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iPhoneのメールで絵文字を使うと文字には表現できない感情を加えることができます。文字表現だけでは、送り手と受け手のちょっとした感情の違いにより誤って感情が伝わってしまうことがあります。メールやLINEで絵文字を加えたメッセージを送ると絵に込められた感情が嫌味なく伝えることができます。
本稿では、絵文字の使い方、注意すべき点について紹介していきましょう。
[ad name=”adTop”]iOSをアップデートすることで新しい絵文字が利用可能になる
iPhoneでは定期的に新しい絵文字がリリースされています。
最近では2021年2月からiOS14.5を対象に絵文字が追加され、新しい感情表現や多様性に関わる表現ができるようになりました。
これらの絵文字は、正式にリリースされた後でもiOSをアップデートしない限り利用することができません。
自動アップデートを設定されていない方は、定期的にアップデート処理を行い、最新の絵文字が利用できるようにしましょう。
追加されたiPhoneの絵文字
iPhoneの絵文字は、Apple社の公式発表によれば、iOS 10.2へのバージョンアップにより、細分に至るまで美しく見えるようデザインを変更するとともに、新しい顔、食べ物、動物、スポーツ、職業を含んだ100個以上の新しい文字が追加されました。iOS 10.2は、アメリカ合衆国時間の2016年12月12日にリリースされています。
iOSをアップデートされていない方、10.1の方は、iOS 10.2以上にアップデートしておきましょう。
絵文字に関する世界標準規格
今回のiOSにおける絵文字追加は、最新の規格であるUnicode9.0で追加されたものです。Unicodeとは、コンピュータやモバイルデバイスで表現される文字コードの世界標準であり、ユニコード・コンソーシアム(The Unicode Consortium)という非営利団体が調整を行なっています。
絵文字は、日本のフィーチャー・フォン(携帯電話)の絵文字からスタートしたもので、Unicodeにおいても、「emoji」という名称になっています。
新しい絵文字の追加方法
新しく追加された絵文字をキーボードで使用するための設定手順は下記の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「キーボード」をタップ
- 「新しいキーボードを追加」をタップ
- 「絵文字」をタップ
ここから、新しい絵文字キーボードを追加することができます。
絵文字の互換性
絵文字のデザインについては、すべての機種で同じデザインで表現されているわけではありません。Unicodeでは意味だけを世界標準化しています。そしてそのデザインは、提供する各社で異なります。例えば、「Rolling on the Floor Laughing」と規定されている絵文字は、Apple、Google、そして、Microsoftの各社において次のようにデザインは異なっています。
iPhoneで入力した絵文字は、iPhone、iPad及びmacOSでは、同じデザインで表示されますが、同じメールを受け取った、Androidスマホ、WindowsPCでは、違ったデザインで表示されるか、あるいは、OS側で新Unicodeに対応していなければ、何も表示されない場合(不明な記号で置き換えられます)もあります。
それでは、iPhoneで絵文字入力したファイルを、MacとWindows10で開いて見ましょう。
最初が、iPhoneで表示される絵文字の画面
次に、Macで表示される同じファイルの表示画面。iPhoneで入力した絵文字と同じものが表示されています。
最後に、Windows10で表示した場合の画面です。
Unicode9.0で新しく追加された絵文字は、「□」でしか表示されません。元々ある雪だるまの絵文字は、まるで違うデザインの雪だるまとして表示されます。このように絵文字であっても、取り扱われるOSにより表示デザインが異なります。
※ Windows10で「改行」が見えなくなっているのは、Windows系とMac系(iOSも)での改行の扱いに関する仕様の違いによるものです。