レンダリング・Unicode完全対応・豊富なカスタマイズ性です。コマンドプロンプト自体のコマンドはWindowsターミナル上でも同様に動作するため、従来の使い方を変える必要はありません。
Q3. タブバーにGit Bashを追加できますか?
できます。設定画面→「プロファイルを追加」→「新しい空のプロファイル」から、コマンドラインに C:\Program Files\Git\bin\bash.exe -i -l(インストール場所に応じて変更)を設定するとGit Bashプロファイルが追加されます。
Q4. 日本語が文字化けして表示されます。どうすれば直りますか?
UTF-8エンコードを使用していない古いコマンドが原因のことが多いです。プロファイルの「環境変数」に PYTHONIOENCODING=utf-8 を追加するか、シェル内で chcp 65001 コマンドを実行してUTF-8モードに切り替えてください。
Q5. ターミナルの背景を真っ黒でなく、違う色にしたい。
設定画面→プロファイル→外観→「カラースキーム」で変更できます。「背景色」を直接変更する場合は、カスタムカラースキームを作成して背景色のカラーコードを指定します。
Q6. 管理者権限でWindowsターミナルを開く方法は?
スタートメニューで「Windows ターミナル」を右クリック→「管理者として実行」を選択します。または、タブバーの「∨」→「管理者: PowerShell」のように管理者権限専用のプロファイルを設定画面で作成しておく方法もあります。
Q7. コマンドを実行中に誤って閉じてしまいました。処理は続いていますか?
ターミナルウィンドウを閉じると、通常そのシェルセッションと実行中のプロセスは終了します。長時間かかるコマンドを実行する場合は、tmux(WSL環境)や Start-Job(PowerShell)などのバックグラウンド実行機能を活用することを推奨します。
まとめ
Windowsターミナルは、PowerShell・コマンドプロンプト・WSLを1つのウィンドウで統合管理できる、現代のWindows開発環境には欠かせないツールです。
- インストール:Microsoft Storeまたは
winget install Microsoft.WindowsTerminal - 基本操作:タブ(Ctrl+Shift+T)・ペイン分割(Alt+Shift+D)・プロファイル切替
- カスタマイズ:カラースキーム・フォント・透明度・背景画像をGUI設定で変更可能
- WSL連携:LinuxディストリビューションをWindowsのタブで使える
- コマンドパレット:Ctrl+Shift+Pですべての機能をキーワード検索
Windows 11では標準のターミナルとして採用されており、今後もMicrosoftによって積極的に機能追加が続けられる予定です。まだ使ったことがない方は、ぜひインストールして快適なコマンドライン操作を体験してみてください。
minto.tech スマホ(Android/iPhone)・PC(Mac/Windows)の便利情報をお届け! 月間アクセス160万PV!スマートフォン、タブレット、パソコン、地デジに関する素朴な疑問や、困ったこと、ノウハウ、コツなどが満載のお助け記事サイトはこちら!