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【2026年最新版】MacのショートカットAppで自動化する完全ガイド
最終更新: 2026年3月 / 対象: macOS Monterey(12)以降 / 所要時間: 約25分
「毎日同じ作業を繰り返している」「複数のアプリを行き来する単純作業が面倒」——そんな悩みを解決してくれるのがMacのショートカットApp(Shortcuts)です。iPhoneのショートカットアプリと同じ機能がMacでも使えるようになり、Finder・Safari・メール・カレンダーなど多くのアプリと連携した自動化が実現できます。本記事では、ショートカットAppの基本から実践的な自動化レシピまで徹底解説します。
この記事でわかること
- ショートカットAppの基本操作と画面構成
- アクションの追加・編集・削除方法
- すぐに使えるおすすめ自動化レシピ10選
- Finderとの連携で作業効率を上げる方法
- 他のアプリ(Safari・メール等)との連携
- iPhoneショートカットとの同期と活用法

ショートカットAppとは?基本を理解しよう
ショートカットAppの概要
ショートカットApp(Shortcuts)はAppleが提供する自動化ツールです。元々はiOS向けの「Workflow」というアプリでしたが、Appleが買収してショートカットとして組み込み、macOS Monterey(12)以降でMacにも対応しました。
プログラミングの知識がなくても、ブロックを組み合わせるような直感的な操作で複雑な自動化が実現できます。たとえば「特定のフォルダ内の画像を一括でリサイズして、PDFに変換し、Desktopに保存する」といった一連の作業を1クリックで実行できます。
ショートカットAppの画面構成
ショートカットAppを開くと(Finder → アプリケーション → ショートカット)、以下のような画面が表示されます。
- サイドバー(左): マイショートカット・ギャラリー・フォルダが表示される
- ショートカット一覧(中央): 作成済みのショートカットが並ぶ
- エディター(右): アクションを追加・編集する作業画面
ショートカットAppを使うメリット
- 繰り返し作業の自動化: ファイルのリネーム・変換・整理を一発実行
- アプリ横断操作: Safari → メモ → カレンダーを連携した一気通貫のワークフロー
- iOS/iPadとの同期: iCloudを通じてiPhoneで作ったショートカットをMacでも使える
- Siri連携: 「Hey Siri、○○して」と声で自動化を呼び出せる
- メニューバー・Dock連携: ショートカットを素早く実行できる場所に登録可能
ショートカットの作成:基本操作
新しいショートカットを作成する
- ショートカットAppを開く
- 左上の「+」ボタンをクリック
- 右側にエディターが表示される
- 右上の「アクションを追加」をクリックするか、右側のアクション一覧からアクションをドラッグ&ドロップで追加する
- ショートカットの名前を変更する(左上のタイトルをダブルクリック)
- 右上の「▶️」(実行ボタン)でテスト実行
アクションを追加・編集する
- エディター内で「アクションを追加」をクリック
- 検索ボックスでアクション名を入力(例:「ファイルをリネーム」)
- 候補リストから選択してクリック
- 追加されたアクションのパラメーターを設定する(青いハイライト部分)
アクションを削除・並べ替える
- 削除: アクションにカーソルを合わせてDeleteキーを押す、またはアクション右端の「×」をクリック
- 並べ替え: アクションをドラッグして順番を変更する
ショートカットを実行する方法(4つの方法)
- アプリ内から実行: ショートカット一覧で▶️ボタンをクリック
- メニューバーから実行: ショートカット名を右クリック→「メニューバーに追加」でメニューバーに登録
- Dock から実行: ショートカットをDockにドラッグ
- キーボードショートカットを設定: ショートカット詳細→「キーボードショートカット」で設定
- Siriで音声実行: 「Hey Siri、[ショートカット名]」と話しかける

すぐに使えるおすすめ自動化レシピ10選
レシピ1: 画像を一括リサイズ
複数の画像をまとめて指定サイズに変換する自動化です。
- 「Finderアイテムを受け取る」(入力:ファイル)を追加
- 「画像のサイズを変更」を追加 → 幅800px・高さ自動
- 「ファイルを保存」を追加 → 保存先:Desktop/resized/
Finderで画像ファイルを複数選択→右クリック→「クイックアクション」→このショートカットを実行で一括変換できます。
レシピ2: WebページをPDFで保存
- 「SafariウェブページのURL」を受け取る
- 「SafariウェブページをPDFとして取得」を追加
- 「ファイルを保存」→保存先をDocumentsに設定
レシピ3: 日付付きスクリーンショットを自動整理
- 「フォルダの内容を取得」→Desktop
- 「入力をフィルタリング」→名前に「Screenshot」を含む
- 各ファイルに対して「ファイルをフォルダに移動」→Screenshots/[年]/[月]
レシピ4: テキストを翻訳してクリップボードにコピー
- 「クリップボードの内容を取得」を追加
- 「テキストを翻訳」→翻訳先:日本語
- 「クリップボードにコピー」を追加
英語のテキストをコピーしてこのショートカットを実行すると、日本語訳がクリップボードに入ります。
レシピ5: 会議前の定型準備
- 「カレンダーイベントを検索」→次のイベントを取得
- 「URLを開く」→ビデオ会議URLを開く
- 「通知を表示」→会議の詳細を通知
レシピ6: PDFを複数ページに分割
- 「Finderアイテムを受け取る」(PDF)
- 「PDFページを取得」を追加
- 各ページを「ファイルを保存」→個別のPDFとして保存
レシピ7: 音声メモを文字起こし
- 「Finderアイテムを受け取る」(音声ファイル)
- 「音声を文字起こし」を追加
- 「新規メモを作成」→文字起こし結果を保存
レシピ8: Wi-Fiネットワーク情報を素早く確認
- 「ネットワーク情報を取得」を追加
- 「通知を表示」→ネットワーク名・IPアドレス等を表示
レシピ9: ファイルを一括リネーム
- 「Finderアイテムを受け取る」
- 「ファイルのリストをフィルタリング」→特定の拡張子のみ
- 「Finderアイテムをリネーム」→日付プレフィックスを追加
レシピ10: 毎朝のデイリーブリーフィング
- 「今日の天気を取得」
- 「カレンダーイベントを検索」→今日のイベント
- 「テキストを話す」→天気+今日の予定を音声で読み上げ
このショートカットをログイン時に自動実行するよう設定(オートメーション)すると、Macを開くと同時に一日の準備ができます。
Finderとの連携で作業効率を上げる
クイックアクションとして登録する方法
ショートカットをFinderの「クイックアクション」(右クリックメニュー)に追加すると、ファイルを右クリックするだけで自動化を実行できます。
- 作成したショートカットを開く
- 右上の「i」(情報)ボタンをクリック
- 「Finderのクイックアクションとして使用」をオンにする
- Finderでファイルを右クリック→「クイックアクション」にショートカットが表示される
ツールバーに追加する方法
Finderウィンドウのツールバーにショートカットを追加することもできます。
- Finderを開き、ツールバーを右クリック→「ツールバーをカスタマイズ」
- 「ショートカット」アイコンをツールバーにドラッグ
- ツールバーのショートカットアイコンをクリックするとメニューが表示される
他のアプリとの連携活用法
Safari連携:ワンクリックでリサーチ作業を効率化
Safariで開いているページのURLとタイトルを自動的にメモやカレンダーに追加するショートカットが便利です。「後で読む」リストの管理にも活用できます。
メール連携:定型メールの一発送信
テンプレート化した定型文メールをショートカット一発で送信できます。宛先・件名・本文を設定したアクションを組み合わせてください。
カレンダー連携:予定の自動登録
テキストから日時を読み取って自動でカレンダーに追加するショートカットも実用的です。「テキストから日付を解析」→「カレンダーにイベントを追加」のアクション組み合わせで実現できます。
iPhoneショートカットとの同期と活用
iCloud同期の仕組み
ショートカットはiCloudを通じてiPhone・iPad・Mac間で自動的に同期されます。iPhoneで作ったショートカットがそのままMacでも使えるようになります。ただし、一部のアクションはiOS専用(例:電話をかける)やmacOS専用(例:Finderの操作)のものがあり、別のプラットフォームでは実行できません。
iCloud同期を確認する方法
- Macで「システム設定」→「Apple ID」→「iCloud」を開く
- 「ショートカット」がオンになっているか確認
- iPhoneでも同様に「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「ショートカット」がオンか確認
クロスプラットフォームで動くショートカットの作り方
iPhone・Mac両方で動くショートカットを作るには、プラットフォーム固有のアクションを避け、共通アクション(テキスト処理・日付・計算・翻訳・Webリクエスト等)だけを使います。プラットフォームで異なる操作が必要な場合は「もしも(If)」アクションでデバイスの種類を判定して分岐させることができます。

ショートカットAppのオートメーション機能
オートメーションとは
ショートカットAppにはiPhoneと同様、特定のトリガー(条件)に応じてショートカットを自動実行するオートメーション機能があります。Macでは以下のトリガーが使用可能です。
- 指定した時刻に実行
- 特定のWi-Fiに接続したとき
- アプリを開いたとき
- メニューバーのショートカットをクリックしたとき
オートメーションを設定する手順
- ショートカットAppのサイドバーで「オートメーション」をクリック
- 右上の「+」をクリック
- 「新規オートメーション」→トリガーの種類を選択
- 「次へ」をクリックしてアクションを追加
- 「完了」をクリックして保存
よくある質問(FAQ)
Q1. ショートカットAppはmacOSのどのバージョンから使えますか?
A. macOS Monterey(12.0)以降で標準搭載されています。macOS Big Sur以前のMacでは利用できませんが、その場合はAutomatorというApple純正の類似ツールが使用できます。
Q2. ショートカットがうまく動かない場合のトラブルシューティングは?
A. まずアクションを1つずつ個別に実行して、どのアクションでエラーが出るか特定してください。アクション内のパラメーターが正しく設定されているか、ファイルパスや変数の値が正しいかを確認してください。
Q3. 他の人が作ったショートカットをダウンロードして使えますか?
A. はい。Appleのショートカットギャラリー、RoutineHub、Reddit(r/shortcuts)などのサイトで多くのショートカットが公開・共有されています。リンクをクリックするとショートカットAppでインポートできます。
Q4. ショートカットでシェルスクリプトを実行できますか?
A. はい。「シェルスクリプトを実行」アクションを使えば、bashやzshスクリプトをショートカットから呼び出せます。これにより、より高度なシステム操作も自動化できます。
Q5. ショートカットとAutomatorの違いは何ですか?
A. Automatorは古くからあるmacOS専用の自動化ツールで、macOS固有の深い操作が得意です。ショートカットはiOS/iPadOSとの互換性があり、よりモダンなUIで使いやすいです。2026年現在、Appleはショートカットを推奨しており、Automatorは段階的に廃止される可能性があります。
Q6. 会社のMacでもショートカットは使えますか?
A. MDM(Mobile Device Management)で制限されている場合は使えないことがあります。IT部門に確認してください。個人所有のMacであれば問題なく使用できます。
まとめ:ショートカットAppで毎日の作業時間を削減しよう
MacのショートカットAppは、繰り返し作業を自動化してあなたの時間を節約する強力なツールです。プログラミングの知識がなくても、ブロックを組み合わせるだけで複雑な自動化が実現できます。
本記事のポイントをまとめます。
- ショートカットAppはmacOS Monterey以降で標準搭載
- アクションを組み合わせてドラッグ&ドロップで自動化を構築できる
- Finderのクイックアクションとして登録するとさらに使いやすくなる
- iCloudを通じてiPhone・Mac間でショートカットが自動同期される
- 画像の一括変換・ファイル整理・翻訳など日常的な作業を自動化できる
まずは「画像を一括リサイズ」や「テキストを翻訳してコピー」などのシンプルなレシピから試してみてください。一度作れば永続的に使えるため、初期投資の時間が十分に回収できます。
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