iPhoneのメールで大切なメールが来た時には保存したくなる時もありますが、既定のiPhoneのメールアプリにはメールの保存機能がついていません。
ガラケーの場合は、全体の保存容量が少なかったため、古いメールは徐々に削除されていきました。そのため、削除されたくないメールを残しておくために保存機能と呼ばれるものがありました。今はiPhoneをはじめスマートフォンは大きな容量を確保することができているため、メールの保存機能が外されている、という事情が変化の背景にあるようです。
しかし、iPhoneで大切なメールを扱うこともあるため、削除してしまわないように何かの形で保存しておきたいという方もいるでしょう。本稿ではiPhoneで大切なメールを保存する方法をご紹介しますので、是非参考にされてください。
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大容量メールサービスを使用する
docomo、au、Softbankといった携帯電話キャリアと契約してiPhoneを使用している方がほとんどでしょう。日本の携帯電話キャリアは、それぞれ独自のメールアカウントを提供してフィーチャーフォン(ガラケー)との互換性を保つようにしています。
しかしながら、携帯電話キャリアのメールアカウントは、そのキャリアと契約している間しか使用できません。MNPなどでキャリアを乗り換える際に、それまで受信したメール(大切なメールも含めて)は破棄するか、別のメールアカウントへコピーするか、使用できないアカウントを無駄に塩漬けしておかなければならず、面倒が生じてしまいます。
そこで、iPhoneではキャリアが提供するものとは別のメールアカウントで運用することをおすすめします。
iCloudメールやGmail、Outlook.comメールなどが、大手が提供する大容量メールサービスです。これらのようなキャリアとは無関係のメールアカウントならば、MNPの際に面倒が起きません。
また、メールという用途に対して十分に大きな容量が提供されているので、メールを削除するという行為が不必要になります。さらに、不意にiPhone等のデバイスが故障しても、メールはすべてサービス上に保存されているので問題ありません。
削除はせずアーカイブする
使用しているメールアカウントがiCloudメールやGmail、Outlook.comメールなどの大容量メールサービスの場合、メールは基本的には削除しない方針で運用しましょう。
読み終わって用を済ませたメールは、削除せずにアーカイブします。「アーカイブ」は用が済んだメールを入れておく特別なフォルダ、「アーカイブする」とはメールをアーカイブ用のフォルダに移動させることという認識をしておけば良いでしょう。
メールをアーカイブするには、以下の手順にしたがって操作してください。
1. アーカイブしたいメールを開いてください。
2. ツールバーのアーカイブアイコンをタップしてください。

3. 「メッセージをアーカイブ」をタップしてください。

iCloudメールの場合、アーカイブしたメールは「アーカイブ」フォルダに移動されます。

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