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あなたはiPhoneを使う時、Bluetooth(ブルートゥース)接続機能を使いますか?
例えば、iPhoneをPCに接続して、インターネットに接続できるテザリングや、iキーボード、マウスはもちろん、AppleWatch、ヘッドセットなどを使う時にBluetoothを使いますが、これがとても便利な機能です。
ここでは Bluetoothとは何か? にはじまって 接続の仕方 繋がらない時にはどうすればいいか などについてご紹介致します。Bluetoothに対応している代表的な機器 についてもまとめてみましたので合わせてご覧ください。
Bluetoothを使う前に
Bluetoothとは何か?
それではまず、Bluetoothとは何か?についてご紹介致します。
Bluetoothとは 「近距離無線通信」 の規格のひとつです。みなさんもPCとスマホ、またはタブレットなどを無線で繋いだことがあると思いますが、その技術を担っているのがBluetoothです。
よくWi-Fiとは違うのか?という質問もありますが Wi-Fiに比べて速度も遅く、出力も低いのですが 省電力で接続できる というメリットがあります。
余談ですが、このBluetoothは北欧で開発された技術で、乱立する無線接続規格を統合するという思いが込められています。またBluetoothのマークは、北欧で昔使われていた「ルーン文字」をアレンジしたものだと言われています。
iPhoneとBluetoothの接続方法
では、接続方法をご紹介致しましょう。iPhoneとPCやキーボード、マウスやヘッドセットなどの機器をBluetoothで接続することを「ペアリング」と言います。
ペアリングするには、まず、接続したい機器のペアリングモードをONにします。機器によっては、ペアリングモードにする時にボタンを「長押し」しなければならない場合もあるので注意が必要です。
次にiPhoneの設定→Bluetooth→使用可能なデバイスを選んでタップします。(機種によっては最初にパスコードを入れなくてはいけない場合もあります)。接続する機器が表示されたら、接続ボタンを押します。
この作業は最初だけで、次回からは自動的に接続されますので、とても便利です。
iPhoneの設定
- ホーム画面 より 設定 を開く
- Bluetooth をタップ
- 使用可能なデバイス をタップ
- 機種によってはパスコードを求められるので パスコード を入力
- 接続ボタン をタップ
複数の機器を同時につなぐこともできる
なんとiPhoneのBluetoothは、複数の機器を同時につなぐこともできるのです。これは消費電力が少ないからできる技です。例えば、ワイヤレスで音楽を聞きながら、ワイヤレスキーボードで文字を入力、それをプリンタへデータ通信するなどということも同時にできてしまいます。
消費電力が少ないため、バッテリーの持ちや、データのジャムなどを気にすることなく使うことができます。
プロファイルを確認しよう
「プロファイル」には、Bluetoothで通信する時の、データの内容や動作が定義されています。例えば、ワイヤレスのイヤホンを使う時、ワイヤレスでプリンターにデータを送信する時、マウスやキーボードをワイヤレスで使う時など、それぞれプロファイルが違います。
このとき、異なるプロファイルだと送受信ができません。例えばワイヤレスのキーボードやイヤホンなどの製品を買う時には自分のiPhoneで使える機器かどうかに注意して買いましょう。プロファイルはパッケージに書いてあったり、その製品のメーカーのHPで調べることができます。
バージョンを確認しよう
Bluetoothのバージョンを確認することも重要です。現在はBluetoothのバージョンの最新版はBluetooth5ですが、スマホ側はまだBluetooth5に対応しているものが少ないです。バージョン5は、バージョン4に比べ、データの転送速度が2倍、通信範囲が4倍になっているそうですので、より快適にBluetooth通信ができるようになると予想されますが、まだ対応している機種が多くないのが難点です。
しかし、現時点でBluetooth4以上にしておけば、大抵の機器には対応できると思っておいて良いでしょう。
繋がらない時はどうすればいい?7つの解決方法

①Bluetooth機器とiPhoneを近づける
Bluetoothの通信範囲はクラスによって分けられています。クラス1から3までがあり、一番短いのがクラス3で約1m、クラス2が10m、クラス1が100mとなります。
現在、たいていのBluetooth機器は、クラス2か1を適用していますが、たまにクラス3のものもあります。このバージョンの機器を使っていて繋がらない場合には 機器とiPhoneの距離を近づけてみましょう。また、コンクリートやガラス、大理石など何か固いものが間に入ることで電波に干渉する場合もあるので、注意が必要です。
②Bluetooth機能を一度OFFにする
iPhoneにBluetoothで一度接続した機器は、次回からは自動的に接続できるように設計されていますが、なんらかの要因で繋がらなくなることがあります。その場合には 一度Bluetoothをオフにしたり 設定画面に表示される接続機器の名前を削除し、再び表示されてからまた接続し直せば、うまくいくケースが多いです。
③他の機器にペアリングされていないか確認する
iPhoneと機器をBluetoothで接続する時、うまく繋がらない時には、まず設定→Bluetoothの画面を見てみて下さい。他の機器がすでにBluetoothで接続されていませんか?この場合は表示されているデバイス名をタップし、「このデバイスの接続を解除」をタップすることで、接続解除できます。
④iOSを最新バージョンにする
iPhoneでBluetooth機器を使う場合、iPhone側のiOSのバージョンが古いと対応しない場合もあります。その場合にはiPhoneのOSをiPhone11などの新しいものにしてみましょう。すんなりと接続できる場合も多いです。
⑤デバイスの接続を修復する
iPhoneとデバイスの接続が切れる場合、一旦、デバイスの接続をリセットすれば、復活する場合もあります。そのやり方は設定→Bluetoothから、接続に問題があるデバイス名をタップし、「このデバイスの登録を解除」をタップします。その後再びBluetoothに接続を試みることで、接続できる場合もあります。
⑥iPhoneの設定をすべてリセットする
設定→一般→リセットで「すべての設定をリセット」してみます。なんらかの原因で設定同士が干渉している場合もありますので、ここで一旦リセットをかけてみます。
すべての設定をリセット
- ホーム画面 より 設定 を開く
- 一般 をタップ
- リセット をタップ
- すべての設定をリセット をタップ
⑦iPhoneのネットワークをリセットする
それでもダメな場合は、iPhoneのネットワークをいったんリセットしてみましょう。何らかのネットワークが干渉していて繋がらないことも考えられます。
やり方は 設定→一般→リセットからパスコードを入力、その後、「ネットワーク設定をリセット」をタップすることで、iPhoneのすべてのネットワークがリセットされます。
iPhoneの設定
- ホーム画面 より 設定 を開く
- 一般 をタップ
- リセット をタップ
- ネットワーク設定をリセット をタップ
iPhoneとBluetooth接続できる代表的な機器
Bluetoothに対応する製品はますます増えており、様々な機器がiPhoneとBluetooth接続が可能になってきています。無線という特徴から様々なメリットがあり利用する方も増えてきています。
Bluetooth接続のメリット
- ケーブルが絡まない
- 断線の心配が不要
- 機器と距離を置いても問題ない
機器によってそれぞれメリットはありますが、無線という特徴からBluetooth機器共通の特徴として挙げさせていただきました。やはりケーブルによる煩わしさがなくなるというメリットが大きいですよね。パソコンやスマートフォンの周辺機器もスマートになっていく傾向が強いようです。
本項では、このようなメリットがある Bluetooth接続に対応している代表的な機器 をご紹介していきます。今まで有線で使っていた機器もBluetooth接続に乗り換えを検討してみるのも良いかもしれません。
コードレスイヤホン・ヘッドフォン
イヤホンやヘッドフォンはBluetooth接続の代名詞といっても良いほど普及していますよね。既に利用されている方も多いと思います。イヤホン・ヘッドフォンは顔に密着させるものですので、無線接続であるBluetoothのメリットがかなり多い印象です。
Bluetoothイヤホン・ヘッドフォンによるメリット
- タッチノイズがない
- 片耳で聴く場合も問題ない
- 外出先でもスマート
- iPhoneを充電しながらでも聴ける
実際に使っていて感じることを挙げましたが、ケーブルがないというだけでここまでメリットがあるものですね。有線を使用しているときはそこまで感じなかったことでも、無線に切替えるとあらゆる煩わしさに気づいてしまうものです。
有線イヤホン・ヘッドフォンを使用していると、ケーブルの損傷が原因で買い換えることが多いですが、Bluetoothイヤホン・ヘッドフォンであればケーブルの損傷を気にする必要はありません。頻繁に買い換えている方にも、Bluetoothイヤホン・ヘッドフォンはおすすめです。
スピーカー
スピーカーと言うと大層な物を想像してしまいがちですが Bluetoothスピーカーはコンパクトな製品が多く、携帯性がとても良い特徴があります。配線といった煩わしさもないため、簡単に持ち運ぶことができます。
無線だから 音質が悪かったりノイズが入るんじゃない? といった疑問も浮かびます。しかし、ケーブルを使用しませんので、タッチノイズもありませんし、スマホから直接聴く音と比較すると格段に音質が向上するといった特徴があります。
コンパクトで持ち運びやすいといった特徴から 料理中 や 車の中 といった様々な場面で活躍してくれます。もちろん スマホから聴くより単純に音質を上げたい という方にもおすすめです。
キーボード
Bluetoothキーボードを使用する最大のメリットは iPhoneでもキーボード入力が出来る点 ですね。iPhoneのフリック入力が苦手な方はキーボードを使えないことにもどかしさを感じることもあると思います。
パソコン慣れしている方にとってはキーボードを使用したほうが文字入力時間の短縮が見込めますので、フリック入力が大変と感じる方はBluetoothキーボード購入を検討してみてはいかがでしょうか。
マウス
Bluetoothマウスはパソコンでも重宝されているため、かなりの数の製品が販売されています。前述のキーボードをiPhoneで使用しているとやはりマウスも欲しくなってしまうもの。こちらも合わせて使いたくなりますよね。
キーボード入力と画面をタップする操作を交互にやっていると逆に疲れてしまうことにもなります。キーボード+マウス体制であればパソコンとほぼ変わらない環境を構築することができます。iPhoneを操作していると前屈みになってしまったり体が疲れてしまいます。長時間操作をすることが多い方はキーボード+マウスを導入してみるのも良いかもしれません。
ここまでBluetoothマウスのメリットや使い心地をご紹介しましたが iPhoneのマウス操作はAppleが認めていないため、正規の手段では使うことができません。違法行為ではないものの、Appleの利用規約で禁止されている行為が必要になります。マウス購入前にはよくよく確認することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?iPhoneをBluetooth機器と接続する場合の、バージョンやプロファイル確認などの注意点や、iPhoneとBluetooth機器が繋がらない場合のトラブルシューティングについてご紹介致しました。
Bluetoothは消費電力も少なく、iPhoneといろいろな機器を接続することができ、とても便利なシステムですが、多少、接続速度が遅い、iPhoneとデバイス間に障害物があると繋がらないなどのトラブルが起きる場合もあります。
Bluetoothを使う場合には、あらかじめ基本的なことを知っておけば、なにかトラブルが起きた場合にも慌てずに済みますので、是非一度基本的なことを学んでおくことがおすすめです。