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WindowsのフォントをMacのように綺麗にする方法

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Windows フォントをMac風に 綺麗にする方法

Windowsを使っていてMacに変わった人、もしくはずっとWindowsを使っている人も、あの文字のギザギザ感あるフォントに違和感を感じている人は多いです。Windows10になっても大きくは変わらず、入力文字やWebサイトの文字など、ぎこちないフォントの文字が並びます。

特に支障が出るわけではありませんが、キレイで見やすい方が良いに決まっています。Macの文字は、Webサイトも入力文字もメモの文字も全てキレイで太く見やすいです。数字などでもWindowsとMacで見え方が全然違います。メイリオやYuGothicUIなど、Windowsでもフォントを変更すればだいぶ見え方は良くなりますが、今回は、Macのようにキレイに見える方法についてご紹介いたします。

Macを利用している人からすると、Windowsの文字は本当に違和感を感じるぐらい見にくく、昔の文字を見ているような感覚になります。「MacTypeのインストール」「MacTypeの設定」「Google ChromeでもMacTypeを有効にする」「MacTypeをインストールするデメリット」「システムフォントの一括変更」「MacType以外にも、gdippをインストールしてもキレイに見えます」について紹介します。

今のWindowsの文字も見え方に満足していない方、1度Mac風体験をシてみたい方は、ぜひ、お時間ある際にご覧ください。

この記事のまとめ

この記事のまとめ

Windowsユーザーの多くが、OSのフォント表示に違和感を感じています。特にMacユーザーと比較すると、Windowsの文字はギザギザして見にくいと感じる人が多いようです。この記事では、Windowsのフォントをよりスムーズで見やすくする方法を紹介しています。 主に3つの方法が提案されています: MacTypeというフリーソフトをインストールする方法 システムフォントを変更する方法(例:MeiryoUIやNoto Sansに変更) gdippというフリーソフトを使用する方法 特に、MacTypeの使用方法が詳しく解説されており、Google Chromeでの設定方法も含まれています。また、Noto Sansフォントの導入方法も具体的に説明されています。 これらの方法を試すことで、Windowsの文字表示がMacのように滑らかで読みやすくなる可能性があります。

フォントをMacのように綺麗にする方法

いくつかフォントをMacのようにキレイに見えるようにする方法を紹介していきます。どの方法も比較的簡単にできるものばかりですので、興味があるものがあれば、積極的に試してみてください。

システムフォントの一括変更

Windowsの最新OS、Windows10では、これまでのシステムフォントに追加で【Yu Gothis UI】フォントが適用されています。

これは、【游ゴシック体】フォントを派生したもので、とてもキレイに見えるフォントです。しかし、Yu Gothis UIフォントは、低解像度環境だと、細く見えにくいという欠点があります。

Windowsの中でもある程度安定した見え方をするMeiryoUIにシステムフォントを戻してみます。MeiryoUIにシステムフォントを一括変更するか、MacTypeとMeiryoUIの組み合わせでもキレイに見えます。

Noto Sansもおすすめ

「Noto Sans」はGoogleとAdobeが共同開発したフォントで、Macの「ヒラギノ角ゴシックW3」に似ています。

「ヒラギノ角ゴシックW3」は有料フォントであるため購入すると数万円がかかりますが、「Noto Sans」は無料フォントであるためWindowsに無料でインストールすることができます。

完全にMacのような美しいフォントを再現することはできませんが、Mac風の美しいフォントであるため、Windowsを利用していてフォントのギザギザ感を感じる人は「Noto Sans」の利用を検討してみるのがおすすめです。

Windowsで「Noto Sans」を使用するためには、「フォントをインストールする」「システムフォントを変更する」の二つの作業が必要です。作業手順は次の通りです。

フォントをインストールする

  • 「Google Noto Fonts」の公式サイトにアクセス
  • 「Noto Sans Japanese」を選択
  • 「Download Family」を選択
  • インストールしたzipファイルを開く
  • 「NotoSansJP-Bold.otf」を開く
  • インストールを実行

これでWindowsに「Bold」までの「Noto Sans」のインストールが完了しました。

次に「Noto Sans」をWindowsのデフォルトフォントとするため、システムフォントを下記の手順で変更します。

  • フリーソフト「Meiryo UIも大っきらい!!」をダウンロード
  • ソフトを起動(「noMeiryoUI.exe」を実行)
  • すべてのフォント項目の「選択」を選択
  • 「Noto Sans CJK JP Bold」の標準スタイルを選択
  • 「一括設定」を選択して「設定」を選択

これでWindowsのフォントをMac風の「Noto Sans」に変更することができました。

なお、「ヒラギノ角ゴシックW3」を有料購入すれば上記の手順でWindowsでMacフォントを利用することもできるようになります。

Windowsを利用していてフォントが気になって作業に集中できない方は、こちらの方法でフォントの変更を試して見てください。

MacTypeでフォントをMacのようにする

フリーソフトであるMacTypeを使うことで、WindowsでもMacのようにフォントをキレイにすることができます。

MacTypeは、Windowsのフォント描画を改善し、テキストを読みやすくするソフトです。Windowsにインストールするだけで、あらゆる部分の文字がキレイになり、読みやすくなります。通常Windowsだと文字がギザギザしていますが、MacTypeだと滑らかで太く見やすくなるためです。

MacTypeのインストール

VectorのダウンロードページからMacTypeのインストーラーをダウンロードします。インストーラーしたものを起動します。

中国語圏で開発されたソフトですが、日本語にも対応しています。起動したら、言語設定を【日本語】にし、セットアップタイプの選択を【標準】にします。そしてインストールボタンを押し、MacTypeを起動するにチェックを付けて完了を押せばインストール完了です。

MacTypeの設定

MacTypeのウィザード画面になります。このウィザード画面でMacTypeの起動モードを選択できます。自動的にWindowsのサービスとして登録され、OS起動時に自動的に起動される【サービスモード】にしておきます。

もしくは、MacTrayというタスクトレイのアプリケーションで適用するプロセスなどを選択することや、起動の有無などを管理できる【MacTrayロード】にしておきます。設定後、【次へ】をクリックします。 いくつかのサンプルが出てきますので、自分が気に入ったものを選択します。これでインストール設定完了です。

Google ChromeでもMacTypeを有効にする

MacTypeはDirectWtiteを使用する描画に対応してはいません。

Google Chromeでは、デフォルトで有効になっています。DirectWriteという技術は、GPUを使用してテキスト描画を高速化したり、高品質のテキスト レンダリングを実用する機能です。

Google ChromeでMacTypeを有効にする手順

①chrome://flags/#disable-direct-writeの設定を【有効】にします。DirectWriteを無効にする機能を有効にすることにより、背景がグレーから白に変われば有効に変更されています。

②【ワンコピーラスタライザを有効にする】の項目を【無効】にします。

Chrome://flags/#enable-one-copyの設定を無効にします。ワンコピーラスタライザが無効になります。

③GPUのラスター化を有効にするの項目を無効にします。Chrome://flags/#enable-gpu-rasterizationeの設定を【無効】にします。

これでGPUのラスター化が無効になります。これでGoogle ChromeでもMacTypeが反映されるようになります。

MacTypeをインストールするデメリット

MacTypeをインストールすることで、ソフトウェアなため不具合が出る可能性もあります。

フォントの好みも人それぞれありますので、MacTypeをインストールすることにより、見やすくなる人もいれば、見にくく使いづらくなる人もいます。Google Chromeに適用させることで、Google Chromeの魅力でもある、処理速度が低下する可能性もあります。

gdippもおすすめ

フリーソフトgdippは、フォントをキレイに示してくれるフリーソフトです。MacTypeでなくても、gdippをインストールすることで、飛躍的にキレイに見えるようになります。

「gdippインストール手順」
①http://code.google.com/p/gdipp/から、インストーラーをダウンロードします。0.9.1はβ版なため、安定重視で0.7.6等を選択します。

②【インストールします】インストーラーを起動し、「I accept〜」にチェックをし、あとは全てデフォルトのままクリックし進めます。

【Windows Service】【Registry】【Program Loader】という3つの選択肢が出てきますが、【Windows Service】はWindowsサービスとしてインストールされ安定で、【Registry】はプログラムとしてインストールされ、高速で、【Program Loader】は、実行ファイルにgdippでテキストを表示させたいプログラムをD&Dとして使用する、という意味です。

③Installをクリックしたあと、表示テキストに変化がない場合、gdippのサービスを起動させる必要があります。スタートメニューの検索に【サービス】と入力し、【サービス】を選択し起動します。サービス一覧の中から、【gdipp Service】を探し、右クリックから【開始】または【再起動】をクリックします。 ④gdippのインストールされているファイルの中に【gdipp_setting.xml】というファイルがあり、設定ファイルになります。設定し、インストール完了です。

Windows 11での最新フォント設定とデジタルアイケア

Windows 11では、フォントの扱いがさらに進化しています。特に注目すべきは、新しく導入された「可変フォント」のサポートです。これにより、フォントの太さやサイズをよりきめ細かく調整できるようになりました。

Windows 11での新しいフォント設定方法

  1. スタートメニューから「設定」を開きます。
  2. 「個人用設定」→「フォント」を選択します。
  3. ここで、システム全体で使用するフォントを変更できます。
  4. 新しく追加された「可変フォント」オプションを探してみましょう。

可変フォントの利点

可変フォントを使用すると、フォントの太さやサイズを連続的に調整できます。これにより、従来のフォントよりもさらに細かい調整が可能になり、個々のユーザーの好みに合わせた最適な表示を実現できます。

例えば、Microsoft の「Segoe UI Variable」フォントを使用すると、フォントの太さを100から1000までの値で調整できます。これにより、従来の「Regular」「Bold」といった固定的な太さではなく、自分の目に最も優しい太さを見つけることができます。

デジタルアイケアとフォント設定

長時間のPC作業による目の疲れ(デジタルアイストレイン)は、多くの人が抱える問題です。適切なフォント設定は、この問題の軽減に大きく貢献します。

  1. フォントサイズの調整:Windows 11では、設定から簡単にテキストサイズを変更できます。「設定」→「アクセシビリティ」→「テキストサイズ」で調整可能です。
  2. ClearTypeの最適化:ClearTypeはMicrosoftのフォントスムージング技術です。「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「詳細なスケール設定」→「ClearTypeテキストを調整する」で最適化できます。
  3. ナイトライトの使用:青色光を抑制するナイトライト機能も、目の疲れ軽減に効果的です。「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「ナイトライト」で設定可能です。

最新のフォント技術:可変カラーフォント

最新のトレンドとして、可変カラーフォントにも注目が集まっています。これは、フォントの色や gradient を動的に変更できる技術です。Windows 11 ではまだ完全なサポートはありませんが、将来的にはよりダイナミックで見やすいテキスト表示が可能になると期待されています。

よくある質問(FAQ):

Q1: MacTypeを使うことで、パソコンの動作速度に影響はありますか? A1: MacTypeの使用によって若干の処理速度低下が起こる可能性があります。特にGoogle Chromeに適用した場合、ブラウザの処理速度が低下する可能性があります。ただし、多くのユーザーにとって、この影響は許容範囲内だと考えられています。

Q2: システムフォントを変更した後、元に戻すことはできますか? A2: はい、可能です。システムフォントの変更は可逆的なプロセスです。元に戻したい場合は、同じツール(例:「Meiryo UIも大っきらい!!」)を使用して、デフォルトのフォント設定に戻すことができます。

Q3: Noto Sansフォントは日本語以外の言語にも対応していますか? A3: はい、Noto Sansは多言語対応のフォントファミリーです。日本語以外にも、英語、中国語、韓国語など、様々な言語をサポートしています。

Q4: これらの方法を試して気に入らなかった場合、どうすればいいですか? A4: 気に入らなかった場合は、元の設定に戻すことができます。MacTypeやgdippをアンインストールしたり、システムフォントを元に戻したりすることで、以前の表示に戻すことが可能です。フォントの好みは個人差が大きいので、複数の方法を試してみることをおすすめします。

Q5: これらの方法は、Windows 11でも有効ですか? A5: 記事の情報はWindows 10を基準にしていますが、多くの方法はWindows 11でも適用可能です。ただし、OSのアップデートにより一部の設定方法が変更されている可能性があるため、最新の情報を確認することをおすすめします。

まとめ

今回、WindowsのフォントをMacのように綺麗にする方法についてご紹介しました。

Windowsの文字をMacのようにキレイに見えるようにしたい場合は、大きく3つで、「MacTypeをインストールする」、「システムフォントを既存ものでキレイなフォントに統一する」、「gdippをインストールする」です。いずれの方法も、完全に誰から見てもキレイになる、という訳ではありませんが、大きく見え方は変わります。フォントにも好き嫌いの好みがありますので、元のWindowsのフォントの方が好きな方もいらっしゃると思います。

しかし、今、Windowsのフォントを使っていて違和感を感じる方は、ぜひ3つともに試してみてください。文字の見え方ひとつで、ストレスなども変わってきますし、作業効率も上がります。個人的にオススメなのは、「MacTypeのインストール」です。

Macのフォントは本当にキレイで太く滑らかで見やすいです。1度見慣れてしまうと、Windowsの文字にすごく違和感を覚えるようになってしまいます。1番負担なくやれるのは、システムフォントの統一です。

どの方法もそんなに時間をかけなくていい、操作手順も比較的簡単なものばかりですので、それぞれ数日間試してみて自分に合うものを見つけてみてください。特に仕事で使っている方は、1日中文字を見るかと思いますので、変化の大きさに驚くと思います。しかし、Windowsも次のバージョンアップの際には、もっとキレイなフォントを追加してほしいものです。ぜひ、試してみてください!

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