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シリアル値

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Office・Microsoft

読みしりあるち
英語Serial Value

ひとことでいうと

Excelが日付や時刻を内部的に管理している連続した数値。1900年1月1日を「1」とし、1日を「1」として数える。時間計算で24時間を超えると表示が崩れる原因の正体でもある。

詳しい解説

シリアル値は、Microsoft Excelが日付と時刻を計算できるように、内部で数値として持っている値のことです。日付は1900年1月1日を「1」として、そこからの経過日数で表されます。たとえば2026年1月1日はシリアル値「46023」のように、1日進むごとに1ずつ増える整数で管理されています。

時刻はこのシリアル値の「小数部分」で表現されます。1日(24時間)を「1」とするため、正午(12時間)は0.5、6時間は0.25、1時間は1/24(約0.04167)になります。「18:00」というセルは、実際には「0.75」という数値として保持されているわけです。

この仕組みを理解すると、Excelの時間計算でよくあるトラブルの原因が見えてきます。たとえば勤務時間を合計して24時間を超えると、表示が「0:00」付近に戻ってしまうのは、シリアル値の整数部分(=日数)が繰り上がり、時刻表示が小数部分だけを表示しようとするためです。これを正しく表示するには、表示形式を「[h]:mm」のように角カッコ付きにして「24時間で繰り上げない」よう指定します。

また、時給計算で「時間×時給」がうまくいかないのも同じ理由です。3時間は内部では0.125なので、そのまま時給1,000円を掛けると125円になってしまいます。正しくは「時間×24×時給」として、シリアル値を実時間数に戻してから掛けます。日付や時刻を引き算すると経過日数・時間が求まるのも、すべて裏でシリアル値どうしの計算が行われているからです。

具体的な場面

出勤9:00・退勤18:30の勤務時間を出すために「=退勤−出勤」と入力したら「9:30」と正しく出たのに、1か月分を合計したら「13:00」のような変な値になった――という場面を想像してください。これは合計がシリアル値で1(24時間)を超え、整数部分が切り捨て表示されたためです。合計セルの表示形式を「[h]:mm」に変えれば「189:30」のように24時間を超えた累計時間が正しく表示されます。シリアル値の仕組みを知っていれば、原因も対処もすぐ分かります。

別の呼び方

シリアル番号
日付シリアル値
Serial Value

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