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Macの省エネルギー・スリープ設定とは?
Macには画面オフやスリープのタイミング、ハードディスクの停止、Power Napなど多彩な省エネルギー設定が用意されています。これらを適切に設定することで、バッテリー寿命の延長・電気代の節約・作業効率の向上が同時に実現できます。
本記事ではmacOS Sequoia(macOS 15)対応の最新手順をもとに、省エネルギー設定の場所から各項目の意味、おすすめ設定値、スケジュール起動・シャットダウンの活用法まで徹底解説します。
- 省エネルギー設定の場所と開き方(macOS 13以降・以前)
- ディスプレイオフ・スリープの時間設定方法
- ハードディスクスリープの設定
- 電源アダプター使用時とバッテリー使用時の設定の違い
- スケジュール起動・シャットダウンの設定
- Power Nap機能の概要と設定方法

省エネルギー設定の場所(macOSバージョン別)
macOSのバージョンによって省エネルギー設定の場所が変わっています。自分のmacOSバージョンに合った手順を確認してください。
macOS Ventura(13)以降の場合
- Apple メニュー(左上のリンゴマーク)→「システム設定」をクリック
- 左サイドバーから「バッテリー」をクリック
- ここに省エネルギーに関するすべての設定が集約されています
macOS Monterey(12)以前の場合
- Apple メニュー → 「システム環境設定」をクリック
- 「省エネルギー」アイコンをクリック
- 「バッテリー」タブと「電源アダプタ」タブで個別に設定できます
ディスプレイオフとスリープの時間設定
ディスプレイのオフとMac本体のスリープは別々に設定できます。ディスプレイだけをオフにして本体は起動したままにすることも可能です。
ディスプレイオフの時間を設定する
macOS Ventura以降:システム設定 → バッテリー → 「ディスプレイをオフにするまでの時間」のスライダーを調整します。
設定できる値は「1分」「2分」「5分」「10分」「15分」「20分」「30分」「1時間」「しない」です。
スリープまでの時間を設定する
「コンピュータをスリープさせるまでの時間」のスライダーで、Mac本体がスリープするまでの時間を設定します。ディスプレイオフより短い時間に設定することはできません。
おすすめの時間設定
| 使用スタイル | ディスプレイオフ | スリープ | 理由 |
|---|---|---|---|
| 外出先でのモバイル作業 | 2〜5分 | 5〜10分 | バッテリー節約優先 |
| デスクでの長時間作業 | 10〜15分 | 30分〜1時間 | 頻繁な復帰を防ぐ |
| サーバー・常時起動 | しない | しない | 常時接続が必要な場合 |
| 通常の事務作業 | 5〜10分 | 15〜30分 | バランス重視 |

ハードディスクスリープの設定
「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」というオプションを有効にすると、しばらく使われていないHDD/SSDがスリープ状態に入り、消費電力を抑えられます。
設定手順
macOS Monterey以前:システム環境設定 → 省エネルギー → 「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」のチェックボックスをオン/オフ
macOS Ventura以降:この設定は「オプション」または「詳細設定」の中に統合されている場合があります。
HDDスリープのメリット・デメリット
- メリット:消費電力の削減、HDDの発熱・騒音を抑える
- デメリット:スリープ復帰時にスピンアップのタイムラグが発生する(HDDのみ。SSD搭載モデルでは影響なし)
現代のMacはほぼすべてSSD搭載のため、このオプションの有無によるパフォーマンス差はほとんどありません。省エネ目的でオンにしておくことをおすすめします。
電源アダプター・バッテリー別設定
MacBook系モデルでは、「電源アダプター使用時」と「バッテリー使用時」でスリープ設定を別々にカスタマイズできます。
バッテリー使用時の推奨設定
- ディスプレイオフ:2〜5分(バッテリー節約)
- スリープ:5〜10分
- ハードディスクスリープ:オン
- Power Nap:オフ(バッテリー消費を抑えるため)
電源アダプター使用時の推奨設定
- ディスプレイオフ:10〜15分
- スリープ:30分〜1時間
- ハードディスクスリープ:オン
- Power Nap:オン(バックグラウンド処理に活用)
バッテリー最適化充電(macOS 11以降)
システム設定 → バッテリー → 「バッテリーの状態管理」内に「最適化されたバッテリー充電」オプションがあります。これを有効にすると、Macが充電パターンを学習し、バッテリーの劣化を防ぐために100%充電を抑制します。長期的なバッテリー寿命向上のためにオンにしておくことをおすすめします。
スケジュール起動・シャットダウン
毎日同じ時刻にMacを起動・シャットダウンしたい場合、スケジュール機能を使うと自動化できます。
スケジュール設定手順(macOS Monterey以前)
- システム環境設定 → 省エネルギー
- 右下の「スケジュール」ボタンをクリック
- 起動・復帰の時刻と曜日を設定
- スリープ・再起動・シャットダウンの時刻と曜日を設定
- 「適用」をクリック
スケジュール設定手順(macOS Ventura以降)
- システム設定 → 一般 → 「起動ディスク」の下にあるスケジュール関連の項目、または「省エネルギー」設定をターミナルコマンドで設定する
pmset コマンドを使います。例:毎朝9時に起動するには sudo pmset repeat wakeorpoweron MTWRFSU 09:00:00 と入力します。
pmsetコマンドの例
| 目的 | コマンド例 |
|---|---|
| 平日9時に起動 | sudo pmset repeat wakeorpoweron MTWRF 09:00:00 |
| 毎日23時にシャットダウン | sudo pmset repeat shutdown MTWRFSU 23:00:00 |
| スケジュールを解除 | sudo pmset repeat cancel |
| 現在の設定を確認 | pmset -g sched |
Power Nap機能とは
Power NapはMacがスリープ中でもバックグラウンドで各種処理を継続する機能です。スリープ中でも以下の処理が自動的に行われます。
Power Napが実行する処理
- メール、カレンダー、リマインダーの同期
- iCloudのバックアップ・同期
- Spotlight検索インデックスの更新
- Time Machineバックアップ(電源アダプター接続時のみ)
- macOSソフトウェアアップデートのダウンロード
- Find My Macの位置情報更新
Power Napの設定方法
macOS Monterey以前:システム環境設定 → 省エネルギー → 「Power Nap を有効にする」チェックボックスをオン/オフ
macOS Ventura以降:システム設定 → バッテリー → 「オプション」内の「ネットワークアクセスを有効にする」がPower Napに相当します。
Power Napをオンにするべきか?
- 電源アダプター接続時:積極的にオンにして問題なし。Time Machineバックアップも自動化できる
- バッテリー使用時:バッテリーを消費するためオフ推奨。モバイル作業中は特に

よくある質問(FAQ)
A. スリープは作業状態をメモリに保持したまま省電力状態になる機能です。復帰が数秒で完了し、作業を即座に再開できます。電源オフはすべての処理を停止する状態で、起動に時間がかかります。短時間の離席にはスリープ、長期間使わない場合は電源オフが適しています。
A. はい、特にディスプレイオフの時間を短く設定することが最も効果的です。ディスプレイは最も電力を消費するパーツの一つです。バッテリー使用時のディスプレイオフを2〜3分に設定するだけでかなりの改善が見込めます。
A. システム設定 → ロック画面 → 「スリープまたはスクリーンセーバの開始後にパスワードを要求」の設定を変更できます。ただし、セキュリティの観点から無効化はおすすめしません。
A. まずキーボードのキーやトラックパッドをクリックして復帰を試みてください。それでも反応しない場合は電源ボタンを短押しします。それでも復帰しない場合はSMCリセット(MacBook系)またはNVRAMリセットを試みてください。
A. はい。デスクトップ型のMacでもスリープ機能は有効で、省エネルギー設定からスリープまでの時間を設定できます。バッテリータブは表示されませんが、ディスプレイオフとシステムスリープは設定可能です。
A. このオプションをオンにすると、ネットワーク経由でのアクセス(ファイル共有・画面共有など)が発生した際にMacが自動的にスリープから復帰します。自宅サーバーとして使う場合に便利です。
A. はい、別の設定です。スクリーンセーバーは画面に動くアニメーションを表示する機能で、ディスプレイオフとは異なります。スクリーンセーバーはシステム設定 → スクリーンセーバーから設定できます。
A. 長期間100%充電し続けることはバッテリー劣化の原因になります。macOS 11以降の「最適化されたバッテリー充電」をオンにすることで自動的に充電を80%前後で抑えてくれます。
A. 電力消費の増加、発熱の増加、バッテリーの消耗加速(MacBook系)が主なデメリットです。常時サーバー運用など特別な用途以外では、スリープを適切に設定することを強くおすすめします。
A. Power NapはMacBook Air(2012年以降)、MacBook Pro(2013年以降)、Mac mini(2012年以降)、iMac(2012年以降)、Mac Pro(2013年以降)で利用可能です。古いモデルでは利用できない場合があります。
まとめ
Macの省エネルギー・スリープ設定を適切に行うことで、バッテリー寿命の延長、電力消費の削減、そして作業効率の向上が実現できます。特に重要なのは「バッテリー使用時のディスプレイオフを短く設定する」「電源アダプター接続時のPower Napを有効にする」「バッテリー最適化充電をオンにする」の3点です。
macOSのバージョンによって設定の場所や名称が異なりますが、基本的な考え方は共通しています。自分の使用スタイルに合わせてカスタマイズし、快適なMacライフを送ってください。
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