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地デジ解像度の秘密:アナログ時代と比べて5倍の画質向上を実現

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地デジに完全移行されたことにより、もはや地デジが普通であると言う世の中になりました。しかし、以前のアナログ時代と比べて解像度が上がったと言いますが、どのくらい画質が良くなったのかという事については、あまりピンと来ないかもしれません。

比べれば、確かに地デジの方が鮮明になったということはわかりますが、いったいどのくらいの性能アップになったのでしょうか?ここでは、映像の鮮明さを表す解像度について、基本的な知識から紹介していきましょう。

この記事のまとめ

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地上デジタル放送(地デジ)への完全移行により、映像の解像度が大幅に向上しました。この記事では、解像度の基本概念から地デジの実際の性能、そしてフルHDとの比較まで詳しく説明しています。地デジの解像度は1440×1080iで、約156万画素となり、旧アナログ放送の約5倍の画質を実現しています。また、解像度だけでなく、ビットレートという1秒あたりのデータ容量も画質を左右する重要な要素です。地デジはMPEG2-TSという圧縮形式を用いて、17Mbpsでデータを送信しています。フルHDとの比較では、地デジは電波帯域の制限があるため、完全なフルHD放送は現状では難しいことが説明されています。将来的には4K映像の圧縮技術などにより、さらに高画質な映像が楽しめる可能性があることも示唆されています。

そもそも解像度とは?

解像度とは、わかりやすく言うと1ピクセルがどのくらい細かいかということになります。ピクセルと言う単位は、ピクチャーセル(絵の細胞)という言葉から来ており、視覚的に見えるものをドット(細かいマス目)に分割して時の1マス分の単位が1ピクセルです。

簡単に言えば、このマス目が細かければ細かいほど、鮮明な画像になるという事ですが、その分大量の容量が必要になります。このピクセルという単位は、デジタル画像においては画像の鮮明さを示す単位となっていて、たとえばデジカメなどでも同様に○メガピクセルという具合に、解像度の単位が性能の指標として使われることもあるようです。これを簡単に掛け算で表し、画素数という言い方で表すこともあります。

地デジの解像度はいくらか?

地デジの解像度と言う意味では、1440×1080iと言うのが現在の地デジの解像度ですが、この意味は、1画面を横1440ピクセル、縦を1080ピクセルで表現していることを表しています。(語尾のiはインターレース方式と言われており、画像の送信に関する方式の一つです。)

画素数でいえば、およそ156万画素という事になるので、おおよそどのくらいの鮮明さであるかと言うのが分かりやすくなるでしょう。

あまりピンとこない人のために、アナログ放送時の画素数はどのくらいかと言うと640×480iの約30万画素でした。単純計算では約5倍も画質が良くなったと言うことが言えます。ちなみにDVDは約35万画素で、アナログ放送とそれほど変わりません。これらはSD(Standard Dimention=標準解像度)画質と呼ばれており、文字通り一昔前までの標準だったのです。地デジはHD(High Dimention=高精細度)画質に区分されており、ハイビジョン画質とも呼ばれています。

解像度を知るためのもう一つの単位「ビットレート」

 前述した通り、画素数による画質の違いは理解できたかと思いますが、解像度にはもう一つの要素が存在しています。

一秒あたりにどのくらいのデータ容量を費やしているかという、ビットレートと呼ばれる単位があり、画質の決め手となっている要素です。細かいことを説明しているとわかりづらいと思いますので、1秒間に30コマの画像が流れていると言う風に理解しておいて問題ありません。厳密には若干の誤差が合ったり、方式の差異がありますが、このくらいの画像が流れていると言うことで差し支えないでしょう。

どのくらいの容量を費やすのか?

ビットレートは一秒間あたりに費やすデータ容量という事でしたが、地デジの場合はどのくらいのデータ容量を使用しているのでしょうか?

デジカメを扱っている人なら多少目星はつくかもしれませんね。単純計算になってしまいますが、デジタルカメラの場合は1MB(メガバイト)で100万画素と言う具合になっています。この計算ならば、156万画素≒1.56MB×30≒46MB程度の容量と言う目星がつくでしょう。しかしこれは同じ圧縮方式を用いた場合の話なので、事はそう単純ではないようです。

デジタルハイビジョン方式の映像を、そのままデータ放送として送信した場合、約200MBものデータ容量が必要となってきます。データ変換の定義では8bit(ビット)=1B(バイト)なので、この数字で表すと1500Mbps(メガビットパーセコンド)以上という計算になるようです。

パソコンを使う人ならピンとくるかもしれませんが、一秒間に200MBものデータをやり取りするのは、通常の家庭環境では到底不可能だと思いますね。そこで、コーデックと呼ばれる映像の圧縮方式を利用してさらにデータを圧縮して送信しているのです。地デジで用いているのは日本独自の圧縮形式である「MPEG2-TS」で、1秒あたりに17Mbpsで送信することができます。この程度のデータ容量であれば、電波放送でも十分可能なデータ送信量になのです。

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