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FileVault(ファイルボルト)は、Macに搭載されている標準のディスク暗号化機能です。有効化すると、起動ディスク全体が暗号化され、パスワードを知らない第三者がデータを読み取れなくなります。
この記事でわかること
- FileVaultの仕組みと有効化のメリット
- 有効化の手順とiCloud回復キーの選択
- 回復キーの安全な保管方法
- 解除(無効化)の手順と注意点
- パスワード忘れ・トラブル時のリカバリー方法
FileVaultとは何か
FileVaultは、macOSに標準搭載されているフルディスク暗号化機能で、Mac OS X 10.7 Lion(2011年)から提供されています。現在のFileVault 2では、XTS-AES-128暗号化(256ビットキー使用)でMacの起動ディスク全体を保護します。Apple Silicon搭載Mac(M1以降)では、Secure Enclaveというハードウェアセキュリティチップと連携し、暗号化キーが物理的に保護される高度な仕組みとなっています。
有効化の手順
「システム設定」を開き、左サイドバーで「プライバシーとセキュリティ」を選択。右側パネルを下にスクロールすると「FileVault」セクションが見つかります。「オンにする」ボタンをクリックすると、管理者パスワードの入力が求められます。

次に、回復キーの保管方法を選ぶ画面が表示されます。「iCloudアカウントを使う」または「回復キーを作成し、Appleにアカウントを開示しない」の2択です。セキュリティを重視するなら後者、利便性重視なら前者がおすすめです。
回復キーの保管が最重要
FileVaultで最も重要なのは、回復キーの紛失防止です。ユーザーパスワードを忘れた場合、回復キーがあればデータにアクセスできますが、回復キーも失うと、暗号化されたデータは二度と復号できません。

回復キーの保管方法として推奨されるのは、1Passwordなどのパスワードマネージャに保存、紙に印刷して耐火金庫に保管、信頼できる家族と共有、の3つです。
有効化のメリット比較表
| 項目 | 有効時 | 無効時 |
|---|---|---|
| 盗難時のデータ保護 | 強力に保護 | 容易に読み取り可能 |
| パフォーマンス(Apple Silicon) | ほぼ影響なし | 標準 |
| パフォーマンス(Intel) | 体感数%低下 | 標準 |
| パスワード忘れ時 | 回復キーで復旧 | 復旧不要 |
| 回復キー紛失時 | 完全ロックアウト | 該当なし |
解除(無効化)の手順
FileVaultを無効化したい場合は、「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「FileVault」セクションから「オフにする」をクリックします。
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FAQ
Q1. FileVaultでMacが遅くなりますか?
Apple Silicon搭載Mac(M1以降)ではほぼ体感できないレベルです。Intel Macでは数%の速度低下がありますが、日常使用では気にならない程度です。
Q2. パスワードを忘れたら?
ログイン画面で何度かパスワードを間違えると、「Apple IDでリセット」または「回復キーを入力」のオプションが表示されます。
Q3. Time Machineバックアップは暗号化されますか?
Time Machineの暗号化は別設定です。Time Machine設定で「バックアップを暗号化」を有効にしてください。
まとめ
FileVaultは、Macを使うすべての方に推奨される強力なセキュリティ機能です。Apple Silicon Macではパフォーマンス影響もほぼなく、設定の手間も最小限。万が一Macを紛失・盗難した際のデータ流出リスクを劇的に下げてくれます。
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