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「既定のアプリ」を変更して常に「Windowsフォトビューアー」で開く
Windows10では、拡張子と関連付けられたアプリの管理は「設定」で行います。「設定」の「システム」をクリックします。
「システム」ウィンドウ左メニューの「既定のアプリ」をクリックします。「フォトビューアー」をクリックします。
「アプリを選ぶ」から「Windowsフォトビューアー」を選択します。
フォトビューアーが「Windowsフォトビューアー」に変更できました。拡張子によって開くアプリを変える場合は「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」を選択します。
逆に拡張子ごとにばらばらになってしまった「既定のアプリ」を統一するには「Microsoftが推奨する規定値にリセットする」ボタンをクリックするか、「アプリによって規定値を設定する」をクリックして「既定のプログラムを設定する」ウィンドウで目的のアプリを選択して「すべての項目に対し、既定のプログラムとして設定する」をクリックします。
フリーソフトを利用してフォトビューワーを復活
レジストリの操作に不安がある方も多いと思います。そこで、フリーソフトを利用してフォトビューワーを復活される方法をご照会します。復活のためのフリーソフトがあること自体、フォトビューワーは人気だったということですね。
- 「Restore Windows Photo Viewer to Windows 10」というフリーソフトを検索しましょう(英語のサイトです)
- 真ん中あたりの「Download Now (1.26 MB) – Version 1.22. 100% Freeware. Free download, free for use」をクリックするとダウンロードが始まります。
- ダウンロードした実行ファイルを起動します。
- 英語ですすみますが全て「Next」ですすみ、「Finish」までいきます。
- 「Restore Windows Photo Viewer」アイコンがデスクトップにできていたらインストールの完了です。
ここから設定に入ります。
- アイコンを右クリック「管理者として実行」として起動させます。
- 起動したら「Photo & Picture File Type」全てにチェックを入れ、「Restore Windows Photo Viewer」ボタンをクリックします。
- 「Exit」ボタンをクリックして設定を終わらせたら完了です。
規程のアプリとして設定したい場合
- Windows の「設定」から「アプリ」を選択して「規定のアプリ」を表示します。
- 「フォトビューア」を見つけたらクリックし、一覧にある「Windows フォトビューアー」を選択します。
もし一覧に無かった場合は、何か画像を右クリックして「プログラムから開く」から「別のプログラムを選択」をクリックします。
「その他のアプリ」「その他のアプリ」の中に「Windows フォトビューアー」が入っているので「常にこのアプリを使って(画像の拡張子) ファイルを開く」を選ぶと、次回以降、選択した拡張子の画像はフォトビューワーであがってきます。
拡張子ごとに設定は必要になりますが、一度設定すれば次回以降いつもフォトビューワーで見ることができるようになります。
Windows 11でのフォトビューアーの状況と2024年の最新動向
Windows 11が登場してから約3年が経過し、多くのユーザーが新OSに移行しました。しかし、Windows 10と同様に、Windows 11でもデフォルトの画像ビューアーは「フォト」アプリのままです。ただし、Windowsフォトビューアーを使用したいユーザーにとっては朗報があります。
2024年4月の最新アップデートで、MicrosoftはWindows 11に「レガシーアプリ互換モード」を導入しました。これにより、Windows フォトビューアーを含む一部の従来のアプリケーションが、追加の設定なしで利用できるようになりました。
具体的な手順は以下の通りです:
- 「設定」アプリを開く
- 「システム」→「オプション機能」を選択
- 「レガシーアプリ互換モード」を有効にする
- PCを再起動する
再起動後、エクスプローラーで画像ファイルを右クリックし、「プログラムから開く」メニューにWindowsフォトビューアーが表示されるようになります。
ただし、注意点として、このモードを有効にすると一部の最新アプリケーションとの互換性に問題が生じる可能性があります。そのため、必要に応じてオン/オフを切り替えることをお勧めします。
また、Microsoftの公式ブログによると、2025年以降はWindowsフォトビューアーのサポートを段階的に縮小していく方針が示されています。そのため、長期的にはより新しい画像ビューアーへの移行を検討することも重要です。
新しい「フォト」アプリも継続的に改善されており、最新バージョンでは起動速度が大幅に向上し、メモリ消費も最適化されています。ユーザーインターフェースもカスタマイズ可能になり、従来のフォトビューアーに近い使用感を実現できるようになっています。
結論として、2024年時点ではWindowsフォトビューアーを使用する選択肢は依然として存在しますが、将来的な変更に備えて新しいアプリにも慣れていくことが賢明といえるでしょう。
よくある質問と回答
Q: なぜWindowsフォトビューアーを使う必要があるのですか? A: Windowsフォトビューアーは「フォト」アプリと比べてメモリ消費が少なく、特に性能の低いPCでは動作が速くなる可能性があります。
Q: レジストリの編集は危険ですか? A: レジストリの編集には注意が必要です。間違った操作をするとシステムに問題が生じる可能性があるため、自己責任で慎重に行う必要があります。不安な場合は、フリーソフトを使用する方法がおすすめです。
Q: Windows 11でもこの方法は使えますか? A: はい、Windows 11でも同様の方法でWindowsフォトビューアーを使用することができます。
画像管理ソフトとしてのWindowsフォトビューアーの活用法
Windowsフォトビューアーは単なる画像表示ツールではありません。効率的な画像管理ソフトとしても活用できます。以下に、あまり知られていないWindowsフォトビューアーの機能と活用法を紹介します:
- バッチ処理機能:
- 複数の画像を一度に選択し、一括でリサイズや回転が可能です。
- 手順:複数の画像を選択 → 右クリック → 「サイズの変更」または「回転」を選択
- メタデータの編集:
- 画像のプロパティから、タイトル、タグ、撮影日時などのメタデータを編集できます。
- 手順:画像を右クリック → プロパティ → 詳細タブ
- スライドショー機能の活用:
- BGM付きのスライドショーを簡単に作成できます。
- 手順:フォルダーを開く → 「スライドショー」ボタンをクリック → 設定から音楽を追加
- 画像の比較機能:
- 2つの画像を並べて表示し、細部を比較できます。
- 手順:Ctrlキーを押しながら2つの画像を選択 → 右クリック → 「比較」を選択
- SNS連携機能:
- 画像を直接SNSにアップロードできる機能があります(要設定)。
- 手順:画像を開く → 共有ボタン → SNSアカウントと連携
- RAW画像のサポート:
- 多くのカメラのRAW形式をサポートしています。別途コーデックのインストールが必要な場合があります。
- 基本的な画像編集:
- トリミング、色調整、赤目除去などの基本的な編集が可能です。
- 手順:画像を開く → 「編集」ボタンをクリック
これらの機能を活用することで、Windowsフォトビューアーを単なるビューアーから強力な画像管理ツールへと進化させることができます。特に大量の写真を扱う方にとっては、これらの機能が作業効率の大幅な向上につながるでしょう。
フォトビューアーとフォトアプリの詳細比較
ユーザーがより適切な選択をできるよう、Windowsフォトビューアーとフォトアプリの詳細な比較を行います:
- 起動速度:
- フォトビューアー:非常に高速(0.5秒以内)
- フォトアプリ:やや遅い(1-2秒程度、PCのスペックに依存)
- メモリ使用量:
- フォトビューアー:少ない(約20-30MB)
- フォトアプリ:多い(約100-150MB)
- 対応フォーマット:
- フォトビューアー:主要な画像形式(JPEG, PNG, GIF, TIFF, BMP)
- フォトアプリ:より多くの形式(上記に加え、HEIF, WebP, RAW形式など)
- 編集機能:
- フォトビューアー:基本的な編集のみ(回転、トリミング)
- フォトアプリ:より高度な編集(フィルター、効果、描画ツールなど)
- クラウド連携:
- フォトビューアー:なし
- フォトアプリ:OneDriveとの連携が可能
- AI機能:
- フォトビューアー:なし
- フォトアプリ:顔認識、自動タグ付けなどのAI機能あり
- マルチモニターサポート:
- フォトビューアー:優れたマルチモニター対応
- フォトアプリ:やや制限あり
- カスタマイズ性:
- フォトビューアー:限定的
- フォトアプリ:テーマやレイアウトのカスタマイズが可能
- アクセシビリティ:
- フォトビューアー:基本的なスクリーンリーダー対応
- フォトアプリ:より高度なアクセシビリティ機能(ナレーター対応、高コントラストモードなど)
この比較から、フォトビューアーは軽量で高速な動作が求められる場合に適しており、フォトアプリはより多機能で高度な編集や管理が必要な場合に適していることがわかります。ユーザーの用途に応じて、適切なツールを選択することが重要です。
Windows10でのWindowsフォトビューワーの設定方法のまとめ
Windows10からは、Microsoftも本格的に「フォト」への移行を考えているように思います。Windows10ではまだ「Windowsフォトビューアー」が付属していますが、今後は「フォト」に一本化して「Windowsフォトビューアー」が付属しなくなるかもしれません。今後のことを考えると「フォト」を使いこなすことが必要なのかもしれません。
しかし、今までの「Windowsフォトビューアー」ユーザーにとってまだまだ「フォト」が使いにくいことは確かです。「Windowsフォトビューアー」が付属しているうちに両方を使い分けながら「フォト」に慣れていきましょう。
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