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Macで外付けハードディスクやUSBをフォーマットする方法

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前述のUSBメモリのフォーマット同様に外付けのハードディスクをUSBポートに接続します。
マウントされたドライブ装置を選択し、「消去」ボタンをクリックします。

008_DiskFormat01

最初に管理方式及びフォーマットタイプを選択します。上の画面で「方式」を決定します。最近のMacで利用する場合は、デフォルトの「GUIDパーティションマップ」方式を選択します。

009_Format_GUID

次がフォーマット形式ですが、Macで利用する場合は、通常は「OS X 拡張(ジャーナリング)」を選択しましょう。

010_DiskFormat02

管理方式とフォーマット形式を決定したら、「消去」ボタンを押すとフォーマットが開始されます。

GUIDパーティションマップとは

Macだけで利用する場合は、ドライブ装置の管理方式は、通常「GUIDパーティションマップ」にします。WindowsPCと両方で利用する場合は、方式を「マスター・ブート・レコード」を選択し、フォーマットを「MS-DOS(FAT)」または「exFAT」にします。

ただし、MS-DOSでは2TB(テラバイト)より大きな容量のディスクでは利用できません。exFATの場合は、OSのバージョンによっては(古いものでは)正しく認識されない場合がありまが、現在サポートされているWindowsやMacのバージョンでは、「exFAT」を利用することができます。

「Appleパーティションマップ」方式は、古いPowerPC Macで推奨されていた方式であり、現在のIntelMacでは使わないほうが良いでしょう。また、TimeMachineで利用するハードディスクのフォーマットでは、「GUIDパーティションマップ」方式を利用しなければなりません。

パーティションの作成方法

一つのドライブ装置を複数のボリュームで使い分けたい場合は、パーティションの作成を行います。「ディスクユーティリティ」の左ペインでドライブ装置を選択し「パーティション」ボタンを押します。

011_Partition00

ドライブ装置全体をします円グラフ形状の図が表示されますので、境界をマウスでドラッグする、あるいは、サイズに確保する容量をGB単位で入力します。後は、「適用」ボタンを押すだけです。

012_Partition01

さらにパーティションを追加する場合は、円グラフ形状の図の下にある「+」記号をクリックしてパーティションを追加することができます。各パーティションでは、それぞれのパーティションごとにフォーマット形式を設定してください。

013_Partition03

消去のセキュリティオプション設定

Macや外付けドライブ装置を廃棄処分するときは、ここで説明するセキュリティオプションを指定して消去を行いデータが復元できないようにしてください。セキュリティオプションを指定せずに消去した場合は、復旧アプリケーション等を利用すると消去したはずのデータを復元することができる場合があります。

このように消去されたデータが復活されることがないよう、確実に消去する方法を指定するよう心がけましょう。消去方法には4段階のレベルを設定することができます。

014_SecurityErase

デフォルトは、消去(フォーマット)時間は一番速いが復元される可能性があるセキュリティなしの消去方法です。次が、消去ディスクにランダムなデータを1回書き込み、2回目にすべてゼロを書き込み復元できないようにします。

次のセキュリティレベルがデータを3回書き込むタイプ、一番右側のレベルが最高のセキュリティレベルで、データを7回書き込むレベルです。この最高レベルの消去方法は、US Department of Defense(米国国防総省)の基準に準拠した消去方法となっており、セキュリティレベルが高いとされています。

Macで外付けハードディスクが認識されない場合がある

2TB(テラバイト)以上の容量をもつ外付けハードディスクをMacで使用する場合は、管理方式を「GUIDパーティションテーブル方式(GPT)」としなければなりません。

また、WindowsでexFAT形式にフォーマットされたハードディスクが認識されない場合があります。この場合は、一度「ディスクユーティリティ」を起動してマウントすると認識することができるようになります。

NTFSフォーマットへの対応

Windows用の外付けハードディスクは、NTFSというファイルシステムでフォーマットされています。この形式でフォーマットされているハードディスクは、通常Macでは、データの読み込みは可能ですが書き込みはできません。

しかしながら、WindowsとMacで両用できるNTFSフォーマットのハードディスクも市販されています。このような製品では、MacでNTFSフォーマットのハードディスクに読み書き可能なドライバーソフトが付属しています。

Macで対応できるシステム形式

Macの「ディスクユーティリティ」を用いて外付けHDDを消去する方法はとても簡単です。

ただし、この方法でフォーマットできるシステム形式はあくまで「Macで利用が想定されているもの」であり、具体的には次のものとなります。

  • APFS:Apple File Systemの略、MacOS10.13以降に対応
  • MacOS拡張:MacOS10.12以前に対応
  • ExFAT:WindowsとMac両用
  • MS-DOS(FAT):WindowsとMac両用

上記のシステム以外の形式は、Macでフォーマットすることはできませんので注意しましょう。

HFS+を利用するMacで「APFS」のボリュームは動作しないので注意

MacOS10.12以前のMacのファイルシステムは「HFS+」又はその前の「HFS」が使われています。

これらのファイルシステムは32bit対応でシングルスレッド、主にHDDを前提としたファイルシステムであり、近年のSDDや62bitに対応するファイルシステムとして2017年の「macOS High Sierra 10.13」から「APFS(Apple File System)」が導入されました。

APFSが採用されているMacOS10.13以降でも互換性を保つため「HFS+」のボリュームは問題なく稼働しますが、MacOS10.12以前のファイルシステムを採用している端末では、「APFS」を採用しているボリュームをマウントしても正常に作動することがありませんので注意が必要です。

古いOSを使用し続けることはセキュリティ上でも問題が発生しますので、諸事情による問題がなければできるだけ新しいOSを利用するのがおすすめです。

まとめ

MacのOS X においては、「ディスクユーティリティ」を使って、内蔵から外付けのドライブ装とUSBメモリ、さらにはSDカードについてもフォーマット(初期化)を行うことができます。特に、Windowsパソコンと共用する外付けハードディスクをフォーマットする場合は、相互に読み書きができるか確認することをお勧めします。

そしてドライブ装置を廃棄するような場合は、セキュリティオプションを設定して復元できないよう安全に消去することができます。

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