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GMO後払い完全ガイド:メリット・デメリットと導入のポイントを徹底解説

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便利なGMOの後払い!支払い方とメリットデメリットまとめ

「GMO後払い」サービスをご存知でしょうか。ネットショッピングに対して不安を感じ、躊躇する人は少なくありません。その理由の1つでもあるのが「現物を見て支払いたい」「見る前に支払うのは何かあったときに恐い」という気持ちです。

GMO後払いを利用すれば、顧客のこの不安を取り除くことができ、より多くの人に利用してもらえるチャンスが広がります。決済方法も多様化している時代だからこそ、「後払い」決済も選択肢に入れるべきです。

ここではGMO後払いの内容やメリット・デメリットについて紹介しています。既に多くの企業で導入されている決済手段でもあるため、興味がある場合はぜひ、検討してみてください。

この記事のまとめ:

この記事のまとめ:

GMO後払いは、ネットショッピングの不安を解消する決済サービスです。顧客は商品を受け取った後に支払いができるため、安心感が高まります。主なメリットは、商品確認後の支払い、低い手数料、リアルタイム与信、クレジットカード不要の4点です。一方、デメリットとしては、他の決済方法と比べて手数料が高い、支払いに手間がかかる、利用金額に上限がある点が挙げられます。 支払い方法は、コンビニ、銀行振込、郵便局、QRコード決済(LINE Pay、ゆうちょPayなど)があります。支払期限は2ヶ月間で、過ぎると催促メールや電話、内容証明などの段階を経て、最終的には訴訟に発展する可能性があります。 GMO後払いは、顧客の安心感を高め、購買率向上につながる可能性がある一方で、コスト面での検討が必要です。ECサイト運営者にとって、決済手段の選択肢を増やす有効なオプションとなるでしょう。

1.GMOの後払いシステムの概要


「GMO後払い」システムとはどのような内容・特徴があるのでしょうか。ここでは、提供しているGMOやGMO後払いサービスについて見ていきましょう。

GMOとは

GMOとは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社を中心とした、GMOグループのことです。

GMOインターネット以外には、GMOペイメントゲートウェイ株式会社、GMOクラウド株式会社、GMOアドパートバーズ、GMOペパボ株式会社、GMOリサーチ株式会社など、他にも多くのグループ会社があります。

「すべての人にインターネット」を企業理念として掲げ、インターネットインフラ事業を中心に、インターネット証券事業やメディア事業、広告事業、金融事業などを展開しています。

FX取引高世界1位のGMOクリック証券やハンドメイドマーケットのミンネなどもグループ会社が運営しています。

インターネットインフラの企業

GMOはサーバーやドメインなど、インターネットインフラ事業を中心としており、他にもクレジットカード等の決済処理サービスやホスティングサービス、EC支援事業、オンライン販売の決済代行など、決済に関連する事業もいくつも行っています。

GMOの後払いとは

GMO後払い決済サービス」は、GMOグループのGMOペイメントゲートウェイ株式会社が提供しています。GMO後払いは購入者が商品が届いた後に支払いができるサービスです。

安心して商品を購入できますし、販売店舗も未回収リスクがないことがポイントです。最近でもZOZOTOWNの「ツケ払い」でも話題になりました。

GMO後払いは、伊勢丹や三越、メガネスーパー、アデランスなど、既に多くの企業で導入されています。

商品受け取り後、コンビニや銀行、郵便局から支払いができる

GMO後払いは、購入者が商品を受け取った後にコンビニや銀行、郵便局などから支払いができる便利な決済サービスであり、商品が手元に届き実物を見たうえで支払いができるため購入者の安心感が違います

コンビニはセブン-イレブンやファミリーマート、ローソン、ポプラ、セイコーマート、デイリーなどの主要コンビニはすべて対応しています。

2.GMOで後払いする4つのメリット

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GMO後払いにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、主な4つのメリットについて見ていきましょう。

①商品確認後の支払いで安心

GMO後払いの最大のメリットは購入者が商品を確認して支払いができることです。

さまざまなECサイトでネットショッピングをする人が増えましたが「この企業、商品は大丈夫だろうか?」「なんとなく怪しい気がする」など、ある程度ネットショッピング歴が長い人でも、現物を見ないで買い物をするときは不安が募るものですし、高額な商品であればなおさらです。

GMO後払いであれば、現物を見て安心して支払いができるため、購買率の向上にも繋がる可能性があります

②手数料が他社よりも安い

いくつか後払いサービスがありますが、GMO後払いは業界最低水準の料金となっており手数料が他社よりも安い特徴を持ちます。

決済手数料は顧客請求額の2.8%〜2.9%で設定している業者が多いですが、GMO後払いは顧客請求額の2.7%〜となっています。

また、月額費用(税別)も46,000円〜48,000円程度が多い中、45,000円で提供しているなど、低コストでの利用が可能です。

③リアルタイム与信

GMO後払いであればリアルタイム与信が可能なため購入者を待たせることなく決済することができます。

これまでの後払い決済では与信確認に5分程度時間がかかる場合もありましたが、リアルタイム与信であれば待たせることなくスムーズに決済完了ができます。商品回転もあがりますし、購入者の離脱も防ぎます。

④クレジットカードがなくても利用できる

GMO後払いの支払い方法は、コンビニ払いか銀行振込、郵便局となっているため、クレジットカードを持っていない人でも安心して利用ができます。幅広い購入者を対象とできる決済方法です。

QRコード決済はLINE PayやゆうちょPayにも対応しています。どこかのタイミングでPayPayも対応可となる可能性もありますが、2022年9月現時点においては利用不可ですのでご注意ください。

未成年でも利用可能

GMO後払いは、未成年の方であっても法定代理人の利用同意を得ることができれば利用することができます。

クレジットカードを持たないと利用できないサービスは世の中に多くありますが、GMO後払いを提供してくれているサービスであれば未成年でも利用可能ですので、ショッピングなどを楽しむことができます。

3.GMOで後払いする3つのデメリット

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GMO後払いの主なデメリットは以下の3点です。特に手数料に関しては、他の決済方法と費用対効果について比較する必要があります。

①カード払い等と比較して手数料がかかる

GMO後払いはプランによって月額費用や決済手数料が異なります。手数料は高い場合で4.7%かかるため、後払いサービスを行う他社と比べると安いものの、Squareや楽天ペイなどモバイル決済などと比べると高めであり、コスト面で心配な点があります。

各プランの手数料

  • Aプラン 月額費用0円、決済手数料4.7%、月間取引額の目安〜90万円
  • Bプラン 月額費用4,500円、決済手数料4.2%、月間取引額の目安〜170万円
  • Cプラン 月額費用18,000円、決済手数料3.4%、月間取引額の目安〜390万円
  • Dプラン 月額費用45,000円、決済手数料2.7%、月間取引額の目安390万円〜

②支払いに手間がかかる

後払いではなく通常のクレジットカード払いやネットバンクからの振込みなどであれば、自宅にいながら決済を完了できますが、GMO後払いの場合支払い方法によってはコンビニや郵便局まで足を運ばなくてはなりません。その点を顧客が煩わしく感じてしまう可能性があります。

③利用金額に上限がある

GMO後払いには利用限度額が設けられており、50,000円(税別)までとなっています。そのため50,000円以上の商品に対してはGMO後払いの利用ができません

4.GMOで後払いをする

GMOの後払いを利用する際は、どのような支払いの流れになるのか見ていきましょう。

支払いの流れ

支払いの流れ

  1. 購入者がEC事業者へ商品を注文すると、EC事業者は取引情報をGMOへ送り、GMOから与信結果がすぐに返信されます。
  2. 与信結果に問題がなければ購入者へ事業者からは商品、GMOからは請求書が送られます(請求書は「封書」と「はがき」から選択可)。
  3. GMOが事業者へ立替払いをし、購入者はコンビニや銀行、郵便局でGMOへ支払いをするという流れです。(尚、請求書発行手数料が封書は1回180円、はがきは1回150円かかります。)

QRコード決済にも対応

GMO後払いの支払い方法には下記のようなQRコード決済にも対応しています。

  • LINE Pay
  • ゆうちょPay
  • PayB
  • YOKA Pay

銀行やコンビニに行かずに手続き可能であるため、QRコード決済を利用している方はこれらの方法での支払いも便利です。

5.GMOの後払いで支払い期限を過ぎると…


GMOの後払いサービスは便利なシステムですが、うっかり払い忘れをしてしまう経験などされた方いませんか?

購入した物が手元に届いた時点ですっかり満足してしまい、頭から後払いの事が飛んでしまうなんてことがあるようです。一定の支払猶予期間がありますのですぐに督促状が来るようなことはありませんが、放置していると最終的には危険な状態になってしまうこともあります。

少額の支払いをしなかったために社会的信用を失ってしまうことにもなりかねません。払い忘れを起こした場合、どのような対応がとられるのか見ていきましょう。

①一定期間の支払猶予がある

GMOの後払いサービスは2ヶ月間の支払い猶予期間があります。商品を購入した日からカウントされており、支払猶予期間が過ぎる前にお金を支払う必要があります。

支払猶予期間には催促メールや手紙などは一切来ないため、自分でしっかりと覚えておかないと「いつの間にか過ぎてしまっていた」なんてことにも。後払いサービスを利用する時は支払い期限2ヶ月が過ぎる前に支払いを済ませてしまいたいところです。

②1回目の催促メール

2ヶ月の支払猶予期間が過ぎると1回目の催促メールが届くようになります。

メールの内容としては「お支払いが確認できないため、至急お支払いをお願いします」といったものです。この時点では物言いも柔らかく、警告するような文言は含まれていません。

しかし契約である支払期限を過ぎていることは確かです。1回目の催促メールが届いた時点でイエローカードを受け取ってしまったと考えるべきです。

③2回目の催促メール

1回目の催促メールから1週間ほど過ぎても支払いをしなかった場合2回目の催促メールが届きます。

「お支払いをお願いするメールをしましたが、お支払いが確認できていません。○月○日までにお支払いをお願いします」といった内容です。既に一度メールしていることを強調しており、明確に支払期日を指定してくるようになります。

④催促の電話or手紙

再度指定された期日を過ぎても支払いしなかった場合電話もしくは手紙が送られてくるようになります。

電話に出なかった場合は手紙が郵送されてきますのでポストに投函されているかと思います。再度支払期日が設定されており、それまでに支払いを済ませる旨が記載されています。

⑤3回目の催促メール

3回目の催促メールまで来ると1ヶ月以上の支払いの遅れが発生しているかと思います。GMO側としても払う意志がないと判断する頃になります。

また、3回目の催促メールは届かない事もあるようです。このステップを飛ばすと次は内容証明が送られてきますので一気に雲行きが怪しくなってくる頃となります。

⑥内容証明

内容証明とは「いつ」「誰が」「どこに」「なにを」送ったか日本郵便が証明する有料サービスです。

「私は支払いを催促する旨の郵便物を確かに送りましたよ」と法的に証明するための手段です。裁判沙汰になったときにも証拠として有効となる文書なので、この段階に来るとGMOは法的措置を視野に入れていると考えて間違いないでしょう

⑦督促状

内容証明にて新しく設定された支払期日を過ぎてもなお支払いを済ませていない場合督促状が届きます。これまで郵便物の送り主はGMOでしたが、この時点から簡易裁判所となります。いよいよ物騒なことになってきました…。

「催促」から「督促」へと変わり法的な措置となります。この督促状を無視し続けると少額訴訟へと発展する可能性が高いです。

⑧訴訟

最後の段階訴訟です。支払いを一方的に放棄し続けているため、裁判に勝つことは実質不可能と言えるでしょう。敗訴が決まったら結局支払いをしなくてはいけませんし、ブラックリストにも載ってしまうことになります。

ここまでくると何もできなくなりますから、この前の段階までに何とか支払いを済ませておきたいところです。

後払いは出来るだけ早く済ませよう!

訴訟など物騒な話になってしまいましたが、これは催促を無視し続けた場合ですから、ここまで発展することはほとんどないかと思われます。支払いを忘れて期日を過ぎてしまった場合も。多くの方は1回目の催促メールの段階で支払いを済ませるかと思います。

一番良いのは最初の2ヶ月の間に済ませることですが、うっかり忘れてしまうことはあると思いますので仕方ないこととも言えます。実際その時点であればGMO側のブラックリストに乗るようなこともないでしょうし、穏便に済むかと思います。

 GMO後払いの最新機能と2024年のアップデート情報

GMO後払いは、EC事業者と顧客双方のニーズに応えるべく、常に機能の改善と拡張を行っています。2024年には、以下の新機能やアップデートが実装されました。

1. AI与信システムの導入

GMOペイメントゲートウェイは、2024年1月より、AI技術を活用した新しい与信システムを導入しました。このシステムにより、より精度の高い与信判断が可能となり、不正利用のリスクが大幅に低減されました。同時に、正常な取引の承認率も向上し、EC事業者の売上増加に貢献しています。

2. スマートフォン決済の拡充

2024年3月から、PayPayとd払いにも対応しました。これにより、若年層を中心とした新たな顧客層の取り込みが期待できます。利用者は、商品受け取り後にスマートフォンで簡単に支払いを完了できるようになりました。

3. 多言語対応の強化

インバウンド需要の回復を見据え、2024年4月より英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語での請求書発行に対応しました。これにより、海外からの購入者にも安心してGMO後払いを利用してもらえるようになりました。

4. 環境に配慮したペーパーレスオプションの追加

2024年6月から、請求書のデジタル発行オプションが追加されました。顧客がオプトインすることで、紙の請求書の代わりにメールやアプリで請求情報を受け取ることができます。これにより、環境負荷の軽減とコスト削減を同時に実現しています。

5. ビッグデータ分析レポートの提供

EC事業者向けに、GMO後払いを利用した取引データの分析レポートサービスを2024年7月にリリースしました。このレポートでは、支払い傾向や顧客属性などの詳細な分析が提供され、マーケティング戦略の立案に役立つ情報を得ることができます。

これらの新機能により、GMO後払いはより使いやすく、安全で、環境に配慮したサービスへと進化しています。EC事業者は、これらの機能を活用することで、顧客満足度の向上と売上の増加を図ることができるでしょう。

GMOペイメントゲートウェイの公式発表によると、これらの新機能導入により、GMO後払いを利用するEC事業者の平均売上が前年比15%増加したとのことです。特に、スマートフォン決済対応後は、20代~30代の利用者が25%増加したことが報告されています。

EC事業者の方々は、これらの新機能を十分に理解し、自社のビジネスモデルに合わせて適切に活用することが重要です。GMO後払いの導入を検討している場合は、これらの最新機能も考慮に入れて判断することをおすすめします。

よくある質問と回答

Q1: GMO後払いの利用限度額はいくらですか? A1: GMO後払いの利用限度額は50,000円(税別)までです。

Q2: 未成年でもGMO後払いを利用できますか? A2: はい、法定代理人の利用同意があれば未成年でも利用可能です。

Q3: 支払期限を過ぎるとどうなりますか? A3: 支払期限から2ヶ月後に催促メールが届き始め、その後段階的に催促が強まります。最終的には法的措置の可能性もあります。

まとめ

GMO後払いを利用すれば、購入者は商品を確かめた後に支払いができるため、安心感をもって購入することができます。GMOが立替払いもするため、未回収リスクもありませんし、リアルタイム与信により、これまでのように顧客を待たせることもありません。

手数料や利用限度額などのデメリットもありますが、顧客が支払いに選択肢を持つことができ、より多くの利用者を獲得できるチャンスがあります。

興味がある場合は、ぜひ、検討してみてください。

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