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【Windows10】パソコン画面が真っ暗になる意外な原因3つ

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再起動が可能である場合

まず、最も簡単で解決する確率が高い対応策がシステムリセットとなります。

パソコン内部ではいろいろな制御プログラムが協調動作してOS及びアプリケーションを動作させていますので、それらの一部が一時的に不具合を起こす事はよくある事です。

アプリケーションプログラム等の問題であれば、タスクマネージャー等で不具合を起こしているアプリケーションを強制終了するといった手法も選択する事ができますが、Windows OS自体に関連するものではそういった対応は出来ません。

「Ctrl」キー + 「Alt」キー + 「Delete」キーを同時に押してシステムリセットを行い、問題の解決を試行して下さい。

タスクマネージャーが起動できる場合

画面が真っ黒で何も応答がない状態でもタスクマネージャーを起動する事が出来れば、タスクマネージャーから一部の動作プログラムを強制停止して問題の解決を図る事が可能です。

「Ctrl」 + 「Shift」 + 「Esc」を同時に押してタスクマネージャーを起動して上部に表示されるメニューバーから「ファイル」を選択、その後に表示されるサブメニューにある「新しいタスクの実行」をクリックして下さい。

「新しいタスクの作成」のサブウィンドウに空白の入力欄が表示されますので、「explorer.exe」と入力後OKを選択して正常に画面表示が行われるかを確認して下さい。

グラフィックドライバのリセット

この方法も応答がない真っ暗な画面上で「Windows」 + 「Ctrl」 + 「Shift」 + 「B」を同時に押し下げる事で、設定されているグラフィックドライバをリセットする事が可能です。

リセット後の再起動にて自動的にグラフィックドライバがシステムデフォルトにセットされますので、画面表示が正常になる可能性があります。

なお、このグラフィックドライバの削除及びシステムデフォルトのドライバをセットさせる方法は、Windows10をセーフモードで起動させてその中でグラフィックドライバを削除する事でも同じですので、どちらを利用されても構いません。

別アカウントでログインできる場合

利用中のパソコンのアカウントが複数あり、サインインできる場合にはアカウントの切り替えを実行します。

真っ暗になっている画面上で「Ctrl + Alt + Delete」を同時押しして、ユーザーの切り替えを行い、別アカウントにログインしましょう。

別アカウントで正常に表示されている場合には、その画面から一度再起動の手続きを行い、真っ暗な画面になってしまうユーザーアカウントの表示が修復されないかを確認します。

この方法でも修復ができない場合には、セーフモードで起動をしてグラフィックドライバーを一度削除し、インストールし直すことが必要になります。

【補足】Windows10の画面が真っ暗で矢印だけの場合

Windowsを起動しても画面は真っ黒となっている状態でもマウスポインタの矢印のみは表示されているといったケースもあります。

この様な場合にはシステム設定値を保持しているレジストリ情報に何等かの問題がある可能性があります。

具体的にはアプリケーションのインストール時に失敗や問題が生じた可能性やWindows Updateの更新時の問題、もしくはコンピュータウィルスに感染している可能性も考えらえますので、以下の手順を参考に復旧を試みていただけます様お願いします。

スタートアップ修復を試みる

Windows 10は2回続けてOSの起動に失敗した場合、次の起動時にWindows回復環境が自動起動して、スタートアップ修復という機能が実行されます。

そのスタートアップ修復にて問題解決しない場合には、その旨のメッセージが表示されますので、詳細オプションを選択してトラブルシューティングから詳細設定に進みスタートアップ設定を選択、再起動を実行するとスタートアップのオプションを選択できますので、その中にあるセーフモードを選択して起動して下さい。

セーフモードでの起動後には、アンチウィルスソフトウェアでのチェックを行い、動作がおかしくなった時にインストールしたアプリなどがあるかをタスクマネージャーで確認し、必要に応じてアプリ等の削除を行います。

システム復旧ディスクからシステムの復元を試みる

セーフモードでの対応を行っても復旧しない場合には、ハードウェアに何等かの問題が生じている可能性もしくはOSそのものに問題がある可能性があります。

システム修復ディスクから起動させてシステムの復元やWindowsインストールディスクを利用した際インストールといった方法を取らざる得ない事も考えられます。

高速スタートアップを無効にする

Windows10には「高速スタートアップ」機能があり、前回シャットダウン前のメモリ記録情報などを一時的に保有し、起動を高速化させています。

電源起動時の立ち上がりや高速になりますが、記録情報の中に問題が発生していると、再起動した時にも問題が継続してしまう原因となる可能性があります。

そのため、画面が真っ黒な状態が続く場合には、一度高速スタートアップをオフにして起動し直すのも有効な手段の一つです。

再起動ではなく完全なシャットダウンにすることで、メモリに記憶されている情報も完全にリセットされますので、一度シャットダウンをしてから起動し直してみましょう。

まとめ

Windows 10において画面表示が真っ黒のまま操作が出来ない状況に陥った場合の考えられる原因とその調査・確認方法についてご説明致しました。

単純な接続の問題であれば影響はあまりありませんが、システム上のドライバ等の設定に起因する問題であったりするとドライバを一度削除する対応も必要となる場合もあります。

何等かの方法で修復可能であれば良いのですが最悪の場合にはWindowsの再インストールとなる事も考えられますので、状況をよく見極めてご対応下さる様お願い致します。

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