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【2026年最新版】ExcelのIF関数の使い方・IFS・AND・OR組み合わせ完全ガイド

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【2026年最新版】ExcelのIF関数の使い方・IFS・AND・OR組み合わせ完全ガイド

「ExcelのIF関数の使い方がよくわからない」「複数の条件を組み合わせたい」「ネストが複雑になってわからなくなった」そんな悩みを抱えていませんか?IF関数はExcelの中でも最もよく使われる関数の一つで、マスターすることでデータ分析や集計作業が格段に効率化します。

この記事では、IF関数の基本から応用まで、IFS関数・AND・OR関数との組み合わせ・よくあるエラーの対処方法まで、2026年最新情報をもとにわかりやすく解説します。実践的なサンプル式も豊富に紹介しますので、すぐに業務に活かせる内容です。

この記事でわかること

  • IF関数の基本構文と使い方
  • 実践的なIF関数の活用例(合否判定・評価ランクなど)
  • IFS関数(複数条件)の使い方
  • IF関数のネスト(入れ子)の方法と限界
  • AND・OR関数との組み合わせ方
  • ISBLANK・ISERRORとの組み合わせ
  • よくあるエラーと対処方法

IF関数の基本構文

IF関数は、条件を設定し、その条件が満たされているか否かで返す値を切り替える関数です。

基本の書き方

=IF(論理式, 真の場合, 偽の場合)
引数 説明
論理式 条件式(TRUEまたはFALSEになる式) A1>=60
真の場合 論理式がTRUEのときに返す値 “合格”
偽の場合 論理式がFALSEのときに返す値 “不合格”

最も基本的な使用例

A1セルの値が60以上なら「合格」、それ以外なら「不合格」と表示する場合:

=IF(A1>=60,"合格","不合格")

A1が80であれば「合格」、40であれば「不合格」が表示されます。

IF関数の実践例

評価ランクの分類

点数に基づいてランクを分類する例です(A→90点以上、B→80点以上、それ以外C):

=IF(A1>=90,"A",IF(A1>=80,"B","C"))

この例ではIF関数の中にさらにIF関数を入れた「ネスト(入れ子)」を使用しています。

数値の正負判定

=IF(A1>0,"プラス",IF(A1<0,"マイナス","ゼロ"))

空白チェック

B列が空白の場合は「未入力」、入力済みの場合は「入力済み」と表示する:

=IF(B1="","未入力","入力済み")

IFS関数(複数条件・Excel 2019以降)

IFS関数は複数の条件を順番に評価し、最初に真(TRUE)になった条件に対応する値を返す関数です。Excel 2019・Microsoft 365以降で使用できます。

IFS関数の構文

=IFS(論理式1, 値1, 論理式2, 値2, …)

IFS関数の使用例(5段階評価)

=IFS(A1>=90,"A",A1>=80,"B",A1>=70,"C",A1>=60,"D",A1<60,"E")

IFS関数はどの条件にも当てはまらなかった場合にエラーになるため、最後にTRUE, "その他"を入れておくと安全です:

=IFS(A1>=90,"A",A1>=80,"B",A1>=70,"C",A1>=60,"D",TRUE,"E")

IF関数ネストとIFS関数の比較

機能 IF(ネスト) IFS
Excelバージョン すべてのバージョン Excel 2019以降・Microsoft 365
可読性 ネストが深いと読みにくい フラットで読みやすい
最大条件数 64段階(実用的には7〜8程度まで) 127条件まで
どの条件も非該当時 最後のFALSE値が返る エラー(TRUEで補完が必要)

IF関数のネスト(入れ子)の使い方と限界

IF関数の中にさらにIF関数を入れることを「ネスト(入れ子)」と言います。最大64段階まで入れ子にできますが、実用的には7〜8段階程度が限界です。それ以上複雑になる場合はIFS関数やVLOOKUP関数を検討しましょう。

3段階ネストの例

=IF(A1>=90,"優",IF(A1>=70,"良",IF(A1>=50,"可","不可")))

ネストが深くなりすぎた場合の代替策

  • IFS関数に置き換える(Excel 2019以降)
  • 条件と値をテーブルにまとめてVLOOKUP関数で参照する
  • 複数のIF式を別のセルに分けて最終的に結果を参照する

AND・OR関数との組み合わせ

AND関数とIFの組み合わせ

AND関数は、すべての条件が真(TRUE)の場合にTRUEを返します。「AかつB」の条件を作るときに使います。

=IF(AND(A1>=60,B1>=60),"両科目合格","どちらか不合格")

A1が60以上かつB1が60以上の場合のみ「両科目合格」と表示されます。

OR関数とIFの組み合わせ

OR関数は、いずれかの条件が真(TRUE)の場合にTRUEを返します。「AまたはB」の条件を作るときに使います。

=IF(OR(A1>=90,B1>=90),"いずれか優秀","両方普通")

A1またはB1のいずれかが90以上の場合に「いずれか優秀」と表示されます。

ANDとORの組み合わせ

=IF(AND(A1>=60,OR(B1="東京",B1="大阪")),"条件一致","条件不一致")

A1が60以上かつ(B1が「東京」または「大阪」)という複合条件です。

IF関数とISBLANK・ISERRORの組み合わせ

ISBLANK関数との組み合わせ

ISBLANK関数はセルが空白かどうかを判定します。空白処理でよく使われます。

=IF(ISBLANK(A1),"未入力","入力済み")

空白を直接 ="" で判定することもできますが、数式の結果として空文字列("")が入っているセルを空白と誤認する場合があるため、ISBLANKを使うとより正確です。

IFERROR関数の活用

IFERROR関数はエラーが発生した場合に代替の値を返します。IF(ISERROR())の書き方より短く書けるため広く使われます。

=IFERROR(VLOOKUP(A1,B:C,2,FALSE),"データなし")

VLOOKUP関数で値が見つからない場合に「データなし」を表示します。

ISERROR関数との組み合わせ

=IF(ISERROR(A1/B1),"エラー",A1/B1)

B1が0のときにゼロ除算エラー(#DIV/0!)が発生する場合に「エラー」を表示します。

条件付き書式との違いと使い分け

機能 IF関数 条件付き書式
できること 条件に応じた値・文字を表示 条件に応じたセルの色・フォントを変更
セルの値変更 あり(値が変わる) なし(見た目だけ変わる)
使いやすさ 数式として直接入力 メニューから視覚的に設定
適した用途 判定結果を数値・文字で表示したい場合 特定条件のセルを色で視覚的に強調したい場合

「合否」などの文字を表示したい場合はIF関数、「60点未満のセルを赤にしたい」など視覚的な強調をしたい場合は条件付き書式を使うのが適切です。

よくあるエラーと対処方法

#VALUE! エラー

数値が必要な場所にテキストが入っているときに発生します。比較対象のデータ型を確認してください。

例: =IF(A1>=60,"合格","不合格") でA1に"テキスト"が入っているとエラー

#NAME? エラー

関数名のスペルミスや文字列のダブルクォーテーション忘れが原因です。

誤: =IF(A1>=60,合格,不合格)  ← 文字列にダブルクォーテーションが必要
正: =IF(A1>=60,"合格","不合格")

条件が正しく判定されない

数値のように見えて実際は文字列として入力されているセルと比較している場合に起こります。VALUE関数やTEXT関数で型を変換してから比較するか、データの入力形式を統一してください。

FALSE が表示される

IF関数の第3引数(偽の場合)を省略すると、条件が偽のときに「FALSE」と表示されます。空白にしたい場合は "" を指定してください。

誤: =IF(A1>=60,"合格")
正: =IF(A1>=60,"合格","")

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よくある質問(FAQ)

Q1. IF関数は何段階まで入れ子(ネスト)できますか?

Excelでは最大64段階まで入れ子にできます。ただし実際にはそこまで深くすると数式が非常に読みにくくなります。3〜5段階以上の分岐が必要な場合は、IFS関数(Excel 2019以降)やVLOOKUP関数を使うことを検討してください。

Q2. IFS関数はどのバージョンのExcelから使えますか?

IFS関数はExcel 2019・Excel 2021・Microsoft 365(旧Office 365)から使用できます。Excel 2016以前のバージョンでは使用できないため、IFS関数を含むファイルを古いバージョンで開くとエラーになります。

Q3. IF関数で文字列と数値を同時に扱えますか?

可能ですが注意が必要です。IF関数自体は文字列・数値どちらも扱えます。ただし論理式の中で文字列と数値を比較しようとすると型の不一致でエラーや誤った結果になる場合があります。データの入力形式を統一することが重要です。

Q4. IF関数の結果を別の計算に使うことはできますか?

はい、可能です。IF関数の結果が数値の場合は、そのまま四則演算やSUM関数などに使えます。例えば =SUM(IF(A1:A10>60,1,0)) のように配列数式と組み合わせて条件を満たす件数を数えることもできます(Ctrl+Shift+Enterで確定)。

Q5. IFERROR関数とISERROR関数の違いは何ですか?

IFERROR(値, エラー時の値)は短く書けるためよく使われます。ISERROR(値)はエラーかどうかをTRUEまたはFALSEで返すため、IFと組み合わせて使います。どちらも同じ目的ですが、IFERRORの方がシンプルに書けるためExcel 2007以降ではIFERRORが推奨されます。

Q6. 条件付き書式とIF関数は同時に使えますか?

はい、同時に使えます。例えば、IF関数で「合格/不合格」と表示しつつ、条件付き書式でセルの色を変えることで、視覚的にもわかりやすい表を作ることができます。

Q7. AND関数とOR関数を組み合わせる際の注意点はありますか?

ANDとORを組み合わせる際は、評価の優先順位(どの条件をまずグループ化するか)を明確にする必要があります。複雑な条件になる場合は、まず論理式を日本語で書き出してから数式に落とし込むと間違いが少なくなります。括弧の対応関係が崩れるとエラーや意図しない結果になりやすいため注意してください。

まとめ

ExcelのIF関数は、条件分岐という非常にシンプルなアイデアをベースにした強力なツールです。基本的な「合否判定」から、ANDやORを組み合わせた複合条件・IFERRORによるエラー処理まで、マスターすることで日常業務の効率が大幅に向上します。

複数の条件を扱う場合は、Excel 2019以降ではIFS関数を積極的に使うことで数式がシンプルになります。ネストが深くなりすぎた場合はVLOOKUP関数への置き換えも検討してみてください。

エラーが発生した場合はまず数式の構文(括弧の対応・引数の数・ダブルクォーテーション)を確認し、次にデータの型(数値か文字列か)を確認することで、ほとんどの問題を解決できます。今回紹介した実践例を参考に、IF関数を日常業務に積極的に活用してみてください。

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