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iPhoneから少し目を離していたら 画面が真っ暗になっていた なんてことありませんか?
それは スリープモード と呼ばれる機能であり、一定時間操作がなかったため、自動で移行したということになります。
この機能について知らないと、いきなり真っ暗になって焦るかもしれませんが、節電を始め、あらゆる面で非常に重要な機能になっています。
iPhone購入時のデフォルト設定のまま使うこともできますが スリープモード は細かな設定が可能になっています。
本記事では スリープモードの設定と解除 について解説します。
スリープモードをうまく使いこなすことで節電以外にも沢山のメリットが得られます。iPhoneやiPadを使用している方は必見です!
iPhoneのスリープモードとは
スリープモードとは、電源は入っているが、画面が真っ暗になっている状態を指します。この状態で画面をタップしても何の反応も得られません。
操作を受け付けないという点で ロック画面 と混同してしまいがちですが、スリープモードとロック画面は明確な違いがあります。
ロック画面は壁紙など画面表示がされており、タップ操作を受け付ける状態です。パスコードの入力をすることでホーム画面に移行します。
どんなアプリを起動していても また どのような画面であっても スリープモードに移行することができ、復帰するとその画面からすぐに操作できる仕組みになっています。
スリープモードと電源オフの違い
電源オフは完全にiPhoneを停止させることになります。
全てのアプリ動作が停止、バッテリーの消費も最低限に抑えることができる反面 iPhoneを起動させるまでに数十秒かかる や 電源オフの間、着信を一切受け取れない といったデメリットも抱えています。
スリープモードは 即座にホーム画面に復帰可能、着信の受け取り、バックグラウンドでのアプリ動作 なども可能になっています。
この様な特徴から、多くのiPhoneユーザーは電源オフにはせず、スリープモードを使用しています。
スリープモードを使うメリット
スリープモードには沢山のメリットがあります。その中でも大きく代表的なものをご紹介します。
①バッテリー節電
iPhoneを操作していない間も画面が点いたままでは無駄にバッテリーを消費することになります。スリープモードはこのような事態を防いでくれます。
一時的に多くの機能を停止させバッテリーの消費を抑えてくれます。
①誤操作防止
スリープモードには、誤操作を防止する働きもあります。iPhoneをポケットやバッグに入れている時に、不意にiPhoneに触れて画面をタッチしてしまうことがあります。
スリープモードにしておけばタップ操作は一切受け付けませんので安心です。
①個人情報を守る
日常生活の中では、他人の前でiPhoneを使うことも多いです。
学校や仕事場に居る時、誰かに呼ばれたりなどで一時的に席を離れる用事が出来た場合、その場にiPhoneを置いていくことも少なくありません。
そういった場合にスリープモードになっていると、他人に画面を見られることもなく個人情報が漏れるといった心配も不要になります。
iPhoneのスリープモードの設定方法
スリープモードは手動と自動で使う、二つの方法があります。それぞれの使い方を見ていきましょう。
手動でスリープモードにする
1つ目はスリープボタンを押すことにより、手動でスリープモードにする方法です。
肝心のスリープボタンの場所ですが、端末の種類によってボタンの位置が変わっています。
- iPhone5s以前、iPhone SE:本体上部側面
- iPhone6以降:本体右側側面
iPhone6から端末の巨大化が進み、「上部では指が届きにくい」という理由からボタンの配置が変更になりました。
自動でスリープモードにする
2つ目はiPhoneをしばらく放置して自動でスリープモードにする方法です。
自動ロック と呼ばれており、設定画面よりon/offや経過時間の指定ができるようになっています。
自動ロック はデフォルトでonになっており iPhoneは1分 そして iPadは2分 に設定されています。
on/offの切り替えちや時間の変更は設定アプリより行います。iOS12以降では場所が変わっていますので、それぞれの手順を解説します。
iOS11以前の自動ロック設定手順
- ホーム画面 より 設定 を開く
- 一般 をタップ
- 自動ロック をタップ
- 好みの時間 もしくは しない をタップ
iOS12以降の自動ロック設定手順
- ホーム画面 より 設定 を開く
- 画面表示と明るさ をタップ
- 自動ロック をタップ
- 好みの時間 もしくは しない をタップ
設定可能な時間は次のとおりです。
- 30秒
- 1分
- 2分
- 3分
- 4分
- 5分
スリープモード中に着信を受け取れない場合
本来はスリープモード中でも着信を受け取れる仕組みになっていますが 着信音が鳴らない こともあるようです。原因は おやすみモード になっているためだと思われます。
おやすみモード は電話着信や通知音を鳴らさずに通知だけを受け取れる設定のことです。この機能をoffにすることでスリープモード中でも着信を受け取れるようになります。
画面上部の時計の横の三日月のアイコンが おやすみモード がonになっていることを示しています。三日月アイコンが表示されている場合はoffにする必要があります。
コントロールセンターよりおやすみモードを切り替える手順
- 画面下部から上部 に向けてスワイプ
- 三日月アイコン をタップ
設定アプリよりおやすみモードを切り替える手順
- ホーム画面 より 設定 を開く
- おやすみモード をタップ
- おやすみモード をon/off切り替える
スリープモードに移行しない場合
設定してある時間を過ぎてもスリープモードに移行しない場合は、正しい設定ができていない可能性があります。設定アプリを開き自動ロックが しない になっていないか確認してみてください。
時間設定がされているのにも関わらずスリープモードに移行しない場合は iPhoneの再起動 を試してみてください。
iPhoneのスリープモードを解除する方法
iPhoneのスリープモードを解除するには3つの方法があります。
スリープ解除ボタンを押す
1つ目はスリープ解除ボタンを押す方法です。解除ボタンを押すとスリープモードが解除され、ロック画面が表示されます。
ホームボタンを押す
2つ目はホームボタンを押す方法です。こちらもホームボタンを押すとスリープモードが解除されます。
スリープ解除ボタンと違う点は、TouchIDの使用で iPhoneのロックを解除 をonにしている場合、ロック画面を飛ばしてホーム画面を開ける点です。
iPhoneを手前に傾ける
3つ目はiPhoneを手前に傾ける方法です。iPhoneの振動を感知しスリープモードを解除する仕組みですが、事前に設定が必要となります。
手前に傾けてスリープ解除on/off切り替え手順
- ホーム画面 より 設定 を開く
- 画面表示と明るさ をタップ
- 手前に傾けてスリープ解除 をon/off切り替える
iOS 17におけるiPhoneスリープモードの新機能と変更点
2023年9月にリリースされたiOS 17には、iPhoneのスリープモードに関するいくつかの重要な変更や新機能が追加されました。これにより、スリープモードの操作性や利便性が向上し、より多くのカスタマイズが可能になりました。以下では、iOS 17における主な新機能と変更点を見ていきましょう。
1. スタンバイモードとの統合
iOS 17では、スリープモードとスタンバイモードが統合され、より一貫したユーザーエクスペリエンスが提供されるようになりました。スタンバイモードでは、iPhoneを充電中に時計や通知、ウィジェットを表示させることができますが、この機能がスリープモードと連携することで、デバイスをより効率的に管理できます。
2. 改善された通知管理
スリープモード中の通知管理も改善されました。これまではスリープモード中に一部の通知が表示されることがありましたが、iOS 17では通知がより厳密に制御され、スリープモード中は必要最低限の通知だけが表示されるようになります。これにより、睡眠や作業中に集中を妨げる通知を最小限に抑えることが可能です。
3. ヘルスケアアプリとの連携強化
iPhoneのヘルスケアアプリとスリープモードがより密接に連携するようになりました。iOS 17では、スリープモードが自動的にヘルスケアアプリの睡眠データを収集し、より詳細な睡眠パターンの分析が可能になっています。これにより、ユーザーは自分の睡眠習慣をより正確に把握し、改善するための具体的なアドバイスを得られるようになっています。
4. スリープモードのカスタマイズ性向上
iOS 17では、スリープモードの設定画面が一新され、より直感的に操作できるようになりました。カスタムスケジュールや特定のアプリに対する通知許可を簡単に設定できるようになっており、日常のルーチンに合わせた柔軟な調整が可能です。特に、仕事とプライベートの時間を明確に分けたいユーザーにとっては、これらのカスタマイズ機能が便利です。
バッテリー寿命を延ばすためのiPhoneスリープモード活用法
iPhoneのスリープモードは、バッテリー寿命を大幅に延ばすための強力なツールです。適切に設定し使用することで、長時間iPhoneを使用する際のバッテリー管理が大幅に向上します。ここでは、バッテリー消費を抑えるための具体的な方法を紹介します。
1. 自動スリープ機能を活用する
スリープモードが有効になるタイミングを自動化することで、バッテリーの無駄な消耗を防ぎます。iPhoneの設定から、「ディスプレイと明るさ」のメニューで自動ロックの時間を短く設定し、使用しない時間にディスプレイが自動でオフになるように調整しましょう。
2. 省電力モードとの併用
省電力モードとスリープモードを併用することで、さらなるバッテリー節約が可能です。省電力モードでは、バックグラウンドでのアクティビティや自動ダウンロードが制限され、スリープモード中に必要のないバッテリー消費を防ぐことができます。
3. アプリごとのバックグラウンド更新を制御する
バックグラウンドでのアプリ更新がバッテリーを消費する大きな要因です。**「設定」 > 「一般」 > 「バックグラウンド更新」**のメニューで、不要なアプリの更新をオフにすることで、スリープモード中のバッテリー消費をさらに抑えられます。
iPhoneのスリープモードとApple Watchの連携:よりスマートなライフスタイル
Apple WatchとiPhoneのスリープモードを連携させることで、スマートなライフスタイルが実現できます。Apple WatchはiPhoneのスリープモードの状態を自動的に反映し、通知管理や健康管理機能を最大限に活用することができます。
1. スリープトラッキング機能の強化
Apple Watchのスリープトラッキング機能は、iPhoneのスリープモードと連携して、より詳細な睡眠データを提供します。これにより、夜間の睡眠状態を監視し、日々の健康管理をサポートすることが可能です。
2. 通知の一元管理
Apple Watchを使って、スリープモード中でも重要な通知を見逃さないように管理できます。不要な通知は自動的に抑制されるため、睡眠や集中を妨げることなく、必要な情報だけを受け取ることができます。
スリープモードとサードパーティアプリ:快適な睡眠と効率的な生活をサポート
スリープモードはiPhone単体でも便利ですが、サードパーティのアプリやガジェットと組み合わせることで、さらに便利な使い方が可能です。ここでは、スリープモードを補完するおすすめのアプリを紹介します。
1. スリープサイクル(Sleep Cycle)
このアプリは、睡眠の質を分析し、最適なタイミングでアラームを鳴らすことで、快適な目覚めをサポートします。iPhoneのスリープモード中でもバックグラウンドで動作し、デバイスのセンサーを利用して睡眠サイクルをモニタリングします。
2. HeadspaceやCalm
これらの瞑想アプリは、スリープモード中にリラックス音楽や瞑想ガイドを提供し、質の高い睡眠を促進します。スリープモードに入る直前に、これらのアプリを使用することで、睡眠に適した状態を作り出せます。
スリープモード中のセキュリティ:iPhoneを守るための設定方法
スリープモード中も、iPhoneのセキュリティは万全に保たれていますが、さらなる強化が可能です。データの保護や不正アクセスの防止に役立つ設定を紹介します。
1. フェイスIDや指紋認証の強化
スリープモード中にフェイスIDや指紋認証を設定しておくことで、スリープ解除時のセキュリティが高まります。万が一、デバイスが不正に操作されても、これらの生体認証機能が重要な情報を守ってくれます。
2. ロック画面の通知非表示設定
スリープモード中でも、ロック画面に通知が表示される場合があります。**「設定」 > 「通知」**から、ロック画面に表示される情報を制限し、プライバシーを保護しましょう。これにより、スリープ中の重要な通知が第三者に見られる心配がなくなります。
よくある質問と回答
Q1: スリープモードとロック画面の違いは何ですか?
A1: スリープモードは、画面が真っ暗になり操作を一切受け付けない状態です。電源は入っていますが、節電のため画面が消えています。一方、ロック画面は画面に壁紙や通知が表示され、操作を受け付ける状態です。パスコードやFace ID、Touch IDで解除するとホーム画面にアクセスできます。
Q2: スリープモード中に着信や通知を受け取れますか?
A2: はい、スリープモード中でも着信や通知は通常通り受け取れます。ただし、iPhoneが「おやすみモード」になっている場合、音や振動は鳴らず、通知が控えめに表示されます。「おやすみモード」をオフにすると通常通り通知を受け取ることができます。
Q3: スリープモードに移行しない場合はどうすればいいですか?
A3: 設定の「自動ロック」が「しない」になっているかもしれません。設定アプリを開き、「画面表示と明るさ」→「自動ロック」で時間を設定してください。それでも解決しない場合は、iPhoneを再起動してみてください。
Q4: スリープモードの時間を変更できますか?
A4: はい、スリープモードに入るまでの時間は「自動ロック」の設定から変更可能です。「設定」アプリを開き、「画面表示と明るさ」→「自動ロック」をタップして、30秒から5分までの時間を選択できます。
Q5: iPhoneがスリープモード中にアプリが動作し続けますか?
A5: はい、スリープモード中でもバックグラウンドでアプリが動作することがあります。例えば、音楽アプリやフィットネストラッカーは、画面がオフの状態でも動作を続けます。
まとめ
色々なメリットがあるスリープモードです。iPhoneを使用していく上で避けては通れない機能ですね。
好みの時間を設定したり、使い終わったら欠かさずスリープボタンを押したり、自分なりの使い方を見つけるのが良さそうです。
本記事を参考に、少しでもスリープモードに関する知識が深まれば幸いです。ありがとうございました。