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QualcommがBluetoothオーディオ向けに開発した音声圧縮コーデック。標準のSBCより高音質・低遅延を実現し、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンの音質向上に広く使われる。
詳しい解説
aptX(アップティーエックス)は、半導体大手Qualcommが開発したBluetoothオーディオ向けの音声圧縮コーデックです。Bluetooth標準コーデックであるSBC(Sub-Band Coding)と比較して、より高音質・低遅延の音声伝送を実現します。
主なバリアント:
①**aptX(標準)**:CD品質(16bit/44.1kHz)相当の音声をBluetooth経由で伝送可能。ビットレートは最大352kbps。SBCの約3倍の音質を実現し、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンで広く採用されている。
②**aptX HD**:高解像度オーディオ(24bit/48kHz)に対応したハイレゾ版。ビットレートは最大576kbps。ハイレゾ音源を劣化を最小限に抑えてワイヤレス伝送できる。
③**aptX LL(Low Latency)**:遅延を約40ms以下に抑えた低遅延版。ゲームや動画視聴時の口の動きと音声のズレ(リップシンクずれ)を防ぐ用途に最適。一般的なBluetoothの遅延(100〜300ms)を大幅に削減。
④**aptX Adaptive**:次世代コーデック。ネットワーク状況に応じてビットレートを280〜420kbps(将来的には最大600kbps以上)に動的に変化させる可変ビットレート方式。低遅延(50〜80ms)と高音質を両立し、LE Audio(Bluetooth 5.2以降)にも対応予定。
LDACとの比較:
①**規格元**:aptXはQualcomm規格、LDACはSony規格。
②**音質**:LDACは最大990kbps(aptX HDの約1.7倍)で理論上より高音質。ただしビットレートが高いほど電波干渉の影響を受けやすい。
③**対応デバイス**:aptXはQualcommチップ搭載のAndroidスマートフォン・Windows PCで広く対応。LDACはAndroid 8.0以降の標準コーデックとして組み込まれ、ソニー製品との相性が良い。iPhoneはどちらにも対応しておらず、AACまたはSBCのみ使用可能。
Windows 11でのaptX確認方法:
「設定」→「Bluetooth とデバイス」→接続済みデバイスをクリック→「詳細設定」でコーデック情報を確認。または「サウンド」設定のBluetooth出力デバイスのプロパティから確認可能。
Bluetoothイヤホンを接続しても遅延が改善しない場合は、接続中のコーデックを確認します。Androidでは「開発者向けオプション」→「Bluetoothオーディオコーデック」でaptX LLが選択されているか確認し、選択肢にない場合はイヤホン側がaptX LL非対応である可能性があります。また、スマートフォン・PCともにaptX対応でも、接続直後にSBCにフォールバックしてしまう場合は、①Bluetoothの電波干渉(他機器との混信)、②機器同士の距離が遠い、③ファームウェアの不具合、のいずれかが原因として考えられます。イヤホンとペアリングを一度解除して再接続するか、機器を再起動することで解消するケースが多いです。
別の呼び方
aptX Adaptive
aptX LL
aptX Low Latency
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