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スマートフォンやPCのプロセッサが高温になった時、発熱を抑えるために自動的に処理速度(クロック周波数)を下げる保護機能。ゲームや動画処理中にカクつきや性能低下が起きる主な原因。
詳しい解説
サーマルスロットリング(Thermal Throttling)は、CPUやGPUが設定された温度上限(通常80〜95℃)に達した際に、発熱と熱損傷を防ぐため自動的に動作クロックを下げる保護機構です。「スロットリング(throttling)」は「絞る」という意味で、処理能力のスロットル(弁)を絞ることで消費電力と発熱を同時に抑えます。
サーマルスロットリングが発動する主なシチュエーションは、①高負荷ゲームの長時間プレイ、②4K動画のエンコード・デコード処理、③AI処理・機械学習(オンデバイス処理)、④夏場の屋外での使用(外気温が高い環境)、⑤ケースによる放熱ブロック、などです。
スマートフォンでのサーマルスロットリングは特に顕著で、Qualcomm Snapdragon・Dimensity・Apple A/Mシリーズのいずれも搭載しています。Samsung Galaxy S25シリーズのSnapdragon 8 Eliteは高性能な反面、長時間ゲームプレイでは性能が30〜50%低下するケースも報告されており、これがサーマルスロットリングによるものです。
対策として、①「ゲームブースター」「パフォーマンスモード」等のゲーム用最適化機能を活用する、②スマートフォン用冷却ファンやPeltier素子を使った冷却アクセサリを装着する、③高解像度・高フレームレート設定を下げる、④長時間ゲームの際は休憩を挟む、⑤ケース素材を放熱性の高いものに変える、などが有効です。
PC(デスクトップ・ノートPC)では、CPUクーラーの性能不足・サーマルグリスの劣化・通風口のホコリ詰まりがサーマルスロットリングの主な原因です。Core Temp・HWiNFO等のモニタリングツールでCPU温度と動作クロックを同時に観察することで、スロットリングが発生しているか確認できます。
Samsung Galaxy S25でスマホゲームを40分ほどプレイしていると、最初はヌルヌル動いていたのに徐々にカクカクし始めました。これはサーマルスロットリングによって、Snapdragon 8 EliteのGPUクロックが3.0GHzから1.5GHz程度に自動削減されているためです。Galaxy公式の「ゲームブースター」を使って「温度」を表示させると、本体温度が42℃以上になったタイミングでカクつきが始まっているのが分かります。スマホ用冷却ファン(Peltier式)を背面に装着すると温度が5〜10℃下がり、スロットリング発動が遅くなる効果があります。
別の呼び方
熱スロットリング
クロック低下
温度制御によるパフォーマンス低下
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