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スマホの通話音質が悪いと感じたことはありませんか?
「通話相手の声がこもって聞こえる」「ノイズが多くて聞き取りにくい」「電波が弱い場所で電話が切れてしまう」という経験をしたことがある方は多いでしょう。これらの問題の多くは、HD音声通話(VoLTE)やWi-Fi通話の設定を見直すことで改善できます。
HD音声通話(High Definition Voice)は、従来の3G音声通話と比べて格段に高品質な音声を実現する技術です。VoLTE(Voice over LTE)とも呼ばれ、4G LTEネットワーク上で音声データを通信データとして送受信することで、より広い音声帯域・低ノイズ・低遅延の通話を可能にします。
本記事では、AndroidスマートフォンでHD音声通話を有効にする方法・確認方法、Wi-Fi通話の設定と活用シーン、通話品質が改善しないときのトラブルシューティングについて、わかりやすく解説します。2026年現在の最新キャリア対応情報も含めてお届けします。
この記事でわかること
- HD音声通話(VoLTE)の仕組みと従来通話との違い
- AndroidスマホでVoLTEを有効にする方法と確認方法
- ステータスバーのHD通話アイコンの見方
- Wi-Fi通話(Wi-Fi Calling)の設定方法と使いどき
- 通話品質が悪いときのトラブルシューティング手順
- VoLTEの機種・キャリア別対応状況

HD音声通話(VoLTE)の基礎知識
VoLTEとは何か?
VoLTE(Voice over LTE)は、4G LTEデータ通信網を使って音声通話を行う技術です。従来の2G・3Gネットワークを使った音声通話と比較して、音声の周波数帯域が広く(50Hz〜7kHz vs 従来の300Hz〜3.4kHz)、より自然で鮮明な音質を実現します。この高品質音声通話のことを「HD Voice」または「HD音声」と呼びます。
VoLTE最大のメリットは音質向上だけではありません。通話の接続時間が従来の3G比で約2倍速く、通話中もデータ通信を継続して利用できる点も大きな利点です。従来の3G音声通話では、通話中はデータ通信が制限または停止していましたが、VoLTEでは通話中でもLTEデータが使えます。
VoLTE・HD音声・VoNRの違い
| 規格 | 通信ネットワーク | 音声帯域 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 2G・3G音声 | 2G / 3G | 300Hz〜3.4kHz | 従来の電話音質(いわゆる「電話っぽい声」) |
| VoLTE(HD音声) | 4G LTE | 50Hz〜7kHz | より自然・クリアな音質。接続も速い |
| EVS(Enhanced Voice Services) | 4G LTE | 最大20kHz | 超高品質音声。一部キャリアが対応 |
| VoNR(Voice over New Radio) | 5G | 最大20kHz | 5Gネットワーク上の音声通話。超低遅延 |
VoLTE通話を判断する方法
通話中にVoLTEが使われているかどうかは、ステータスバー(画面上部)のアイコンで確認できます。通話中に「HD」「VoLTE」「4G」などのアイコンが表示されている場合、HD音声通話が有効になっています。具体的な表示はキャリアや機種によって異なりますが、通話品質が明らかに改善していれば実質的に機能しています。
AndroidスマホでVoLTEを有効にする方法
VoLTEの設定確認・有効化手順
AndroidスマートフォンでVoLTE(HD音声)を有効にするには、以下の手順で設定を確認します。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「SIM」または「モバイルネットワーク」をタップ
- 使用するSIMを選択(デュアルSIMの場合)
- 「4G通話(VoLTE)」または「HD通話」のスイッチをオンにする
機種によってはこの設定項目の名称が異なります。「VoLTE通話」「4G LTE通話」「HD音声通話」などと表示されているものを探してください。この項目が表示されない場合、すでにデフォルトで有効になっているか、ご使用の機種またはキャリアがVoLTEに非対応の可能性があります。
VoLTEが機能する条件
VoLTEが実際に機能するには以下の条件がすべて満たされている必要があります。
- 対応機種: AndroidスマートフォンがVoLTEに対応していること
- 対応キャリア: 契約しているキャリアがVoLTEサービスを提供していること
- SIMカードの対応: 古いSIMカードではVoLTEが使えない場合があります(キャリアで交換)
- 通話相手の条件: HD音声通話は相手もVoLTE対応環境であるときに最高音質になります
- 4G LTEの電波があること: 通話エリアが4G LTE圏内であること

Wi-Fi通話(Wi-Fi Calling)の設定と活用
Wi-Fi通話とは?
Wi-Fi通話(Wi-Fi Calling)は、携帯電話の電波が届かない場所でも、Wi-Fiネットワークを使って通常の電話番号での音声通話やSMSの送受信ができる機能です。地下・山間部・建物の中など、携帯電波が弱い場所でも高品質な通話が可能になります。
Wi-Fi通話の特徴は、相手には通常の電話と同様に自分の電話番号が表示される点です。VoIPアプリ(LINE、Skypeなど)とは異なり、追加のアプリや相手側の設定は不要で、普通の電話と同じ感覚で使えます。
Wi-Fi通話の設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「SIM」または「モバイルネットワーク」をタップ
- 使用するSIMを選択
- 「Wi-Fiでの通話」または「Wi-Fi Calling」のスイッチをオンにする
- 「同意する」または「有効にする」をタップ(初回設定時)
Wi-Fi通話を有効にすると、携帯電波とWi-Fi接続を自動的に切り替えながら常に最適な通信経路で通話できます。Wi-Fiが接続されているときはWi-Fi通話が優先されます。
Wi-Fi通話が役立つシーン
| シーン | 課題 | Wi-Fi通話の効果 |
|---|---|---|
| 地下(地下鉄・地下街) | LTE電波が弱く通話が切れる | 建物のWi-Fiで安定通話 |
| 山間部・農村 | エリア外で通話不可 | Wi-Fiがあれば通話可能 |
| オフィスビル内 | 建物の構造で電波が入りにくい | 社内Wi-Fiで品質が安定 |
| 海外(データローミング設定時) | ローミング通話料が高額 | ホテルのWi-Fiで通話料を節約 |
| 自宅(光回線Wi-Fi) | 地域によってはLTE電波が弱い | 自宅Wi-Fiで常時高品質 |
Wi-Fi通話の注意点
- 対応キャリアが限られる: 2026年現在、NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルがWi-Fi通話に対応していますが、格安SIM(MVNO)の多くは非対応
- 海外のWi-Fiを使った国内通話: Wi-Fi通話をオンにした状態で海外のWi-Fiに接続すると、国内への通話は日本国内の通常通話料金が適用される場合があります
- 緊急通報の制約: Wi-Fi通話中に110・119・118に発信した場合、場所の特定精度が下がることがあります
VoLTE・Wi-Fi通話の主要キャリア対応状況
| キャリア | VoLTE対応 | HD音声対応 | Wi-Fi通話対応 | VoNR(5G)対応 |
|---|---|---|---|---|
| NTTドコモ | ◎ | ◎ | ◎(docomo Wi-Fi Calling) | ○(一部機種) |
| au(KDDI) | ◎ | ◎ | ◎(au Wi-Fi Calling) | ○(一部機種) |
| ソフトバンク | ◎ | ◎ | ◎(Wi-Fi Calling) | ○(一部機種) |
| 楽天モバイル | ◎ | ◎ | ◎(Wi-Fi Calling) | △(対応拡大中) |
| UQ mobile | ◎ | ○ | △(一部プランのみ) | × |
| Y!mobile | ◎ | ○ | △(一部プランのみ) | × |
| 格安SIM(MVNO) | ○(多くが対応) | ○ | ×(多くが非対応) | × |

通話品質が悪いときのトラブルシューティング
通話がこもった音・ノイズが多い場合
通話音質が悪いとき、まずVoLTEが正常に機能しているか確認します。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「4G通話(VoLTE)」がオンか確認
- 通話中にステータスバーに「HD」または「4G」アイコンが出ているか確認
- 電波状況(アンテナバー)が3本以上あるか確認。電波が弱い場所では窓際・屋外に移動
- Androidを再起動する(一時的なソフトウェア不具合を解消)
- SIMカードを取り外してから再挿入する(接触不良の確認)
通話が途切れる・切断される場合
通話が頻繁に切れる場合は電波環境の問題が多いです。
- Wi-Fi通話を有効にする: 自宅など電波が弱い場所では、Wi-Fi通話が安定した代替手段になります
- 5G設定を確認: 5G対応スマホで頻繁に接続が切れる場合、「優先ネットワークの種類」を「4G/LTE」のみに設定すると安定する場合があります(「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「優先ネットワークの種類」)
- 機内モードのオン・オフ: 機内モードを一時的にオンにしてからオフにすることで、ネットワーク接続をリセットできます
- ネットワーク設定をリセット: 「設定」→「一般管理」または「システム」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」
VoLTEのオプションが表示されない場合
「4G通話(VoLTE)」の設定が見当たらない場合、以下の原因が考えられます。
- 機種がVoLTEに非対応: 古い機種(2016年以前のAndroid)や一部の廉価モデルはVoLTE非対応の場合があります
- キャリアが自動有効化している: 一部のキャリアはVoLTEをデフォルトで有効化しており、設定項目自体が表示されない仕様になっています
- SIMが古くてVoLTE未対応: 数年前に発行されたSIMカードはVoLTE非対応の場合があります。キャリアショップでVoLTE対応SIMへの無料交換を相談してください
通話音質を向上させるその他のヒント
スピーカーの清掃
通話用スピーカー(イヤースピーカー)がほこりや汚れで塞がれていると音質が低下します。乾いた柔らかいブラシで優しく清掃することで音質が改善する場合があります。
ブルートゥース接続の確認
Bluetoothイヤホン・ヘッドセットを使用している場合、デバイスのコーデック設定が音質に影響します。対応するスマートフォンとイヤホンでは、高音質コーデック(aptX HD・LDAC)を選択することで通話音質が向上します。「設定」→「Bluetooth」→ デバイス名の「設定」→「コーデック設定」から変更できます(機種によって異なります)。
通話品質改善のためのアプリ設定
Androidの「開発者向けオプション」には、通話品質に関連する設定が含まれています。ただし、開発者向けオプションの誤操作はスマートフォンの動作に影響する可能性があるため、通常は変更しないことを推奨します。
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よくある質問(FAQ)
Q. VoLTEをオンにするとバッテリーの消耗が増えますか?
一般的には、VoLTEが3G通話より消費電力が多くなるケースと少なくなるケースがあります。VoLTEは接続時間が短く(通話の接続が速い)、通話中もLTEを使い続けるためバッテリー消費がやや増える場合があります。ただしその差は軽微であり、通話音質の向上というメリットの方がはるかに大きいため、基本的にVoLTEはオンのままにすることをおすすめします。
Q. 通話中にインターネットを使いたいのですが可能ですか?
VoLTE対応の環境であれば、通話中でもLTEデータ通信を継続して使用できます。従来の3G音声通話では通話中のデータ通信が制限されていましたが、VoLTEでは通話と通信が同時に動作します。通話しながらGoogleマップで場所を調べる、通話中にメモアプリを使うといった操作が可能です。
Q. 格安SIM(MVNO)でもVoLTEは使えますか?
多くの格安SIMはVoLTE(HD音声)に対応しています。ただし、MVNOによって対応状況が異なり、VoLTE対応SIMへの交換が必要なケースもあります。ご利用中の格安SIMのサービスサイトで「VoLTE対応」と記載があれば利用可能です。Wi-Fi通話は多くのMVNOが非対応のため、電波が弱い場所での通話には工夫が必要です。
Q. Wi-Fi通話は月々の通話料金に含まれますか?
Wi-Fi通話で発信した場合、Wi-Fiを使って通信していても通話料金はキャリアの通常料金が適用されます。つまり、かけ放題プランに加入していれば無料、従量制の場合は通常の通話料金がかかります。Wi-Fiを使っているからといって通話が無料になるわけではない点に注意してください。
Q. VoNR(5G通話)とVoLTEの違いは何ですか?
VoNR(Voice over New Radio)は5Gネットワーク上での音声通話技術です。VoLTEがLTEデータ網を使うのに対し、VoNRは5G SA(スタンドアロン)網を使います。VoNRはVoLTEよりもさらに低遅延・高品質な通話を実現し、応答速度も格段に速くなります。2026年現在、日本でのVoNR商用サービスは一部エリアで提供中で、今後対応範囲が拡大していく見込みです。
まとめ
AndroidスマートフォンのHD音声通話(VoLTE)とWi-Fi通話は、日常の通話体験を大きく改善できる機能です。VoLTEをオンにすることで音声の透明感・明瞭度が向上し、通話の接続速度も上がります。Wi-Fi通話を活用すれば、電波の弱い場所でも安定した通話ができます。
設定自体は非常にシンプルで、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」から数タップで有効化できます。まだVoLTEやWi-Fi通話の設定を確認したことがない方は、ぜひ今すぐ設定を開いて確認してみてください。
通話品質が改善しない場合は、電波環境・SIMカードの対応状況・機種のソフトウェアアップデートの3点を中心に確認することで、多くの問題を解決できます。快適な通話環境を整えて、日々のコミュニケーションをより豊かにしましょう。
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