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パソコンが起動しない時は放電しよう!放電の効果とそのやり方

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パソコンの放電方法と効果

パソコンをずっと使用しているとパソコンが起動しなかったり、動作がおかしくなったりすることを経験されたことがあるかもしれませんが、もしかするとそれはパソコン内の帯電が原因かもしれません。

パソコンは、電気がパソコン内部に溜まることにより帯電してしまい動作が不安定になってしまうことがあります。そのため、帯電による不具合が起きている場合には放電させてあげることが必要となってきます。

本記事では、放電とはどのようなものなのか、という説明から具体的な方法までご紹介いたします。「長年同じパソコンを利用しているが放電なんてしたことがない、初めて聞いた」という方や、「最近パソコンが不具合」という悩みを持っている方は是非一読してみてください。

パソコンの放電とは

パソコンを利用しているならば、一度は「放電」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。

しかし、具体的な方法が分からない、そもそも放電って何?やる必要あるの?という疑問にもここでご説明していきます。

放電とは

パソコンの放電とは、機器に電気を供給している全ての部品を外す作業のことを指します。

機器を全て外すことによって、内部に溜まってしまった電気を放出することができ、電気回路が原因となっていたトラブルを解決することが可能です。

パソコン内部には過電流や過電圧からパソコンを守るための保護回路があり、普段はこの回路のおかげでパソコンが保護されていますが、電気回路にトラブルがあると、この保護回路が原因となり電源が入らないなどの不具合が起きてしまうのです。

この作業が「放電」といい、専門知識がなくても手順をしっかり踏めば誰でも行うことができます。

放電をどんな場面に行うべきか

放電を行うべき場面は以下の通りです。

  • パソコンを起動したくても電源が入らない
  • 一瞬起動したかと思ったら、すぐに電源が切れてしまう
  • パソコン画面が真っ暗で何も映らない

以上のように、主にパソコン起動時に不具合が起きたり、動作が不安定な場合に放電を行うことをおすすめします。

しかし、上記の症状でもタコ足配線からの間接接続の場合、これが原因で電源供給が不安定になっていることもありますので、電源ケーブルを直接接続してみても直らなかった場合に放電を行うといいでしょう。

放電する頻度

放電する頻度については、決まったものはありません。パソコンを利用している限り、帯電することは防ぐことはできないため、3ヶ月に1回など、定期的に放電できればそれが最も望ましいでしょう。

しかし、実際には定期的に放電の作業をするのは負担が大きいため、電源つかない場合など、パソコンに何らかのトラブルが発生した場合に作業するのが現実的です。

メンテナンスは重要ですが、作業者の負担が大きくなってしまうと、途中で面倒になって続かなくなってしまいますので注意するようにしましょう。

放電のやり方

それでは、具体的に放電はどのくらいの時間の間、どう電気を放出していけばいいのかという点をご説明いたします。

ご利用しているパソコンがデスクトップパソコンなのかノートパソコンなのか、といった点で多少作業に違いが出てきますのでご利用のタイプに合わせて放電を行ってみてください。

放電を行う際の注意点

体内の静電気を取り除く

放電は簡単に行うことができますが、気を付けなければならないこともあります。それは自分自身の体内に帯びている静電気を取り除いてあげることです。体内の静電気を逃さないまま放電の作業をしてしまうと最悪、手に触れた電子部品がダメージを受けてしまうことがありますので注意が必要です。

体内に溜まった静電気を逃がす方法はいたって簡単で、電気を通す材質のものに両手を数秒間触れさせるだけです。身近なもので言えばゴムや木、ガラスなどは電気を通さないのでそれ以外の金属製品などに触りましょう。

日付のリセット

放電を行うと、パソコン本体の日付や時刻設定などが初期化されてしまうことがあります。そのため、初期化されてしまった場合には放電作業完了後、ご自身で時刻を再設定しましょう。

ご利用のパソコンがWindowsの場合は、コントロールパネルから時刻設定を行うことができます。

パソコンに接続しているUSBやCD/DVD/BDを外す

放電の手続きをする際には、USBやDVDなどは全てパソコンから外すようにしてください。

接続した状態で放電をすると、故障の可能性もありますので注意しましょう。

次ページ:デスクトップパソコンでの放電方法

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