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【2026年最新版】Windowsの信頼性モニター完全ガイド【クラッシュ履歴確認・エラー原因特定・システム安定性チェック】
「最近パソコンが急に落ちるようになった」「アプリが頻繁にフリーズするけど原因がわからない」——Windowsにはこうした問題の原因を手軽に調べられる「信頼性モニター」という便利なツールが組み込まれています。しかし、その存在を知らないままタスクマネージャーだけで原因を探そうとして諦めてしまうユーザーが少なくありません。
信頼性モニターはWindowsのクラッシュ履歴・アプリのエラーログ・ハードウェアの警告を時系列グラフで視覚的に表示してくれるツールです。いつから問題が始まったのか、どのアプリやドライバが原因なのかを1画面で把握できます。専門的なIT知識がなくても直感的に使えるのが特徴です。
本記事では信頼性モニターの開き方から画面の読み方、クラッシュ履歴の確認方法、エラー原因の特定手順、そして問題発生後のトラブルシューティング手順まで、実践的に解説します。

この記事でわかること
- 信頼性モニターの開き方(複数の方法)と画面の見方
- アプリのクラッシュ履歴とWindowsエラーログを確認する手順
- システムの不安定な原因を特定するための読み方のコツ
- 問題イベントから具体的なトラブルシューティングに繋げる方法
- 信頼性モニターと関連ツール(イベントビューアー・WER)の使い分け
信頼性モニターとは?基本的な仕組みを理解する
信頼性モニターの役割
信頼性モニター(英語名: Reliability Monitor)はWindowsに内蔵されたシステム診断ツールです。Windowsが自動収集しているイベントログをもとに、パソコンの「安定性スコア(1〜10の数値)」を過去に遡って時系列グラフで表示します。スコアが下がった日に何のエラーや障害が発生したかを一覧で確認できます。
信頼性スコアの意味
縦軸の1〜10のスコアは以下の基準で変動します。
| スコア範囲 | 状態の目安 | 対応優先度 |
|---|---|---|
| 8〜10 | 安定。特に問題なし | 低(定期確認程度) |
| 5〜7 | 軽微なエラーあり。注意が必要 | 中(エラー内容を確認) |
| 3〜4 | 頻繁な問題あり。調査が必要 | 高(原因を特定して対処) |
| 1〜2 | 深刻な問題が頻発。早急な対処が必要 | 緊急(データバックアップ→修復) |
記録されるイベントの種類
信頼性モニターは以下の5種類のイベントを記録・表示します。
- アプリケーションの障害(赤い×):アプリがクラッシュ・強制終了したイベント
- Windowsエラー(赤い×):OS自体のクラッシュ(ブルースクリーン等)
- その他の失敗(赤い×):ハードウェアのエラーなど
- 警告(黄色い△):アプリのインストール失敗・タイムアウトなど軽微な問題
- 情報(青い丸):Windowsアップデートの適用・アプリのインストール成功など正常なイベント
信頼性モニターの開き方
方法1:検索バーから開く(最も簡単)
- タスクバーの検索ボックスをクリック(またはWindows + Sキー)
- 「信頼性」と入力する
- 「信頼性履歴の表示」をクリック
方法2:コントロールパネルから開く
- 検索バーで「コントロールパネル」を開く
- 「システムとセキュリティ」→「セキュリティとメンテナンス」をクリック
- 「メンテナンス」セクションを展開して「信頼性履歴の表示」をクリック
方法3:ファイル名を指定して実行
- Windows + Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開く
perfmon /relと入力してEnterキーを押す
この3つの方法のうち、最も素早く開けるのは方法3のperfmon /relコマンドです。問題が起きたときにすぐ確認したい場合に覚えておくと便利です。

信頼性モニターの画面の読み方
グラフビューの見方
信頼性モニターを開くと横軸に日付、縦軸に安定性スコア(1〜10)のグラフが表示されます。グラフの下にはその日に発生したイベントがアイコンで表示されています。赤い×が多い日はスコアが急落しているはずです。
特定の日をクリックすると、画面下半分にその日のイベント詳細一覧が表示されます。「ソース」列にはどのアプリやWindowsコンポーネントが問題を起こしたかが表示されます。
週単位・日単位の切り替え
グラフ左上の「週」「日」ボタンで表示単位を切り替えられます。直近の問題を詳しく調べたい場合は「日」表示にすると時間単位でイベントが並び、より細かく追跡できます。
詳細レポートの確認方法
イベント一覧でアイテムをダブルクリックするか「技術的な詳細の表示」をクリックすると、そのエラーの詳細ダイアログが開きます。ここに表示される「問題の署名」「例外コード」「障害モジュール」などの情報がトラブルシューティングのキーになります。
クラッシュ履歴とエラーログの確認方法
アプリケーションのクラッシュ履歴を調べる
アプリが突然落ちる問題を調査する場合は以下の手順で原因を絞り込みます。
- 信頼性モニターを開き、クラッシュが発生した日付をクリック
- 「アプリケーションの障害」の行を確認して、「ソース」列のアプリ名を特定
- 該当アプリをダブルクリックして「障害モジュール名」を確認
- 障害モジュールがアプリ自身のファイルの場合 → アプリの再インストールまたはアップデート
- 障害モジュールが ntdll.dll など Windowsのシステムファイルの場合 → Windowsの修復が必要
Windowsのブルースクリーン(BSOD)履歴を確認する
ブルースクリーンが発生した場合、信頼性モニターの「Windowsエラー」行に記録されます。エラーの詳細には「バグチェックコード(0x0000〜)」が表示され、これがドライバ問題・メモリ問題・ハードウェア問題のいずれかを絞り込む手がかりになります。
| バグチェックコード例 | 主な原因 | 対処方向 |
|---|---|---|
| 0x0000007E | デバイスドライバのエラー | 問題のドライバをロールバック・更新 |
| 0x0000007F | メモリの破損 | Windowsメモリ診断ツールで確認 |
| 0x00000050 | 不正なメモリアクセス | RAM増設・交換、ドライバ確認 |
| 0xC0000005 | アクセス違反(アプリのバグ) | アプリの再インストール・アップデート |
| CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT | CPUまたはチップセットの問題 | OCの設定を戻す・冷却確認 |

問題イベントからトラブルシューティングを進める手順
ステップ1:問題の発生パターンを把握する
信頼性モニターのグラフで「スコアが下がり始めた日」を特定します。その日の「情報」イベント(青い丸)を見ると、何かソフトウェアのインストールやWindowsアップデートがあったかどうかを確認できます。問題開始日とソフトのインストール日が一致していれば、そのソフトが原因である可能性が高いです。
ステップ2:繰り返し発生しているエラーを特定する
同じアプリのクラッシュが毎日繰り返されている場合は、そのアプリの問題である可能性が高いです。週単位のグラフで「特定の曜日に毎週クラッシュする」パターンが見える場合は、スケジュールタスクや自動更新との干渉が疑われます。
ステップ3:エラーに応じた具体的な対処を実行する
| エラー種別 | 対処法 | 使用ツール |
|---|---|---|
| 特定アプリのクラッシュが頻発 | アプリをアンインストールして再インストール | 設定→アプリ |
| Windowsアップデート後に問題発生 | 問題のアップデートをアンインストール | 設定→WindowsUpdate→更新の履歴 |
| ドライバ関連のブルースクリーン | デバイスマネージャーでドライバをロールバック | デバイスマネージャー |
| Windowsシステムファイルの破損 | SFCスキャンを実行 | コマンドプロンプト(管理者)でsfc /scannow |
| ハードディスク関連エラー | CHKDSKでディスクの修復 | コマンドプロンプトでchkdsk /f |
ステップ4:イベントビューアーでより詳細なログを確認する
信頼性モニターで概要をつかんだあと、さらに詳しい情報が必要な場合はイベントビューアーを使います。
- 信頼性モニターのイベント詳細ダイアログで「イベントビューアーで表示」をクリック
- または直接、検索バーで「イベントビューアー」を開く
- 「Windowsログ」→「アプリケーション」または「システム」で詳細ログを確認
ステップ5:Windowsシステムの修復コマンドを実行する
信頼性モニターで複数のWindowsシステムコンポーネントにまたがるエラーが確認された場合は、システムファイルの修復を試みてください。
- スタートメニューを右クリック→「ターミナル(管理者)」を開く
- 以下のコマンドを順番に実行する:
sfc /scannow(システムファイルチェッカー:破損ファイルを自動修復)DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth(Windowsイメージの修復)
これらのコマンドは完了まで10〜30分程度かかります。完了後にPCを再起動し、信頼性モニターでスコアが改善されているか確認します。
信頼性モニターと関連ツールの使い分け
| ツール名 | 主な用途 | 難易度 |
|---|---|---|
| 信頼性モニター | 問題の発生時期と種類を視覚的に把握 | 低(直感的なグラフUI) |
| イベントビューアー | 詳細なエラーコードとログ全体の検索 | 中(専門用語が多い) |
| タスクマネージャー | 現在のCPU・メモリ・プロセスの状態確認 | 低 |
| パフォーマンスモニター | リアルタイムのシステムリソース詳細計測 | 高(設定が複雑) |
| Windowsメモリ診断 | RAMの物理的な問題の検出 | 低(ウィザード形式) |
定期的な確認でシステムの健全性を維持する
信頼性モニターは問題が起きてから使うだけでなく、月1回程度定期的に確認する習慣を持つことが大切です。スコアが7以上をキープしていれば問題なし、5〜6に下がっていたら直近のイベントを確認して小さな問題を早めに潰しましょう。
「アプリが何度もクラッシュしているのに放置してデータが消えた」という事態を防ぐためにも、信頼性モニターの定期チェックを習慣にすることをおすすめします。
信頼性モニター活用まとめ
Windowsの信頼性モニターは、パソコンの不調の原因を調べる最初の入り口として非常に優秀なツールです。時系列グラフで安定性スコアの推移を一目で把握でき、クラッシュしたアプリや発生したエラーを日付と紐付けて確認できます。
問題が発生したら、まず信頼性モニターでいつからスコアが下がったかを確認し、その日の「情報」イベントと照合して原因を絞り込む——このフローを覚えておくだけで、多くのWindowsトラブルを自力で解決できるようになります。詳細情報が必要な場合はイベントビューアーと組み合わせて使ってください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 信頼性モニターが開けない・起動しません。
管理者権限のないアカウントでは一部機能が制限される場合があります。管理者アカウントでサインインしてから試してください。また、perfmon /relコマンドを管理者として実行(ターミナルを右クリック→管理者として実行)するとアクセスできることがあります。
Q2. 信頼性モニターに何も表示されません。
診断ポリシーサービス(DPS)が停止している場合、データが収集されません。検索バーで「サービス」を開き、「Diagnostic Policy Service」が「実行中」になっているか確認してください。
Q3. 信頼性スコアが1のままです。深刻な問題ですか?
スコアが1になっていても必ずしも重大な障害とは限りません。アプリのクラッシュが頻発しているだけでスコアが急落することがあります。グラフ下のイベント一覧で具体的に何のエラーが出ているかを確認した上で対処してください。
Q4. 信頼性モニターのデータはどれくらい遡れますか?
デフォルトでは最大28日間(4週間)のデータが保存されます。それ以前のデータは自動的に削除されます。イベントビューアーのログは設定によってより長期間保持できます。
Q5. エラーの詳細に「問題のレポートと解決策の確認」というリンクが表示されます。何ですか?
これはWindows Error Reporting(WER)へのリンクで、Microsoftが既知の問題解決策を提供している場合にリンクが表示されます。クリックするとWebブラウザでMicrosoftのサポートページに遷移し、解決策が提示されることがあります。
Q6. ブルースクリーンが頻発していますが信頼性モニターに記録されていません。
ブルースクリーン直後にWindowsが強制再起動してしまい、ログが書き込まれる前に電源が切れると記録されない場合があります。この場合はイベントビューアーの「システム」ログで「BugCheck」を検索するか、C:\Windows\Minidumpフォルダにあるクラッシュダンプファイルを解析ツール(WinDbgなど)で確認してください。
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