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複数のHDD/SSDを1つの論理ディスクとして組み合わせ、速度・容量・冗長性を強化する技術。RAID 0/1/5/10など複数の構成がある。
詳しい解説
RAID(Redundant Array of Independent Disks、レイド)とは、複数のHDDやSSDを1つの論理ボリュームとして組み合わせ、速度・容量・データ保全性のいずれかまたは複数を強化する技術です。1987年にカリフォルニア大学バークレー校で考案され、現代のサーバー・NAS・ハイエンドPCの基本技術として広く使われています。
主要な構成(レベル)は5種類あります。第一に「RAID 0(ストライピング)」――複数ディスクにデータを分散書き込みし速度2倍以上、ただし1台でも壊れたら全データ消失。第二に「RAID 1(ミラーリング)」――2台に同じデータを書き込み、1台が壊れてももう1台で継続、容量は半分。第三に「RAID 5」――3台以上で、データとパリティ(誤り訂正情報)を分散保存、1台までの故障に耐える。第四に「RAID 6」――2台までの同時故障に耐える強化版。第五に「RAID 10(10、1+0)」――RAID 1とRAID 0の組み合わせ、高速+冗長性、最低4台必要。
用途別の選び方は明確です。動画編集・ゲーミングPCの作業ドライブはRAID 0で速度重視(バックアップは別途)、家族写真・経理データの保存はRAID 1で安全重視、企業のNAS・サーバーはRAID 5/6/10で容量・速度・冗長性のバランスを取る、というのがセオリーです。
Windowsの「記憶域スペース」は実質RAIDのソフトウェア実装で、特別なハードウェアなしにシンプル/双方向ミラー(RAID 1相当)/三方向ミラー/パリティ(RAID 5相当)の構成が利用できます。NAS製品(Synology・QNAP・I-O DATA)も同様の機能を提供。
注意点として、RAIDはバックアップではありません。RAID内のデータが「ランサムウェア感染」「誤って削除」「ディスクファームウェア欠陥」で消失するケースは多く、別途オフラインまたはクラウドバックアップが必須です。
在宅で動画編集を始めた個人クリエイターが、4K素材ファイル(数百GB単位)の高速読み書きを求めて、外付けの2台SSDをRAID 0構成にする場面を想定します。Windowsの「記憶域スペース」を起動 → 2台のSSDを選択 → 「Simple(RAID 0相当)」を選択 → 容量を最大設定、で論理ボリューム1台分の総容量&書き込み速度2倍が実現。Premiere Pro・DaVinci Resolveでの編集が劇的にスムーズになります。ただしSSD 1台でも故障すると全素材消失するため、編集完了データは別NASかクラウドにバックアップする運用がセットです。RAIDは「データ保全」と「速度」を選んで使い分ける、現代クリエイターの基本ツールです。
別の呼び方
Redundant Array
ストライピング
ミラーリング
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