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nignxは、エンジンエックスと呼びます。オープンソースソフトウェアで、よくApacheと比較されるほど、利用されている主流のWebサーバーソフトです。HTTPのサービスに特化しているApacheとは違い、nignxはさまざまなサービスに対応できるように設計されています。HTMLの画像やドキュメントを高速で処理し、消費メモリが少ないWebサーバーです。余計な機能を付けていないため、多くの同時リクエストの処理など素早く行えます。
3.レンタルサーバーの種類と選び方
Webサイトを構築する場合は、Webサーバーが必要です。Webサーバーを準備するには、さまざまな方法がありますが、個人などでも手軽に準備できる方法の1つにWebサーバーをレンタルして使用する、レンタルサーバーがあります。ここでは、Webサーバーをレンタルする場合の選び方やレンタルサーバーの種類について紹介いたします。
1.レンタルサーバーの種類
レンタルサーバーは、大きく4つの種類に分けることができます。共用サーバー、専用サーバー、VPS、クラウドサーバーの4種類です。共有サーバーは、複数ユーザーで利用し、料金が安いのが特徴です。月額100円〜など、非常にリーズナブルな料金で利用できます。共用という名前のとおり、1つのサーバーの一部を借りて利用しますので、他のユーザーの影響を受けることがあります。
逆に、サーバーに負荷をかけて他のユーザーに影響を与え迷惑を掛けることもあります。そのため、負荷のかかりやすい大規模サイトには向かず、小規模サイトが対象です。専用サーバーは、複数ユーザーで利用する共用サーバーとは違い、単独で利用できますので、他のユーザーの影響を受けることも、迷惑を掛けることもありません。自由度が高まる分、料金は上がりますが、大規模サイトも展開できます。
設定なども必要になりますので、専門知識が必要です。VPSは仮想専用サーバーのことです。仮想なので、自由度が高く、サーバーの構築や設定を自由に行えます。複数ユーザーが利用しますが、大規模サイトも展開できます。
料金は専用サーバー並に高い場合もあります。クラウドサーバーは、複数の仮想サーバーを自由に構築できます。複数ユーザーで利用できますが、VPS同様、自由度が高く小規模サイトから大規模サイトまで展開できます。設定から行わなければいけませんので、専門知識が必要です。
2.Webサーバーの選び方:ディスク容量で選ぶ
たくさんのファイルを設置したいのであればディスク容量が多いWebサーバーを選ぶべきです。ディスク容量が少なすぎると何もできなくなってしまいます。多くのファイル設置や更新を予定している場合は、ディスク容量の多いものを選びましょう。
3.Webサーバーの選び方:サポートがあり評判の良いレンタルサーバー会社を選ぶ
レンタルサーバーを利用すると、分からない点が出てくることが大変多くあります。いつでも電話サポートしてくれる会社など、分からないことがあってもサポートしてくれる会社を選ぶようにしましょう。特に初めての方であれば尚更です。また、Webサイトを運営するわけなので、回線が安定していなければ満足のいくサービスの提供ができません。数あるレンタルサーバー会社のなかでも、評判の良い会社を選ぶようにしましょう。
4.Webサーバーの選び方:使用目的に合ったレンタルサーバーを選ぶ
どんなWebサイトの提供をしたいかによって、利用するレンタルサーバーを選びましょう。例えばネットショップなどを運営したい場合は、サーバーダウンなど、お客さんに迷惑の掛かることが起きてしまっては、信頼を失ってしまいます。
安定したWebサービスを提供するためにも、専用サーバーやクラウドサーバーなどを使って、セキュリティの高い安定したサービスの提供を行いましょう。また、自由度も高いので、適した仕組みを構築もできます。
個人ブログの運営なら「共有サーバー」で十分
個人のブログをWordpressなどで構築する場合には「共有サーバー」で十分です。
共有サーバーは、一つのサーバーを複数人で共有しながら利用するため、利用料金がとても安く、気軽に始められるというメリットがあります。
一方で、自分以外の他者も同じサーバーを利用しているため、サーバーに対する異常な負荷が発生した場合などは、自分のサイトにも影響が出てしまうなどのデメリットもあります。
大規模サイトの場合は「専用サーバー」を検討しよう
大規模サイトの運用を検討している場合には、「専用サーバー」の方がおすすめです。
一人でサーバー全体を利用するためコストは高くなりますが、カスタマイズがしやすくなり、より柔軟な運用が可能になります。他者の影響を受けることもなくなるので、安定したサイト運営が可能となります。
一方で、サーバー運用のための知識があることが前提となり、上述の通りコストが高くなるなどのデメリットがあります。
運用するサイトの規模や、運営者・会社のスキルに応じて契約するサーバーについて検討してみてください。
5. 2024年におけるWebサーバーの最新トレンド
5-1. サーバーレスアーキテクチャの台頭
近年、AWS LambdaやGoogle Cloud Functionsなどのサーバーレスコンピューティングが注目を集めています。従来のWebサーバー管理が不要となり、開発者はコードの作成に専念できます。具体的な利用例:
- 小規模なAPIの構築:1リクエストあたり0.1円程度
- 画像処理サービス:月間100万リクエストで約5,000円
- バッチ処理:オンデマンドな実行で、固定費ゼロ
5-2. 具体的な月間運用コスト比較
一般的なWordPressサイトの運用を想定した月額費用:
- 共用サーバー:500円〜2,000円
- エックスサーバー:1,000円/月(10GB)
- ConoHa WING:900円/月(100GB)
- VPS:1,500円〜10,000円
- さくらのVPS:2,640円/月(2GB RAM, 50GB SSD)
- ConoHa VPS:1,628円/月(2GB RAM, 100GB SSD)
- 専用サーバー:15,000円〜100,000円
- さくらの専用サーバー:26,400円/月(16GB RAM, 1TB HDD)
5-3. パフォーマンス指標の具体例
実際のベンチマークテスト結果:
- 共用サーバー:同時接続100人で応答時間2-3秒
- VPS(中規模):同時接続500人で応答時間1秒以内
- 専用サーバー:同時接続2000人で応答時間0.5秒以内
5-4. セキュリティ対策の最新事情
必須となる対策と概算費用:
- SSL証明書:無料〜年間15,000円
- Let’s Encrypt:無料
- セキュリティ証明付きSSL:年間12,000円程度
- WAF(Web Application Firewall)
- クラウド型WAF:月額10,000円前後
- サーバー組み込み型:無料(ModSecurityなど)
- 定期バックアップ:追加費用0円〜月額1,000円
5-5. 具体的な選定チェックリスト
実際のサーバー選びで確認すべき項目:
- □ PHPバージョン:7.4以上対応が必須
- □ MariaDB/MySQLバージョン:10.4/8.0以上推奨
- □ Node.js対応の有無
- □ 無料SSL発行の可否
- □ バックアップ頻度と保存期間
- □ 障害時の平均復旧時間
- □ 管理画面のUI/UX
- □ 24時間サポートの有無
6. Webサーバー移行のベストプラクティス
6-1. 移行前の準備チェックリスト
- 現在のサーバースペック確認
- ディスク使用量
- データベースサイズ
- 1日あたりのPV数
- 必要な移行ツール
- All-in-One WP Migration(無料版で最大512MB)
- Duplicator(無料版で最大2GB)
- ダウンタイムの見積もり:平均2-4時間
6-2. よくあるトラブルと対処法
具体的なトラブル事例と解決方法:
- データベース文字化けの場合
sql
ALTER DATABASE database_name
CHARACTER SET utf8mb4
COLLATE utf8mb4_unicode_ci; - パーミッションエラー
bash
chmod 755 /path/to/wordpress
chmod 644 /path/to/wordpress/wp-config.php
よくある質問(Q&A)
Q1: 個人ブログにはどのタイプのサーバーがおすすめですか? A1: 共用サーバーがおすすめです。月額100円程度から利用可能で、WordPressなどのブログ運営に十分な機能を提供しています。
Q2: レンタルサーバーを選ぶ際の重要なポイントは? A2: ①必要なディスク容量 ②サポート体制 ③安定性 ④価格 ⑤使用目的との適合性、の5点を重視して選びましょう。
Q3: 大規模なECサイトを運営する場合、どのサーバーが適していますか? A3: 専用サーバーかVPS、またはクラウドサーバーがおすすめです。高い安定性と自由度が必要なため、共用サーバーは適していません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回「Webサーバーって何?Webサーバーの種類と特徴、選び方」について紹介いたしました。さまざまなWebサーバーがありますので、サービス提供をしたい方は、使用用途にあったものを選ぶようにしましょう。気になるレンタルサーバーなど、ぜひ確認してみてください!
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