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Windowsの起動が遅い原因と高速化の方法【2026年最新版】
「Windowsの起動が遅い」「電源を入れてから使えるようになるまで数分かかる」という悩みは非常によく聞かれます。起動が遅くなる原因はスタートアップアプリの増加・高速スタートアップの無効化・SSDへの未換装・ドライバーの問題など多岐にわたります。2026年現在のWindows 11でも同じ原因で起動速度が低下します。
この記事では、Windowsの起動を高速化するための方法を、効果の高い順に詳しく解説します。

この記事でわかること
- 起動時間を計測して現状を把握する方法
- スタートアップアプリの管理・無効化手順
- 高速スタートアップの有効化方法
- BIOS/UEFI設定の最適化
- SSD活用・ページファイル最適化
- ドライバー更新による起動改善
起動時間を計測する方法
イベントビューアーで正確な起動時間を確認する
改善効果を測定するために、まず現在の起動時間を記録しておきましょう。
- Windowsキー+Xを押して「イベントビューアー」を開く
- 左パネルで「Windowsログ」→「アプリケーション」を展開
- 右側の「現在のログをフィルター」をクリック
- イベントIDに「100」と入力して「OK」をクリック
- イベント一覧に起動時間(BootDuration:ミリ秒単位)が表示される
PowerShellで起動時間を確認する
より簡単に確認したい場合はPowerShellを使います。
- Windowsキー+Xから「Windows PowerShell(管理者)」を開く
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押す:
(Get-EventLog -LogName Application -Source "Microsoft-Windows-Diagnostics-Performance" | Where-Object {$_.EventID -eq 100} | Select-Object -First 5).Message
直近5回の起動時間が表示されます。改善前後でこの数値を比較しましょう。
起動時間の目安
| 起動時間 | 評価 | 対処 |
|---|---|---|
| 10秒以内 | 優秀 | 現状維持でOK |
| 10〜30秒 | 標準的 | スタートアップ管理で改善できる |
| 30〜60秒 | やや遅い | この記事の対処法を実施する |
| 60秒以上 | 要改善 | SSD換装・クリーンインストールを検討 |
方法1:スタートアップアプリを管理する(最も効果的)
起動が遅い最大の原因は、Windows起動時に自動で起動するアプリが増えすぎていることです。
タスクマネージャーでスタートアップアプリを管理する
- Ctrl+Shift+Escキーを押してタスクマネージャーを開く
- 「スタートアップ」タブをクリック
- 「スタートアップへの影響」列を見て「高」「中」のアプリを確認する
- 無効にしたいアプリを右クリックして「無効化」を選択
無効化しても安全なアプリの例
| アプリ名 | 無効化しても問題ないか | 備考 |
|---|---|---|
| Spotify | ○ 無効化OK | 使うときだけ手動起動で十分 |
| Discord | ○ 無効化OK | 必要なときに起動すれば問題なし |
| Steam | ○ 無効化OK | ゲーム時のみ起動で十分 |
| OneDrive | △ 任意 | 同期が必要な場合は有効のまま |
| Windows Security | × 無効化NG | セキュリティに必須 |
| Windows Update | × 無効化NG | セキュリティ更新に必須 |
設定アプリからスタートアップアプリを管理する(Windows 11)
- 「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」を開く
- 不要なアプリのトグルをオフにする
- 「スタートアップへの影響」が表示されるので参考にする

方法2:高速スタートアップを有効にする
高速スタートアップは、シャットダウン時にOSカーネルの状態を保存することで次回起動を高速化する機能です。
高速スタートアップの有効化手順
- コントロールパネルを開く(検索バーで「コントロールパネル」と入力)
- 「システムとセキュリティ」→「電源オプション」をクリック
- 左サイドバーの「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック(管理者権限が必要)
- 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」にチェックを入れる
- 「変更の保存」をクリック
⚠️ 注意:高速スタートアップが有効な場合、「シャットダウン」は完全なシャットダウンではなくなります。ドライバー更新後は「再起動」を使って完全に再起動してください。
高速スタートアップが使えない場合
デュアルブート環境(WindowsとLinuxの共存)では、高速スタートアップが原因でLinux側からWindowsパーティションにアクセスできなくなる問題が発生する場合があります。その場合は高速スタートアップを無効にしてください。
方法3:BIOS/UEFI設定の最適化
BIOS/UEFI設定画面へのアクセス方法
- 「設定」→「システム」→「回復」を開く
- 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFIファームウェアの設定」を選択
- 「再起動」をクリックするとBIOS/UEFI画面が表示される
起動速度に影響するBIOS設定
| 設定項目 | 推奨設定 | 効果 |
|---|---|---|
| Fast Boot | 有効(Enabled) | POST(自己診断)時間を短縮 |
| Boot Device Priority | SSD/NVMeを第1優先に | 不要なデバイス検索をスキップ |
| Secure Boot | 有効(Enabled) | セキュリティ向上・Windows 11必須 |
| POST遅延(POST Delay) | 0秒 | 起動前の待機時間を削除 |
| XMP/DOCPプロファイル | Profile 1 | メモリを定格速度で動作させる |
方法4:SSD活用・ページファイルの最適化
HDDからSSDへの換装効果
最も劇的な起動速度改善はHDDからSSDへの換装です。HDDのPCはWindows起動に2〜3分かかることもありますが、SSD換装後は10〜20秒以内に短縮されます。
| ストレージ種類 | 平均読み取り速度 | Windows起動時間の目安 |
|---|---|---|
| HDD(5400rpm) | 約100MB/s | 60秒〜3分 |
| HDD(7200rpm) | 約150MB/s | 40〜90秒 |
| SATA SSD | 約550MB/s | 15〜30秒 |
| NVMe SSD(PCIe 3.0) | 約3,500MB/s | 5〜15秒 |
| NVMe SSD(PCIe 4.0) | 約7,000MB/s | 5〜10秒 |
ページファイルの最適化
ページファイル(仮想メモリ)の設定を最適化することで、起動時のディスクアクセスを減らせます。
- 「設定」→「システム」→「バージョン情報」→「システムの詳細設定」を開く
- 「詳細設定」タブの「パフォーマンス」→「設定」をクリック
- 「詳細設定」タブ→「仮想メモリ」→「変更」をクリック
- 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」にチェックを入れる
- 「OK」を3回クリックして再起動
💡 ヒント:RAMが16GB以上ある場合はページファイルを無効化することもできますが、一部のアプリで問題が発生する場合があるため推奨しません。

方法5:ドライバー更新による起動改善
起動に影響するドライバーの確認
古いドライバーや問題のあるドライバーがあると起動が遅くなる場合があります。
- デバイスマネージャーを開く(Windowsキー+X→「デバイスマネージャー」)
- 黄色い「!」マークがついているデバイスがあれば問題のあるドライバー
- 該当デバイスを右クリックして「ドライバーの更新」を選択
Windows Updateでドライバーを更新する
- 「設定」→「Windows Update」を開く
- 「更新プログラムの確認」をクリック
- 「オプションの更新プログラム」→「ドライバーの更新」を確認する
- 利用可能なドライバー更新があればインストールする
- 再起動して確認する
方法6:その他の起動高速化Tips
ビジュアルエフェクトを軽減する
- Windowsキー+Rで「sysdm.cpl」と入力してEnter
- 「詳細設定」→「パフォーマンス」→「設定」をクリック
- 「パフォーマンスを優先する」を選択、または個別に不要なエフェクトをオフにする
Windowsサービスの最適化
起動時に自動実行される不要なサービスを無効化することも効果的ですが、誤って重要なサービスを無効化するとシステムに問題が発生するため、慎重に行ってください。
ディスクのデフラグ・最適化(HDDのみ)
- 検索バーで「ドライブのデフラグと最適化」を開く
- HDDを選択して「最適化」をクリック
- SSDの場合は「トリム」が実行される(デフラグは自動で無効化)
⚠️ SSDに対してデフラグを実行しないでください。SSDにはデフラグは不要であり、書き込み寿命を消耗するだけです。Windowsは自動でSSDにはトリムを、HDDにはデフラグを実行します。
Windows Updateを完了させる
保留中のWindows Updateが多数ある場合、起動時にバックグラウンドでインストールが行われ速度が低下します。「設定」→「Windows Update」から更新を完了させてから再起動してください。
高速化の効果まとめ
| 対策 | 効果 | 難易度 |
|---|---|---|
| スタートアップアプリ管理 | ★★★ 大 | ★☆☆ 簡単 |
| SSD換装 | ★★★ 最大 | ★★★ やや難 |
| 高速スタートアップ有効化 | ★★☆ 中 | ★☆☆ 簡単 |
| BIOS最適化 | ★★☆ 中 | ★★☆ 中程度 |
| ドライバー更新 | ★☆☆ 小〜中 | ★☆☆ 簡単 |
| ビジュアルエフェクト軽減 | ★☆☆ 小 | ★☆☆ 簡単 |
よくある質問(FAQ)
Q1. スタートアップアプリを無効化してもアプリ自体は使えますか?
はい、問題なく使えます。スタートアップ無効化はWindows起動時の「自動起動」を止めるだけで、アプリ自体は削除されません。必要なときにアイコンをクリックすれば通常通り起動します。
Q2. 高速スタートアップを有効にするとシャットダウンが完全に行われないのですか?
正確には、高速スタートアップ有効時の「シャットダウン」はOSカーネルの状態をディスクに保存するハイバネーションに近い状態です。「再起動」は完全なシャットダウンと再起動が行われます。ドライバー更新後やシステム設定を変更した後は「再起動」を使うことを推奨します。
Q3. Windows 11は Windows 10より起動が速いですか?
同じハードウェアでの比較では、Windows 11はWindows 10と同程度か、やや速い傾向があります。ただし、TPM 2.0とセキュアブートが必要なため、古いPCではWindows 11の恩恵を受けられない場合があります。起動速度に最も影響するのはストレージ(HDD vs SSD)とスタートアップアプリの数です。
Q4. RAMを増設すると起動速度は上がりますか?
起動速度への影響は限定的ですが、4GB以下のRAMから8GB以上に増設すると体感的に改善します。Windowsの最低推奨は8GB、快適な使用には16GB以上を推奨します。ただしHDDのままRAMを増設しても起動速度の根本的な改善にはなりません。SSD換装が先決です。
Q5. クリーンインストールをすると起動速度は改善しますか?
はい、長年使用したWindowsは不要なファイル・レジストリエントリが蓄積されて起動が遅くなります。クリーンインストールすることで工場出荷時に近い起動速度に戻すことができます。ただしアプリや設定のバックアップが必要なため、手間がかかります。
Q6. 「高速スタートアップ」の設定がグレーアウトして変更できない場合は?
管理者権限が必要です。「現在利用可能ではない設定を変更します」のリンクをクリックしてから設定を変更してください。それでも変更できない場合は、管理者アカウントでサインインしているか確認してください。
Q7. BitLockerを有効にしていると起動が遅くなりますか?
BitLocker(ドライブ暗号化)は起動時に暗号化キーの確認を行うため、わずかに起動時間が延びます。影響は通常1〜3秒程度です。セキュリティの観点からBitLockerは有効にしておくことを推奨します。TPM 2.0搭載PCではPINの入力を省略できます。
Q8. ウイルス対策ソフトを変更すると起動が速くなりますか?
サードパーティ製のウイルス対策ソフト(Norton・Kasperskyなど)は起動時にリアルタイムスキャンを行うため、起動に数秒〜十数秒の影響が出る場合があります。Windows標準のWindows Defenderは軽量に設計されており、サードパーティ製より起動への影響が小さいと言われています。
Q9. NVMe SSDとSATA SSDでは起動速度に大きな差がありますか?
Windowsの起動に関しては、NVMe SSDとSATA SSDの差は体感で数秒程度(5〜15秒vs10〜20秒)で、HDDからの換装ほど劇的な差は出ません。予算の都合でSATA SSDでもHDDからの換装の効果は十分大きいです。
Q10. 定期的なメンテナンスで起動速度を維持するには?
月1回の推奨メンテナンス:①Windows Updateを完了させる。②不要なアプリをアンインストールする。③ディスクのクリーンアップを実行する(検索バーで「ディスクのクリーンアップ」)。④スタートアップアプリを確認して不要なものを無効化する。これらを定期的に行うことで起動速度を良好な状態に保てます。
まとめ
Windowsの起動速度を改善するには、効果の高い対策から順番に実施することが重要です。
今すぐ実施できる優先手順:
- タスクマネージャーのスタートアップタブで不要なアプリを無効化する(最も効果的・簡単)
- 高速スタートアップが無効になっていれば有効化する
- Windows Updateを完了させて再起動する
- ドライバーに問題(黄色い!マーク)があれば更新する
- HDDを使っている場合はSSDへの換装を検討する(最も効果的)
これらの対策を組み合わせることで、多くの場合は起動時間を半分以下に短縮することができます。快適なWindows環境を維持するために、定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。
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