現在、パソコンをお使いの方であればやはりMicrosoft Windowsを搭載したパソコンをご利用になっていると感じます。
WindowもパソコンOSとして技術的に進化しており現在はWindows 10が主流となっていますが、やはりハードウェアを制御するソフトウェアとなりますので、常に安定して動作するという訳にもいきません。
ハードウェアのドライバ、ソフトウェアの競合やリソースの上限といった異常な状態になってしまうと、フリーズと呼ばれる何を操作しても全く受け付けないといった状態や画面が真っ黒になってしまうといった状況にもなる事があります。
今回はそういった状況にはどの様な原因が考えられるのかをご説明させていただきます。
目次
Windows 10パソコンの画面が真っ暗になる原因
Windows環境で画面が真っ黒になってしまう原因にはいくつかの原因が考えられます。
システム設定や内部プログラムの更新時に既存環境の設定値との不整合に起因する可能性もありますし、接続するハードウェアとの連携に問題が生じるといった可能性もあります。
それらの中で原因として可能性が高いものをご説明致します。
Windows Update
Windows Updateを行ってからパソコンを再起動するタイミングでOSは起動しているように見えても、画面には何も表示されないといった事象が起きる場合があります。
このような場合には、内部での設定情報の更新が行われている可能性がありますので、そのまま5分から30分程度の時間を静観する事をおすすめします。
これはWindows Updateにより画面を制御する為に必要なディスプレイドライバが更新されている際に、その更新に必要となる内部処理が完了するまで待つ必要がある為です。
ディスプレイドライバ更新に関する内部処理が完了すれば、通常のWindowsポータル画面が表示される筈です。
しばらく待っても状況が変化しない場合には、後述させていただく解決方法にてご対応下さいます様お願い致します。
ディスプレイドライバの追加もしくは変更
また、新規にビデオカード等のハードウェアを追加したもしくは新規モニタを設置・接続した場合にも画面が反応しないといった事象が発生する可能性もあります。
このような場合には、ディスプレイドライバもしくはドライバ関連ソフトウェアのインストール時に、既存のディスプレイドライバが置き換えらえてしまう可能性があります。
この事象での問題であれば、今まで利用していたドライバを利用出来る様にシステムの復旧を行う事になります。
物理接続及び電源に関する問題
これば単純に物理接続に関するものですが、利用者自身が対応済みと思い込んでしまい気が付けない事がありますので記載させていただきます。
画面に何も表示されない状況では故障かと考える前に電源を投入してあるのかと機器間の接続が正しく接続されているかという点を目視して確認して下さい。
特にディスプレイ等を交換した場合には今まではDVI接続であったものがHDMIに変更したつもりでも接続インターフェイスが違っている事やケーブル接続が正しくても電源を入れ忘れているといった事が意外に多くあります。
何かの障害と考える前に一度ご確認いただく事をおすすめします。
ハードウェア/ソフトウェアの不調
パソコンのハードウェアやOSなど、パソコン本体に問題が発生した場合も画面が真っ黒になってしまう場合があります。
この場合はどのような方法でも電源がつかない状態になってしまいますので、修理店に連絡するなどして修理の見積もりを取るようにすると良いでよう。
特に古いパソコンでHDDを搭載している場合は、一定期間で寿命が来て破損してしまう場合がありますのでご注意ください。
Windows 10の画面が真っ暗になった場合の解決方法
前項までにWindows 10環境下で画面に何も表示されない状態はどういった原因が考えられるかをご説明させていただきました。
それらの原因であった場合にその対処方法はどのようなものがあるのかをご説明致します。
これらの問題では内部的な一時的な不具合に起因するものである場合、ほとんどはリセット処理を行う事で解消するのですが、システム設定上の問題等が原因であるとリセットだけでは解決しない事となります。
いくつかの解消方法をご説明させていただきますので、状況に応じて対応いただければと考えます。
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