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インターネット(IPネットワーク)を通じて音声通話を行う技術。LINEやZoom、TeamsなどのアプリはすべてVoIPを使っている。
詳しい解説
VoIPは「Voice over Internet Protocol」の略で、音声データをIPパケットに変換してインターネット経由で送受信する通話技術です。従来の固定電話が電話回線(PSTN)を専用に使って音声を運ぶのに対し、VoIPはデータ通信と同じIPネットワークを共用するため、通話コストを大幅に削減できます。
現在私たちが日常的に使っているLINE通話・Zoom・Microsoft Teams・Skype・FaceTimeは、すべてVoIPベースで動作しています。音声はリアルタイムで小さなパケットに分割され、受信側で再び組み立てられます。この処理にはUDP(User Datagram Protocol)が主に使われ、わずかなパケットロスは音質劣化として現れますが、再送処理による遅延よりも低遅延を優先するためです。
VoIPの品質に影響するのは主に3つの要素です。①レイテンシ(遅延):150ミリ秒以内が理想で、300ミリ秒を超えると会話が不自然になります。②ジッター(遅延のばらつき):パケットの到着間隔が不均一になると音声が途切れます。③パケットロス率:3%以上になると音質が著しく低下します。
企業ネットワークやVPNでVoIP通話がつながらない場合、多くはUDPポートの制限が原因です。LINEやZoomなどのVoIPアプリはUDP 3478〜3480番や443番などを使いますが、ファイアウォールやVPNがUDPをブロックしていると、アプリ側がTCPフォールバックを試み、遅延増加や接続失敗を起こします。Wi-Fiルーターの「QoS(優先制御)」設定でVoIPトラフィックに優先度を与えることで、ビデオ通話や音楽再生と帯域を奪い合わずに済みます。
法人向けにはIP-PBX(構内電話交換機のIP版)やクラウドPBXとして導入されており、内線・外線・転送・録音をインターネット回線1本で管理できます。日本では光回線を使った「ひかり電話」もVoIPの一種です。
在宅勤務中にTeamsで会議に参加しようとしたら「通話に参加できません」というエラーが出た場面を想像してください。会社のVPNに接続しているとき、VPNのファイアウォールがVoIPで使うUDPポートをブロックしているケースがあります。IT部門に「VoIPのUDPポートを開放してほしい」と伝えるか、Teamsの設定でTCPフォールバックを有効にすることで解決できます。このように「音声通話がつながらない」という問題の背景には、VoIPがIPネットワーク上で動いているという仕組みがあります。
別の呼び方
IP電話
ボイスオーバーIP
VoIP通話
インターネット音声通話
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